6話、結構、長くなりましたね。
もっとまとめようと思ってたのに~~。
あ、そう言えば、例の警笛を鳴らすシステムですが、「ご家族に聞かなかったのですか?」というご質問をいただき(笑)、映像を見せて聞いてみました。
(最近、忙しそうだったので、ちょっとドラマの話が出来る雰囲気じゃなかったんですが、たまたま時間があって確認してもらいました (^^ゞ)
結論:この映像だけでは、必要なことが描かれていないので、ドラマ上で想定された仕組みまではわからないけれど、方法はいくらでもあるよ。
びび「・・・・Σ(゚Д゚)(そうなの?)」
現代のドラマなら、ゴムとかも使えるので、バリエーションは拡がるし、もちろん、糸の張り方とか鳴動時間なんかは、現場合わせでの微調整は必要だけど、竹と糸をつかって動力を生み出す仕掛けは、罠をつくるうえでの原点のようなものなので、山の人のほうが詳しいんだそうです。
現代のドラマなら、と言われた時には、あれ、時代劇や史劇で、そんなにいろいろ質問したかな?、と思っちゃいました(笑)
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。![]()
『猟罪図鑑Ⅱ』
猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ
2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024
45分×全28話
脚本: Zhang Lai
演出: Liu Shu Qiao
『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から
#EP06-4
~訊問室1~
常楓「彼らの会話から、あのご夫婦が大学の同級生だとわかったんです。恋していた頃の気持ちを取り戻したくて、また、山に登りたいんだ、と言ってました。彼らは、結婚している4~50代くらいのご夫婦のようでしたけど、まだ、恋していた頃の気持ちを探したがっておられたんです。私なんかは、あのような山育ちですから・・・とても理解できませんでした」
~訊問室2~
李晗「でも、今のお話からすると、あなたとご主人はずっと良好な関係だったんですよね? なぜ復縁する必要があるんですか?」
柯灵「どうやら、あなたは、ご結婚されていないようね」
李晗「・・・・・」
きゅっと、唇を固く結ぶ李晗。
柯灵「実際、結婚生活って、すべてがルーティン化してしまうものなんです。彼は、私にとても優しくて、本当に大切にしてくれました。でも、私たちの気持ちが薄れてしまっていたのも事実です。それに、刺激となる子供もいませんでしたから、時間が経つにつれて、全く新鮮味がなくなってしまいました。良好な夫婦関係は、双方の努力が必要です。
私たちは、人生がこんな風であってはいけないと感じたので、大学時代の素敵な思い出をもう一度思い出して、あの頃の愛をもう一度回復さえようと、試してみることにしました」
う~ん、どことなく、嘘っぽい感じしない?
ま、よしんば、これが柯灵の表向きの見方だとしても、夫婦の話に、一方的な見解は危険です。
ダンナさん側の声はもう一切聞けないんだよね。
さっきだって、若い李晗のことを、自分の教え子みたいに接するみたいな気分だったのかもしれないけど、かなり失礼なことを、失礼だと思わずに口にしてるって感じがして、普段からそういう傾向のある人なのかな、と思ってしまいました。
~訊問室1~
蒋峰「正確には、いつ起きたんだ? 覚えているかい?」
どこか虚ろな目をする常楓。
常楓「・・・・2014年・・・」
~訊問室1&2~
柯灵「2014年、9月3日です」
常楓「9月の3日でした」
しかも二人、日時どころか、分まで覚えているってどういうこと?
柯灵「午前11:05」
常楓「午前中・・11:05」
そりゃ、杜城は、その日付を聞けば、思い出すでしょうね。
~回想~
杜城「じゃ、これは? どうして、×印を?」
9月3日の×印を指さす杜城。
杜城「どうして、そんなにはっきり覚えているんですか?」
柯灵「あの時、時間を確認したんです。前にも言いましたが、私は数学を教えています。数字に対する私の感受性は、職業上の本能です。いわば写真を記憶するように・・」
う~ん、よくわからん。
旦那さんが落ちた時に、偶々、時計を見たって意味?
そんな余裕ある?
この二人も、納得しきってないみたいですよ。
~訊問室1~
常楓「それは、分かれ道で、女性教師の方が、一度時計を見たんです。彼女は、いつも数字を会話に入れるんです。それが、とても斬新も思えました。だから、その時のことは覚えているんです。」
蒋峰「さっき、奥さんが途中で怪我をしたと言ってたけど、一体何が起こったんだ?」
常楓「崖の頂上に着いた時、突然雨が降り始めました。私は、先に急いで登り、後から二人を引き上げようとしました。
私が、ご主人を引き上げた後、彼は、自分の奥さんを自分で引き上げようとしたんです。
それで、私は脇に退きました。でも、あの男性は、実際には、自分の奥さんを引っ張りあげることができませんでした。」
~訊問室2~
柯灵「彼は、私を掴むことが出来なかったんです。それで、そのまま、下に滑り落ちてしまいました。
幸いなことに、そこは、下に植物があったので、転落死せずにすみました。その時、私の脚は痛すぎて動かせませんでした。常楓がとてもひどく心配して、とても高いところから飛び降りて、私を助けに来てくれたんです。私を背中におぶって、病院まで連れていってくれようとしました。常楓は、崖の上の主人のこともとても心配していました。 それで、主人に、他の安全なところまで降りてくるよう、声をかけたんです。彼は背中に私を背負い、病院にむかって、走り出しました。でも、理由はわかりませんけど、主人は・・・従わなかったようでした」
とてもスムーズな柯灵の説明を聞いてる杜城の顔が、ずっとこんなふうに懐疑的なの。
~訊問室1~
常楓「あれは、山で起こりうる最悪の出来事でした。私は、まず、奥さんのほうを先に救出することにしました。あのご主人もまた、奥さんを助けることがもっとも緊急だと言ったんです。今は自分のことは心配せず、妻を山から下ろしてくれ、と頼んできたんです。それで、私はずっと奥さんを背負って下山しました。村に戻ってすぐに救急車を呼び、彼女を搬送してもらいました。そうして彼女を救うことができました」
そこは堂々と誇らしげだね。
沈翊「馬淮南さんは、結局、山から下りてきたんですか? ガイドとして、もう一度、彼を探そうとしなかったんですか?」
常楓「当時、私も、警察の方々を指揮して、山を探し回りました。」
はぁ・・とため息をつく常楓。
常楓「ですが、見つけることはできませんでした」
じっと見つめるのみの沈翊。
まるで、あらかじめ、考えられていた想定問答集の答えを聞いているような感じでした。
~訊問室の廊下~
沈翊が廊下に出てきたところに、まるで、テレパシーみたいに、同時に杜城も出てきたのを、
いちいち突っ込んではいけません。(笑)
杜城「そっちはどうだ?」
沈翊「彼らは、登山中に雨に遭遇し、妻の柯灵が事故で負傷。常楓は、彼女を救出するために、まず彼女を連れて山を下りた。その後、馬淮南は行方不明になった、と」
杜城「証言が、あまりにも一致しすぎているな。共謀の可能性が高いな」
頷く沈翊。
とはいえ、早急に結論は出せません。
しかも、柯灵も常楓も相当頭がよく、二人とも答えに卒も隙もない。
スマホで、メッセージを確認した杜城。
杜城「当時の登山家チームが到着したようだ。行こう」
~询問室(相談室)~
こちらは、相談室に案内されてますね。
当時のニュース記事の資料を、集まった登山家チームに見せる杜城。
男性2名女性2名、四人のパーティだったってことね。
杜城「この事故について、あなた方四人は覚えてますか?」
10年経って、それぞれ立派な社会人の恰好をして集められましたが、まぁ、覚えてないわけがないよね。
一番端の男性が口火を切りました。
男性1「私の知る限りでは、我々は、なんの法も犯してはいません」
最初から、この態度!
そんなことは聞いてません!
ふん、うちの城隊には通用しませんのよ。
杜城「全ての市民には、警察の捜査に協力する義務がある」
大原則を持ち出しましたね。
それを言われたら頷かざるを得ません。
杜城「当時、あなた方四人で登山に出掛けた際、ガイドをしてくれた常楓さんという方がいましたね?」
誰もすぐには答えないなか、ようやく、「・・・・・はい」と答える男性1
杜城「登山中、常楓の妹が、誤って崖から落ち、行方不明になった」
もう、そんなことはとっくに忘れて生きてきたのに、何を今更・・・って顔に出てる人が、男性1と女性1。男性2と女性2は、若干、自責してそうな雰囲気がありますね。
杜城「我々は、峰都山の陥没穴(天抗)から、彼女の遺骨を発見した」
当然、そのことは初耳だったのか、顔を見合わせる四人。
沈翊「(当時の)このニュース記事では、あなた方は警察と救助隊には感謝しているが、常楓については触れてませんね。なぜですか?」
押し黙る四人。
もちろん、それが四人にとって都合が悪いことだからでしょう。
自ら、答える気がないってことですね。
記事のファイルを四人前から戻し、横に退ける杜城。
この四人の態度に、かなり怒ってるわ~~!
杜城「我々は、あの時、本当はなにがあったのかを知りたいんだ」
視線を向けられた男性1が口を開く。
この人が、当時、実質リーダー格だったのかな。
男性1「当時、我々のガイドを務めたのは、確かに常楓でした。彼の妹も一緒についてきた」
女性1「ええ。私たちみんな、彼女のことが気に入って・・彼女に果物をあげたことも覚えてます」
それが、あの海棠の実・・・。
男性2「始めは、全てが順調に進んでいたんです。彼女の妹も我々についてきて、手を貸したりしてました。その時、天候が突然、変わったんです。雨が激しく降り始めたました」
証言を聞きながら、絵筆を持つ沈翊。
男性2「山への道は、すでに急勾配でしたが、雨が降るとさらに進むのが困難になりました」
女性2「実際、私はかなり躊躇したんです。あの時、引き返すべきだった。常楓もまた、私たちに引き返すよう、言ってくれたんです。彼の妹は・・・その・・レインコートさえ持っていませんでした」
言いにくそうに視線を伏せる女性2。
男性1「私たち4人は全員登山経験がありました。雨が降った時には(下るのではなく)もっと山の、高くて平らなところに向かって登るのが一番安全な選択肢でした。あの時は、“雲蒸霞蔚”が見える崖に行くのが唯一の選択肢だったんです」
実際、「原則論」だけで言えば、この条件だと「むやみに引き返す」より「安全地帯が近いなら登る」方向が優先されやすいのは確かかも。
その意見には、女性2も頷いている。
男性2「わ、私でした。私が、ほとんど落ちかけてしまったんです。幸いにも、常楓が、下から私を支えてくれました。 彼の妹が少しだけ押されて、そして、それから・・・姿が見えなくなってしまったんです。ですから、私は常楓にとても感謝しているんです。もし、彼がいなかったら、私は、戻ってこれなかったかもしれません」
とうとう、耐えきれず、告白する男性2。
ここで、悪天候のため、妹ちゃんがついてこれず、アクシデントにあった、と言う単純な構図ではなかったことが判明。
男性2の発言中、ずっと注意深く聞いている沈翊。
わざと咳払いをして、話を遮ったような女性1。
女性1「当時の気象状況を考慮すると、彼の妹の事故は、本当に予想外の出来事でした」
思わず、筆の手をとめてしまう沈翊。
女性1「私たちには、自分の命を危険にさらすことなどできなかったでしょう。そうよね?」
この強気な女性1が、当時も、隠ぺいを強く主張した主のような気がします。
自分たちの将来と、事故を明らかにすることを天秤にかけて、口をつぐませたのかもしれません。
顔をこわばらせたまま俯く男性1と、辛そうに唇を歪める男性2。
沈翊は、妹の事故の様子を絵にしてるみたい。
男性1「彼の妹は行方不明になってしまった。我々も、深く深く悲しんだんです」
女性2は、もっとなにか言いたいことがありそうだけど、口は開かないね。
男性1「でも、最終的には、直接的な責任はありません。したがって、我々は、この事故について、メディアに知らせなかったんです」
おおいに頷く女性1。
男性1「我々は、物事を大袈裟にするのは不必要だと感じたんです」
あまりに身勝手な言い方に、絵を描きながら、蔑みの笑みすら浮かべてしまう沈翊。
男性2「その後、人道的な理由からですが、私たちは常楓に補償を提供したいと考えました。でも、彼はどうしてもそれを受け取りませんでした」
地元の警察のお偉いさんが話してたのが、これに通じるのね。
でも、常楓は謙遜の想いから、断ったわけじゃない。
ちらりと、沈翊の描いている絵に目をむける杜城。
すでに、あの日、なにが起きたのか、は、この4人の言い分とこの絵があれば、おおよそのことはわかります。
やりきれない杜城。
女性1「正直言うと、私たちもかなり罪悪感を感じていました。ですから、長年にわたり、登山家クラブの名前を使って様々な慈善活動や慈善事業を行ってきま・・」
杜城「もうその辺で結構です!」
打ち切る杜城。
杜城「ご協力感謝します」
杜城の声色に怒気を感じたのか、気まずそうな四人。
ちょうど沈翊も、絵を描き終わりました。
~北江分局 沈翊の部屋~
聴取も終わったその日・・・今度は、馬淮南の事件を絵で再現していってるようです。
常楓の妹の事故の絵と比べていた沈翊。
なにかに気づいたように、もう一枚、描き始める。
これは・・・正義の女神テミスね。
※「正義の女神」が手に持つ天秤は正邪を測る「正義」を、剣は「力」を象徴し、「剣なき秤は無力、秤なき剣は暴力」に過ぎず、正義と力が法の両輪であることを表している。
ずしんと重い気持ちのまま、6話終わります。
エンディングソング
『Backfire』
なかなか見つからず、だいぶ苦労したんですが、なんとか見つけました。
いわゆる“不審”なシーンとか、"焦燥感"を感じるときに流れるような、そんなBGMに使われるインストの曲なんですよね。
ちょっと『最後一搏』にも似てるんですけどね。(笑)
★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.06-4 雑感★
今回では終わらなかったですね。
7話に持ち越しです。
う~ん。
なんというか、5話、6話と、2話もかけたのに、“常楓怪しい”ありきで進んでいるような感じで、ちょっと心配だったこの事件。
時間を追うごとに、死者として確認される数は増えていくのに、防犯カメラも第三者の目撃者もいない。
都市型の犯罪捜査とはまったく異質。
と言うか、まだ、小静の行方不明事件にも辿り着いてない。
最後の、沈翊が描いた“正義の女神”を見る限り、自分が、ジャッジを下す側にたつことにしたという推測は成り立つ常楓。
彼をそういう行動に駆り立てるきっかけとなったのが、妹の事件、馬淮南の事件・・と立て続けに起こった、ほぼ10年前の出来事だったんでしょう。
常楓にしろ、柯灵にしろ、登山チームのメンバーにしても、人は、善行であれ、愚行であれ、他者のいない場面において、自分を正当化しようと思えば、それが真実だと主張することが出来るのだな、と改めて、思わせられました。
でも、事実を突き詰めれば、必ず、綻(ほころ)びは出る。
私が、刑事捜査ドラマに期待するのはそういうカタルシスなのかな、という気がします。
★『猟罪図鑑』Ep.07-1に続く★

















































