画像、貼りすぎたかもてへぺろ

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑 ~見えない肖像画~

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑) / Under the Skin 

 2022年(中国)3/6~ 3/16, 2022

 45分×全20話 

 脚本: Jia Dong Yan、 Wu Yao

    演出: Xing Jian Jun

 

前記事未読の方は、こちらから

#8-1

 

 #EP8-2

 

 

ここからは、観念した陳銘峰の自供どおり、一人三役という、この一見複雑きわまりなく見えていた事件について、の解明が始まります。

 

~陳銘峰の自宅~

変装用のマスクを作るために、豚足を大鍋で煮だし、コラーゲンを抽出。

よく潰したコンニャク芋にコラーゲンを加えたドロドロ状態のものをさらになめらかにしていく。。

 

自分の顔に包帯を巻き、

鼻の穴まで覆うため、ストローで呼吸を確保するとか、芸が細かい。

 

その上に、出来上がったぷるんぷるんの皮膚そっくりな物体を顔一面に乗せ、見た目はベトベトン(byポケモン)

最後、ドライヤーで感想させて、マスクは完成。

  

いや、実際にマスクを作ってるところを見ると、なんかグロいなぁ。

 でも、特殊メイクとかも割と似た感じで作ってた。

 

でもね、いくら、メイクを頑張っても、間近で見たら、わかるだろう・・と思いきや、最近のカバーメイク術を見ると、できなくはないだろうな・・って思う部分もあり。

 

段哥にしても、聞璟(ウェンジン)にしても、横や下を向いたりした時は表情筋が動いてなくて、余計、不気味な違和感は拭えず。

これも不気味の谷現象なのか。

 

・・・となると、至近距離にいた華木姚は違和感を感じなかったのか、という疑問に行きつくよね。

えっと・・デートも何回かしてるみたいだし、こんなハグまでしちゃってるけど、そこんとこ、どーなんだ?

 

プラス、不自然さを誤魔化すために、夜間、なるべく、店とかに入らず、外でデートしてたの?

ああ、むしろ、ちょっと薄暗い感じのレストランとかバーとかならOKだったのか・・・。

 

その点、迷惑な客・段哥やケチな聞璟(ウェンジン)を印象づけ、存在証明に選んだナイトクラブはうってつけだったね。

 

杜城「一つ聞きたいんだが、大学入試の際に、陳廷飛に名前を騙られたのをどうやって知ったんだ?」

そう、今の話の流れからしたら、全てはそこからだったはずです。

 

なにから話せばいいか・・・と言った調子で、ちょっとだけため息をつく陳銘峰。

 

陳銘峰「私は、文書や書類のコピーショップを営んでいました。毎日毎日、いろいろな人の書類を目にしましたよ。出生、進学、卒業、結婚、離婚の証明書、死亡届に至るまで、それらの書類が、その人の価値と人生を決めるんです。」

 

~回想~

そんなある日、店に一組のカップルが訪れ、

高校と大学の卒業証書、証券アナリストの認定書などのコピーを頼まれる。

廷飛(ティンフェイ)って、会社勤めじゃなくて、金融コンサルでもやってるの?

 

コピーし終わり、確認しながら、高校名を見て、「え・・あなたも、富栄高等学校を卒業したんですか?」と思わず、目を止める。

 

なんか、陳廷飛ってば、一時的に他人の名前を拝借して詐称したくらい、なにも気にしてなさそう。

 

陳廷飛の成績じゃ、受かりそうもなかったから、同じ陳姓で、成績優秀だった陳銘峰が選ばれたんじゃないの?

そんなこと、一介の大学職員や教員になんて出来っこない。

 

陳廷飛「さっさとやってくれ」

見下したような廷飛(ティンフェイ)の態度に、改めて、各書類の氏名欄を見ると、生年月日もまったく同じ"陳銘峰"という同姓同名者でした。

 

さすがに、なにかおかしい・・・と感じた陳銘峰。

 

仕事の電話がかかってきて、慌てた様子で、店から出ていく廷飛。

 

廷飛が、コートを落としていったことに気づいた、連れの女性が拾い上げながら、「すみません、本当にごめんなさい、あの人、せっかちな性格で・・気になさらないでくださいね」と話しかけてくる。

そう、それが華木姚。

 

ムーヤオ「あ、あの・・おいくらですか?」

陳銘峰「12元です」

ムーヤオ「私がお支払いします、確認してください」

 

支払いを済ませ、「ありがとうございます」と会釈して立ち去るムーヤオの笑顔がとても心に残ったものの、

 

たった今、予備でコピーした書類を食い入るように見つめる陳銘峰の心の中は、不信感が募る。

 

ここから、密かに探り始めたのね。

 

空(くう)を見つめ、思いを馳せるように、更に、話しを続ける陳銘峰。

 

陳銘峰「大学に入り、金融管理を学ぶことが私の夢でした。入社1年目は平の事務仕事で、月給も6000元程度。その年の終わりには、マネージャーに昇進し、ボーナスももらえる。5年もすれば、十分、貯金もできて、家も買うことができるだろう。10年経ったら・・・」

一旦、言葉を切る陳銘峰。

 

そんなふうに、真面目に人生設計を考えていた様子が、いたたまれない沈翊。

 

陳銘峰「(身代金として要求した)300万元は、(あんなことがなければ)もともと手にするはずの金で、今までされたことを思えば、決して多くない」

 

  

杜城「お前になりすました人物は、陳廷飛だったのに、どうして、華木姚をねらったりしたんだ?」

 

陳銘峰「それは・・・後になって、華木姚の父親である、お偉い華学長が、この件の背後にいたとわかったからです。それで、あの二人にとって、最も重要な人物をターゲットにしようと決心しました。違法行為に関する情報を持っていると言って、身代金を要求する際に彼を脅迫しました。もし、あえて警察に通報しようとすれば、娘を失うだけでなく、さらに、名声も多大な損失を被ることになるかもしれないと・・・。」

・・・ここら辺の細かな部分は、7話の冒頭では省かれていたんですね。

しかも、華教授って、大学の学長だったの?Σ(゚Д゚)

 

廷飛(ティンフェイ)の一時的な改名がよからぬことのための手段だと、わかった段階から、陳銘峰の自供については、なんとなく想像がついていたのかもしれないね。

・・・小さく、なんどか頷く杜城。

杜城「一人で、三役を演じるなんて、さすがの我々も騙されそうになったよ」

 

やるせなさしか残りません。

 

もう全て、諦めたといった表情の陳銘峰。

 

陳銘峰「実際、あなた方の目にも、私は映ることはなかったみたいですね」

沈翊が作った自分の顔の塑像を見ながら、呟く陳銘峰。

 

懸命に生きてきたはずなのに、脇役すらになれない存在感。

廷飛に名前を詐称されてもされなくても、ましてや、こんな事件を起こしても、注目されるのは、造り物の段哥や聞璟(ウェンジン)であって、自分ではない。

 

 

・・・ということが、事件のあらましだったわけですが、少なくとも、華教授の裏の顔がどうなったのか、廷飛(ティンフェイ)は学歴詐称がバレて、失脚したのか、そこらへんくらいは、教えてくれてもよくないですか?(笑)

 

あまりにもわからなさすぎて、大学入試のシステムとか、共通試験(高考ガオガオ)についても調べちゃったよ。(笑)

 

「大学入学を目指す高校生は、「高考(ガオ カオ) 」を受験し、その結果に基づいて希望する大学の学部を決めて大学側との調整をし、最終的に合格が決まる。」

「日本では考えられないシステムとして、大学側からの強力な勧誘がある。」

実際、華教授の関与は、このあたりからだろうね。

 

んでもって、受験に必要な成績一覧や受験書類、実際の試験解答やらは、陳銘峰本人のものと、最終的にすり替えたって考えるのが順当でしょ。

(しかし、富栄高校の先生やら事務局は、学年の途中で、在学してる学生と同姓同名に改名した陳廷飛のこと、卒業証書とか用意してる段階でおかしいと思わなかったのかな。

運気が上がるとかなんとか、言われたら、納得したんだろうか。

 

しかし、あのバカ爸、高校からの推薦制度の「保送生」にもなれないような廷飛(ティンフェイ)の、一体どこが良くて、娘婿としての眼鏡にかなったのか!

よっぽど家がビリオネア(大富豪)とかさ、そういうこと?

 

 

ここまで肝心なことがまったく描かれないって、本当に、このドラマは、実際の犯罪ドラマのような解明は二の次、三の次です。(苦笑)

おかげで勝手な妄想炸裂!

 

 

 

 

んで、このバカったれたちは、なんのお咎めもなしなの? まさかねぇ。

もう、がっかりすぎて、姚姚の行く末が心配だよ。

 

 

 

 

その後、聴取室のとなりのモニター室に呼ばれた華木姚。

陳銘峰の面通しが行われる。

 

杜城「我々の捜査と容疑者自身の供述によると、彼が、聞璟(ウェンジン)を装った容疑者、陳銘峰だ」

 

混乱するムーヤオ。

華木姚「ありえません・・・。彼じゃありません。彼であるはずがないわ」

 

なにかを感じたのか、マジックミラーのガラス窓にむかって、視線をむける陳銘峰。

 

~回想~

 

コンテストで、ピアノを弾く華木姚を見た時、その優雅で美しい姿が、高嶺の花だとわかっていたけれど、

今の自分の姿は、陳廷飛に乗っ取られ、華々しいはずの、未来が奪われたゆえのもの。

本来、もしかしたら、華木姚の隣に立つのにふさわしい経歴を手に入れることが出来たのかもしれない。

 

廃屋で、彼女の手足を縛り上げる時も、もともと脱出可能な場所や椅子を選んではいたけれど、強く縛ることが忍びなく、きつく縛ることができなかった。

緩める際に、一瞬だけ、包みこむように触れた手。

 

結局、二度と、その手に触れることは出来なくなりました。

 

~北江分局 建物正面~

 

外まで、華木姚を見送りに出た杜城と沈翊。

静かに頭をさげ、帰宅するムーヤオを迎えにきたのは、1台の高級車。

もしかして、廷飛(ティンフェイ)?

違うよね?

顔をはっきり映さないってことは違うってことだよね。

 

今後、裁判でも、名称詐称問題は、陳銘峰の犯行動機の根幹を成すものとして扱われるだろうから、少なくとも、廷飛(ティンフェイ)の犯罪行為は明らかになって、婚約も破棄されるよね?

 

でも、なんとなくだけど、最後の感じを見る限り、ムーヤオの表情は氷のように冷たく、強張ってた。

あれほど、逃げ出したかったムーヤオの生活も、結局、何も変わらないってことを言いたいのかな。

 

杜城「華木姚が、奴を認識できなかったはずがないのは明らかだ。だが、まだ、彼女は陳銘峰に対する想いが残っていて、給弾するのが忍びなかったのかもな」

 

 小さく頷く沈翔。

 

沈翊「別の可能性も考えられるよ」

杜城「・・・?」

沈翊「彼女は、自分が恋に落ちた人物が、彼女を救ってくれる白馬の騎士じゃなく、(地面を這う)一匹の働きアリだったことを受け入れることができなかった」

  

同じ夢でも、手書きのラブレターに、いろいろな想いを込め、自身の書き文字でしたためた陳銘峰が思い描いた夢の中とは、まったく別物だったような気がします。

 

ふふふ、ロマンティック路線の杜城と、現実路線を説く沈翊。

この対比、最高だ。

これ、はっきり言って、男女の考察の違いでよくあるパターンだよね。

 

うわ、こいつ、身も蓋もないことを言いやがる・・・と、渋い顔をして空を仰ぐ杜城(笑)

 

「闇深いな」と呟いた杜城を見て、

へぇ、そんなこと言うんだ・・・と小さく吹き出すと、結局同じように、空を見上げる沈翊。

これ、なんなん?

この、同じ思いを噛みしめてるカップルみたいな空気。

 

う~~ん、事件の解決編としては、非常に中途半端な感じがして、ちょっとフラストレーションたまるけど、結局、今後遠慮なく、このハートトリオを登場させるために仕組まれた事件ってことでよかったでしょうか。← それは違うんじゃないかな!(笑)

 

 

~沈翊の自宅~

 

おお、シャオシュエンが、シュタシュタっと歩いておるよ。

相変わらず、可愛いなぁ。

 

真剣な表情で、画材置き場を眺めている沈翊。

ん? 画材置き場じゃなくて、湯舟?

となりにトイレが見えてる。(笑)

ああ、自宅では、シャワーだけで、めったに湯舟には浸からないから、画材を突っ込んでたってこと?

 

興味津々なシャオシュエンも近くで待機。

 

一体、どれだけ入ってなかったんだっていうくらい、茶色い濁った水が出てきてるよ。

 

綺麗な水が張られた浴槽を、

じっと見つめている沈翊。

 

なんと、服を着たまま、浴槽に浸かりましてよ。

 

シャオシュエンも、なんだなんだ?どうした、どうした?と、Σ(゚Д゚)してます。

 

しかも、そのまま、水の中に身体を沈めてしまったよ、しかも頭まで。

鼻をつまんで、完全に潜水状態。

 

そう、このドラマの第一話冒頭、あれは、バッグの中に入った状態でしたが、杜城がバスタブに沈んだことが蘇ります。(笑)

目的も発想も違うんだけど、なぜか、重なるお二人さん。


沈翊の場合は、ちょっと重い理由。

そう、曹棟に海に突き落とされ、

息が出来ずに苦しかった時に、追体験した脳が見せた記憶の断片。

例の帽子の女性の顔を、もっとはっきり見たくて、同じ状況を作り出そうとして、こんなことを思いついたのね。

 

私がシャオシュエンだったら、もう大騒ぎよ。

 

息が続かなくなり、最後の瞬間、かっと目を見開いた沈翊。
 
ザバ~~ンっと、水から顔を出しました。
 
安心した反面、怖くなったシャオシュエンが逃げだしちゃった。
可哀そうに。。
 
収穫なし・・・だったのね。
呆然と、天井を見上げる沈翊。
 

~メンタルクリニック~

一人で訪れた沈翊。

 

ゆったりとした一人がけのソファに座っている沈翊。

先日の、帽子の女を海中で見て以来なのか、わかりませんが、記憶を取り戻したくて、通院してるって感じでしょうか。

 

 

ちょうど、その頃、杜城は・・・

 

~局長室~

張局長「これを見て」

ファイルを杜城に示す張局長。

張局長「最近、うちの管内で、同じグループの仕業だと思われる子供の誘拐事件がいくつか発生してる。調べてみてちょうだい」

書類の中身をみはじめた杜城に、「あ、それから、陳銘峰誘拐事件に関して、検察院から補足資料が必要だと要求されてるの。大至急まとめて、提出してちょうだい」と指示する張局長。

杜城「はいはい、すぐにやりますよ」

視線は、新しい事件資料ですからね。

 

さすが、張局長、全く信用してません(笑)

 

張局長「事件の捜査には積極的なのに、そのあとの事務作業はいつも遅いじゃないの!私に、ボーナスを減額させたいの?」

 

杜城「じゃ、俺の分から差し引いて、あいつらの分はそのままで・・・」

満面の笑みで、全然、堪えてません。

 

張局長「あなた、自分が金持ちだからって自慢してるの?」

ムッとしてる張局長。(笑)

 

杜城「いえいえいえ、そんなことは・・・」

すっとぼけてますが、この人、実は、スパダリの条件をちゃんと備えてるのよ。

後々わかります。

 

捜査資料の添付写真から、容疑者らしき男が映っているものを指し示す杜城。

杜城「それこそ、沈翊に見つけさせればいいのに・・」

 

と言いつつ、局長から言われる前に、自らスマホを取り出し、いそいそと沈翊に連絡する杜城飛び出すハート(笑)

 

沈翊を引き入れた超局長に抗議するため、身分証を首から外し、

局長の机の上に乱暴にたたきつけたこともありましたねぇ。

 

嘘のような激変ぶりですが、まだ、そんなに経ってません。(笑)

 

 

「おかけになった電話は・・・」

 

杜城「・・・・・・」

 

~メンタルクリニック~

 

ニュートンのゆりかごですね。

催眠療法?

 

意識下に潜り、油絵を描いていた頃の自分を思い出したり、例の中空アトリエに赴く沈翊。

 

自分が描いたレイ隊長の壁画。

そして、うすぼんやりと、帽子の女が階段を上がってきて、絵を描いている7年前の自分に近づき、話しかけたところを、

その場にいるかのように思いだしている。

 

女の声「3歳の子を年老いた姿にして描けるんですって?」

風にゆれるワンピースの裾。

赤い口紅。

・・そして、海に落ちた。(落とされた)

 

はっと、目ざめる沈翊。

 

呼吸の粗い沈翊に、水をもってきたのが、ドクターかしら。

これだけでも、額縁に収められた絵みたい。

 

医師「まだ、思い出すことが出来なかったのね? でも、別におかしなことではないわ。以前にも、同じような症例を扱ったことがあるのよ。人は瀕死の状況におかれると、脳の神経が外部からの刺激を受け、一部の潜在記憶が蘇ることがある。日常の中で、忘れてしまった人や記憶が戻ってくるのね。これらは、決して幻覚じゃなく、記憶の奥底にある古い記憶の中のいくつかの断片から、再構築されていくの」

 

そこから、先日、海水に落ちた際の、ぼんやりとした女性の姿を思い描く沈翊。

 

沈翊「(古い記憶が)再構築された今、どうして、思い出すことができないんだろうか?」

 

医師「おそらく、正常ではない状況での出来事だったからでしょうね。あなたは、七年前、(海に落され)溺れたことにより、臨死状態を経験したことで、逆行性健忘を引き起こしている。その状態で、ここまで思い出すだけでも、かなり大変なことよわ」

沈翊「・・・・・・・・」

 

それでも、どうしても、もっともっと思い出さねばならぬのです。

 

~北江分局 沈翊の部屋~

 

電話に出ない沈翊を探して、部屋にやってきた杜城。

 

やっぱりいない・・・

 

ふと、床に落ちてる画を拾い上げる。

 

女性の顔らしきものの上に、グチャグチャと赤い線が引かれている。

 

杜城「・・・・・・」

視線を壁に映し、そこに貼られた無数の似顔絵を意識して見ていくと、その中に、はっきりと顔が描かれていない女性の絵がいくつかあるのに気づいた杜城。

 

手元の画を貼った後、

ふと、机の上に、クリニックのカードが置いてあるのが目に入る。

 

心檸心理診所

これ、檸萌影視から取ったのかな(くすっ!)

※このドラマを制作した 上海市拠点のドラマ制作会社。リンモンメディア。

 

裏返すと、住所やQRコードが描かれている。

 

これはある種、誘導されているようなものですね。

 

 

ここで、切ります。

 

★『猟罪図鑑』Ep.08-1 雑感★ 

 

しかし、なんとも解せないのは、解明を省かれた事件の詳細というか、顛末よね。

なんか、まずかったのかな。

高考ガオガオのことを調べた時に、中国でも、私立大学があって、企業経営の私学や、国公立が母体の独立学院とかいうシステムがあることも出てきたんだけど、犯罪そのものより、特に、国公立大学で、身分詐称で大学に入れちゃうとか、そっちのほうがかなり問題だったのかな。

ま、想像ですけども。

ドラマ的に、あまりにも無視されすぎてて、ちょっと気になっちゃいました。

 

ま、陳銘峰の、マスクづくりとか、入れ替わりとか、そっちを中心に見せよう、としていたのかもしれませんが、どうも、私には、もし、名前詐称の件がなくて、希望の大学に受かったとしても、根本的に、陳銘峰の地味な生活は変わらなかったような気がするし、その明晰な頭脳を、マスク作りに費やした時のような執着、そういう片鱗って、周囲の人は敏感に察してしまうところがあるから、彼にバラ色の未来があったようには思えないんですよね。

 

夢から覚めた姚姚に、また新たに恋するチャンスは訪れるんだろうか。

 

★『猟罪図鑑』Ep.08-2に続く★