今日から18話。
全28話なので、だいぶ、終わりに近づいてきた感、ありますね。
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。![]()
『猟罪図鑑Ⅱ』
猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ
2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024
45分×全28話
脚本: Zhang Lai
演出: Liu Shu Qiao
『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から
前記事未読の方は #17-1 #17-2 #17-3 #17-4
第十八集 龙凤呈祥(一)
#EP18-1
~宏達(ホンダー)化学工場 跡~
警備員さんと一緒に、敷地内に入ってきた杜城たち。
杜城「なぜ、この工場は放置されたままなんですか?」
警備員「この工場には、以前から、アンモニアのタンクが貯蔵されていまして、その後、火災が発生し、アンモニア洩れを引き起こしたんです。それで、工場全体が汚染されてしまいました。(火災発生)当時、消防局と警察が駆け付けてきて、まず、工場内の人間や周辺地域の住民たちを避難させたんです。大きな騒ぎになりましたよ」
杜城「毎日、パトロールを?」
警備員「毎日ではありません。数日ごとに、巡回しています」
杜城「つまり、不正な不審者の立ち入りの可能性を除外できないわけか・・・」
しばらく歩いてきて、「こちらです」と入口の前で立ち止まった警備員。
みると、大きな鉄製の扉に、簡単な南京錠一つ。
杜城「入口を開けてください」
警備員が解錠し、中に入ることに。
鍵は簡単に開いたけど、扉自体も重く、手間取ってるところを見ると、ほとんど開け閉めしてないんじゃない?
蒋峰「相当長く放置されているみたいですし、おそらく、中にはなにも残ってなさそうですね」
やっと扉が開きました。
中に入るなり、鼻を押さえる杜城と蒋峰。
警備員「アンモニアの臭いですよ。この扉も、何年も施錠されたままです。当時の臭いがまだ、完全には消え去ってないような感じですよ」
ちなみに、
※残留アンモニアは、その濃度や汚染時間によって人体や環境に様々な危険性をもたらします。放置期間に関わらず適切な処理が必要です。
・・・だそうです。← このドラマ、中和処理した、とか、そのあたり触れてないんだけど~~~立ち入っても大丈夫なのかな。(苦笑)
大きな据え置きの重機や機械以外、すっきりと片付けられているかと思いきや、
中に進んでいくうちに、火災時に壊された瓦礫がそのまま残っている。
床を見ると、階下に降りる鉄製の蓋の上だけ、瓦礫がどけられているのに気づいた杜城。
もちろん、それにも南京錠が付けられている。
杜城「この下にはなにがあるんですか?」
警備員「この下は・・・地下室のはずです。小さな液体アンモニアタンクやその他の原材料が保管されていた場所でした。」
記憶をたどる警備員。
しゃがみ込み、取っ手を確認する杜城。
警備員「前には、こんな鍵、見たことなかったけどなぁ」
呟く警備員。
杜城「開けること、できますか?」
警備員「やってみます」
大きな鍵束を手に、順番に合わせていく警備員。
警備員「どれも違うなぁ。前には、鍵で開け閉めしたりしたことなかったのに・・・」
杜城「ちょっと貸してください」
警備員から鍵束を奪いさり、押しのけ、自ら開けようと試みる杜城。
こういうの、理屈じゃなく、刑事の勘なんだろうね。
やはり、どれも合わなさそうな感じです。
早々に、鍵束を警備員さんに返すと、蒋峰に鉄の棒を持ってこさせて、てこの原理で、南京錠をこじ開ける杜城。
三人がかりで、鉄の蓋を持ち上げると、下に続く階段が現れる。
杜城「・・・・・・」
蒋峰「城隊・・・これは、アンモニアの臭いじゃありませんね」
すでに、蒋峰が鼻を覆うくらいの異臭がするっていう事態です。
ほぼ、答えが出ているようなものですね。
それでも、自ら、階段を降りていこうとする杜城。
まじで行く気ですか?の、この蒋峰の顔!
わかるわぁ。
刑事だって、人の子だもの。
でも、この臭いを嗅いでしまっては、行かないわけにはいかないんです。
懐中電灯を照らしながら、ゆっくり降りていく杜城。
あとに続く蒋峰。
子供のころから、警察官になりたい、刑事になりたい、と思う人は、世の中、結構な数いると思うけど、こういう時、どれほどの使命感があれば、ホンモノの警察官として行動できるんだろうって、マジで思うよね。
もちろん、それは警察官だけじゃなく、人知れず、誰かがやらなきゃならない仕事だからって、歯を食いしばってる職業の人たちが、たくさんいてくれるおかげで、世の中まわってるんだよなぁ。
工場の地下なので、そりゃ、中は、全容が見渡せないくらい、物はおいてあるし、とにかく広いんです。
でもね、違和感って漂ってくるものなのよ。
誘われるように、進んでいき、立ち止まる二人。
驚愕の先には・・・百戦錬磨の杜城たちをもってしても、動きが止まるほどの、異様な光景が広がってました。
布に包まれた、明らかに遺体と思われる物体が、複数、床に並べられていたのです。
言葉が出ない杜城と蒋峰。
それでも、「これって・・・遺体ですよね」と声を絞り出す蒋峰。
ど新人じゃない蒋峰が、その場で嘔吐(えず)くって、相当ですよ。
杜城「すぐに、鑑識と検死官に連絡を入れろ」
蒋峰「・・・はい」
~北江分局 会議室~
現場検証後・・・
刑警隊チームが集まる中、蒋峰が説明を始めてます。
蒋峰「女子大生の郭媛さんへの襲撃事件を捜査中に、宏達(ホンダー)化学工場を発見することになり、その化学工場内で、6人の遺体を発見しました」
壁のモニターには、現場の状況に、遺体の氏名が書きこまれた写真が大写しになっている。
被害者全員、身元が判明したのね。
王梦晓(ワン・モンシャオ)
赵元庆(ジャオ・ユエンチン)
柳芳(リウ・ファン)
李红(リー・ホン)
周国良(ジョウ・グオリャン)
冯晓雯(フォン・シャオウェン)
あ、李红(リー・ホン)は、行方不明になっていた廃品回収業の女性だよね。
蒋峰「生物学的痕跡の法医学的比較により、死亡者6名の身元が確認されています」
蒋峰の基本情報の読み上げのあと、死因などの鑑識情報が溶月によって、補足説明されていきます。
1)王梦晓(ワン・モンシャオ) 28歳女性、メディア企業の受付勤務。1週間前から行方不明。側頭骨からの出血を確認。死因は溺死。手首と足首に縛られた痕跡あり。
2)赵元庆(ジャオ・ユエンチン) 26歳男性。電子部品工場の従業員。5か月前から行方不明。死因は溺死。遺体の腐敗がひどく、正確な死亡時期は不明。
3)柳芳(リウ・ファン) 33歳女性、ナイトクラブ“眠らない街”のオーナー。10ヶ月前から行方不明。鋭利な刃物で刺された胸部の傷が致命傷。
4)李红(リー・ホン) 37歳女性、リサイクル廃品回収業。1年前から行方不明。死因は、外的圧力による窒息死。背後からの麻縄による絞殺と推定。
5)周国良(ジョウ・グオリャン) 42歳男性。不動産業者。1年半ほど前にから行方不明。死因は、外的圧力による窒息死。解剖中に、鼻腔内に粉末を発見。粉末の詳細な構成は、分析結果の報告待ち。
6)冯晓雯(フォン・シャオウェン)50歳女性。被害者の中で唯一、地元の人間ではなく、南沙市の住民。職業は京劇俳優。娘が失踪届を提出。解剖により、6体の遺体の中で最初の犠牲者だと判明。長時間が超過したため、死因については特定できず。ただし、左下腿骨と左腕に激しい骨折の跡、および右手の四指に脱臼箇所を発見。
蒋峰「これが現在、わかっている状況です」
衝撃的な連続殺人事件ゆえに、情報量も多すぎます。
李晗「被害者の性別、年齢、職業・・どれも全部違ってます。社会的なつながりも重ならない。・・・どこから、捜査を始めたらいいんでしょうか?」
困り果てたように、杜城を見る李晗。
杜城「・・・・・・・」
おし黙ったままの杜城に対して、みんなの視線が集中する中、沈翊一人だけが、モニターの被害者たちの発見現場の画像を見ているのよ。
(ここ、他のみんなは、杜城の指示を待っているのに、沈翊だけは自分が今、気になることに忠実で(苦笑)、相変わらずだなぁ、と思いながら見てました。)
蒋峰が、黙ったままの杜城に声をかける。
蒋峰「・・・・城隊?」
ようやく、話し出す杜城。
杜城「最初からはじめるぞ」
杜城の謎かけのような言葉に、全員、反応できずにいます。
杜城「蒋峰、最初の被害者である冯晓雯の、生前の交友関係、ならびに最後の足取りを調べてくれ。郭媛事件の物的証拠が、この化学工場とつながっていた。(彼女の事件も)これら連続殺人事件と関連している可能性を否定できない。これらの手がかりについても、同時に捜査する必要がある。
みんな、この事件は、非常に複雑で、悪意ある大規模連続殺人事件だ。(世間の注目度も高く)捜査に対する圧力も相当なものになるだろうが、まさにこのような事件こそ、困難を克服する先鋒としての、我々刑警隊の役割を示すものだ。さぁ、取り掛かろう」
後半の杜城の言葉は、張ママが言いそうなことで、なんか杜城にしては珍しいなぁ。
杜城の、捜査に対する指示と鼓舞するコメントのあと、皆が、それぞれ、会議室から出て行き・・・
一人、その場に残った沈翊。
モニターに映し出されたままの、現場の写真に近づいていく。
会議中も、ずっとこれが気になってたよね。
細部まで、その形状を、スキャンするように目に焼き付けていく沈翊。
なんか、頭の中で、(自在に)置き場所を変えたりしてるんだけど、
なにか、この配置に覚えがあるのかな。
~北江分局 杜城のオフィス~
制服警官が、杜城のデスクの前に座ってるけど、誰かしら?
発言を促す杜城。
警官「南沙市より、本事件の捜査協力要請のために派遣されてきました」
なるほどね!
警官「それから、冯晓雯が最後に宿泊したホテルも判明しています。ホテルのオーナーから連絡を貰いました。オーナーによると、2年前、冯晓雯が部屋を出たとき、携帯電話を充電したまま部屋に置いてきてしまった、とのことでした。彼女の荷物やその他の所持品もそこにありましたが、彼女は姿を消し、二度と戻ってこなかったそうです」
メモを取りながら聞いている杜城。
杜城「携帯電話の中に何か役に立つ手がかりは見つかりましたか?」
警官「中からいくつかの写真を回収し、冯晓雯が北江の宏達(ホンダー)化学工場で公演していたことを発見しました」
宏達(ホンダー)化学工場の名前があがり、少しだけ目を見張る杜城。
関連性が浮上しました。
そこに、蒋峰も到着。
蒋峰「城隊!」
ちらっと、席に座る警官を見ながら、そのまま、報告する蒋峰。
蒋峰「冯晓雯の娘の、吴念君(ウー・ニエンジュン) が、南沙市から駆け付けてきました」
杜城「・・・・・・」
なにか考えている面持ちに見えるけど、いつだって、被害者家族と会うのは、生半可な気持ちじゃ向き合えないってことだよね。
ましてや、こんな大事件だもの。
~相談室~
涙ぐみながら、座っている女性が、娘の吴念君ね。
吴念君「どのように、うちの母は亡くなったんですか?」
隣に控えている李晗に、ちらっと合図を送ると、
ティッシュを取って、吴念君に渡す李晗。
李晗「「具体的な死因については、まだ、捜査中なんです」
李晗を見つめる吴念君。
吴念君「殺されたんですか?」
どこか、確信めいた口調の吴念君に注目する杜城。
李晗「どうか、落ち着いてください」
吴念君「殺されたに違いないわ!」
声を荒げる吴念君に、困った様子の李晗。
今度は、正面の杜城に向きなおり、「母は殺されたに違いありません」と訴える吴念君。
杜城「あなたのお母さんの死因について、なにか心当たりがあるんですか?」
堰を切ったように話し出す吴念君。
吴念君「うちの母は、葛宇天(ゴー・ユーティエン)に会うために北江に来たんです!うちの母を殺したのは、葛宇天です!」
杜城「・・・・・」
もちろん、短絡的に、容疑者と決めつけるわけにもいきませんが、これもひとつの取っ掛かりです。
~裏通り~
通り端に停めた車から出て、立ったまま、弁当らしきものを食べている男性。
この人が、葛宇天? ← そうです。
なんで、外で食べてるの? ← どうやら、黒車(白タク)で生計を立てているらしいので、客待ちなのかも。
そこへ、ふらふらと酔っぱらった足取りでやってきた女性。
気分が悪そうな女性を見て、
ゆっくりと近づいていく葛宇天。
その時、葛宇天を探しに来た杜城と蒋峰も、現地に到着。
停めてある車のナンバーを確認。
なんと、葛宇天らしき人物が前を歩いているのに気づいた杜城。
未だ、気分が悪そうに道端で吐いている女性。
明らかに、目的をもって、女性に近づいていこうとする葛宇天を後ろから呼び止めた杜城。
杜城「葛宇天!」
突然のことに、大きく弾かれたように、振り返る葛宇天。
葛宇天「何の用ですか?」
警察バッジを見せる蒋峰。
蒋峰「北江分局刑警隊の者だ。 事件について、あなたの協力を求めたい」
警察と聞き、表情が強張る葛宇天。
そんな葛宇天を、じっと観察する杜城。
~北江分局 询問室(相談室)~
まずは、聴取室ではなく、相談室で、事情を聞くことに。
ひとまず、出された水を飲む葛宇天。
蒋峰「以前、宏達(ホンダー)化学工場で働いていましたよね?」
葛宇天「ええ。工場で事故が起きる前は、そこの監督者として働いていました」
蒋峰「事故後、工場に戻ったことは?」
葛宇天「いいえ。火災後、あの区域は全て汚染されましたからね。工場は閉鎖され、周辺地域も荒れ果ててます。ですから、戻ったことはありません」
ファイルから、冯晓雯の写真を取り出し、葛宇天の前に置く蒋峰。
蒋峰「この人をご存じですか?」
写真を手に取り、何度も頷く葛宇天。
葛宇天「知ってます。」
写真の、冯晓雯の頬のあたりを親指でこする葛宇天。
葛宇天「ですが、行方不明になりました。まだ、見つかってません」
杜城「・・・・・・」
無言のまま、ただ、じっと、葛宇天の様子を見ている杜城。
蒋峰「彼女がいなくなったことに気づいたのはいつですか?」
記憶をたどるように、「大体、1年半くらい前だと思います」と答える葛宇天。
葛宇天「彼女の娘さんと警察が、私のところに会いにきたんです。その時、聞きました。ですが、当時、私たちは既に半年ほど、連絡を取っていなかったんです」
杜城「なぜ、連絡を取り合わなくなったんですか?」
ため息をつきながら、「なんと言えばいいでしょうか」と話しはじめる葛宇天。
葛宇天「彼女の娘さんは、私たちの関係にかなり反感を持っていました。私のことを、母親を騙そうとする嘘つきだと考えていたようです。彼女(冯晓雯)に迷惑をかけないように、私は率先して彼女との連絡を断ち切りました」
葛宇天の事情説明の途中ですが、ここで、切ります。
★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.18-1 雑感★
女子大生襲撃事件の派生として、連続殺人事件が始まりました。
ここはもう、しばらく事件の動きを追っていくのみです。
ただ、少し気になるのは、沈翊のこととは関係なく、シーズン2の杜城って、よく言えば、分別があって熟考型になったというか、落ち着きが出てきたというか、なんかもう、若い隊長さんっていう感じが薄まってきた感じがするんだよねぇ。
だからといって、守りに入った、とか、年寄りくさくなったとは思わないけど。
結構、シーズン2の最初から感じてたものの、ここにきて、それが強くなってきたような印象です。
沈翊と別行動が多くて、萌えが足りないだけかもしれませんが、それがそもそも問題なのよ。
★『猟罪図鑑』Ep.18-2に続く★




























































