ベアリングの日々~ベルリン滞在日記~ -73ページ目

シール

$ベアリングの日々~ベルリン滞在日記~


このシールはインターショップ2000で
かわいさと安さにつられて買いました。

クリスマスバージョンとお花や動物たち
大きさは台紙が約12㌢×16㌢です。

それぞれの柄3枚セットで1ユーロです。
このお店は旧東ドイツ製品を扱う
アンティーク雑貨のお店です。
旧東時代のデザインが残る食品なんかも置いてます。

シール自体は古いものなので
粘着はほとんどありませんが
柄がかわいいのでそんなことは構いません。
使うのがもったいなくてほったらかしに
ならないよう惜しげ無くなにかに使おうと思います。

中庭モニュメント

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ベルリンテーゲル空港から
タクシーでホテルまで行く時に
その窓からベルリンの街をみて
まず思ったのは
建物のすごさでした。

ヨーロッパ建築の中でもドイツは特に
バウハウスがある事もありますが
古いビルやアパートが残る町並みは
佇まいが重くどーんと深く腰をすえている
感じがしました。

そうかと思えばテレビ塔や近代建築の
ガラス張りのビルなんかがいきなり現れたりするのは
ベルリンならではなんでしょうか
新しいものと古いものが不思議なバランスで
存在している街です。

そんな中でも私は建物の内側にある
中庭がとても気に入りました。

中庭はたいがいのアパートに
必ずと言っていい程あります。
昔ながらの建物に入っている
お店や会社の事務所にも
中庭があったりします。

だいたいはコの字型になっていますが
大きな建物の集合体なら漢字の
「田」の字型の建物に口の所が全て中庭
であるパターンもあります。

写真は田の字型で
企業の事務所なんかが集まった
集合ビルの中庭の様子です。

ここの中庭はだだっ広いコンクリの広場に
ぽつんとモニュメントがひとつだけ立っているのですが
これがものすごい存在感なんです。

よく見てもらうと人があの大きさなので
建物の大きさとあのモニュメントの
大きさが異様にデカイのがお分かり頂けるはずです。
写真に撮る時に壁ギリギリまで下がって撮りました。


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この立方体は岩を切り取ったようなもので
天井から常に水が流れていて
それがこの岩に苔や藻を作り
今の季節は水が凍ってつららが出来ています。

無機質な建物の中に無機質な形のモノから
植物が生える感じがなんとも不思議な光景で
日曜日な事もあって誰一人入って来ないこの場所を
よけい静かにさせるような静寂のモニュメントです。


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このモ二ュメント
先ほど言った田の字型である中庭の
内部全てに1つずつ、計4つ置かれているのです。
中庭と中庭を繋ぐ通路からそれぞれをみると
写真のように見えます。

この建物自体がシンメトリーなので
このモニュメントがとても
活かされています。

普通の中庭だと植物を植えたり
花を育てたり蔦を生やしたりと
自然色豊かなものですが
ここの中庭はこのモニュメントの為だけの空間で
作られたような場所でした。

チョコレート

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ドイツはチョコ天国です。
私は大のチョコ好きであり
ここドイツでは近隣国に
ベルギー・スイス・オーストリアと
チョコで有名な土地があるし
ありがたいことに
チョコの種類は本当に豊富です。

そのおかげで
日本ではなかなか出来ない
濃度の濃いタイプのチョコで
1日1チョコ生活をただいま
実行している次第であります。

パッケージの凝ったかわいらしいものから
本格的なカカオ含有量別のものまで様々。

よくみかけるもので比較的食べやすい
voll Milch フォルミルヒ
とかかれたものは全乳使用でとっても
ミルキーな甘いチョコです。

日本にも売っている紫のパッケージで
お馴染みの『milka』なんかも
そのタイプのチョコです。
まさに牛の絵が描かれてますしね。

チョコ好きならご存知の
『Lindt』のチョコも
専用コーナーで売ってるほど
けっこう庶民的なチョコみたいです。
(中にはお高いものもありますが)

このようなチョコは
スーパーや百貨店なんかによく売ってますが
色んな国や種類のチョコをあつめた
チョコ専門店もベルリンにはあります。

写真のはハッケシャーホーフの裏手の道にある
『schoko galerie』とゆうお店。
チョコのギャラリーと書いてある通り
店内はシックな茶色の棚に様々な国の
チョコが並んでいます。

中身の味の絵が可愛く描かれた
オーストリアのBIOのチョコや
スマートなデザインでシンプルな箱の
フランスのチョコ
イタリアはカファレルのチョコもありました。


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ここではオーストリアのベリーチョコと
イギリスのオーガニックチョコを買いました。
このイギリスのチョコは変り種とゆうか
味が一風変わったものが多いです。
ミントやローズ・ライムにショウガ・ラベンダーなど
その全てが72%カカオなのでただ風味を味わうだけでなく
濃いカカオの引き締まった味がする大人なチョコです。


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フリードリッヒスハイン
にある『オリヴィエ』とゆうチョコ専門店も
チョコ好きとしては外せないお店と思い行ってきました。

ここは店内がとても可愛らしく
パッケージが凝ったチョコや
カラフルな銀紙に包まれたチョコなどが
こじんまりした店内に溢れんばかりです。
乙女チックな女子ならだれしも
ピンクのため息が出るようなそんなお店です。

クリスマス気分まっただ中の今は
オーナメントで店内がカラフルに飾られていて
ここでも様々な種類のチョコが
壁の棚にびっしりと置かれています。

チャイのようなスパイスの入ったチョコや
ボンボンチョコ・リアルなサンタチョコ
手作りチョコケーキもあります。
ここではホットチョコレートやコーヒーもあって
せっかくなのでオレンジ味とショウガ味の
ホットチョコレートを買ってみました。

思ったほど濃くなくて薄く水で作った
ココアを飲んでる感じ。
きっと良いカカオ粉を使っているのでしょうが
作る時に薄く入れてるみたいでがっかり。

ミルクで作る甘いココアに舌が慣れているので
ここではこんなものなのかもしれませんが
日本のスタバのほうが断然濃いです。
薄口が好きならいいかもしれません。

そして残念ながら店内は撮影NGだったので
買ったケーキをご紹介します。
上のはフォルミルヒのチョコケーキ(ミルカチョコみたいですごく甘い)
下はチーズ入りのチョコケーキ(生地がポロポロでもしっとり)

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そしてこの時期スーパーの
お馴染みチョコといえば
この『サンタチョコ』
いろんなメーカーから出ていて
これはmilkaサンタ
その中でも種類があり
わたしが選んだのは
『KUHFLECKEN』~牛模様~
種類別に持ってるプレゼントの柄も
変える懲りっぷりです。

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なんてシュールなサンタでしょう。
牛模様のサンタを作ろうとは。
日本人には到底考えられません。
てか作りませんが。


ホーフ2

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ハッケシャーの次は
ヘックマン・ホーフへ向かいました。

このホーフへのお目当ては
『ボンボンマヘライ』とゆう
ガイドブックにも載っている有名な
キャンディのお店

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何十種もの味のキャンディを
伝統製法で作っています。
工房とお店が一緒になった店内は
部屋中に甘~い香りがします。

キャンディはセルフサービスで
袋に詰められますし、カラフルに各種入った
200g・500gセットもありました。
みんな夢中で選んでます。


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飴棚の反対側は
工房になっていて作る姿を
見物できるようになってます。

ゴールドのキラキラした飴型が
たくさん置いてあり
葉っぱのような柄やベリー柄など
シンプルな柄が素敵です。

この日は運良く作る行程を
見る事が出来たのでたくさん写真を
撮ってしまいました。

せっかくなので行程を
写真と共にご紹介します。
今回少々長いですが
おつきあい願えたらと思います。


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まず飴を鍋でぐつぐつ煮ます。
温度を見てますね。温度は90度とか
言ったように聞こえました。(あいまい)


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その熱々の飴を鉄板のテーブルに
流します。

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ここでサワーの粉とレモンリキュールを入れます。


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お好み焼きのコテのようなもので
飴をすくって混ぜます。


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ここからは革を使って素早く
滑らかに混ぜていきます。
革を使うところが日本の飴細工と
大きく違うところですね。
飴の保温性と手のヤケド防止の為でしょうか


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よく混ざったところで
少し切り取ってオーディエンスに
出来立てのまだ暖かいキャンディを
切ってお裾分けしてくれました!

ガイドブックには運が良ければと書いていたので
あまり期待していなかったのですが
うれしい出来事でした。

このキャンディなんともいえない美味しさでした!
まだほんのり暖かく歯で噛めるくらいなのですが
噛んだところからゆっくり固まるのが
口の中で不思議な食感となり
そしてレモンのさわやかな香りが
じわ~っと残ります。

この味はぜひその場で味わって頂きたい!!
このほんのり感と甘みは雪のなか鼻を赤くして
行く価値はあります!


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さてレシピの続きです
混ぜた飴を板状にのばし
それを機械の型付きローラーに入れます。


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まだやわらかいので
型がついてパスタのように
伸びて出てきます。


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同じように繰り返して並べ
そのうちに徐々に固まります。


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ここでおじさんは『板のままの飴を
ひとつひとつ割って分けていくような
そんな細かい事はしません!』
と勢い良くその板の飴を1段低い
ボードに流し込みました。
すると見事に型の板のままだった飴が
落ちた拍子に枠からキレイにはずれ
柄のついた飴が一気にできました。
その勢いとスっとする光景に一同
『おおおぉぅ~~!!』
と歓声があがりました。


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枠のとれた飴はこれから大きな鍋のような
丸い機械に入れて時間をかけて角を取り
柄がはっきりしたら完成です。
さすがに枠から取れた所までの
行程で見学は終了です。


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袋のは自分で選んだキャンディです。
味はショウガにナッツ・フルーツに
チョコ味です。
だいたいこれで3ユーロほどです。
こんなパフォーマンスも見れて味見もできて
かわいい色のキャンディに大満足でした。

この工房のおじさんの人柄がとても良く
人を引きつけるなにかをもっているような
みんな夢中でその手つきを眺めていました。
職人技はどの国でも圧倒されます。

ホーフ1

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ベルリンの観光地といわれる
『ホーフ』
に寒い雨の中いってきました。

ホーフとは建物の1階に
カフェやお店が立ち並んだ
中庭の事をいいます。
建物も味のある古いビルやアパートで
ちょっとしたテーマパークのようです。

写真はハッケシャー・ホーフ
の中庭の一角です。
壁から屋根まで蔦が生い茂り
色んな種類が混じってて冬場でもキレイです。

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ここではスーベニアショップで
ドイツの熊のマークが入った
ワッペンを買いました。
どこに使おうか迷い中ですが
強い感じなのであえてガーリーな
アイテムに使おうかと考え中です。

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ハッケシャーの外に出ると
屋台のマーケットが並んでいて
空は雨からみぞれに変わっていました。
寒いはずです!!

しかし人の数は減りません
さすが雨や雪の多い土地
ドイツの人たちは
へこたれませんね
雪が降っても子供たちは元気いっぱいです。

次は別のホーフのキャンディ屋さんについて
長編でお知らせしたいとおもいます。