ヨルダンいろいろ

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ヨルダンで感じたことを備忘録として残したいと思います。

 

その1:紛争地域に囲まれながらも平和を保つ国

 

ヨルダンに行くと決めた時、地理的状況から周りに心配されましたが、実際行ってみたところ平和で穏やかな国という印象でした。

ちなみに日本から約9000キロ!


この地図を見てもわかるように、イラク、シリア、パレスチナ、イスラエルといった紛争地帯と隣接していますが、ヨルダンの治安は依然安定している様子でした。


ヨルダンは近隣諸国からの難民の受け入れにも積極的で、政情の安定しない中東諸国の中で、防波堤のような役割を担っている国だそうです。


このように、周りの国とも良好な関係を築き、国内においても平和な治安を維持できるのは、国王の統治が素晴らしいからでしょう。

 

その2:国民から愛されている国王

 

ここでヨルダンの国王について少し。

 

国王のアブドゥッラー2世(在位1999年~)は、ハーシム家(ハシミテ家)出身。

 

ハーシム家とは、イスラームの預言者ムハンマドの従弟アリーとムハンマドの娘ファティーマ夫妻に始まる格式ある家柄で、ヨルダンではこのハーシム家出身の国王が世襲統治しています。

 

アブドゥッラー2世は大の親日家としても知られていて、過去12回も来日しているとか。そして鉄板焼きが好物だそう。

 

なんだか嬉しいですね。

 

皆から尊敬されている国王ですが、お茶目なところもあって変装するのが好きなようです。

 

国民の声を聞くためにタクシー運転手などに変装するそうですが、そのクオリティーは高くないのでばれることも多いそう🤭

 

国民が国王のことが好きなのは、レストランやホテルなどに国王の写真が飾られていることからもわかりました。

 

ペトラ遺跡のサンドボトル屋さんの隣に売店があったのですが、そこにベドウィン住居を再現したお部屋がありました。

 

その部屋の入り口にも国王の写真が。

死海で泊まったホテルのロビーにも、前国王の故フセイン1世と、現国王、そして次期国王のフセイン王子の写真が飾られていました。

サルトで昼食をとったレストランにも。

写真を飾ることは法律などで決められているわけではないそうですから、本当に国民から慕われている国王一家なんだなぁと思います。

 

これからも愛される国王で、平和なヨルダンを保ち続けて欲しいと思います。

 

その3:ツアーで連れてかれるお土産屋さんでは買わない

 

ヨルダンでも、特にツアーで連れてかれたお土産屋さんの価格が高いと感じました。

 

死海に行く前に寄ったお土産屋さんで購入した、ラクダのミルクと死海のミネラルの石鹸

6個で28JDだったので1個約1000円の石鹸になります。

 

お土産で渡しても、石鹸だからまさか1000円もするなんて思われなかったと思います😢

 

そのお店では、美容品などたくさん扱っていて、死海のミネラルのセラム(美容液)も確か30ドルくらいで売られていました。


特にツアーで連れて行かれるお土産屋さんって、お品は良いかもしれませんが、外国人価格にしてたりとにかく値がはるんですよね…。


その後、サルトの普通のお土産屋さんではオリーブオイルの石鹸が1個1ドル(150円)で売られていたのを知った時は愕然としました。

連れてかれたお店では買わないか、ほんと〜に!よく考えてからにします。


その4 : 遺跡のお土産屋に注意


 あと、ヨルダンのお土産屋さんでは、日本の100均の質の高さに慣れてしまっているせいか、このクオリティーでこの値段!?と思ってしまうことが多かったです。

 

特にペトラ遺跡の道中見かける、屋根のないような簡易的なお土産屋さんには要注意

 

がらくたみたいな物に平気で高額な値を言ってきます。(しかもどれも値札がない)

 

行きも帰りもしつこく絡んできては、買わないとわかるとあからさまに態度を急変させる輩がいたのもここでした。

 

あと、交渉して2個で9ドルでいいと言ったのに、10ドル渡したらお釣りがないと言われ、そのまま10ドル持ってかれたり…


ラクダの小さな置物を売りたがってたマダム

10ドルくらいから4ドルまでさげてくれたけど、もとからいらないものなので断りました。

 

遺跡でお土産を買うのって、旅の思い出になっていいかなって思ったんですが、やたら高い値段だったり、いらないものまで押し売りされてしまうので、今後はぐっとこらえてスーパーで買うようにしようと思いました。

 

ちなみに同じようなお皿の値段比較です。

 

スーパー2JD(422円)<ペトラ遺跡の路面店5ドル(750円)<空港8.95ドル(1342円)または6.35JOD(1339円)

 

スーパー

ペトラ遺跡の路面店

空港

もしかしたら細かい違いがあるのかもしれませんが、パッと見ではどれも大差ないお皿です。


それにしても空港はなんでこんなに高いんだ?

 

 一方、ペトラ遺跡では破格な値段設定のお土産屋さんもあったので、付け加えておきます。


12=1JDと書かれています。

 

たぶんマグネットが12個で1JD(211円)という意味だと思ったんですが、破格すぎませんか?!逆に安すぎて怖い😨

そしてなかなか面白い公式をかかげてました。

最初なんのことかわからなかったけど、理数系に強そうなおじさまがこれを見て笑ってたので、調べてみてようやくわかりました。


アインシュタインの公式E=mc²をなぞってエネルギー=コーヒー²だって。ウイットに富んだ広告です。

 

まぁ、今回も高い高いといいながら、結局たくさんお土産を買ってしまいました😅


その5 : 遺跡にあるレストランの値段に注意


食事の時欲しくなるソフトドリンクですが、だいたいホテルでは4〜5ドル(600〜750円)でした。


それでも高いと感じていたのに、ペトラ遺跡のレストランで、フレッシュレモンジュースが8ドルだったのには驚きました。

 

この写真の右上にある、なんのへんてつもない酸っぱかったレモンジュースが日本円で1200円です。

値段を確認しないで頼んでしまったので、店員さんがお代を集金しに来た時に、え!?😳ってなりました。 


そんなするなら持ってきたペットボトルの水で十分でした。

 

ヨルダンではないけど、帰りに乗り継ぎで利用したカタール空港で買ったコーヒーもびっくりな値段でした。

 

どこにでもある普通のコーヒーの普通サイズで22QAR(カタールリヤル)


1QAR=41円(2024年12月時点)だったので、日本円で902円です。これではカタールでも生活していけません😢

日本も今物価高ですが、それでも日本価格にありがたみを感じたヨルダン旅行でした😅


その6へ続きます。