かなり緊迫した場面なんですが、個人的には、あくまでも、どこか舞台劇を観ているような印象を受けます。

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑Ⅱ

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ 

 2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024

 45分×全28話 

 脚本: Zhang Lai

    演出: Liu Shu Qiao

 『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から

 

前記事未読の方は #12-1 #12-2 #12-3 #12-4

 

第十三集 莉莉丝的罪恶轨道(一)

 

 #EP13-1

 

~ネットカフェの現場周辺~

 

水素爆発に備え、大型の消防車やら、現場周辺に出動してきてます。

 

遠巻きに見ている近所の方々。

「なにがあったんだ? 消防車があそこに・・・」

「誰のうちだ?」

 

そこへ、杜城たちも駆け付けてきて、「はい、すみませんね、道を開けて」と、人だかりを制し、規制線の中に入っていく。

 

杜城を見つけると、駆け寄ってくる消防官。

消防官「水素タンクが中にあるというのは、たしかですか?」

杜城「はい。 懸念されることはありますか?」

消防官「もし、建物内に水素タンクがあるのが本当だとするならば、爆発が起これば、巨大な衝撃波が発生し、この周辺は、想像を絶する結果をもたらすでしょう」

顔色を失う一同。

 

タンクと言うか、ボンベでしたけど、それでも複数本ありました。ガーン

 

~会場内~

 

ライターに手をかけ、

被害者遺族たちに対して「さぁ、一緒に死ぬんだ!!」と叫ぶ黄韜。

 

逃げ惑う遺族たちが、そこで、はじめて、入口が施錠されていて、外に出られないことに気づき、更にパニック。

 

黄韜の切迫した様子を見れば、水素ボンベもライターも、決して、ただの脅しではないのは、はっきりしています。

 

沈翊も、たった一人で、この場と状況に対応しなければならないと考え、さすがに、焦りの色が濃くなってます。

 

沈翊「黄韜、落ち着くんだ!・・・落ち着け・・ 僕が、本当のことを君に教えるよ」

 

肩で息をしながら、遺族たちを睨みつけている黄韜。

 

沈翊「阮芳芳・・・」

名前を呼ばれ、沈翊に視線をむける阮芳芳。

 

沈翊「これまでのことは、ずっと君(阮芳芳)が一人で演じてきたショーだった。 黄韜・・・君は、彼女にずっと騙されてきたんだよ。 もともと、セクハラなんて一切なかったんだ。当時、ネットカフェに、放火するように、君らをそそのかしたのは彼女だったんだろう。最初に、董一旦(私立探偵)に見つけられたのも彼女だったし、それが、君らが追跡されるきっかけとなったんだ」

 

え・・・と、沈翊を見る黄韜。

 今の今まで、自分が(董一旦に)見つかったせいで、阮芳芳を巻き込んだ、と信じていたんでしょう。

 

沈翊「だが、彼女は、ずっと君に嘘をつき続けた。なぜなら、自分一人で、現実の困難や恐怖に立ち向かうのが怖いからだ。だから、他人を利用し続けてきたんだ」

 

今度は、自分の背後で、床に座ったままの阮芳芳をゆっくりと振り返る黄韜。

 

沈翊「被害者を演じることだけが、彼女が生き残る唯一の方法だったからね」

 

嘘よ、違うわ・・という切々とした視線を、黄韜に向ける阮芳芳。

 

黄韜「・・・・・」

 

突然、語りはじめた沈翊の、意外すぎる話の展開に、被害者家族たちも、息を飲んで聞き入っている。

 

ライターを持つ黄韜の手が小刻みに震えはじめている。

 

~ネットカフェの現場周辺~

杜城「(消防官に)まずは、我々で付近の住民たちを退避させることにします。あとのことについては、おまかせします」

 

集まっていた野次馬たちに、「はい、みなさん、解散してください!」と声をかける蒋峰たち。

 

そこへ、李晗が駆け込んでくる。

李晗「城隊! 沈先生のスマホの電波が発信された最後の場所は、阮芳芳の工房でした」

それがなにを意味するのか、李晗の、顔面蒼白で不安そうな目の色をみれば、誰だってわかります。

 

杜城:あいつ(沈翊)は、すでに建物の中にいる。

 

杜城「お前も、ここから離れていろ」

李晗「はい」

 

さて、困ったことになりました。

 

素早く、状況を整理し、単身、カフェのあった建物の外階段を登っていく杜城。

 

入口のドアにチェーンがまかれ、施錠されているのを見た杜城、渾身の力で動かしてもびくともしない。

 

ふと、通路の先をみると、巨大なエアコンの室外機の下は、屈めばかろうじて、奥にいけるようになっている。

大きな身体を屈ませながら、進んでいく杜城。

 

 

~会場内~

 

沈翊の言葉がショックで、茫然とする黄韜。

 

黄韜「本当か?」

 

首を横に振り、身振りで否定する阮芳芳。

 

沈翊「本当だ」

沈翊に断言された黄韜が、今度は、阮芳芳のほうを向くと、涙を浮かべながら、自分を見上げている阮芳芳と目が合う。

 

黄韜「俺は、君が戻ってきて、ドアにカギをかけたのを見た」

事件当時の話です。

 

沈翊「・・・!」

決定的な一言に、逆に驚く沈翊。

今の言葉で、阮芳芳が実際に関与していたことが明らかになったのです。

 

黄韜「でも君のために、俺は最後まで何も言わなかった。・・・そして、懲役7年の刑を宣告された」

 

阮芳芳「そんなことない。どうして、私が、あなたのことを利用なんて出来るっていうの? 私たち、永遠に一緒にいようっと誓ったでしょ。あなたは、私を愛してくれた。あなたが、名前を彫ってほしいって私に頼んだでしょ。私たち、絶対にわかれないって約束したじゃない。」

迫真の演技で、黄韜に泣きながら訴える阮芳芳。

 

情に訴え、論点をずらしてます(苦笑)

 

その間、沈翊は、なんとかして、黄韜からライターをとりあげることを優先的に考えている。

 

沈翊「でも、君たち二人は、お互いに同じ気持ちで依存しあってきたわけじゃないよね」

 

どういう意味だ?と、沈翊を見る黄韜。

 

沈翊「だって、彼女は君とは違うから。彼女には、感情がないんだ。君のことなんて、まったく愛してない!」

 

阮芳芳「いいえ、黄韜・・・どうやって、私があなたを愛さずにいられるの?」

立ち上がる阮芳芳。

 

阮芳芳「愛してる・・・私たち、誰もいないところに行こうね、って言ったわよね、黄韜・・」

 

近づいて、黄韜の手首をしっかり掴む阮芳芳。

今までも、こんなふうに、自分から離れていかないように、コントロールしてきたんだろうね。

 

ライターのことや、黄韜の反応に注力する沈翊。

 

阮芳芳「行きましょう・・今日が終われば、私たちは自由になれる」

 

阮芳芳の瞳に吸い寄せられるように、暗示にかかりかけてる黄韜。

軽い洗脳状態とでもいうべきかな。

 

沈翊「黄韜!よく考えるんだ。君は、刑務所にいっても、彼女を裏切らなかった。彼女の戦利品として、君はこれ以上ないくらい適格なんだよ。君が命をかけてまで、彼女を守る価値なんてないんだ。このままいけば、彼女は、あらゆる手を尽くして、君の独立した人格を打ち砕き、君の魂を喰いつくすだろう。その時は、もう手遅れなんだぞ!

なんとか、黄韜を正気に戻そうと、必死に説得を試みる沈翊。

 

阮芳芳「そんなことない・・そんなことないのよ」

決して、激高することなく、黄韜に向かって、呟き続ける阮芳芳。

 

心の中で、せめぎあっている黄韜。

今までも、ただただ盲目的だったわけじゃなく、心のどこかで、阮芳芳に対し、沈翊が告げたことを感じる部分があったからかもしれません。

 

阮芳芳「そんなことない・・そんなことないの・・・」

黄韜の腕を掴みながら、懇願するように、徐々に距離を縮めていく阮芳芳。

 

ネットカフェの事務所で、涙ながらに、オーナーにセクハラされた、と訴えた阮芳芳のことを思い出した黄韜。

あの時は、セクハラの現場をこの目で目撃したわけじゃなかった。

全ては、あの時、阮芳芳の言葉を信じたことが始まりだった。

 

阮芳芳「そんなことない・・そんなんじゃないのよ」

今、見せているその泣き顔は、まさに、あの時と同じ。

 

泣きながら、縋りつこうとする阮芳芳の手を振り払う黄韜。

 

黄韜「そうだ、君は最初からこんなふうだった。・・・どうして、気づかなかったんだろう?もし、単なるいたずらだったのなら、なぜ、本当に放火なんかしたりしたんだ? 刺激を感じたかったのか? 面白かったからか?

 

やはり、阮芳芳の、そんな奥底の一面に、実は、気づいていたのかもね。

黄韜から、どんどん疑念が沸き上がりはじめている。

 

阮芳芳の反応を見る沈翊。

 

黄韜「君は、いつだって、自分の命を盾にちらつかせ、僕を脅かしてきたんだよな。俺、なんてことをしたんだ? 俺はただ、君を助けたかっただけなのに・・」

 

阮芳芳「・・・・・」

そんなはずないでしょ、と天を仰ぐように涙をこぼす阮芳芳。

 

なんとか、ライターを奪おうとして、間合いをはかっている沈翊。

 

自嘲する黄韜。

黄韜「つまり、君の心の中では、俺も郝自強も、君の足元にある空っぽの貝殻に過ぎなかったってことだろ?」


阮芳芳「もし、あなたのことを愛してなかったら、(今までだけじゃなく、これからの)私たちの痛みや苦しみ、生や死にはどんな意味があるの?」

 

黄韜「・・・・・・」

切々と訴え続ける阮芳芳に対して、またしても、虚ろな視線に変化していく黄韜。

おそるべし、阮芳芳の洗脳パワー。

 

黄韜の意識が、ライターから離れた時がチャンスだ、と身構えている沈翊。

ああ、この緊迫感、シーズン1の#17での、息子を殺された父親の爆弾テロ復讐劇の時のことを思い出すねぇ。

あの時は、起爆スイッチだったけど。

 

一歩ずつ、阮芳芳に近寄っていく黄韜。

阮芳芳の泣き声に、吸い寄せられていく黄韜に、「黄韜!」と声をかける沈翊。

 

声をあげて泣く阮芳芳の頬に手を添わせる黄韜。

ああ、もう沈翊の声は、黄韜の耳には届かない。

 

沈翊「(しまった!)」

阮芳芳を抱きしめる黄韜。

 

その時、裏側のドアの下から、なにか液体がしみ込んでくる。

 

~ネットカフェ 裏口~

 

郝自強が、撒き始めているのは、自動車工場にあったガソリン?

 

郝自強「おまえらもみんな有罪だ。地獄へおちろ!」

ブツブツ呟いている郝自強。

 

一方、建物内に侵入できないように、打ち付けてある木の板を肘で壊し、

中に潜入した杜城。

 

目の前には、なにか液体を撒いている郝自強の後ろ姿。

 

杜城「郝自強!」

郝自強「はい!」

直立不動の姿勢を取る郝自強。

刑務所式のような号令に、今でも反射的に反応してしまうのね。

 

震えながら、杜城のほうを見る郝自強。

 

~会場内~

 

黄韜に、抱きしめられた阮芳芳。

阮芳芳「私たちは・・・お互いのために・・・存在してるのよ」

 

これで、また、黄韜は阮芳芳に取り込まれてしまう。

この状況を許してしまったことに対し、絶望を感じ、目を伏せてしまう沈翊。


ところが、その時、隙を見て、黄韜の手からライターを奪う阮芳芳。

ふふふ、悪女は、こうでなくっちゃね。

 

取り上げたライターを高々と掲げる阮芳芳。

阮芳芳「みんな、動かないで!」

 

さっきまでの、おしとやかで、神妙で、弱弱しかった阮芳芳は、どこへ?(苦笑)

 

今まで、ずっと大人しく、黄韜や沈翊の話を聞き入っていた被害者家族たちが我に返り、悲鳴を上げる。

 

沈翊「・・・・!」

黄韜なんかより、はるかにヤバい人の手に、ライターが渡ってしまったとも言えますが、その反面、阮芳芳がむやみに、本当に自分が死んだり、重傷を負うような真似をしないのはわかっているので、ある意味、しばらくの間は、猶予が出来た感ありです。

 

「誰かいませんか?」

外に向かって、口々に叫ぶ家族たち。


「ここから出して」

「ドアをあけてくれ!」

「爆発するぞ」

 

~ネットカフェ 裏口~

 

中も大変ですが、こっちも大変です。

頭から、油をかぶる郝自強。

 

杜城「な、何する気だ?」

 

郝自強「こっちにくるな!!」

 

ライターに火をつける郝自強。

あれ、これ、ガソリンじゃないの?

ガソリンが揮発しているところで、火なんかつけたら引火するよね?

っていうか、静電気でも危ないっつ~の。

あ、一応、11月の冬設定にしたのは、比較的、揮発しにくい季節だから?

 

杜城「なにするつもりだ」

反射的に、郝自強に突っ込んでいく杜城。

なんとか、ライターを取り上げようとするのに、郝自強が力を入れると、火がついちゃう。。

とにかく、ここで引火して、中に火が拡がることだけは避けないと!

 

それにしても、郝自強が体格と腕力だけはよくて(!)、力では、杜城に負けてないのが、

更に、ハラハラドキドキさせられるのよ。

 

っていうか、李晗の粉塵火災(ボヤ)にしろ、シーズン2は、いろいろ仕掛けてくるねぇ。

 

~会場内~

 

阮芳芳「これで、満足? 満足なんでしょ? 満足よね?」

 

興奮し、泣き叫ぶ阮芳芳。

 

驚いて、固まる黄韜。

 

沈翊「阮芳芳!」

 

阮芳芳を落ち着かせながら、ゆっくりと、ライターを受け取ろうとする沈翊。

沈翊「さぁ・・ライターを僕に渡して・・」

 

近寄るな、と、ライターを沈翊に向ける阮芳芳。

 

沈翊「今なら、まだ、間に合う!」

珍しく、厳しい口調を向ける沈翊。

 

阮芳芳「こっちに来ないで!!」

興奮状態で、叫ぶ阮芳芳。

 

~ネットカフェ 裏口~

 

ライターで火をつけようと迫ってくる郝自強を相手に、杜城もかなりピンチ。

 

火をつける、消す、つける、消す・・を繰り返しながら、

 

ライターをもぎ取ろうと、悪戦苦闘。

こんなに、激しく動き回って、静電気とか大丈夫なのかな。

 

~会場内~

 

阮芳芳に向け、両手を広げ、傷つける意思はない、と見せる沈翊。

 

被害者遺族たちが、外にむかって、ドアを叩いたり、助けを呼ぶ声が聞こえ、さらに、阮芳芳を追い詰める。

 

~ネットカフェ 裏口~

場面、目まぐるしく移りますね。

 

郝自強もしぶとい。。。

 

~会場内~

 

ライターを向けながら、遺族たちに叫ぶ阮芳芳。

阮芳芳「あんたたち、善良な人に何を強制したのよ!」

 

善良な人というのは、自分のことか???びっくり

 

~ネットカフェ 裏口~

郝自強の手から、なんとかライターを床に落とすことに成功。OK

細かいことを言えば、ガソリンを撒いたところから、少し離れたものの、そもそも郝自強は頭からガソリン被ってるし、危険なことに変わりなし。

 

倒れた郝自強が、再び、ライターに手を延ばすのを、なんとか、押さえつける杜城。

 

~会場内~

 

阮芳芳「ねぇ、一体、私がどんな悪いことをしたっていうのよ!」

困ったことがあれば、その場しのぎを繰り返すだけで、自分の嘘を嘘だと思っていない発言にみえるよね。

それでいて、どうやったら、周囲の人間を自分の思い通りに動かせるのか、頭の中で計算しつつ、悲劇のヒロインでいることは忘れない。

彼女の言動を見てると、阮芳芳は、“演技性人格”をベースに、“反社会性人格”が複合形成されたキャラって感じがします。

 

~ネットカフェ 裏口~

 

ライターに手を延ばす郝自強の手に、手錠をかける杜城。

 

杜城、よくやった!

 

~ネットカフェ 裏口~

阮芳芳「だったら、みんなで死にましょうよ!」

そんなふうに、泣き叫ぶ阮芳芳を、虚脱したように無表情で見つめている黄韜。

おそらく、阮芳芳が抱きしめてきたのは愛情からではなく、ライターを奪うためだった、とわかった時にようやく、魔法が解けたのかも。

 

そう言えば、水素ボンベって、特に、バルブを開けたり・・してないよね? 

 

目をつぶり、ライターに火をつける阮芳芳。

阮芳芳が、ぽ~んと床にむけて、ライターを落とした時、観念したように目を閉じる黄韜。

 

沈翊「阮芳芳!!」

とっさに、手を差し出す沈翊。

 

阮芳芳自身が犠牲になるのがわかっている状況下で、まさか、本当にやるとは思ってなかったところが、沈翊の誤算だったよね。

 

そこに裏口から飛び込んできて、ダイビングキャッチしたのは、杜城。

杜城の手のひらに、ライターが収まってました。

この展開は、ご都合主義っぽいけど、爆発させないためには仕方ない。

これ以外に、方法ないもん。← 私の鶏頭では思いつかない。

 

突然、現れた杜城に、目を見張る沈翊。

 

沈翊「杜城!!! 杜城!!」

倒れたままの杜城に、駆け寄る沈翊。

 

沈翊「杜城、大丈夫か?」

 

ありえない、と首を横にふる阮芳芳。

 

遺族たち「彼女を捕まえろ!」

女性陣を中心に、阮芳芳を押さえつけ、男性陣が黄韜を取り囲む。

 

その時、「皆さん、ここからすぐに逃げて!」と消防隊が入ってくる。

 

皆が逃げ惑う中、しばし、茫然としたまま、立ち尽くしている杜城。

その傍らに、心配そうに立つ沈翊。

 

そんな沈翊に、一切、目をくれることもなく、無言でその場をあとにする杜城。

ショックで愕然とする沈翊。

 

~ネットカフェ 敷地内~

沈翊が外に出てくると、車の側で、杜城が立ってました。

 

早足で、杜城に手を延ばそうと近寄った沈翊の腕を、ものすごい力で振り払う杜城。

 

杜城「なぜ、まず最初にチームに連絡しなかった?」

 

沈翊「・・・・・阮芳芳が、僕のスマホをひったくって、電気釜の下に投げ込んだんだ。あの時は時間がなくて、君たちに連絡する余裕がなかった」

説明する沈翊。

 

杜城「もし、俺が間に合わなかったら、どうなってたか考えたか? もし 俺があのライターを掴めなかったらどうなっていたか考えたか?

次第に、激高し、怒声に変わる杜城。

 

沈翊「・・・・・・」

 

杜城「俺がいつも間に合うなんて、保障はどこにもないんだぞ」

 

うんうんうん、と小さく頷く沈翊。

今はただ、本当に、沈翊の言う通りだと、重く受け止めるしかなくて。

 

思い返せば、今までだって、死と隣り合わせになった時には、必ず、杜城が助け出してくれました。

画や事件のことに集中すると、周囲が見えなくなってしまう沈翊を理解し、出来る限り、傍で見守っていてくれたのも彼でした。

 

沈翊「・・・・申し訳なかった。 どんな処罰も受け入れるよ」

 

それだけ言うと、その場を離れようとする沈翊。

 

杜城「どこ行く気だ?」

沈翊を呼び止める杜城。

そういうことを言ってるんじゃないだろう、という杜城の心の声が聞こえてきそうです。

 

沈翊「・・・・・」

杜城「沈翊!」

沈翊「・・・・・」

ショックで、茫然としたまま、振り向かずに歩き続ける沈翊。

 

杜城「沈翊!」

ひと際大きく、沈翊の名前を叫ぶ杜城。

 

声にも、当然、温度や触感があります。

こんなにも熱を帯び、重量のある杜城の声ですら、その身体をすり抜けてしまうほど、今の沈翊は、虚ろです。

 

いずれ、こうなりそうだと思って懸念していたとおり、シリアスな展開となってしまいました。

私、どうしたらいいでしょうか。。。


ここで、切ります。😢
 

★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.13-1 雑感★ 
 

初回視聴時は確かに、え〜? 水素? ガソリン? うわ~~、どうなるの?状態でしたが、そのうち、水素ボンベのバルブを開けない限り、ガソリンの引火火災が起きた際に、どのくらい持ちこたえるのか、とか、そういう知識が全くないので、いろいろ、頭の中で、「?」が浮かんでおりました。

 

そもそも、ガソリンの扱い、あれでいいのか?(苦笑)

そこら辺で、イマイチ、没入出来なかったのは否めなかったんですけどね。

 

悲劇のヒロインぶるキャラクターは、ドラマでも割合、登場しますが、阮芳芳はどこか突き抜けてますね。

 

結局、黄韜も、心のどこかで、阮芳芳の感情欠如については気づいていて、見ないふりをしてきたように思います。黄韜もまた、阮芳芳と同様、現実と向き合えない人だったのかも。

 

沈翔が断じた「なぜなら、自分一人で、現実の困難や恐怖に立ち向かうのが怖いからだ。」という阮芳芳の本質は、その通りだろうと思うんです。

子供の頃から今に至るまで、社会性を学ぶ機会がなく、精神的に子供のまま、成長したという経緯あったのは想像に難くないけれど、両親しかり、周囲の対応が、もともと素養のあった阮芳芳を、更に怪物(MONSTER)にしてしまったんじゃないかな。

 

さて、張本人の阮芳芳は最後、本当に、自暴自棄になって捨て身だったのか???

なんか、らしくないな、と思ってしまった。← 次をお楽しみに。

 

しかし、なんと言っても、ここでの大問題は、杜城と沈翊です。

 

杜城が・・・怒ってます。

それも、今までになく、半端じゃないくらい、沈翊に対して、怒りをぶつけている。

だから、散々、言ってきたじゃないか、と。

 

もちろん、すぐに、本能的かつ爆発的な怒りは、叱責(過ちを叱り咎める)へと変わっていくのだけれど。

 

ここに至るまでに、長さにすれば10分足らずかもしれないけれど、頻繁に切り替わる、中と外で、杜城と沈翊、それぞれが最善を尽くしていたことを、私たち視聴者は知ってます。

いや、むしろ、沈翊にとっては、工房での阮芳芳とのやり取りを含め、誰も気づきえなかった彼女の真の危険性にいち早く立ち向かい、なんとかしようとしてきたことも。

 

でも、きっと、そういうことじゃないのよね。ショボーン

 

★『猟罪図鑑』Ep.13-2に続く★