新幹線の座席、窓側と通路側どっちがいい? | 技術士を目指す人の会

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勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

ここ数年、広島〜東京間の新幹線に乗る機会が多くあります。
そこで、今日は、新幹線の座席の選び方についてお話ししたいと思います。

「2人掛けの窓側」と「2人掛けの通路側」どっちがいいか?

についてです。いろいろな意見があると思います。
では、「2人掛けの窓側」の長所と短所を書いてみましょう。
次のとおりです。

【長所】
❶上着を掛けるフックがある
❷携帯を充電するコンセントがある
❸寄りかかる壁がある
❹車窓から景色を見ることができる
【短所】
❺隣に人が座っている
❻トイレ等に行くときに大変

❶〜❹は設備環境について、❺、❻は自由度についてですね。
つまり、「2人掛けの窓側」と「2人掛けの通路側」を比べると、「窓側」は設備環境が良く、「通路側」は自由度が良いということになります。

では、もう少し掘り下げで考えてみましょう。

❶の洋服用のフックは便利です。ただし、上着を掛けるとかなりスペースが狭くなります。それから、前の席の人がシートを一杯に倒すと、洋服が前の人の頭に当たる場合もあります。洋服を掛けているとテーブルは使えません。
これが嫌なら上の棚に置くことも可能です。服は棚に置けばいい、そうなのであれば、フックが有ることはメリットにならないのかもしれません。
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❷のコンセントも便利です。バッテリーがすぐになくなるスマホは、充電が1日持ちません。そうなるとコンセントは不可欠です。
ただし、新しいスマホ、新しいバッテリーなら2日くらい充電する必要はありません。この場合、コンセンが有ることはメリットになりません。
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❸の壁は新幹線の中で寝るときに便利です。壁に寄りかかることができるのは楽チンです。ただし、僕の場合、往路で寝ることはありません。ちょっと寝るだけなら寄りかからなくても大丈夫です。あとは空気を入れて膨らますタイプのU字型の携帯用枕があれば、壁はいらないです。

❹は旅行感を味わえます。特に、富士山は感動するくらい綺麗です。ただし、何度も往復していると景色にも飽きます。それから、富士山は快晴の時にしか見えません。下の様な富士山、なかなか見ることができないんですよ。
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❺隣りの人については、これは窓側、通路側、同じですね。隣りに人がいると、やはりストレスになりますね。
まず、真ん中の肘置きの奪い合いになります 笑。それなら、体格のいい人が座った場合なんかは、完全に越境してきます 笑。
それから、隣り人のイヤホンから漏れる音、新聞をめくるときのヒラヒラ、お弁当の匂い等が気になってしまいます。
このため、僕は必ずイヤホンと耳栓を持参しますね。

そして、❻ですが、窓側に座っている場合、席を立ってトイレ等に行くためには、通路側の人の脚を跨いでから脱出しなければならないです。これが大変です。
以前、通路側の人がテーブルを出した状態で居眠りをしていたことがありました。僕はトイレに行きたかったのですが結構我慢しましたね。窓側の席はそういう不自由があります。
ただ、名古屋〜新横浜区間以外であれば、比較的短い間隔で駅があるので、新幹線が止まる度に、隣りの人が目を覚ます。なので何とかなりますね。
ただ、窓側の席の場合は、できるだけ水分をとらないようにしますね。

それでは、「2人掛けの窓側」と「2人掛けの通路側」どっちがいいのでしょうか?

実は、第3案があるです。

それは何か?

「16号車の3人掛けの窓側」です。

何度か新幹線に乗って分かったことですが、3人掛けの真ん中の席、連休を除くと誰も座ってないことが多いです。
しかも、一番先端の車両の場合、ホームからの距離が長いので、乗車率が低いので、3人掛けの真ん中の席には、ほぼ100%座ってないですよ。

つまり、3人掛けの窓側か通路側に座れば、隣りに人が座らないんです。
これで❺の課題は解消されます。隣りに誰もいない、このメリットは大きいです。ストレスがないです。肘置きも使いたい放題です 笑

この状態で、窓側と通路側が比較すると、設備環境のコスパを考えれば、やはり窓側が有利だと思いますね。
それから、二人掛けの人が知り合い同士の場合、なかなかのボリュームでお話しをされる方が多くて、3人掛け通路側に座っていると、会話が耳に入ってきます。これが窓側なら声の伝わり方が半減します。
というわけで、往路は、「16号車の3人掛けの窓側」かいいです。

ただ、復路の場合は、ビールを飲みたくなります。この場合、トイレの心配をしなければないです。窓側はちょっと気を使うことになります。この場合、通路側でもいいかもしれませんね。

ただし、ベストプランではありません。

そこで、第4案です。
それは何か?

「往路はグリーン車」にするです。

グリーン車の長所と短所は以下の通りです。

長所
❶シートが広くて柔らかい
❷足置きや読書用のライトがついている
❸窓側も通路側もコンセントが付いている
❹お手拭きを配ってくれる
❺隣りに人が座らない
短所
❻料金が高い

最大の長所はとにかくシートが柔らかいです。広島〜東京間は約4時間です。長い。普通のシートだとお尻が痛くなります。でも、グリーン車だと痛くならないんですよ。シートの違いは大きいですね。
それから、グリーン車は隣りには誰も座らないです。連休の場合は難しいかもしれませんが、基本、座りません。
やはり、誰もいないってのは気分が楽です。4時間ですからね、これはいいですよね。
一方、料金です。新幹線と宿泊がパックになっている場合、割引があるんですが、それでもグリーン車にするためには片道4500円〜5000円の追加が必要です。
やはり高いですよね。

僕は、毎回ではありませんが、グリーン車を使います。グリーン車に乗るために、できるだけホテル代を節約して、その分をグリーン車の追加料金に回します。あと、高価な駅弁を買わずに、ビール1本とシュウマイとかにます。

グリーン車でゆっくり本を読むのは贅沢です。日常に黙殺されていると、贅沢な時間を味わう機会がないものです。時々、グリーン車ってのは、なかなかいいものだと思いますね。