19話スタートです。

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑Ⅱ

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ 

 2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024

 45分×全28話 

 脚本: Zhang Lai

    演出: Liu Shu Qiao

 『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から

 

前記事未読の方は #18-1 #18-2 #18-3

 

第十九集 龙凤呈祥(二)

 

#EP19-1

 

~北江分局 杜城のオフィス~

正直、そろそろ、萌えが足りなくなってきました。

というか、個人的にシーズン2は、常に“枯渇状態”です。

 

・・・という私のためかどうかわかりませんが(笑)、19話は、可愛い翊ちゃんの寝姿からどうぞ飛び出すハート

ちなみに、ここ、杜城のオフィスドキドキです。

ついに、車だけじゃなく、オフィスでも、杜城の気配が感じられるところなら、眠れるようになってまいりました(笑)

 

進歩と言えば進歩、必然と言えば必然です。🤭

 

ここ、(画角の関係上)杜城が入口で気づいた部分はカメラで捉えられていないものの、沈翊が寝ているのを見て、ドアから机まで、ソロリソロリと静かに近づき、

そうっと、音も立てずに、椅子に座ろうとする杜城の姿に、

まず、#城翊推しを名乗る人間ならば、ニヤけないといけません。

これはもう、誰がなんと言おうと、愛でしょ、愛!

 たしかに、杜城の本質は、対外的には、正義感と公明正大かもしれませんが、

こと沈翊に関しては、小言が多かろうがなんだろうが、愛と優しさで出来てるんです。

 

でも、振動で、目を覚ましてしまう沈翊。

 

杜城「・・・・・・(あ、起こしちゃった)」

沈翊「・・・・・・(あ、杜城・・)」

どうよ、これ。

これで、この二人の関係が、単なる同僚だのなんだの言われてもねぇ。職場感100%なし(笑)

 

身体を起こし、目をこする翊ちゃん、白猫すぎる。

ぽややや~ん。

 

あまりの可愛さに、直視できない杜城(笑)(笑)(笑)

いえ、心配が勝ってます。

 

杜城「また、昨日の夜、よく眠れなかったのか?」

責める口調じゃなく、淡々と訊ねる杜城。

 

小さく首をふり、「そんなことないよ」と答える沈翊。

さっきまで、頭を乗せて延ばしていた腕が痺れたのか、少しもみもみ。。← これもまた、可愛い演出で。。。(笑)

 

沈翊がそういう限り、深くは追求しない杜城。

 

杜城「葛宇天と話してみてどうだった?」

 

自分の印象を率直に語り始める沈翊。

 

沈翊「僕が思うに、葛宇天と冯晓雯の関係は、傍から考えるほど単純じゃないと思う。」

 

杜城「冯晓雯は、葛宇天の干媽じゃないと?」

 

杜城の目をしっかり見ながら、大きく首を振る沈翊。

干媽なんかじゃないよ。

 

沈翊「(おそらく)彼らは、恋愛関係にあったようだ」

それも、かなり本気度の高い・・・という確信をこめた目で杜城を見つめます。

 

え?・・・という戸惑いが、杜城の目に浮かぶ。

即座には否定しない杜城。

 

杜城「・・・はぁ」

しばし考えた後に、思わず、そういうことか、と放心したようにため息をついてしまう。

どうにも、ずっと納得がいかなかった部分の正体がわかったような感じね。

 

沈翊「そして、彼らの出会いは、(公演を行った)あの化学工場だった。つまり、彼らにとって、あの場所は特別な意味を持つ。だから、冯晓雯の死に、彼が全く関係がないということはあり得ないんだ」

そこまで聞いた杜城が、手元の資料を沈翊に渡す。


杜城「地元の警察署が当時の冯晓雯の行方不明者捜査のファイルを提出してきた。それによると、彼女は2年前の4月20日午前8時50分に、宿泊先のホテルを出て行方不明になっている。そして、まさにその日、4月20日に化学工場で爆発が起きたんだ」

 

さすがに、その日付の一致に驚く沈翊。

杜城「しかも、冯晓雯が最後に電話をかけたのは葛宇天だった。」

 

通話記録も、沈翊に見せる杜城。


杜城「・・・しかし、彼は電話に出なかった」

 

ポイントがだいぶ絞れてきましたね。

 

~北江分局 询問室(相談室)~

 

杜城「火災当日、葛宇天が工場にいなかったと断言できますか?」


工場関係者「はい、ちゃんと確認してきました。あの日、葛宇天は、本来であれば出勤予定日でしたが、火災の2日前に、家族が入院したので世話をする必要があると言って休暇を取っていたんです」

葛宇天に確認する前の裏取りですね。


続けて、女性の証言者が呼ばれました。


看護師「はい、私はその病棟の看護師でした。この人のことは覚えています。彼は確かに私の病棟の患者さんの世話をしていました」
写真を見ながら、証言する看護師。
杜城「なぜ彼のことをそんなに鮮明に覚えているのですか?」

看護師「あの日、テレビで化学工場の火災が報道されていました。なんでも、なにかが洩れた、とか。この方、とてもショックを受け、病棟から電話して、同僚に状況を尋ねていました。

その後になって、あの人があの化学工場に勤めていたことを知ったんです。当時、みんなで、あの人は運よく逃げられたねって話題にしてましたから・・」

 

次は、工場の工員たちです。

工員1「火災が発生した時、そりゃ、みんな、必死に逃げようとしていましたよ。私は当時、資材を運搬してました。もし判断が遅かったら、命を落とすところでした」
興奮気味に語る工員1。
杜城「その時、現場でこの人を見かけましたか?」

冯晓雯の写真を見せると、首を振る工員1。

隣の工員2に写真をまわすと、工員2も覚えがなさそう。

工員3は女性の工員さんでした。

 

工員1「みんな、腰を抜かすほど驚いてましたし、全てが大混乱だったんです。誰もが命からがら逃げていたし、他人に注意を払っている余裕なんてなかったですよ」

 

じっと、写真を見つめている工員3。

 

工員3「今、思い出しました。私、この人のこと、見た気がします。あの時、皆が外へ逃げ出そうとしていたのに、彼女が無理やり、建物内に押し入ってきたんです。彼女は、私の腕を止めて、携帯を貸してくれと頼んできました。でも、私は一刻も早くそこから逃げ出したかったので、電話を貸す余裕などなくて、彼女を無視しました」

身を乗り出す杜城。
杜城「本当に彼女だったんですか?」

改めて、写真を見る工員3。

工員3「・・・確信はありません。でも、この顔、どこか見覚えがあるんです。彼女、私のことをぎゅっと掴んで放してくれなかったのを覚えてます。まるで、半狂乱って感じでした」

 

杜城「・・・・・・」

 

~北江分局 沈翊のオフィス~

 

冯晓雯の画を描いている沈翊。

 

京劇のメイクではない、彼女の素顔は、まるで、菩薩様のようでもあり、全体的に水色の落ち着いた雰囲気で描かれてます。

 

そこに、杜城からメッセージが届き・・・。

 

杜城:火災当日、葛宇天 は工場にはいなかったことが確認された。冯晓雯 がそこにいることを知ることはできなかったはずだ。

 

そのメッセージの意味するところを想像すると、悲劇しか思い浮かびません。

 

自分が描いた冯晓雯の画に向かい、悲しそうに語りかける沈翊。

沈翊「あの火災当日、きっとあなたは、葛宇天を探しに、工場に向かわれたに違いない・・・」

 

~道路沿い~

 

葛宇天の車が停車してある場所に赴いた沈翊が、

そのまま助手席に乗り込む。

 

顔も見ずに、「電話番号下4桁は?」と、予約客かどうか確認する葛宇天。

沈翊「1005」

 

その声に驚く葛宇天。

葛宇天「沈刑事さん? 今度は、何なんですか?」


容疑者ではないので、とりあえず、警察署から出てこれたって感じかな。


沈翊「絵を一枚あげようか、と思って・・・」
葛宇天に手渡す沈翊。
沈翊「この絵が、あなたの目に映っている冯晓雯さんの美しさを捉えてくれているといいのだけれど・・・」
まるで少女のようなあどけない笑顔を見せている冯晓雯の画でした。


 

葛宇天「どういう意味ですか?」

警戒している葛宇天。

沈翊「あなたたちの関係について、みんな誤解していました。我々もずっと、あなたが、冯晓雯さんに“干媽”になってもらうよう頼んだのは、わざと彼女に近づくためだと思っていたんです。
ようやく分かりました。それは、周りの偏見に対処するための、あなたなりのやり方だったんですね。おそらく、あなたたちの関係は、それほど辛く困難なものだったんでしょう?」

 

~回想~

出番前、楽屋の化粧台の前で、化粧をしている出演者たち。

 

楽屋を訪れた葛宇天。

葛宇天「すみません。冯晓雯さんはこちらですか?」

 

それを聞くなり、返事もせず、わざと台本を見合わせる出演者たち。

この距離で、無視するとか、相当だよね。

 

しかたなく、楽屋の中を進んでいく葛宇天。

その時、奥の方から、団長の話声が聞こえてくる。

 

団長「君の娘さんが、何度か劇団に騒ぎを起こしに来た。君(とあの男)の噂は、劇団全体に広まっているんだぞ。」

そっと、その様子を覗きみる葛宇天。

 

団長「私だって、本当はこんなこと言いたくないんだよ」
冯晓雯「・・・私たちの仕事は、良い評判を築くのに一生かかるけれど、台無しにするには、ほんの一言で済みますものね?」

 

団長「なぁ、晓雯・・・君は我々の劇団の主力柱だ。他人から見れば、君は尊敬されるべき芸術家だ。それは、君が人生をかけて築き上げてきたものだ」

冯晓雯「私は、ただの役者よ。だから、なんだっていうの? 役者には、恋愛する自由もないの?」

葛宇天とのことを、素直に、恋愛だと認めてます。

団長「私が言ってるのはそういうことじゃない。今、京劇の市場がどれほど厳しいか、君も知ってるだろう。上層部はずっと前から、うちみたいな赤字劇団を解散させたいと望んでた。彼らが踏み切らなかったのは、君の輝かしい評判や実績のためだ。
だが、今の君のしてることが何なのか、よく考えてみろ。君は、彼らに振る舞いを疑う理由を与えてしまったんだ」

冯晓雯「私のどこがいけないっていうの? 夫に先立たれた女が恋愛するって、そんなに不道徳なことなの?」

冯晓雯の反撃に、ひたすら困っちゃう団長さん。

団長「それは、君が誰と付き合うかによるだろう。いいかね、彼は君よりずっと若い。
控えめに言っても、年齢差がありすぎる。厳しい言い方をすれば、君たちは世代が違うんだよ!」

 

冯晓雯「私の好きなようにさせてもらいます。他人には関係ないことでしょ!」

 

団長「晓雯・・・私に、ここまで言わせる気か? 奴は、ただの保険のセールスマンだ。一体、いくつになった? 今までだって、いろんな困難を乗り越えてきただろう。わからないわけないよな? 彼は、ただ君の金が目的なんだよ!」


 

外で立ち聞きしながら、棒立ちになる葛宇天。

 

団長「晓雯、言うべきことはすべて言ったぞ。うちの劇団のことも、京劇のことも、気に留めなくてもかまわん。だがな、どうか、何十年にもわたり、苦楽を共にしてきた我々の努力と、君が大切に育て、鍛え上げてきた若い役者たちのことも考えてくれ!」

いろいろ理由付けしても、結局は、自分たちの劇団存続のために、看板女優をつなぎとめておきたい、そういうことなんです。
 

少しの沈黙のあと、「・・・わかったわ」とだけ答える冯晓雯。

決して、納得しているわけじゃないけど、団長の言葉が堪えないわけがない。

 

ガチャリ、と個室楽屋の扉が開き、団長が出てくる。

花をもって立っていた葛宇天と視線があったものの、

黙って出ていく団長。

 

いたたまれない葛宇天。

 

楽屋の入口に、つったったままの葛宇天を見た時、話しをすべて聞かれたんだ、とわかった冯晓雯。

それでも、笑顔を見せ、「ここで、なにしてるの?」と声をかける。

 

ゆっくりと入ってくると、「はい・・」と、籠に入った月月紅を渡す葛宇天。

 

冯晓雯「うわ、綺麗・・。これって、本物? それとも、造花?」

そっと鼻を近づけ、香りを嗅ぐ冯晓雯。

冯晓雯「とってもいい香りだわ」

 

葛宇天「あのさ・・・あの保険、いつ加入したの? それに、どうして、受取人が俺なの?」


先ほどの、団長との話に関連することでもあるので、慎重に話し出す葛宇天。


冯晓雯「どうしたの?何か問題でも?」
葛宇天「先に、俺と話し合っておくべきだったんじゃ?」

冯晓雯「一体、何を話し合う必要があるの? 私が保険に加入するのに、受取人が私のパートナーで、どこがおかしいの?」

あくまでも、満面の笑みをうかべて話す冯晓雯に対し、言葉がない葛宇天。

 

それでも、周囲を気にする葛宇天と、 

その状況を痛いほどわかっている冯晓雯。

ああ、このバックで掛かってる曲名がわからなくなっちゃったのよ。ショボーン

 

葛宇天「聞いちゃったんだ・・・、団長が今、話してたこと・・・。君がしたことを知ったら、他の人たちは、俺たちのことをどう思う?」

 

立ち上がる冯晓雯。

冯晓雯「この件に関して、他の人のこと、気にする必要あるかしら? とにかく、私はもう決心したの。・・・実はね、この保険は私たちの未来への約束みたいなものなのよ。」

とはいうものの、後ろに隠した自分自身の手をせわしなく動かしている冯晓雯。

 

冯晓雯「ねぇ・・人は、年を取るにつれて大胆になるのはなぜか知ってる?」

震える声で、「なぜ?」と問い直す葛宇天。

冯晓雯「たぶん・・・失うことを恐れるものがどんどん減っていくからかもね」


決して、そんなことはない、とわかっている葛宇天が、冯晓雯の手を引き寄せ、

抱きしめる。

 

年が上であろうと下であろうと、男であろうと、女であろうと、他人の心無い冷たい視線にさらされることは、恐ろしいに決まってる。

失うものが多いのは、明らかに、冯晓雯のほうだもの。

それでも、目の前の人を信じ、幸せを掴むために歩き出そうと覚悟を決めたんだね。

 

絵のなかの、冯晓雯の穏やかで、少女のような笑顔には、そんな覚悟が秘められている。

 

葛宇天「俺たち以外、誰一人、俺たちの愛を信じなかった」

 やっと認めました。

 

沈翊「・・・それで、一体、なにがあったんだ?なぜ、君たちは別れることになったんだ?」

 

葛宇天「・・・・あのあと・・」

言葉がなかなか出てこない葛宇天。

 

沈翊「彼女は君を選んだのに、君は退くことにしたんじゃないのか?」

ズバリ、指摘する沈翊。

 

~回想~

ピンポ~ン!

冯晓雯の家を、花籠をもって、突然、訊ねた葛宇天。

冯晓雯「あら、どうして来てくれたの? 来るなんて言ってなかったのに・・」

予想外の来訪に驚いたものの、喜ぶ冯晓雯。

 

ところが、その日、家には、冯晓雯の娘である吴念君(ウー・ニエンジュン)と婚約者が来宅中。

冯晓雯「入って。紹介するわ。うちの娘と、婚約者よ」

すでに、顔色が固い娘さん。

婚約者の男性は、軽く手を振ってみせてます。(娘から)事情は聞かされているものの、年上の人を無視も出来ずって感じなのかな。

 

冯晓雯「今週の土曜日に、結婚するの」

葛宇天「・・ああ」

冯晓雯「座って。水をもってくるわ」

葛宇天「ああ、自分でやるよ。貸して・・・」

冯晓雯「いいわよ。私がやる。あなたは座ってて」

その様子はどう見ても、いい年をした大人のイチャイチャにしか見えなくて、イライラが絶好調な吴念君。

 

吴念君「お母さん!私、結婚するのよ。もう、今までみたいに頻繁に会いにきたりできなくなるの。信頼できる人を見つけたほうがいいわ。そうしないと、一人ぼっちになってしまって、とても寂しく感じるでしょう」

 

突然、なにを言いだすのかしら、と微笑み、(無視して)流そうとする冯晓雯。

 

でも、葛宇天には、娘さんの言葉が刃(やいば)のように付き刺さっちゃうんだよね。

 

葛宇天「あの・・私は・・」

 

立ち上がり、冯晓雯の後ろに回る娘さん。

吴念君「でも、気を付けた方がいいわ。悪意のある人に騙されないで。ちょっとお母さん、こっちへ来て、ちゃんと聞いて」

冯晓雯を引っ張る吴念君。

 

吴念君「最近は、無害なふりをして近づいてくる詐欺師がたくさんいるのよ。お母さんは名の知れた京劇役者だけど、長い間一人でいたせいで、冷静な判断がつきにくくなることだってあるでしょう。詐欺師たちは、あらゆる甘い言葉で、お母さんのことを誘惑しようとするはず。気づいた時には、すでに騙されて手遅れってことになるのよ。(葛宇天に)そうですよね?」
葛宇天「あ・・はぁ、まぁ・・」

 

さすがに、娘の言い草を捨て置くわけにはいかないと、「一体、どうしたのよ?」と問いかける冯晓雯。

 

吴念君「(母親の再婚によって)義父が出来ることは受け入れられるわ。でもね、(最低でも)“お父さん”と呼べる年齢に達していてもらわないと・・・」

 

明らかに、葛宇天を意識しての発言に、さすがに「ジュン・・・」と横から窘める婚約者。

葛宇天がどんな思いでこれを聞いているかと思うと、我慢できなくなり、唇を噛みしめる冯晓雯。

 

吴念君「ところで、この方は、お母さんの新しいお弟子さんなの?」

わざと、水をむける娘さん。

冯晓雯「あなたが今、呼びかけた人は・・」

冯晓雯の言葉を遮り、自分は、冯晓雯のファンだと説明する葛宇天。

 

葛宇天「冯晓雯さんの京劇をたびたび観劇するんです」

 

この期に及んでも、まだそんなふうに誤魔化し、自分たちのことを公にしない葛宇天に言葉をなくし、大きなため息をつく冯晓雯。

自分のためについてる嘘なのはわかる。

でも同時に、決断できない葛宇天の弱さもわかってしまってる。

 

葛宇天「冯晓雯さんは、私のことを高く評価してくれてるんです。それで、私は、彼女に・・・“干媽”になってほしいと・・・」

 

それを聞いて、思わず、嗤ってしまう吴念君と、その婚約者。

 

葛宇天の顔を見る冯晓雯の、失意とショックの深さ・・・。

 

吴念君「じゃ、あなたは、母の乾兒子ってわけ? だったら、あなたをどうお呼びすべきかしら? お兄さん(哥哥)?」

 

失礼なことを言う娘に対して、顔面蒼白な冯晓雯。

 

葛宇天「今日は、たまたま、これを届けに伺っただけで・・。あなた方のご結婚が近いとは知りませんでした。どうか、末永く幸せな結婚生活をお祈りしています。おめでとうございます」

 

紙袋に入ったものを差し出す葛宇天。

 

吴念君「(婚約者に)受け取りなさいよ。お兄さんからなのよ」

婚約者「どうもありがとうございます、お兄さん」

吴念君「どうもありがとう、お兄さん」

嫌味の塊のような吴念君。

でも、この子は、この子なりに、母親を詐欺師から守ろうと必死なんだよね。

 

もうこれ以上、ここに長居する気にはなれない葛宇天。

 

葛宇天「(冯晓雯に)今までいろいろありがとうございました。これからは、もう、あなたにご迷惑をおかけしませんから」

失礼します、と部屋を出ていく葛宇天。

 

目に涙をいっぱいためて、なにも言えない冯晓雯。

 

冯晓雯の家から出てきて、往来でしゃがみ込み、涙をこぼす葛宇天。

 

ここで、切ります。
 

★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.19-1 雑感★ 

 

冒頭、沈翔の寝顔が可愛すぎて、起こさないようにする・・なんて、中学生かよって言いたくなるくらいの純情ぶりで、← すみません。年齢は関係ないですね。

愛は愛でも、これを単なる同僚愛と表現するの、無理ない?

 

でも、今のところは、はっきりさせなくてもいいや。

揉めるより、数千倍まし。

(この二人がもっと外面的に意識し合って、周囲を気にするようになる方がややこしい。← ある意味、今の段階でも全く気づかない周囲の彼らのおかげで成立してるドラマ)

 

でも、そんな#城翊だからこそ、葛宇天と冯晓雯の二人の、人知れず育んだ恋愛関係に対して、すんなり合点がいったのかも。

 

ひとつ視点を変えるだけで、腑に落ちなかったことの、全てが、ピタッと嵌っていくし、次々に出てくる証言が繋がっていく。

 

今回、沈翊が描いた冯晓雯の、二つのパターン。

穏やかで、菩薩のような、彼女の精神状態を水色で表した画。

そして、花束をもった少女のような笑顔の画。

 

自分の生き方に正直で、恋に素直だった冯晓雯に対して、沈翊が、自然と感情移入できてるのがわかる、どちらもいい絵だなぁって感じました。

 

★『猟罪図鑑』Ep.19-2に続く★