個人的には、昔から小回りの効く車一択だと思ってたけど、見てる分にはデカい車はテンション上がる。

杜城が乗ってるジープ、画面に登場するたびに、存在感ヤバすぎラブ・・と思ってしまう。

 

JEEP ラングラーJK ← AIがそう言ってる😂

ごめんね、AIもそこまでは詳しくないのか、バージョンやらグレードについては不明。

時事ネタと絡めるようですが、日米自動車関税でなにかと話題なアメ車よ、アメ車(笑)

 

しかし、さすがに、この大きさ、道を選ぶわ~~~(笑)

 

ちなみに、「Jeep 」「重量」「現行車種」などというキーワードで書いたり、検索していると、「ジープ レネゲード」とかいうコンパクトSUVまでおすすめされる始末(笑)

買わんよ、うちは(笑)

 

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑 ~見えない肖像画~

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑) / Under the Skin 

 2022年(中国)3/6~ 3/16, 2022

 45分×全20話 

 脚本: Jia Dong Yan、 Wu Yao

    演出: Xing Jian Jun

 

前記事未読の方は、こちらから

#8-1 #8-2

 

 #EP8-3

 

 沈翊の部屋で、メンタルクリニックの名刺を見つけた杜城。

もう、気になって、気になって、すぐさま、愛車のジープでその場所に向かう。

 

タイヤ、エグい!

映像でみると、なめらかよ(笑)

(ここで流れる、不穏時と言うか、焦燥感が高まってく時によくかかるみたいなBGMが気になるんだけど、← よくかかる曲なのに、音源がわからず・・・ショボーン

 

~メンタルクリニック~

駐車場に停めた時に、

ちょうど、診療を終えた沈翊が疲れた足取りで出てきて、

力なく空を見上げているのが目に入ってくる。

 

実際、杜城がここまで来ちゃったのも、もしかしたら、気になったら、まずは調べずにはいられない、という刑事の性(さが)のようなものに突き動かされて・・・だったかもしれないけれど、沈翊を見る杜城の表情は、自覚以上に、探求心よりも心配が勝ってて、

思わず、一緒になって見守ってしまうま。

今回は、ウルウルトリオです(笑)

 

なんとなく、その様子に、いつもとは違う違和感を覚える杜城。


 

去っていく沈翊を気にしつつ、

車から降りると、そのまま、クリニックに向かう。

 

沈翊が立ち止まった階段で振り返る杜城。

あいつは、なにを見ていたんだ?

 

見上げた杜城の視界に入ってきたものは、曇り空に隠れた太陽。

一体、沈翊になにが起きてるのか?

 

・・・クリニックに向かって、歩き始める杜城。

 

~心檸心理診所~

杜城「先生、私は沈翊の同僚ですが、最近、ここで、カウンセリングを受けているんですか?」

 

医師「心理評価では、大きな問題は見つかってはいません」

ん?事件捜査でなくても、警察には患者情報を出してしまうの?

 

医師「ただ・・・誰かのことを思い出せないようですね。」

一応、沈翔の診察資料として、資料庫からなにかを取り出しつつ、内容はぼかしてる感じ?

 

杜城「女性です・・・」

この一言で、彼の内情はわかっている、と告げる杜城。

頷く医師。

 

医師が複数枚の画を杜城に見せる。

 

医師「絵は、患者の感情や精神状態を表すものでもあります。これらの絵を通じて、彼の精神状態を把握するんです。ご覧の通り、彼は必死になって、記憶の中の女性を見つけようとしているようですね」

他の絵も見て、衝撃を受ける杜城。

 

医師「ここへは3回ほど通院してきています。その都度、カウンセリングを試みていますが、まだ、水の影の向こう側には辿りつけていません」

 

絵自体は抽象的ではあっても、その色合い、構図を見れば、沈翊が心の内側に必死に潜り込もうとしている意志も、そして、彼が味わっているであろう苦痛すら感じられ、かすかに動揺する杜城。

 

杜城「それって、彼が溺れて臨死したことが、なにか悪影響を及ぼしたとか、関係がありますか?」

もう、杜城ったら、沈翊の心配しかしてないじゃん。えーん

 

医師「むしろ、その逆です。溺れたことによって、彼は刺激を受け、その記憶が戻り始めています。」

杜城「でも、今のところ、少ししか進展は見られていないんですよね?」

少し難しい顔をしながら、小さく頷く医師。

 

あんなふうに様子のおかしい沈翔をみれば、今の段階では、とても朗報とは思えず、ため息をつく杜城。

 

杜城「まるで、永久に布で覆われているようだ」

沈翊が描いた波間の絵を、そんなふうに表現する杜城の感性もすごいね。

水中にてもがく沈翔の、なにかが纏わりついて取れない息苦しさや、果てしなく終わりの見えない絶望を実感する杜城。

 

~北江分局 局長室~

 

コップの水を持ち上げて、水面を凝視している沈翊。

綺麗な目だなぁ。

 

その向こう側では、なにしてるんだろう、と覗き込んでいる張局長。(笑)

張局長「沈翊、その水の中になにかあるの?」

 

急に話しかけられて、思わずびくっとする沈翊。

沈翊「なんでもありません」

 

こりゃ、張局長でなくとも、疲れてるんじゃないか、と心配になるよね。

 

張局長「どうかしたの?最近、ちょっとやつれてるみたいに見えるわよ。仕事で、プレッシャーが掛りすぎてる?少し、休んだ方がいい?」

 

首を振る沈翊。

沈翊「いいえ、昨晩、よく眠れなかったせいかもしれません」

横顔も、ちょっと浮腫んでるみたいにも見えちゃう。

 

張局長「・・・・・」

心配半分、本人がそういうのであれば、無理強いもできず、小さく頷くしかない張局長。

 

そこへ、「張局長!!」と駆け込んできたのは杜城。

すぐさま、沈翊に気づき、ちらっと視線を向けてます。

 

張局長「私の部屋に入る時にノックくらいできないの!」

この口元!爆笑爆笑爆笑爆笑

口が酸っぱくなるほど・・・って、昔の人はよく言ったものだよね。(笑)

なんど言えば・・・と、机をバンバン叩いて文句言う張局長。

 

杜城「次からはやります!」

 私、杜城と張局長の関係性も大好きなんだよね(笑)

  

・・・と言いつつ、沈翊が気になる様子の杜城。

 

沈翊にファイルを手渡す張局長。

水を飲みに来たわけじゃなく、そのために、この部屋にいたんだもんね(笑)

張局長「あなたが欲しがってたものよ」

 

沈翊「ありがとうございます」

受け取ると、そそくさと立ち上がり、水のコップを持って沈翊。

どうやら、あえて杜城とは目を合わせないようにしてるより、どっちかと言うと、全般的に“心ここにあらず”みたいだよね。

 

そのまま、部屋を出ていく沈翊をずっと気にしてる杜城。

 

張局長「(つっ立ったままの杜城に)で、一体、私になんの用なの?」

 

杜城「え・・・俺?・・・ああ、沈翊の似顔絵が気になって・・・」

 

そそくさと、沈翔のあとを追うように出ていくワンコ杜城。

 

~沈翊の部屋~

 

静かに絵を描いている沈翊。

それを静かに見ている杜城。

ここBGMとか一切ないの。

 

のどかな昼下がりでもなければ、粉紅泡泡(ピンクの空気~♪)でもなく、だからといって、静寂のなかの研ぎ澄まされた緊張感ってわけでもない。

 

ただ、ペンを紙に走らせる音とか、息遣いはちゃんと聞こえてくるという、あるがままの、自然な無音。


さすがに、業を煮やしたのか「ずっとそんなふうに、俺のことを見つめ続けるつもり?」と、視線は絵に向けたまま、声をかける沈翊。

 

杜城「え・・いや。ただ、ぼうっとしてただけだ」

泣く子も黙る刑警隊の鬼の隊長さんともあろう人が?

 

まぁ、沈翊に対して、クリニックでのことやら、昔のことやら、記憶障害のことやら、聞きたいこと、言いたいことがありすぎて、どう切り出したらいいかわからないうちに、ただ、沈翊のこと、見つめちゃってた・・っていうところかな。

 

杜城「・・・・その・・最近さ、お前・・・なんていうか、ちょっと・・」 

すごく言いにくいのは伝わりますね。

今度は、しっかり杜城のほうを向き、「何?」と訊ねる沈翊。

 

杜城「いや・・なんでもない」

 

とてもなんでもないようには見えませんけどね。

 

それを聞き、すぐに、絵に戻る沈翊。

 

なんだ、欲しがってるものってなにかと思ったら、事件資料だったのね。

しかも、杜城が、沈翊に描かせればいいって言ってた、顔がよく写ってない誘拐事件の容疑者っぽい男の写真でした。

 

真剣に絵に向き合ってる沈翊を見ながら、7年前のことを思い出してる杜城。

 

~回想~

<聴取室>

ギャラリーにいた沈翊を、杜城が連行してきたあとの様子でしょう。(#5-3 )

 

イェン予審官<これらの絵は、北江ヨットクラブで、お前が描いたんだな?>

ああ、あの建物、ヨットクラブだったのね!ここ、ちゃんと見てなかったかも。

っていうか、ここの台詞だけ、予審官の声、違ってきこえるのは気のせい?

 

当時の沈翊が、若き天才と謳われる希代の画家であっても、警察にとっては、そんなことはお構いなしです。

捜査線上に浮かびあがった事件関係者のひとり。

しかも、沈翊が描いたその絵のせいで、対象者が標的として特定され、殺された、とあっては、容疑者側の協力者と思われても仕方がないくらいです。


一般の社会生活から離れた芸術家は、こんなところに押し込められて、画も描けず、フラストレーションたまりまくり。

子供のように、座ってる椅子を揺らして、不真面目な態度を取り続けてます。

 

イェン予審官「どうして、あんな場所で絵を描いたりしていたんだ?」

 

沈翊「人が少なくて、静かだからだよ。それに、壁はいっぱいあるし・・好きなように、描きたい放題だったんだ」

答え方まで子供のようです。

 

ああ、イェン予審官、若干、髪の感じが若いわ(笑)

 

イェン予審官「かなり、画が上手いようだな。芸術性も高い」

 

褒められて悪い気はしません。

沈翊「ま、そんなとこかな」

 

無邪気に振舞う沈翊。

沈翊「ねぇ、ここ、昼飯出るの?」

イェン予審官「ああ、弁当が出るよ」

 

沈翊「・・・そうなんだ。つまり、まだしばらくかかるってことだね」

こいつ、案外、するどいかも・・って顔して見てるイェン予審官。

 

マジックミラーを指さす沈翊。

沈翊「この中に、こっちを見てる人がいるの? なんか面白いね」

 

まさに、隣のモニタールームで、その様子をじっと見ている杜城。

今、気づいたんだけど、椅子にかかってるのは、沈翔のジャケット?

骸骨の絵が描かれてる?← しかも、これ、見せるように置いてるよね。

5話を見返したら、着てた!😂

#5-3

 

沈翊「でも、もし、自分が向こうにいたら、こっちにいる人々を画に描くのにな・・、絶対、興味深いはずだ」

不謹慎なことを言ってるようですが、ホガースの絵の話(#6-1)の際に、画家は究極の人間の感情を求めて、刑務所で死刑囚を描くという逸話がありましたよね。なんとなく、それを思い起こさせます。

 

パタン、と、ノートを閉じ、黙って立ち上がると、聴取室を出ていくイェン予審官。

沈翊「え・・ちょっと」

 

それをみていた杜城が、たまりかねたように、ヘッドフォンを外す。

 

沈翊「俺、いつ、帰れるの?」

中から、沈翊のそんな声も聞こえてくる。

 

イェン予審官「杜城・・、俺の経験から見て、あの子は、この事件にはなんの関係もないだろう。ただ騙されて画が描かされただけだ」

 

真剣さのかけらもなく、ふざけた態度の沈翊に、イライラを募らせる杜城。

 

コンコンコンと、マジックミラーをたたきながら、「ねぇ、いつ帰れるの?」と繰り返す沈翊。

今の沈翊とは別人級の傍若無人ぶり。

 

モニタールームを出て、聴取室に入っていく杜城。

後ろの壁に浮かび上がる文字はなんだろう?

弃非分之想

怀律己之心

(光の加減で浮かび上がったのを見ると、役人の規律というか心得みたいなものを説いた言葉の一節っぽいですね。

“公権力を握る者は、常に統治の美徳を養い、常に貪欲の害について考え、常に自己規律の心を持ち、しばしば非分割の考えを放棄し、真に初心を忘れず、最初から最後まで慎重になり、貪欲に心をくらませ、権力を狂わせないようにする必要がある。”

 

入室してきた捜査官は、自分をここに連れてきた刑事、杜城でした。

「いつ、帰れるのか?」と改めて訊ねる沈翊。

 

※ 以前にも、#1-3で、この時の様子は、杜城が沈翊を敵視する理由として、少し振り返ったことがありましたが、今回は、それを更に詳しく再現していく内容です。

 

レイ隊長の顔を机の上に置く杜城。

杜城「この画を描いたのは誰だ?」

 

なんだよ、また、その話からかよ、とため息をつき、椅子に座る沈翊。

 

沈翊「俺だ」

杜城「これを描くように言ったのは誰だ?」

沈翊「さっきも言ったばっかじゃないか・・」

杜城「だったら、もう一度言ってみろ!」

沈翊の声にかぶせるように、厳しく言い放つ杜城。

 

沈翊「女だよ」

 

杜城「この画の人物を知ってるか?」

沈翊「知らない」

杜城「だったら、どうやって、描いたんだ?」

声を荒げる杜城。

 

沈翊「だから、その女から、子供のころの写真をもとに、大人になった彼を描いてくれって頼まれたんだよ。だから描いたのさ

 

杜城「お前、バカにしてんのか?」

沈翊「そんなわけないだろ。ほら、3歳の子(の姿)から、大人になった姿を描ける、とか、今まで聞いたことない?」

 

そこにあった、ペンと手帳を手に取り、画を描き始める沈翊。

沈翊「俺にしてみれば、それほど難しいことじゃない」

 

じっと、杜城を見つめ、ペンを走らせる。

 

隣のモニタールームでは、イェン予審官が興味深そうに見ている。

 

沈翊「ここじゃ、そんなに時間が掛けられないから、ちょっとラフだけど・・・」

手帳を開いたまま、杜城のほうに向ける沈翊。

沈翊「8歳の頃のあんたを描いてみた」

杜城「・・・・・・」

 

間違いなく、悪ガキっぽい杜城だけど、彼の場合はもともと面影ありすぎというか、子供の頃の顔のまんま、大きくなった感じがするから、例としてはどうだったかな?(苦笑)

 

どう? これで納得した?

 

沈翊「もう、帰ってもいいかな?」

 

 

聴取の途中ですが、長くなってしまったので、ここで切ります。

 

★『猟罪図鑑』Ep.08-3 雑感★ 

 

そもそも、過去と向き合うって、基本、しんどい局面が多くて、喜ばしかったり、幸せな記憶をたどる、みたいな感じな時にはあまり使われない表現ですよね。

 

沈翊の、気力も体力も、根こそぎもってかれてる状態は・・本人はそんなつもりじゃなくても、周囲は、特に気をかけている人であればあるほど、杜城や張局長のように、その変化に気づく。

 

特に、杜城の関わり方は、本来であれば濃厚。

人としてのエネルギーの熱量も半端なさそうだし、熱そうだし。

必要とあらば、納得がいくまでロックオン!

 

ついに、止まっていた7年が動き出すんだなぁ。

 

★『猟罪図鑑』Ep.08-4に続く★