ヒプノセラピーの講座
「ソマティック・セラピー」プロコース
アシスタントとして参加しています
ソマティック・セラピーの内容は、
「体の癒しのメカニズム」や「身体的トラウマを解放する方法」などの、
ソマティック(身体)についてのセラピーです。
以前受講したのは、今から3年以上前。
その時の衝撃や目から鱗!の感覚を今でも覚えています。
なぜ衝撃だったのか…それは、
トラウマは心(だけ)ではなく身体の記憶であることや、
感情は身体からつくられるということなど、
心理療法の分野でも身体について考えなけらばいけない
ということを知ったからです。
皆さんは、思っていませんでしょうか?
トラウマといったら「心の傷」であると。
日本語では「心的外傷」と言います。
(PTSDは心的外傷後ストレス障害)
トラウマは、ごく最近まで、
心理士やセラピストたちからも誤解されてきました。
トラウマは心の病である
トラウマは患者さんの話を聞くことで治療ができる
こんな風にです。
でも実際はトラウマは、もっと身体的なものであるし、
ただ話を聞いてあげることでは癒されることはできません。
むしろ、もっとトラウマを強くしてしまう可能性もあります。
あえてトラウマを思い出させ、
その感情や感覚を味合わせることを何度も繰り返すことによって、
トラウマを治していくという治療法もありますが、
かえって悪化させてしまう場合が多くあることも今ではわかっています。
トラウマとは、過去の辛い体験(記憶)が元になっています。
トラウマとなる記憶を専門的に言うと、
エピソード記憶(時系列的な、誰が、何々してこうなった当記憶)と、
手続き記憶(身体が覚えている記憶)に分けられます。
例えば、幼い頃父親からDVを受けていて、
今でもそのトラウマに苦しんでいるという方がいたとして。
父親から、いつ、どこで、どんな風に殴られ、どんな気持ちになった
というエピソード的な記憶と、
体のどこが痛くて、怪我をして、殴られそうになると体がすくんで硬直するようになった
などという体に纏わる記憶があるはずです。
その“気持ち”を癒すだけでなく、
体に残った感覚や反応も癒す必要があるのです。
あなたにも、体に残ったネガティブな記憶はありませんか?
その体の記憶が、心とも大きく関わっていること
ぜひ知ってください
love,peace&hope