やっぱり、4話分をひとつにまとめるのは、無理でした。
では、引き続き、5~6話を見ていきましょうか。
オリジナルタイトル:รักนี้ไม่มีถั่วฝักยาว <この愛にはインゲンはない>
一応、駆け足ではありますが、部分部分では、がんがん、ネタバレしちゃってます(笑)
そのあたり、ご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
彼らのラブストーリー
中盤のオーブシェフとプラワーン
4話のラストで、グラニテ同様、二人の甘さも突き抜けはじめました(笑)
前話の二人のNCシーン、いつもウハウハなびびにしては、随分、あっさりだな、と思われたかどうか不明ですけど(笑)、ドラマには、“ふりかえり”という素晴らしい機能がございます。
このドラマもご多分にもれず、5話の冒頭、2分近く、前回のラストを更に盛り上げるラブシーンでスタートします。
この先、ちょい、肌色注意報。
「一度始めたら、最後までやめられませんよ」と、ニクいことを言うプラワーン(笑)← これは、前回も言ってたよ(笑)
ワーン、案外、積極的だな。
そうか、元から、この子はこっちエリアだったのか。
もともと、BLドラマなんだから、エリアをわける必要性は感じないけどね(笑)
望むところだ、とばかりに、濃厚なちうで答えるシェフ・・・。
(オーブは、元カノがいたんだから、たぶんストレートだったはずだけど、そんなの全く関係ないって感じ、潔いです)
いやぁ、なんか、このむさぼりくっちゃう感じ、『裏窓』では久しぶりだわ。← こら! 言い方!
とにかく、服を脱ぐことさえもどかしいくらい、塊になってソファに移動していった半裸の猛烈なちうシーンは、
フライパンで鍛えまくったシェフの隆起した肩甲骨周辺の筋肉と、
ワーンのまばゆいばかりの白いモチ肌を
堪能するのがよいでしょう。← なに、この上から目線(笑)
なにが笑ったって、事を終えたあとのプラワーンが、夜中にも関わらず、親友のジェイジェイに電話して「どうしよう、シェフと寝ちゃった!」と赤裸々すぎるご報告をしたあたりでしょうか。
本気で、吹き出しましたよ(笑)
寝るのと恋愛は違う、という、なかなか含蓄ある恋愛格言のような言葉で、ワーンを落ち着かせようとするジェイジェイ。
お前が恋に落ちなければいい、と、再度、釘を刺してきます。
選考に残りたいあまり、オーブへの想いをセーブしようとするワーンですが、たぶん、それ、すでに手遅れよ(笑)
翌朝、昨晩のことは秘密にしましょう、と提案するワーン。
↗シースルーの黒ニットのカーディガン、可愛い!!
誰と寝ても、選考に手心など加えたりしない、と豪語するオーブに、自分への気持ちをたしかめようとすると、店の件が片付くまで待ってくれ、と言われてしまい・・・。
だからと言って、甘い雰囲気がないか、と思えば、そういうこともなく・・・(笑)
ここはなんといっても、唇ギリギリを攻めるシェフと、鼻キスを堪能するワーンのの官能美
ただ、身体の関係にまで発展し、単純にラブラブモードかと思いきや、オーブ自身も、なんだかワーンに対し、思うところがありそうな雰囲気なの。
当然、お店のシーンも結構出てきます。
後継者選びって、試験だけじゃなくて、通常の店の営業を昼夜こなしつつ、持ち場を交代しながら、店全般を回す力量を見ていく・・って、オーナーシェフならではの視線って感じ。
隙を見ては、思わせぶりや甘い会話、ちょっとしたスキンシップもありありのオーブに、戸惑いを隠せないプラワーンの気持ちもわかるのよ。
選考に手心など加えたりしないと言ってたわりに、言葉尻は厳しいけれど、手取り足取り、ワーンの指導をするオーブを見て、参加者のパンシップから、自分の時には、問答無用で食材を捨てたのに、一体、どうなってんだ、と不審に思われてるよ。(苦笑)
職場恋愛って、バレてないと思ってるのは、本人たちだけだったりするもんね。(苦笑)
その分、クルアの内面がどんどん鬱屈していくの。
せっかく、オーブが発案したコンテスト出場者との会食を断ってまで出かけたメタスの家で、(ジェイジェイによって)シェフとの仲をばらされてしまうワーン。
その特権をいかし、早くシェフから店を取り上げろ、とメタスに急かされるまでもなく、もう、この役目から降りたくなってるんだよね。
でも、手付金60万バーツ(成功報酬の30%)については、すでに、滞納してた家賃に消えてしまい、返す当てがない。
※失敗したら、全額返すっていう条件で、ジェイジェイったら、ワーンの成功報酬を、当初の50万バーツから200万バーツまで引き上げた経緯あり。
覚悟を決めて、愛の告白をする前に、罪の告白をしろ、と、ジェイジェイに迫られたものの、どうしても言い出す勇気が持てず。
会食に参加しなかった理由を問われ、家の用事で外出していた。詳しいことは今は言えない。問題が解決したら全て話す、と約束するワーン。
今はそれが精一杯。
俺に隠し事は許さない、と、ワーンを激しく求めるオーブ。
秘密を抱えたワーンが、オーブに抗えなくなってきたあたりから、単なる浮かれた恋愛の雰囲気が消えてきて、おもしろくなりはじめました。
一足先に、ワーンのことが好きだとオーブに宣言したクルアを交えて、厨房では、ワーンを挟み、クルアとシェフの三角関係もどき・・・と、どんどん嫉妬もが複雑化(笑)
そこに、お決まりの、オーブの元カノ(属性:師匠の娘)登場。
心の揺れが、丸見えなオーブ。
平静を装うワーン。
そりゃ、オーブの師匠の容態などの事情を聞けば、表立って嫉妬もできず。
頼ってくるカオスワイに毅然とした態度が取れないオーブ。
案の定、どんどん、オーブのテリトリーに侵食してくるカオスワイ。
オーブとワーンの間に流れる微妙な空気。
カオスワイの服、モンスターボールみたい!
指にケガをしたワーンを追おうとしたオーブをわざと引き留めるとか、絶対気づいててやってるわ
その後も、チクチクとオーブに嫌味を言うくらいで我慢するワーン。
しかも、ワーンの得意業務である接客も、完璧にこなすカオスワイを見て、自信喪失気味。
屋上のハーブ園で、カオスワイが、オーブに自分と一緒に店をやろう、と告げているところに、
居合わせてしまったワーン。
そんなワーンに気づいていたカオスワイが、もう屋上にバジル栽培の手伝いをしに来る必要はない、と、先手を打つ。
ここで、ワーン推しの視聴者から、完全に敵認定されるカオスワイ。(≧▽≦)
で、ここで、さらなる爆弾発言。
「ありがとう、父のこと、知らせてくれて・・・」と、クルアに告げるカオスワイ。
おまえだったのかい!!
なんのことだか、さっぱりわからない、と誤魔化すクルア。
オーブとプラワーンを囲む邪悪な包囲網がハッキリと可視化されてきましたね。
さすがに、宣戦布告されたことは、自覚したプラワーン。
早速、ジェイジェイのところに行って、相談すると、「それは神の啓示だ。すっぱり、想いを断ち切れ」と言われてしまう。
最初から、店だけでなく、シェフの心も弄んでいる、それが、ひいては、ワーンの心も傷つけることがわかっているので、少々、厳しいことを言うのです。
それよりなにより、なんで、オーブがここまで、悩むのか、わからんのよ。
店の存続について、あれこれ悩むのはわかる。
ICUにいる師匠との関係も、無視できない。
それでも、前に進もうとやってきたし、ワーンとも巡り会えたわけじゃん。
それなのに、ここまで落ち込むのが、カオスワイの帰国きっかけ・・っていうのが、さっぱりわからん。
カオスワイが帰国したことで、店の売却話はなくなるのでは、と浮き足立っている厨房内で、「中断などしない」と断言し、次の試験の課題は、ガパオライスの神髄「ホーリーバジル」を使った独創料理だと発表するオーブ。
そこに、空気を読めないふりをしているのか、店の改装や二号店の出店を提案してくるカオスワイ。。。
もう、混沌の極み。。
一応、申し出を断ったものの、カオスワイに付け入る隙を作ってるとしか思えないオーブが、歯がゆくて仕方がないワーン。
気持ちわかるわ〜! 私もよ!!
情熱は必ず戻ってくる、その手伝いをさせてほしい。ガパオライスがだめなら、他のジャンルにしてもいい、と更に、オーブに迫るカオスワイ。
カオスワイ「でも、十六ささげは使わないでね。私にアレルギーがあることが、店名の由来でしょ」
ずっと、シェフにアレルギーがあると思っていたプラワーンの、それを知った時の、あの瞳・・・ちょっと、くすん・・となったな。
しかも、そんなワーンに、ちらっと視線をむけるカオスワイの邪心。
カオスワイの出現を、ワーンが面白くおもってないことは、ちゃんと気づいてるオーブ。
ゴミ捨てのために店の外に出てきたワーンの、取りなしにくるんだけど、まんまと食べ物につられる(ふりをしてあげる)ワーン。← スポンサー商品なの、勘弁してやって(笑)
舞台がレストランのドラマなのに、こんなにインスタント食品出てくるって、なかなかないよね(笑)
すねても、食べ物で機嫌がなおるワーンを子供っぽいというけれど、彼は見通しが甘いだけで、言うほど、子供じゃない気がするんですよね。
(たしか25歳だっけ?)
隙あらば、そんなワーンに迫り、ちうするシェフ。
節操ないのは、オーブのほうです(笑)← 別に、私だって、オーブを嫌ってるわけじゃないのだよ。
絆されるワーンが心配なのよ。
本来なら、こんなぽわぽわしたところが、ワーンのいいところなのに、選考やら店のこと、カオスワイとのことを曖昧にしているオーブのことなど、あれやこれやで、心が疲弊していってるのがわかるんだよね。
そんなワーンのことを、特製フレンチトーストを作って、またまた、食べ物で釣ろうとする慰めるオーブ。(笑)
たしかも、食べ物は重要なアイテムかもしれませんが、たとえ、短時間であっても、こうして、二人の時間を持つことが大事だというわけでございます(笑)
手を変え品を変え、スポンサー商品が登場!
改装の話を流されたカオスワイ、次の一手は、新メニューの開発。
こっちも、手を変え品を変え・・・です。
火花バッチバチな、ワーンとカオスワイ。
オーブのレシピに従い、新メニューを作ることが出来たら、次の選考にも役に立つはずだ、と、カオスワイ発案の「土鍋ロブスターガパオライス」を作ってみることに。
ただし、具材のチョイス・味付け・盛り付けは、各自のアレンジ自由。
店のメニューに採用されれば、それは、一人前のシェフを名乗れる証。
あまり気乗りがしないワーンも、チャレンジするが、結果は散々。
クルワの味と、パンシップの盛り付けを組み合わせたものを新メニューとして出すことに。
ワーンのやる気のなさを叱責するオーブ。
もう、選考から降りる、とイラつくワーンを、必死に慰める様子を見て、クルアの気持ちに気づいたパンシップ。
意識を取り戻し、一般病棟に移ってきたオーブの師匠。
たぶん、師匠は、感じてるんだろうね。
「家族になれると思っていたのに、残念だよ」
すべては、あなたの娘が原因だと思うんですけど、ちがいますか?
それでも、諦めないカオスワイの世話を焼くオーブ。
たとえ、それが、兄のような気持ちだとしても、ちょいイラっとする。
そして・・・ワーンは、クルアと共に、遊園地へと出かけることに。。。
どこか、矛盾の上に成り立ってる二人の、このグラグラな地盤具合が際立ってきた中盤です。
中盤のメタスとジェイジェイ
自宅療養中のメタス、電話で部下を怒鳴りつけたり、イライラしっぱなし。
人に任せることができない典型的な経営者です。
仕事漬けのメタスの生活習慣を変えさせようと、理詰めで効能を説明するだけじゃなく、実際、朝食まで作ってあげるジェイジェイ。
慣れない朝食に文句を言いたいけれど、ジェイジェイの料理が栄養効果だけじゃなく、味もおいしくて(笑)、結局、食べてる間、一緒にいろとか命令しちゃうメタスもメタスだけど、ため息つきつつ、ちゃんと席に座るジェイジェイ、双方、面白い(笑)
ワーンの面倒をみてばかりいるジェイジェイの話に、本当に“ただの友達か?”と、ちょい不機嫌になるメタス。
決して見返りを求めず、家族同然で世話をやいたり、時間とお金を使う友達関係が理解できないのね。
ジェイジェイが損ばっかりしてるように思えちゃって、オーブの店の件が片付いたら、ジェイジェイの個人クリニックを開業させるために、出資するとか言い出しちゃう。
損得勘定について、あれこれ力説するけど、本当は、ジェイジェイの役に立ちたいだけなのに、自分でも自分の気持ちがまだ、よくわかってないんだよね。
当然、そんな話はお断りするジェイジェイ。
そんなに、金がありあまってるなら、節税のためにも、寄付してください、とキッパリ。
メタスの入浴介助のために、自主的に、夜まで残るジェイジェイ。
意地を張り、介助を断ったメタスが、脱衣室で素っ裸の状態で、倒れてしまい・・・その叫び声をきき、駆け付けたジェイジェイが専門家らしく、普通に、ケガはないか、とか、確認しちゃって(笑)
さすがに、メタス自身、まだ見せるつもりはなかった「メタスのメタスくん」と、サワディーカーップ!(笑)
あ・・・・
それを、呼び出してたプラワーンに見られてしまう、という、なかなかスリリングな介護生活よ(笑)
ワーンに対して、優勝する見込みがあるのか、と、追い詰めるメタスを見て、思わず「こいつはシェフとできてるし、新たな作戦も考えているので大丈夫だ」と太鼓判を押してしまうジェイジェイ。
メタスとジェイジェイの関係性に、怪しむワーン。(笑)
急いで治そうと、無理して、歩行器の練習をするメタス。
やりすぎはよくない、と、強制的に休ませるジェイジェイ。
メタス「一体、どうすればいいんだ。何をしても、君に叱られる」
ね、頑張り方の方向性を間違っちゃっただけで、ジェイジェイに褒められたくて頑張った、と言ってるようなもんじゃん。
ジェイジェイ「・・・・・」
一切、表情を変えないからわかりにくいだけで、ジェイジェイだって、理学療法士の時の目と、違う目をする時だってあるんだよ。
厳しいことを言いつつ、ちゃんと、丁寧にケアしてくれるジェイジェイのことが嬉しくて、大好きで、
帰ってほしくないあまり、またまた、お金絡みで余分なことを言ってしまう。
ジェイジェイ「僕は正当な金額しかいただきません! クリニックからちゃんと給料をもらってるんです。次にやったら、あなたの担当を降ります」
ジェイジェイたん、激おこです!
メタス、ほんと、学ばない奴!(笑)
結局、クリニックの新オーナーとして、降臨したメタス。
すぐさま、荷物をまとめはじめるジェイジェイ。
メタス「君がいなければ意味だない。どこで働こうとも、そこを買い取るだけだ。自分に出来ないことはない」
ジェイジェイ「何一つ、わかってないようなので、教えてあげましょう。人に好かれるには、まず誠意をみせるべきです。金など使わずに。ここを買いとったとしても、僕は手に入りませんよ。あなたには失望しました」
メタスの心に、(容赦なく)ズバッと切り込むジェイジェイが小気味いい。
しかも、ちゃんと、ヒントをあげるところも、優しいでしょ(笑)
気に入らなければ、問答無用、秒で相手を追い出してきたメタスが、はじめて、引き留めたいと思って、こんなにまで必死になってる!!
メタスの目は、覚めるんでしょうかねぇ(笑)
「誠意ってなにかね?」by 北の国から を思い出す私は、典型的な昭和ドラマ人間です。
職場で会えなくなったら、自宅まで押しかけるメタス。
そうでなくっちゃ!(笑)
まさか、家まで買うつもりか、家は絶対売らないぞ、と、メタスのやり口を先読みするジェイジェイに笑った。
本当に欲しければ、隣の土地を全部買い占めて、お隣さんになる、という斜め上をいくメタス。
ああ、楽しい。
メタス「クリニックを辞める必要はない。ただし、君の担当を僕だけにすればいい」
誠意を示そうと、さも譲歩めかして、わざわざ言いにきたくせに、全然わかってらっしゃらないメタス様に対して、舌打ちして嗤うジェイジェイ。
ジェイジェイが本心から親切にしているのか、観察するとか、言っちゃうメタス。(笑)
もうわかってるくせに~~(笑)
(今までの)クリニックで働くにしても、他の患者も担当する、と宣言するジェイジェイ。
その条件が飲めなければ、多少、給料は下がっても、国立病院で働けばいい、と宣(のたま)う強気な国家資格ホルダー(笑)
さすがのメタスも、国立病院は買収できないだろう、とか、善人の本質をみせろ、とか、炎天下の中、二人していろいろ言い合ってますけど、結局、ジェイジェイに支えられて、きつく叱られて、ときめいちゃうメタス。
ああ、この二人、いいわぁ。
ジェイジェイ「どうせ、患者いじめとか、いうつもりなんでしょ」
メタス「ああ、いじめたいね!」
って、Sなのか、Mなのか、二人とも、微妙なところが最高。
おうちにはいって、まったりお茶タイム。
ジェイジェイの普通の暮らしぶりが気になる、気になる(笑)
映画好きだと知ったメタス。
しかも、ワーンがホラーが苦手だから、ホラー映画だけは一人で見に行くと聞き、目がキラリ~ン。
今までだって、ジェイジェイが、メタスのこと、誘ったことなんて一度もないのに、「君は僕を誘う必要ない。僕が君を誘えばいいんだ」って言い切るメタスの理屈、メチャクチャです。
映画デートに出掛ける前の、トイレでの、手すりがなくて、立ってるだけで精一杯だから、ファスナーが下ろせない、だの、メタスのメタスくんを支えろ、だの、とんでもないひと騒動も、介護なのか、イチャイチャなのか、どんどん曖昧にさせようとするメタスの魂胆が楽しすぎる(笑)
そして、お金持ちあるあるな、映画館貸し切り戦線へと、順調に話は進んでいきますよ(笑)
ここで、なにより重要なのは、あれだけ、正しいと思ったことは主張を曲げず、ズバズバ正論を説くジェイジェイが、メタスが映画館を貸切ったり、そもそもデートに行くのを拒絶しなかったということです(笑)
んふふふふ
取り巻くあれこれ
横恋慕クルア
前記事で、ほとんど説明してなかったクルア。
もともと、この店の従業員で、オーディション参加者でもあります。
店の二階にある従業員寮で同部屋になったワーンに対して、わりとすぐに好きになっちゃって、ライバルにも関わらず、いろいろ教えてくれるし、面倒はみてくれるし、フレンドリーだし、いいキャラだったんです。
ただ、ワーンとシェフとの関係を知ったあたりから、じわじわとキャラが崩壊しはじめるの。
オーブがワーンを部屋に誘ったのも目撃しちゃうし、なにしろ、同じ部屋なんだから、夜中になっても、ワーンが戻ってこない意味だって気づいちゃうでしょ。
なにかを思いついたように、電話に手をのばすクルア。
この行動が、その後、波紋を呼ぶことに。
親睦を兼ねて、オーブがみんなで食事をしよう、と、ムーガタに誘ったのに、メタスからの呼び出しで、ワーンだけ不参加。
不機嫌なオーブに対して、「僕、プラワーンのことが好きなんです」と先制攻撃をしかけるクルア。
それだけじゃなく、シェフも恋人と働いていたし、職場に恋愛をもちこんでも問題はないはず、と、さらっと元カノの話を持ち出すところとか、なかなかの策士。
それを言われちゃ、オーブ、苦虫を、噛んで噛んで噛み殺すしかなくて・・・。
実際、ロサンゼルスにいたカオスワイに連絡をして、彼女を呼び戻したのも、クルア。
ずっと、料理や審査にむきあってきて、結構、煮詰まってきた三人(クルア、ワーン、パンシップ)
特に、ワーンは今、すこぶるやる気が落ちてるからね。
料理以外で、好きなものは?と、ワーンに聞かれて、「あるけど言えない」と答えるクルア。
クルアの気持ちを知ってるパンシップが、煮詰まってる時こそ、遊園地で発散しようと発案。
当然、バックヤードでは、そんなパンシップに応援され、励まされるクルア。
当然のごとく、パンシップはドタキャン。
クルアにチャンス到来。
遊園地の、夜市で遊ぶ二人。
クルアの、一度狙ったら、決して的を外さない、射撃の腕のすごさが、なんとも言えなかった。。。
射的で、ゲットしたぬいぐるみを、ワーンにプレゼントするんだけど、もともと、プラワーンって、タイ語で、ปลาวาฬ 鯨 って意味があるらしくて・・・
それが、このワーンの喜びように、つながるわけですね。
気が大きくなって、カクテルをバケツ飲みするワーン、当然、酔っぱらってます。
パンシップから、クルアとワーンが遊園地にいって、まだ、戻ってない、クルアは告白するつもりだ、と聞かされたオーブ。
さて・・・お膳立ては全て整った遊園地。
どうなるのか、は、次の7話のお楽しみです。
“典型的なBLドラマの障壁” 元カノのカオスワイ
振った側の人間って、いつまでも相手は自分のことが好きだと思うのかな?
そんなに、自分に自信があるのかな?
確かに、綺麗だし、可愛いんだけどさ。。
もう一度付き合ってあげる、と言えば、尻尾ふって喜ぶとでも?
再会にかこつけて、まんまと、オーブに抱き着くカオスワイ。
師匠の手術は無事終わったものの・・・
それで終わるはずもなく、それに、カオスワイだって、いつまでも、夢見る少女じゃいられない♬
この一癖も二癖もあるお顔。。。
実際、彼女の存在意義は、ここにあり(笑)
「もう二度と去ったりしない。チャンスがほしいの」
オーブの性格を知り尽くしてるカオスワイが、オーブを真綿で囲い込む。。
完全に、プラワーンを敵認定してきたカオスワイ。
「彼と話す時だけ、違う」と、オーブをなじるが、そんな資格は彼女にはない。
プラワーンとのことを打ち明けようとするオーブの言葉を遮り、新メニューのことにだけ言及して、その場を離れたところは、もちろん、心底、ヴィランじゃないっていうことが言いたいのかもしれませんが、余計、始末が悪い。
(後輩シェフのナップヌェンに言われて)はっきり片をつけようと決意したオーブに呼び出され、焦るカオスワイ。
そりゃそうだよね。
今の雰囲気じゃ、オーブの心は取り戻せないし、プラワーンに負ける。
頼みの綱のナップヌェンにも、「本当に愛しているのなら、その人の幸せを願うものだ。先輩の親友としても、仲立ちはできない」とハッキリ断られ、自分の不利さは、十分承知してるはずだけど、それを受け入れられるのか・・でしょうね。
「今日は行けない。日を改めましょう」と、時間を稼ぐカオスワイ。
その他
中盤でも、ナップヌェンシェフ、いい仕事してくれます。
わざわざ、自分の店に、グラニテを作りに来たオーブ(はっきり言って、店からも、ワーンからも逃げてきたんだけど)とそのグラニテを見て、カオスワイに作ってたものじゃない、店にいたプラワーンって子のためだろ、と言い当てる。
「恩は恩。愛は愛」
そう!
先延ばしにすればするほど、カオスワイに期待させることになるぞって、いいこと言った!
コンテスト関連
この段階になると、参加者がだいぶ絞られてきてて、クルア、プラワーンの他は、このパンシップのみ。
この子、お金持ちの息子で、店くらい、父親に出してもらおうと思えばできるし、一流シェフにレクチャーを受けたりもできるんだけど、今までずっと、一人でやってきたから、みんなと働けて、楽しくて仕方がない、もう誰とも競いたくないって言うの。
メタスとは別の意味で、面白いタイプの金持ちのボンボンです。
この子に、きゅ~~んとなるのも、なんだかなぁ~って思うけど、殺伐としはじめた6話とか、結構、癒しなのよ。
結局、コンテストに勝った人は、負けた人を雇って、みんなで一緒に働こう!って、クルアと一緒に変な同盟まで作ってた(笑)
クルアの気持ちを知って、励ますところは、単純に、優しい子なんだけどね。
★『This Love Doesn't Have Long Beans』7話に続く★