ベアリングの日々~ベルリン滞在日記~ -72ページ目

アパートの中庭から

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うちのアパートの
中庭の様子です。
雪が結晶のまま
まさに「雪印」で落ちてくる
今日この頃です。

ベルリンに着いた10月頃は
まだこの木にも色付いた葉が
ハラハラと落ちる陽気だったのが
今やこの寒々しい有様
しかしこの木
マイナス10度の冬を
何度も越えていると思うと
心なしか勇ましいです。


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ドイツで南にあるミュンヘンでも
北海道より北の方にあります。
ベルリンはイメージ的に都会で
雪深いイメージはありませんでした。
しかしながら山が無いだけで
海を越えたらデンマークにスウェーデン
北欧寄りに位置していますから
雪質がとっても固くサラサラです。
葉に乗る雪も溶ける事無く積もりに積もり
もう春が来るまで溶けそうにありません。


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この鳥小屋も中庭にあるモノ
雪が積もるとかわいく見えたので
撮ってみました。

もうお気づきの方も
おられるかもしれませんが
そうです、これらの写真は全て
自室の2階から撮ったものです。
外ではいよいよ寒すぎて
じっと撮影していられなくて
暖かい部屋から窓も開けずに
ガラス越しでカメラを向けた次第です。

自室といえば
ドイツではアパートの階の
数え方が日本と違います。
地上階(日本での1階)を
『Erdgeschoss』エアトゲショスといいます
直訳すると「地面階」短縮してEG
そして2階以上の階の事を
『Obergeschoss』オバーゲショスといいます
直訳すると「上階」短縮してOG

ここでややこしいのが
日本での2階をドイツでは
地上からみて上階である
1つ目の階と数えて
1階となり1OGと表記するのです。
なのでうちは1OGです。
3階なら2OGです。

これはあくまでも
住宅の正式表示のようなもので
住所として手紙なんかには記入しなくても
地名に番地と名前だけでも届くみたいなんですが
不動産の契約書のような正式な住所には
地名の後に『~1OG rechts』
訳すと「~2階の右側(の部屋)」とまで書いてあります。

ベルリンに来て初めて
大手百貨店に出向いた時も
エスカレーターで適当に何階か上り
面倒なのでエレベーターで一気に
下りようとして1のボタンを
押して出たらまだ2階で
ボタンを押し間違えたのかと
思ったもんです。

なんだか理屈っぽい表現ですが
わからなくもないような複雑なような
異文化は見る角度が違って面白いです。

老若男女

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ビール工場の跡地に                    
カルチャーセンターのような
施設が入った場所が近所にあるのですが
ここの中庭の広場でも
クリスマスマーケットをしていました。
写真は入り口の様子
『Kultur Brauerei』「文化・ビール工場」
と書かれています。
中に入るとマーケットが並びます。

ここは幼児でも楽しめる遊具があり
2・3歳の幼児から小学生くらいの
子供たちが多くて小さいながらも
人でいっぱいのマーケットです。

ただ、ここはビール工場の雰囲気が残る
建物の固い感じとこじんまりとした内部が
大人な空気を持っています。

年配のご老人がゆったりと
グリューワインを飲んでいる横で
キッズ達とその親の群れが遊具を囲んでいて
落ち着いた賑わいをみせる
クリスマスマーケットです。


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屋台の感じや飾り付けも心なしか
大人でアンティークな感じ
子供でいっぱいなのになぜか落ち着くのは
このギャップがこの空間に
自然と収まっているからでしょうね

クリスマスマーケットは
大人も子供もいっしょくたに
楽しめる場所なのが良いです

日本の夏祭りやお正月みたいで
個人的には冬の感じとお祭りムードが
十日恵比寿の屋台の空気と似てるなと思います。


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このマーケットのグリューワインで
カップが日本の陶器みたいなのがありました。
ここでも器代込みでカップが
持ち帰り自由でしたが
カップにヒビがあり断念
なんか茶器で飲んでるみたい。

ここのグリューワインは濃くて甘く
しっかりぶどうの味がするタイプでした。
屋台にテーブルとランプがあり
雪が溶けずに残っていて
灯りがキレイに照らしていたので
器と撮りました。

時間は夕方の5時
暗いせいと寒さで
アルコールの弱い私でも
お酒が進みます。
これじゃ仕事終わってすぐに
立ち飲み屋台で一杯引っ掛けて帰る
おじさんと変わらないのですが
この時期は平日でも毎日開催されていて
マーケットには実際に一杯引っ掛けて
ホットドッグを食べて帰るような
そんなおじさんおばさんでいっぱいです。

酒飲みのみなさん!
冬は是非ドイツへ☆
昼間でも夕方でもいつだって
気軽に存分にお酒を楽しめますよ!
だって寒いですもん
美味しいものを食べて
お酒を飲んで体を暖めなければ
仕事の疲れは取れないんです
きっと!そう!
どこの国もみんなそうなんですね。

あったかアイテム

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室内で靴をはき続けるドイツ人には
あまり必須でないかもしれませんが
我々玄関で靴を脱いで生活する者としては
これが必須となります。

普通のスリッパでは事足りずな寒さであるここでは
これだけモコモコしてないと
床板の冷たさが刺すように足を刺激します。

白い方は日本に居る時に
私がスウェーデンの雑貨屋さんで
自分へのご褒美に少し良いものを
とフンパツしたものです。

日本は関西の寒さに北欧のアイテムを
使ってしまうぐらいのさむがりなわたしが
まさかその2年後に北海道よりも寒い
ドイツはベルリンの本場の寒さを
体験するなんて夢にも思っていませんでした。
人生何が起こるかわかりません

当然自分用に持って来たのですが
あまりの寒さに夫も耐えきれず
男女兼用なのでなくなく譲る事になり
赤い方を自分用にベルリンで
新たに買い直したのです。
(こっちは手頃な2000円のモノ)


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雪が2日に1回降るようになり
さすがに暖房をつけるようになりましたが
1日中だと電気代がばかにならないので
ルームシューズはほんと大活躍です。

写真はヒーターやお湯の温度を
調節するための機械なんですが
メーカーのマークがよくみると
ウサギになっていてなんか
可愛くてお気に入りです。

上のルームシューズを乗せている
写真が部屋にあるヒーターです。
直接ダイヤルもついていて
必要ない時は中に熱が入らないように
切る事も出来ます。


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これはバスルームのヒーターです。
バスタオルを乾かしたり
服を暖めたり出来て優れものです。

ベルリンでは電気・ガスの支払いは
前回の入居者が使った使用量の平均料金が
算出されて毎月決められた定額を入金
又は銀行引き落としをします。

その料金を上回ったり下回る量の場合は
退去時に精算され払い戻し
又は追加請求されるわけです。

引き落としが便利なこともありますが
退去時の精算の手続きを減らすため
以前ブログにかきましたが
銀行口座を作ったのです。
料金が足りても足りなくても
生きた口座があれば
退去時に勝手に手続きされるそうです。

使用中はいくら使ったかなどの
請求書が届くわけではないので
退去時に全てわかるとゆう
ドキドキの仕組みですが
知りたければ電力会社やガス会社に
直接聞きに行けば教えてくれます。

まぁ毎月わからない分
極力節約しようとゆう気になるので
利用者にはエネルギーに対する
意識的な考えが自然と備わって
良いかもしれませんね。








ソイソース

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これはうちにある醤油さし
中身が無くなったので
スーパーで買ったローズマリー(鉢)
の葉が一本よれよれしてきたので
刻んで使う時用に乾燥させる為このなかへ

なんか不思議な光景なので写真をとって見ました

ソイソースはヤマサです。

とかなんとか1人でやってると
夫がグッドタイミングに偶然ですが
ソイソースボトルやら食材を
アジア食品のお店で買って来てくれました。


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ついでにアジア食品について少し。

ベルリンには何店舗か
アジア食品のお店があるのですが
特に品揃えがいいのが
アレキサンダープラッツのそばの
『ASIA-MARKT-LEE GMBH』とゆうお店。

ここは生鮮食品も扱うので
お米はもちろん豆腐やネギ・もやしなんかもあります。
あとはアジアと総称してタイ・中国・韓国の
食材と調味料が揃います。

区別は曖昧ですがアジアっぽいものなら
だいたいここにあります。

ここで私たちが買うのは
ゴマ油・醤油・タイカレーの缶詰や豆腐です。
なんせ輸入品は高くてしょっちゅうは買えないので
限られてきますが、特におススメなのが
タイカレーの缶詰です。

このタイカレー
味が本格的でなかなか美味しいんです。
本場に比べれば味は劣るのかもしれませんが
スパイスだけでも異国風味がしていいもんです。
残念ながらベルリンにはインドカレー屋さんが
あまり無いので日本でよく食べていた
日本のカレーやインドカレーが恋しいときは
このタイカレーで代用します。

具もすでに缶に入っていて
タケノコにヤングコーンや
里芋のような芋など具沢山。
約2人前なんですが
我々はミルクや具を足して
塩やこしょうで味を整えて
4人前ぐらいに割り増しします

手前の瓶は肉と豆腐さえあれば
麻婆豆腐が作れるとゆう麻婆醤の瓶詰めです。


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今日はレッドカレーにエビを投入しました。
他にもグリーン・イエローカレー缶があります。

日本は食に対してこだわりが強いので
お店も豊富だし色んな国の料理も日本で味わえるし
そのほとんどが本場に負けない味を再現できる環境なのは
よく考えたらすごい事なんだと改めて思います。

ベルリンでも本格的な日本料理が
無いわけではありませんが
都会と言えども様々な国の料理が
食べられるような街ではありません。

私が学生時代を過ごした神戸とゆう街は
港があって貿易が盛んであった昔の名残りで
外国人も多く様々な国の料理が食べられます。

多くはアジアですが
中華街に韓国料理・タイ料理
インド・ベトナム・トルコ・ロシア・イタリア
パンやケーキでも有名な土地でもあり
フランス菓子やドイツパンなども多い
神戸に居ながら色んな国の食を楽しめたので
この何も無い感じがたまに歯痒さを感じます。

何も無い良さもあるので一概には言えないですけどね。

凍る

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今朝起きたら
窓の外は雪模様
ちらちらと綿菓子の破片みたいのが
空を舞っていました。

窓枠をみると
昨夜少し雨が降った模様で
窓のへりが凍ってました。
こちらの窓はほとんどが
二重窓になっているので、ある程度は
寒風もシャットアウトしてくれます。

しかしこの時期に水が凍る事に慣れていない
関西っ子のわたしからすると1月2月の寒さが
それは末恐ろしい事になるんではないかと
今から気が気じゃありません。

今まで使っていた防寒具も
こっちのお店に売られているものに比べたら
へなちょこアイテムに見える程うすっぺらです。

それでも来る前に寒いだろうと
コートを買って来たのです。
ただ考えの甘かった私は見た目を重視した
ウールのやや厚めのコートを買ったのです。

そのときたまたま入ったアウトドアのお店でも
暖かそうなダウンのコートも見ていたのですが
「こんなの雪山登山するんじゃないんだから~」
と笑っていた。
今は、はるか彼方の私に
お説教してやりたい気分です。

たまにマイナス10度を越すと知ったのは
こちらに来てからの事でした。