ロイヤルホストクラブ
「ロイヤルホストクラブ」はミュージカルね。ミュージカル座の作品。
ミュージカルコメディです。
いや~、かなり凄い作品を観てしまった。
DVDでは観たことありますが、本公演を観るのは初めて。
「DVDでは実際に観たものの10分の1しか伝わらない」みたいな言葉を聞いたことありますがまさにそれだったみたいです。ここまで面白いとは
でした。
ストーリー、お気に入りのシーンはわかっています。でもDVDを観たのは大分前。細かいところまでは覚えていない状況。
席は最前列です。
おおまかすぎるあらすじは
「ダメホスト5人の奮闘を、毎月の売り上げナンバー1を競うホストたちと、店に通って大枚をはたく女性客とのやりとりを爆笑の連続で・・・」
というもの。
この作品観て驚いたのが第一幕の面白さ、満足度の高さ![]()
通常第一幕はやはりというか「これからどうなるか」につながる展開です。
が、この作品は第一幕の満足度がとにかく高い![]()
そして大爆笑ストーリーはもちろんダンスが見事なことは特筆物![]()
他の公演で見た役者さん達が、さらにはロビーなどで会話させていただいたことのある人々があんな凄いダンスを出来るなんて
ボディビルダーを初めて目の前で見た時の驚きに近かったです
(ちょっと違うか
)
最前列だから目の前でその迫力。実にすんごいものを見せていただきました。
あ、もちろん第二幕も非常におもしろいです。でも第一幕の秀逸さは特筆物でしたね~。
この作品はキャラクター天国状態。誰も彼もなんとまあ魅力的なこと![]()
ファンクラブに入っているような劇団ですから知っている役者さんがたくさん。あの人もこの人も見たい。
だからいつものことながら必ずしもスポットライトのあたっているそのシーンでメインとなる人を見ていません。
DVDですごく魅かれたキャラクターは4人。
金子民子、まるちゃん、丈二と剣士郎。
みんな期待通り
この4人を目当てで言ってもいいくらいの期待度でしたから大満足![]()
金子民子登場の時には拍手したくなるほどの期待でしたから。
まるちゃんも良かったなあ。丈二と剣士郎のダンスのうまいことうまいこと![]()
行っていない人にはなんのことかわかりませんわね。当然だけど演じた役者さん素晴らしいからこれらのキャラクターが魅力的になります。
金子民子を演じたのは武者真由さん。
劇中で「雨」という歌を歌います。これが素晴らしくってね
私、「雨の歌と言ったら何が浮かぶ
」と聞かれたら真っ先にこの歌が浮かびますもん(笑)
まるちゃんを演じたのは鈴奈けいさん。
不思議ちゃんを演じたのですが、まさに目が行ってしまうというかなんというか。空気感の演出が素晴らしいのでなんか目を離すともったいない気分にされるんですよね。
丈二は狩俣咲子さん、剣士郎は梅沢明恵さん。おなべの役です・・・がそれよりなによりとにかくダンスに尽きます
すんげ~![]()
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でした
演技も当然うまいのですがダンスが圧巻すぎて。最前列冥利。おそらく一番後ろでもあの凄さは伝わっていたでしょうが凄かったなあ。
そのほかの印象に残った役者さん。
多菊八重さん。「ロザリー」で初めて観てからなんか目が行ってしまうんですよね。ツボにはまるんでしょうね。どこがどうとかではないんだけど目が行きます。いつかご挨拶したいもんだ。
上條恒さん。ホストクラブのオーナー役。中心となるシーンではないのですが、前述の通りお気に入りの役者の姿を探しているとこの人が温かい目でダメホスト達を見守る表情に気が付きます。実の良い雰囲気を醸し出していましたね。
会場では珍しくミュージカル仲間と一人も会えず。どなたかいたら楽屋口までその人についていこうと思ったんですけどね。残念。演じたばかりの役者さんに感想を伝えたいものの一人で行くのはちょっと遠慮してしまいますもんで。
あ、休憩時間にスタッフをしていた面識ある役者さん(まんみさん)には第一幕の感激を伝えました。
感動、感激、満足って伝えたいですからね。
前回の公演の映像リンクを貼っておきます。
是非見てください。
http://www.youtube.com/watch?v=CNg0tt7PacM&feature=player_embedded
ミュージカル「トラブルショー」
光が丘でミュージカルを観てきました。
ミュージカル座の「トラブルショー」という作品。再々演です。初演も再演も観に行っています。
ストーリーは再演の際にmixiにアップした当時の日記の文をそのまま引用すると
”簡単に言えば「ミュージカルを公演するまで」と「当日の舞台裏に起こる様々なトラブル」をコミカルに描いたミュージカルコメディー。第一幕ではその劇中劇で公演される舞台の方も舞台裏のドタバタを書いた作品ながらリハーサル風景や出演者に説明する形でストーリーもちゃんと展開されていきます。第二幕では今度はその舞台裏でのアクシデント、つまりトラブルを。一粒で二度おいしい、というやつですね(笑)”
です。
今回の公演、正直言うとあまり気乗りしませんでね。
この作品はDVDで販売されています。過去2回の上演を観ている上にDVDを何度も繰り返し観ています。さらに今回はミュージカル座の主要メンバーの多くが出演していないんですよ。しかも私が特に好きな役者さんはほとんどが。
非常に迷いましたが、ファンクラブ入っているほどの劇団の公演を一度も観ないで終わるのもなんですからね。
それと初演、再演と印象に残った役者さんである山本英美さんと鈴奈けいさんの演じる早見親子を最前列で観たいということでそちらの組だけ観劇することを決意しました。普段は二つの組共当たり前に観るのですが今回はこちらだけ。
感想。
前二回の公演とは大きくアレンジされていてとても楽しめました!
プラスされたシーンあり。より伝わりやすくアレンジされたシーンあり、よりパワーアップしたシーンあり。
考えてみたら演出家が勝負していたのは過去の公演なのかもしれませんものね。新鮮な感じで楽しめました。
私はストーリーを知っているわけで次に起こることがわかっているのですが、隣で観ていた人は初めてだったようで率直な反応が伝わりそれは良かったですね。私は私で、わかっていても大爆笑アリ。やはりかなり完成度の高い作品ですよね。
同じくストーリーがわかっているからこその楽しみ方なのですが、「DVDで何度も見たあのシーンが今目の前で演じられている!」という感動ってあるんですね。何度も拍手したくてしょうがなかったです。流れの邪魔をしては悪いのでしませんでしたが、なんか「名人芸」を見せてもらった気分でした。これが同じ作品を何度も見る人達の楽しみ方なのかも、と新たな発見でした。
私はミュージカル座の役者で大学の後輩である深沢美貴子さんに誘ってもらってミュージカルを観るようになりました。
ということで、前二回の公演では「深沢美貴子ありき」「深沢美貴子さんのシーンは全て見逃さず。その上で作品を観る」というスタンスでした。
それが今回、深沢さんは出演していません。深沢さん含めて私の中では特に印象に残ったキャストは全てその二回の時に演じた役者さん。
栗原あけみ役・・・深沢美貴子さん。
鮎川瞳役・・・青島凛さん。
早見よし子役・・・山本英美さん。
早見木の葉役・・・鈴奈けいさん。
田辺一星役・・・菊池まさはるさん。
玉木太郎役・・・中本吉成さん。
この6人はもう鉄板です。
今回、私の観た組には3人がいない。全体的に見ても知っている役者さんが少ない。ということは知らない役者さんが多数出ているわけだし「特定の人を追っかけて見る観劇の仕方をしない」ので純粋に楽しめた部分もありまして。
ということで新たなる発見、印象に残った役者さんと出会えました。
池田千絵さん(栗原あけみ役)。
とても良かった!前述の通り深沢さんが私の中では鉄板。しかもほとんど動きを覚えている役。でもその上でかなり良かった。これは私の中ではかなりすごいこと。言葉にするとこの程度にしかなりませんが、新たな栗原あけみ像が出来ましたよ。
小松春佳さん(鮎川瞳役)。
同じく青島凛さんが鉄板で、他の人が演じても青島さんの姿がオーバーラップするくらいなのに今回初めて「どちらが好みか」までになりました。それでも青島さんの鮎川瞳が好きですが、小松さんも良かったなあ。これまた私の中ではかなりすごいことでした。
その他の印象に残った役者さん。
山本英美さんの早見よし子(早見木の葉のお母さん)はやっぱり素晴らしいね!最高!これが観たくて観劇を決意した期待に応えてくれました。
鈴奈けいさんの早見木の葉も同じく期待通り。マッチ売りの少女のシーンは相変わらず素晴らしい。しかしまあ、女子高生役に違和感が全く無いのは凄すぎるね(笑)
主演の菊池まさはるさんは期待通り。この人が田辺一星を演じない公演がいつか上演されるのでしょうが果たしてそれを観に行くかどうかは今回よりはるかに悩みそうです。
会川彩子さん。「きったねえババア」役をやっていました。この人、こういうきったねえ役やるとうまいんですよね、きったねえ役が。汚れ役って言う意味ね。普通におばさんキャラもかなりいいんだけど「このババアが!」と言いたくなるキャラクーや、顔を塗りたくって誰だかわかんないくらいにしちゃった時のヒカリ具合は相当凄い。でもとてもキレイな人だからやはりキレイな役、明るくはじけた役とかが好き。私はそういう会川さんが見たい。しっとりした役もうまいんだけど・・・ってオールマイティーだわね。
まあとにかく行って良かったです。
本当は日曜日の夜に別組も行きたかったくらい。予定あったし、終わるのが遅いから行くのはあきらめましたが。
久しぶりの観劇
去年は結構、観劇に行ったのですが今年はあまり行っていない感じが強い。
前に行ったのは7月。「あ~、ミュージカルを観てぇ~~~!」と思っていたところお気に入りの役者さんのブログに公演の告知が出ていました。気がついたのは3日前。
今回はミュージカルではなくストレート・プレイですがこれはグッドタイミングとばかり行くことにしました。
作品名は「Vanities(ヴァニティーズ)」。アメリカのオフ・ブロードウェイで1700回以上公演された名作コメディとのこと。出演は三人のみ。お目当ては会川彩子さん。ミュージカル座の役者でお気に入りの一人です。
作品の内容は
第1幕 しっかり者のキャシー、発展家のメアリ、保守的なジョアン。三人はひたすらチアリーダーとしての活動とパーティーやデートに明け暮れ、毎日を楽しく暮らしている。
第2幕 三人は大学卒業を目前に控えている。3人の性格そのままに三様の道を歩み始めようとしていて3人の価値観や将来の展望は少しずつずれ始めているけれど、まだこの友情は永遠だと信じている。
第3幕 28歳になった3人の間には 亀裂が生まれている。生活にも価値観にも共通点を失った三人は、相手のことを思いやる気持ちがあるのにすれ違う。そして「女同士の友情」は崩壊してしまう。
というストーリー。
そう最後には崩壊してしまうのである。だからハッピーエンドではない。コメディと言いながらそういう終わり方だから微妙な余韻で終わります。
私の観劇日記は基本、印象に残った役者さんを褒め称える内容がほとんど。どうしても言いたい場合でないと内容に関して詳しく突っ込んだりしません。だってわずかなスペースで伝えきるなんて無理ですもん。そのシーンだけの説明みたいな形ではやりますけどね。
そういうことで今回も会川さんへの感想。
私が大好きな作品「不思議なラブストーリー」で主演された人。とてもキレイな人で身長が高く存在感も凄い。
そう、オーラがある。今では会うと挨拶してくださるくらいの面識はあるのですが、それでもそのとても華やかな感じと「不思議なラブストーリー」における主演女優ということから私にとってはスターそのもの。不思議なラブストーリーの次の公演の際に物販に立っていた会川さんを見て「あの舞台で主役をしていた会川彩子だ!」と思った気持ちは今でも変わらないですもん。
シリアスな役からコメディまで出来てしまう人なんですがこの日みたいな元気はつらつとした躍動感ある役は大好き。元気な感じは特に高校3年生の役の時、そしてまだその感じも残している22歳の時と続き第三幕では社会を挫折を知った28歳ではガラリと変わったしっとりとした雰囲気に。私は表情の演技がうまい人が大好きで特に反応するのですがそれも見事に披露してくださっていました。会川さんの本領発揮しまくり。いいですねぇ。行った甲斐がありました。それを小さい劇場のおかげで最前列のしかも役者まで最短で80センチなんてところで観れてしまいました。まさにかぶりつき。ラッキーでした。
余談ですが、私が大学時代にウエイトトレーニングしていた総合体育館のエリアではチアリーダーの練習と一緒になることが結構ありましてね。だからその頑張っている姿とか知っているしチアリーダーの切れのある動きとか結構知っているんですよ。
それとこの話でチアリーダーが応援するのはアメフト部なのですが「あいつら面白がって思っているのと違うことをすることがあるのよ」みたいな台詞があります。同じくウエイトトレーニングで同じ時間になることが多かったアメフト部はまさにそんな感じの人々。それらを思い出しながら見ていて面白かったですね。スクールカラーの話とかも出てくるのですが私の母校は緑。そんなことも含めて楽しんでいました。
終演後、知り合いも観劇していたのに気づき軽い挨拶でとりあえず席を立ち会場の外へ出ました。でもそんな簡単な挨拶で帰ってしまうのもなんだなあと出てくるのを待っていたらその人と会川さんが一緒に外に出てきました。会川さんには挨拶せずに帰る予定だったのでお会い出来てしまいラッキーでした。
新宿の地下にある小さな劇場で、しかも3500円なんて安い値段でこんな素晴らしい演技を観れる。そんなことが探せばいたるところにあるのでしょうね。
観劇、大いに楽しめました。
満足です!