筋追い1本終えた今、というか、その少し前くらいから、U-NEXTで、大陸ドラマをいくつか見まくっておりました。いや、現在進行中なので、おります、かな?照れ

 

そのあたりの詳しめな流れについては、また、別の作品の記事で書いているので、そちらをお読みいただくとして・・・その中で、毎日、見ているうちに、NEW(新作)の文字に惹かれて、最初に出てきたBL作品を見てみたんです。

 

8話なので、あっというまに、視聴完了。

 

う~~ん(笑)

到るところ、ツッコミどころ満載で、

ストーリー展開におけるザルの目の粗さとか(笑)、

頭の中で浮かんだまま消えない「私はなにを見させられているのか???」という疑問符やら、肌色注意報やら、

文字にすると、あまりポジティブとは言い難い要素連発なんですが、

これ、一部、誉め言葉の裏返しかもしれません!!(笑)

 

表裏一体っていうのかな?

準備中の他作品にもう少し時間がかかりそうだし、← まるで、時間稼ぎ的なニュアンスじゃんショボーン

この感覚をうまくまとめてお伝えできる自信はないんですが、とりあえず、前編(1~4話)の内容と雑感を交えて書いてみますね。

 

オリジナルタイトル:รักนี้ไม่มีถั่วฝักยาว 

<この愛には、ササゲはない>

意味わかんないでしょ?(笑)

 

そういう時は、これよ、これ!

トレーラーというものがあるじゃないですか。

しかも、Rakutenさんが作ってるので、解説も日本語です。バッチリです!爆笑

 

最終回の8話まで、全部見た私が、今、あらためて、このトレーラーを見て、ひとこと!

 

よりによって、この時点で、肌色に焦点当てるなんて、ずるいわぁ(笑)

腐った沼民なら、手にとってしまうやろ~~!(笑)

 

 

  話は単純

 

 

売れないモデルのプラーワーン(Pon演)、大好きなガパオライスを食べ歩き、Youtuberとしても発信し続けるとあって、プロの完璧モデル体型とは言い難く、顔はそこそこ可愛い系の美形でも、オーディションは落ちまくり。

今日も今日とて、ガパオ専門店“偽りなしのガパオ店”に撮影のために訪れたものの、← 完全に、本業はYoutuberじゃん(笑)

オーナーシェフのオーブ(Sailub演)とトラブルを引き起こし、店から追い出される始末。

電気も水道も停められ、明日をも知れぬ“貧すれば鈍す”状態。

とにかく、喉から手が出るほど、お金は欲しい。

※中学校からの親友、ジェイジェイ(Garfield演)のおかげでなんとか生きられているので、そこまで悲壮感はないけどね(笑)

 

そんな中、レストランが建つ土地を狙う投資家メタス(Benz演)から、オーブの心を掴み、後継者となって土地の権利書を手に入れるよう、指示されるプラワーン。多額の報酬とシェフの魅力に惑わされたプラワーンは、その依頼を了承し、オーブが主催する「店の後継者コンテスト」に参加することになるが…。

(ちなみに、演者のラインナップを見れば、おわかりのとおり、『Pit Babe』でおなじみ、CHANGE2561の皆様ですwww)

 

さて、一体、どうなることやら・・な物語です。

 

 

  見どころ?

 

典型的な・・と言っていいのかわかりませんが、いわゆるネットドラマと言った雰囲気で進んでいきます。

むつかしく考えることはなにもないので、見やすいことは見やすいです。

序盤は、状況説明のためなのか、テンポのせいなのか、なんだか、見ててしっくりこないのですが、そのうち、ツッコミまくることこそが、このドラマの正しい視聴姿勢であるということに気づいてからは(笑)、こっちのものです。

 

徐々に、2つのカップルがくっついていく様子を見守る流れになっていきました。

 

前半のオーブシェフとプラワーン

当初、オーブシェフは、たびたび自分の前に現れるワーンのことを、追っかけファンだと勘違い。

印象は、よろしくないところからのスタートでしたが、それこそ、縁は異なもの味なもの。

 

たしかに、ワーンってば、顔立ちは整ってますが、どっちかと言えば、かっこいい<(大なり) 可愛らしい・・かな?

料理経験は皆無であっても、今は亡き、食堂をやっていたお母さんが作ってくれたガパオライスの味が、プラワーンがガパオライスをこよなく愛する理由であり、彼の味覚の源(みなもと)っていうのもよかったですよね。

 

年の差カップルであっても、そもそも、オーブには、ダディ味をあまり感じませんでした。

ビジュアル的にも、普通にかっこいいし、ワーンのことが気になっちゃうに過程もわかりやすいし。


もちろん、双方、言葉とは裏腹に、世話をやかれ、やきつつ、どんどん惹かれていく気持ちも十分、理解できます。

 

もはや、バジルの香りじゃなく、オーブの放つフェロモンに惹かれてるとしか思えない。(笑)

 

 

そういうシェフは、結構、初めの頃から、プラワーンのことが気になっている。

じゃなきゃ、書類選考で落とすでしょ(笑)

 

そして、気付けば、二人きりの時は、やたら必要以上に、顔の距離が近い!(笑)

 

夜中、同じコンテスト参加者のクルアに料理の特訓を受けているのを目撃し、

(距離が近いのは、シェフだけじゃなかった(笑) クルアにも狙われてるプラワーン!)

自分でも気づかぬうちに、嫉妬に燃えてしまうというお約束。

 

あとね、この場所、すごく素敵でした。

突然のメタスからの直電に動揺し、電話に出るために、ワーンが踏み入れてしまった人気(ひとけ)のない場所。

ここは、オーブが、3階の自宅スペースと共に、従業員以下、誰も立ち入らせない場所。

大切にバジルを育てている屋上ガーデン。

まるで、“秘密の花園”みたい。

ここでの未遂キスは、

逆に、二人の恋を加速させたと思うなり。

 

混乱の極致に陥るプラワーン。

オーブはオーブで、海外に行ってしまった元カノとの別れに、未だ、決着をつけているのか、態度をはっきりさせない側面もある。

店の内装とかも、元カノが手掛けた当時のままだしね。

  

しかも、このオーブという男。

仕事に関しては、自分にも他人にも厳しく、完璧主義だというけれど、ほんとかな?(笑)

 

本来、病気で命の危機に瀕した師匠の手術や治療費用を工面するために、店を売却したい、という話だったはず。

 

それがいつの間にやら、メタスには(再開発エリア内になった)店を売却したくない、そのまま存続させたい。

でも、情熱を失ってしまった自分は、店から手を退きたい。
※料理は嫌いになったわけではない。
 
師匠の娘(オーブにとっての元カノ)と連絡がつき、手術の成功により、師匠の命が助かったことで、当面の心理的逼迫度は若干減少し、店と味を正統に引き継いでくれる後継者選びという話になっていくのだけれど、その考えに至る紆余曲折が、わかるようでいて、実際には、オーブが本当はどうしたいのか、さっぱりわかりにくい(笑)

 

しかも、ド素人のプラワーンが、他の参加者をさしおいて、どんどん勝ち残っていく、とか、無理がありまくり(笑)

まぁ、プラワーンが勝ったというより、どちらかというと、脱落した参加者自身の自滅というか、脱落するなりの理由あり・・・のほうが表現としては正しいかも。

一応、念のために書き添えるならば、か弱き小動物プラワーンもただ手をこまねいていたわけではなくて、アイデアを絞ったり、今までの経験を生かしたり、また、彼自身の誠実さが身をたすく、という展開が胸をすくときもあります。

 

いろいろあったものの、前半も佳境です。

感謝の気持ちをこめて、オーブにガパオライスを作るプラワーン。

ド素人でしたが、ここまで作れるようになりました。

なんだかんだ言っても、ワーンは努力の人なのです。

しかも、味は、母の味を思い出しながら作った独自レシピです。

 

心の褒美をやると言われ、立ち入り禁止のはずの、シェフの自室に招き入れられるプラワーン。

夜更けに、オーブの部屋に誘われるって、これはもう、口説かれる前提じゃん😂

 

そこで、特別なスイーツ、グラニテを振舞われるワーン。

 

ここで、オーブから、いままで元カノのためにしかスイーツを作らなかったと知らされ、大ショックな展開へ・・・。

ワーン「なんでそんなものを、僕に?」

 

オーブ「お前が、もう一度、グラニテを作りたいと、俺に思わせてくれたからだ。味も風味も変えた。エターナルサマー、君を思い起こさせる」

 

呆然としているプラワーンの口許に、スプーンを運ぶオーブ。

 

ここで、この間の、未遂キスを完結させる二人。

 

・・・となれば、そりゃ、久しぶりの肌色注意報!!

あの・・周囲とか、大丈夫ですか?(笑)

 

とはいえ、そんなに期待しないでくださいね。

1枚だけ、いきますね(笑)

 

き~んぎょだ、金魚だ(笑)

金魚金魚金魚金魚金魚

肌色よりも、金魚に興奮するあたくし。

 

 

今回のパーンアウトコレクションはね・・・

残りの金は降り込むから、最終ラウンドにすすむことを期待する、というメタスからのメッセージが浮き出たプラワーンのスマホでした。


 

 

前半のメタスとジェイジェイ

私は、最初から、メタスとジェイジェイのサブカプが楽しみでねぇ(笑)

 

ベンズ君演じるメタスが、まぁ、典型的な金の亡者な投資家役で、最初は嫌な奴なのよ(笑)

『En of Love』で青パン穿いてたベンズくんが、もう26歳。

『Pit Babe』で久しぶりに見た時も、大きくなって・・・とか、つい思っちゃったけどね。

 

メタスは昔、オーブの師匠の店を取り上げたことで、オーブの恨みを買ってるという過去のしがらみあり。

 

さて、コンテストですが、書類選考→第一次審査を通過したプラワーン。

改めて、メタスとの交渉に赴くことに。

相変わらず、ワーンを見下すメタス。

 

頼りないプラワーンに代わって、正論の刃と無類の交渉力で、メタスに挑んだジェイジェイが超かっこいいのよおねがい

頭の回転も早いし、弁も立つ。

「(エラソーに言ってる)あんたが送り込んだ奴は、成し遂げられず、店から追い出されたじゃないか!こいつはマヌケに見えても、ちゃんと選考を突破したぞ!」

それを言われたときのメタスの顔がこれ。

メタスみたいな負けず嫌いの人間には、有効なのよ(笑)

少なくとも、ジェイジェイのことを、他の人間とは違うっていう認識が生まれたよね。

 

なんとか、金の力、いや、自分の力で、ジェイジェイを屈服させたい。

・・って考えた時から、恋の負けのカウントダウンは始まってるわけさ。(笑)

 

ジェイジェイのお仕事は、理学療法士。

リハビリ患者がメタスだと知らず、先輩の代理で、テニスコートに派遣されてきたジェイジェイ。

テニス中、メタスがケガをしたところに居合わせてしまう。

ジェイジェイの診立てどおり、メタスの脚は手術が必要。

緊急搬送→手術後、秘書の他、誰も家族が来ないのを知り、意地っ張りなメタスをとても一人にしておくのに忍びなく、

結局、時間外にも関わらず、メタスが眠りにつくまで様子を見守ってしまう。ニヤリ

 

翌日、退院させろ、と医者や秘書に当たり散らすメタスに、意見するジェイジェイ。

ケンカ腰だけど・・・(笑)

 

でもね、こんなふうに、真剣に向き合って、意見してくる人間なんていなかったんだよね。

 

その後、メタスの脚のリハビリを担当する、という、メタスにとっては、願ったりかなったりのシチュエーションが勃発。

というより、ジェイジェイが自分の自由にならないと知るや、ジェイジェイが勤めてる病院を買い取っちゃうくらいの御執心ぶり。

 

今までのメタスの生き方や信念とは、対岸にいるジェイジェイ。

折り合いがつけられないメタスであっても、簡単にめげないところがいい(笑)

すでに、この段階で、ジェイジェイのこと、かなり気に入っちゃってる。

わかりやすい人なのよ(笑)

 

そりゃ、孤独なメタスが、ジェイジェイに惹かれるのは当然と言えば当然。

ぶれないジェイジェイの言葉が、プロフェッショナルとしても、人間としても、響きまくって、とっても心地よいの(笑)

 

そして・・・専属となって、メタスの自宅にいってリハビリを行うことになったジェイジェイもまた、メタスが事故で家族を亡くしたことを知り、これまでのメタスの、他人を頑なに拒み、信じられるのはお金だけ、金でなんとかできないものはない、と言い切る言動に合点がいきはじめる。

 

恋愛感情というのは、どうしてこうも、呼応するようにできてるのかな。

 

恋におちた強欲亡者。爆笑

ジェイジェイに会うと、胸がどんどこどんになっちゃうのは怒りだけじゃないって、ドストレートなの。(笑)

 

この時も、こんな風にクールだけど、

内心、すごいことになってたはず。(笑)

 

それでも、(わりと最後のほうまで)常に、ビジネスライクで節度をもってメタスに接するジェイジェイ。

でもね、本心をなかなか見せないジェイジェイが、実はちゃんとメタスを受け入れていて、好きになってるのに、うまく表現できなくて・・・← あんなに弁が立つくせに。

そういう、とってもかわいいところがあるのもいいのよ(笑)

 

 

その他

後半になるにつれ、プラワーンに横恋慕する眼鏡くんのクルア(Aon演)のシーンを入れるくらいなら、どっちかっていうと、メタスジェイジェイのカップルに時間を費やしてもらいたかったなぁ。

ごめんね、クルア!

悲惨なくらい、闇落ちさせないのであれば、彼の使いどころ、もったいなかった気がしたのです。

 

あと、オーブの後輩で、今は、レストランオーナーになったナップヌェンNubnueng(Michael演)もいい味だしてたね。

 「Call It What You Want」のBas役から注目してる俳優さんです。
 

オーブって行き詰まると、ふらふらと、ナップヌェン(Nubnueng)の店を訪れる。

相談できる人間が、年々減っていくオーブの立場からすると、この人の存在は、大きいですよね。

彼のアドバイスは、短絡的だけど、結局、ものごとっていうのは、シンプルなほうがいい場合多し。

 

ガパオ

私のお気に入りの韓国ドラマで『パスタ』というドラマがあるのですが、あのドラマも、ある意味、厨房が主役というくらい、割としっかり料理シーンがふんだんに映り、レストランの内幕を見せてくれるドラマで、そういう興味の寄せ方からすると、このドラマも、ガパオに特化してたのがとても良かったです。

多めの油で、にんにくと唐辛子と肉とガパオを炒めるところとか、もっとずっと見ていたかった。(笑)

 

ガパオライス専門店という設定のレストランなので、主役のガパオ(ホーリーバジル/バイガプラオカーオ)が入っているのは必然でしょうが、それ以外の食材は、わりと自由な発想でいいのだ、と、このドラマを見ていて思いました。


 

さて、ここで、タイには、国民感情レベルで、

「ガパオにささげを入れるか入れないか問題」

というのがあるらしい。

 

で、それが、店名の「偽りなしのガパオ店」につながるわけですよね。

ร้านกะเพรา 

  ไม่มีถั่วฝักยาว

カプラオ(ガパオ)の店 ささげ豆なし

 

 

ถั่วฝักยาว(トゥア ファック ヤーオ

 

ササゲ(十六ササゲ)って、さやインゲンとはちょっと違う細長いさやの豆だよね?

 

 

 

これ、U-NEXTだと、「偽りなしのガパオ店」って訳されてるんだけど、← これはこれで、かっこいい表現だけども。

普通に、「十六ささげ豆を入れないカプラオの店」じゃダメだったのかな?ニヤリ

 

 

 

 

が・・!

(ガパオに使われる)ホーリーバジルの香りが好きなプラワーンが、最初から、シェフから香るバジルの香りにノックアウトされたっぽい描写がこれでもか!っていうくらい出てくるのに、

煙草の香りには言及しないのよ(苦笑)

しかも、繊細なバジルの香りを愛する料理人なのに、煙草を吸ってるのを誰もなにも指摘しないってどういうこと?

 

・・・という笑うに笑えないツッコミも、一例に過ぎず、シーンの到るところで発生し、大渋滞を引き起こしてるのも事実なので、たぶん、ダメな人にはダメでしょうねぇ。

 

おまけ

ガパオソースの基本的な材料

(結局、材料の幅の差は好みらしいウインク )

・豚または鶏のミンチ 400〜500g

・玉ねぎ 半玉〜1個
・ささげ(またはインゲン豆) 1~2本 ← 論争の素(笑)
・ガパオの葉 片手で一掴みぐらい
・生の唐辛子 1~5つ(辛みは、当然、お好みの量なので、もっと増やす人も・・・)
・ニンニク 1カケ

・黒醤油(醤油とモラセス(黒蜜)) 大さじ2
・ナムプラー 大さじ2 ← これは最初には入れず、テーブルについてから自分の適量をぶっかける派も。。
・砂糖 小さじ1~2
・お水 100cc

 

ざっと3~4人前?

ガパオは最後に炒めてね、だそうです。

 

 

  どこで見れる?

現在、U-NEXT・見放題で見れるので、視聴可能な方はそちらを見ていただければおわかりになるのではないかと思います。

あとは、RakutenTV:レンタル・購入

TELASAとか、FODなどのVOD:レンタル

Youtube VPN利用で、Cut版

愛奇芸(iQIYI) VPN利用で、Uncut版

などが視聴可能。

 

 ★『This Love Doesn't Have Long Beans』中編に続く★