ベアリングの日々~ベルリン滞在日記~ -74ページ目

リサイクル

$ベアリングの日々~ベルリン滞在日記~


ドイツと聞いて思い浮かべるもの。
ソーセージ・ビール・ジャーマンポテト
といった所でしょう。
来る前はそれぐらいしか思い浮かばなくて
あとは、なんとなくエコロジーなイメージでした。
日本でも売られている地球に優しい
カエルのマークで有名な洗剤はドイツ製だし
何かの雑誌で
『ドイツは森や自然が多く
自然エネルギーを大事にするため
リサイクル活動がさかんである。』とこんな
記事を見た事があったからでしょう。

事実リサイクル事情は日本よりも
考え方が柔軟な感じがします。

写真は公園の前の瓶専用BOXです。
ものすごくでかいです。

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まず第一にゴミの捨てやすさです。
家庭ゴミは24時間いつでも
ゴミ収集場所に捨ててオッケーで
どのアパートにも中庭にでかいゴミ箱が
種類別に設置されています。

分別も多く
段ボール紙と冊子・紙パッケージ類
二種類に分かれていますし
瓶も色付きワイン・ビール瓶と透明のジャム瓶
の二種類に分別。
あとは生ゴミとプラスチックの2種類
計6パターンのゴミ箱があります。
地域によって異なるかもですが
うちはこんな感じ

分別は細かいですがいつでも捨てれるので
回収日の朝を逃して家にゴミが
溜まるような事は一切ありません。

その他の電池などは薬局に回収専用ポストがあります。

回収車はオレンジでとってもポップです。

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第二に街なかでもゴミ箱が100m毎といっても
過言じゃないくらい点在している事です。

一見郵便ポストのようですが
タバコの吸い殻も捨てれます。
(写真のは中学校前のゴミ箱で吸い殻入れは無い形です)

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なかでもめずらしいのが
着なくなった洋服(子供用)を回収するBOXです。
子供の服や靴は成長が早くてすぐ着れなくなるものです
そんな服や靴達を捨てるのではなく
今そのサイズを必要とする別の子供達に利用してもらう
というモノです。

幼稚園や学校のそばにあります。
どういった形で回収されているのかはわかりませんが
BOXには子供の写真と子供の字で『DANKE』
とかかれています。

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この機械もとってもありがたい機械なんです。
というのもこの機械はお店で買ったビールの瓶や
ペットボトルを回収してくれるもので
回収の時レーザーでバーコードを読み取り
値段を算出して回収された分の
容器代金を金券(レシート)として
出してくれるモノなんです。

なので買い物の際は
空きペットボトルを持って買い物に行き
回収機械で出されたレシートを持って
その日の買い物時にレジで提示すれば
その額が割引されます。

あまりに安い特価品や
安いお水のペットボトルだと
その店の回収機にはじかれて
回収されない事もありそんな時は
別のお店の回収機に回収してもらいます。
そのお店では回収の利益にならないにしても
別の店にすれば集客率で
元がとれるという事でしょう

だからお水を買うならこのお店で
野菜を買うならこのお店だとか
割引の使い道を決めて
お店を利用してます。

☆話はそれますが
ベルリンには多くの失業者がいます。
今や全世界で問題の不況の波をここでも感じます。

ベルリンで見る失業者は
日本と違って自己主張が強いです。

日本にもある「ビッグイシュー」
のような雑誌や新聞を
身の上スピーチしながら電車内で売る姿や
直接『お金が無い』と街行く人に
頼みかける人など様々です。

そしてかならず立っているのがスーパー前

ついこの間、スーパーの前で
一人の女性が小銭2ユーロと
ボトル回収割引のレシートを一緒に
男性に渡している姿を見かけました。
女性はとても慣れた感じで
男性は深々と感謝を述べていました。

このレシートはそれだけでは利用できません。
あくまで買い物の割引なので
少なくとも小銭が必要なんです。

ただお金を失業者に寄付するのは抵抗あっても
こうゆう寄付の仕方なら使い道は明らかです。

スーパーの前に必ずいるのもわかる気がしました。

風船

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クリスマスマーケットで必ずある
風船売りの光景です。

風船といってもゴム製ではなく
ディズニーランドにあるような
ビニールっぽいアルミ箔みたいな
風船です。

すごい数が浮いていて
留めてあるキャスター付きの箱
ごと飛んで行きそうなほどです。

スポンジボブやキティちゃんもいます。
私はユニコーンがヨーロッパらしくて好きです。

どこの風船売り場も
サンタの服を来た人が
売っていてチェーン店みたいです。


寒空散歩

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公園に面したアパートの壁が
珍しい配色でした。

冬になると曇り空や雨ばかりで暗いせいか
最近は街に色があるとつい
カメラを向ける傾向にあります。

一番奥のアパートは紫
真ん中がレモンイエロー
手前がオレンジ
そして壁画がブルーで全体的に淡い配色です。

東西分断の壁で有名な土地柄か
壁画や落書きが多いのがベルリンの街
よく見るとやはりここでも手の届く範囲は
落書きされてますね。


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この日は雨上がりで寒いのに
なぜか手袋を忘れてしまい
いよいよ我慢できなくなって
量り売りクッキーの売店で
コーヒーを買う事にしました。

この売店には他にもクレープや
キャラメルがかかったアーモンド
などもあります。

小腹もすいたので
アーモンド粉を使ったクッキーも
買って食べながら家に帰りました。
おかげで暖まりお腹も満たされました!

ここのクッキーは甘さ控えめで
ホロッと口の中で砕ける固さ
お気に入りのお店なんです。

いつもお店の写真を撮るのを忘れるので
また今度お店の感じを撮ってきます。

クッキー写真も自宅に着いた頃の
だいぶ食べたあとだし・・。
次回はちゃんと!

100gで300円くらい

子供の街

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ベルリンの中でも
私の住むプレンツラウアーベルグ地区は
とっても子供が多いです。
家のすぐそばに学校が隣接しているのも
理由のひとつですが

この街に来る前に読んだ本にも
ここはヨーロッパでも出生率ナンバー1地区
だと書いてました(本は2005年のモノ)
今でも街を歩けばそれはうなづけます。

一日に出会うバギーの数を数えても
多すぎてキリがないほど・・
おじいちゃんが散歩がてらバギーを押してたり
電車でお父さんのスリング姿も多いです。

そうなると当然子供に関係する
施設やお店が多くなるもの。

妊婦さんに人気の洋服のショップや
子供服のお店・雑貨・児童本など
面白いのがそのどれもが一緒になった
複合ショップがたくさんあるのです。

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写真のお店は”Prior & Mumpitz”という
本屋・子供服・雑貨屋が合体したようなお店です。

最初、店先の絵本が目に留まって
しばらく立ち読みしていたら
店主の女性がケーキを食べながら
『ハロ』とにこやかに店に戻って来ました。

ガラス張りだったので私は閉まってる事に
気がついてなくてちょっとびっくりしました。

店先にはたくさんの本や雑貨がならんでいたので
まさか店に誰も居ないとは思わなかったのです。
無駄に盗難の心配をしてしまいました。

店内は大小様々なボックスに
子供用の雑貨やおもちゃ・本が
思い思いに飾られていて目移りします。

ハンドメイドのベビーセーター
布地がクタクタで味のあるぬいぐるみ達
エルマー・はらぺこアオムシに星の王子様
長靴下のピッピなど日本でもなじみのある
絵本もたくさんあります。

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そしてこのお店はかわいい色のベビーシューズや
子供用ショルダーバッグがいっぱいありました!
ほんとかわいいです。
カラフル革小物やインテリア雑貨もあって
大人も楽しめる品揃え
もちろん大人用の本や小説類もあります。


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ここでネズミの形をした
革のコインケースを買いました。
日本で使っていた長財布だと
盗難の被害に遭いやすいと注意をうけて
(私のは色が白で目立つせいもあります)
使う分だけを持ち歩けるように
小銭と少しの紙幣が入るのをさがしてたのです。

じつはこのネズミ日本でも見た事があり
ベルリンでもよくみかけるものなんですが
ベビーピンクは初めてみたのでつい
かわいさにつられました

手のひらに乗る大きさで丁度良く
ジッパーの紐がしっぽです。

ハンドメイド18ユーロ

クリスマスっぽく
ショップバッグにはリボンで
オリジナルのDMがついています。


余談ですがドイツではお店に入る時や
スーパーのレジなんかでも
必ずお互い「こんにちは」と挨拶をします。
ほとんどは先ほどの女性のように
『ハロ』と言い、年配の方だと『グーテンタク』
出る時は『チュス』と言って出ます。

ここでの『ハロ』は
英語のハローとフランス人の発音アロー
が混じったようなそんな発音です。
ポイントはローとのばさない感じです。

『ハロ』は軽い挨拶
『グーテンタク』は「こんにちは」丁寧な言い方。
『チュス』は「またね」とか「バイバイ」
(『』内はあくまで私のリスニングからの表記です。)

日常のなんて事ない出会いの中でも
人とキチンと向き合うとゆうか
マナーを大事にするのはドイツ人の良い所ですね。

ガチャガチャ

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アパートの壁にたまにみかける
小さな販売機です

お菓子もたまにありますが
いつからそこにあるのか
屋根も無い吹きっさらしにあるので
だれも買ってる所を見た事がありません
とゆうかほったらかし状態

左からビリヤードの玉のおもちゃ1ユーロ
真ん中は色んなキーホルダー50セント
右はあめ玉(これはさすがに遠慮します)20セント

ジャンクトイに目がない私としては
ガチャガチャしたかったのですが
)こんな言葉はないと思いますが個人的に
チープな玩具を愛情込めた表現として使ってます)

どこまでジャンクなのか
50セントが入り口に入らなかったのです!
あきらめて帰りました。

そのむかし、高校時代チョコエッグにハマり
特に名前も知らないような
海外仕様のヘンテコキャラ好きなので
そればっか買ってはガラクタを増やしてました。

大学時代はYUJINのガチャガチャにハマり
リアルなミニチュアフィギュア
(科学実験シリーズ・生物模型やお菓子類など)
商店街で見つけてはガチャガチャする日々。

その名残りのせいでしょう
何年かぶりにベルリンにて火がついたのでした。
(儚くもマッチ一本程度です。断念しましたし・・)