ホーフ2
ハッケシャーの次は
ヘックマン・ホーフへ向かいました。
このホーフへのお目当ては
『ボンボンマヘライ』とゆう
ガイドブックにも載っている有名な
キャンディのお店
何十種もの味のキャンディを
伝統製法で作っています。
工房とお店が一緒になった店内は
部屋中に甘~い香りがします。
キャンディはセルフサービスで
袋に詰められますし、カラフルに各種入った
200g・500gセットもありました。
みんな夢中で選んでます。
飴棚の反対側は
工房になっていて作る姿を
見物できるようになってます。
ゴールドのキラキラした飴型が
たくさん置いてあり
葉っぱのような柄やベリー柄など
シンプルな柄が素敵です。
この日は運良く作る行程を
見る事が出来たのでたくさん写真を
撮ってしまいました。
せっかくなので行程を
写真と共にご紹介します。
今回少々長いですが
おつきあい願えたらと思います。
まず飴を鍋でぐつぐつ煮ます。
温度を見てますね。温度は90度とか
言ったように聞こえました。(あいまい)
その熱々の飴を鉄板のテーブルに
流します。
ここでサワーの粉とレモンリキュールを入れます。
お好み焼きのコテのようなもので
飴をすくって混ぜます。
ここからは革を使って素早く
滑らかに混ぜていきます。
革を使うところが日本の飴細工と
大きく違うところですね。
飴の保温性と手のヤケド防止の為でしょうか
よく混ざったところで
少し切り取ってオーディエンスに
出来立てのまだ暖かいキャンディを
切ってお裾分けしてくれました!
ガイドブックには運が良ければと書いていたので
あまり期待していなかったのですが
うれしい出来事でした。
このキャンディなんともいえない美味しさでした!
まだほんのり暖かく歯で噛めるくらいなのですが
噛んだところからゆっくり固まるのが
口の中で不思議な食感となり
そしてレモンのさわやかな香りが
じわ~っと残ります。
この味はぜひその場で味わって頂きたい!!
このほんのり感と甘みは雪のなか鼻を赤くして
行く価値はあります!
さてレシピの続きです
混ぜた飴を板状にのばし
それを機械の型付きローラーに入れます。
まだやわらかいので
型がついてパスタのように
伸びて出てきます。
同じように繰り返して並べ
そのうちに徐々に固まります。
ここでおじさんは『板のままの飴を
ひとつひとつ割って分けていくような
そんな細かい事はしません!』
と勢い良くその板の飴を1段低い
ボードに流し込みました。
すると見事に型の板のままだった飴が
落ちた拍子に枠からキレイにはずれ
柄のついた飴が一気にできました。
その勢いとスっとする光景に一同
『おおおぉぅ~~!!』
と歓声があがりました。
枠のとれた飴はこれから大きな鍋のような
丸い機械に入れて時間をかけて角を取り
柄がはっきりしたら完成です。
さすがに枠から取れた所までの
行程で見学は終了です。
袋のは自分で選んだキャンディです。
味はショウガにナッツ・フルーツに
チョコ味です。
だいたいこれで3ユーロほどです。
こんなパフォーマンスも見れて味見もできて
かわいい色のキャンディに大満足でした。
この工房のおじさんの人柄がとても良く
人を引きつけるなにかをもっているような
みんな夢中でその手つきを眺めていました。
職人技はどの国でも圧倒されます。