ミュージカル「トラブルショー」 | ハイパーうらんのブログ

ミュージカル「トラブルショー」

光が丘でミュージカルを観てきました。




ミュージカル座の「トラブルショー」という作品。再々演です。初演も再演も観に行っています。






ストーリーは再演の際にmixiにアップした当時の日記の文をそのまま引用すると






”簡単に言えば「ミュージカルを公演するまで」と「当日の舞台裏に起こる様々なトラブル」をコミカルに描いたミュージカルコメディー。第一幕ではその劇中劇で公演される舞台の方も舞台裏のドタバタを書いた作品ながらリハーサル風景や出演者に説明する形でストーリーもちゃんと展開されていきます。第二幕では今度はその舞台裏でのアクシデント、つまりトラブルを。一粒で二度おいしい、というやつですね(笑)”




です。






今回の公演、正直言うとあまり気乗りしませんでね。




この作品はDVDで販売されています。過去2回の上演を観ている上にDVDを何度も繰り返し観ています。さらに今回はミュージカル座の主要メンバーの多くが出演していないんですよ。しかも私が特に好きな役者さんはほとんどが。




非常に迷いましたが、ファンクラブ入っているほどの劇団の公演を一度も観ないで終わるのもなんですからね。




それと初演、再演と印象に残った役者さんである山本英美さんと鈴奈けいさんの演じる早見親子を最前列で観たいということでそちらの組だけ観劇することを決意しました。普段は二つの組共当たり前に観るのですが今回はこちらだけ。






感想。






前二回の公演とは大きくアレンジされていてとても楽しめました!




プラスされたシーンあり。より伝わりやすくアレンジされたシーンあり、よりパワーアップしたシーンあり。




考えてみたら演出家が勝負していたのは過去の公演なのかもしれませんものね。新鮮な感じで楽しめました。




私はストーリーを知っているわけで次に起こることがわかっているのですが、隣で観ていた人は初めてだったようで率直な反応が伝わりそれは良かったですね。私は私で、わかっていても大爆笑アリ。やはりかなり完成度の高い作品ですよね。




同じくストーリーがわかっているからこその楽しみ方なのですが、「DVDで何度も見たあのシーンが今目の前で演じられている!」という感動ってあるんですね。何度も拍手したくてしょうがなかったです。流れの邪魔をしては悪いのでしませんでしたが、なんか「名人芸」を見せてもらった気分でした。これが同じ作品を何度も見る人達の楽しみ方なのかも、と新たな発見でした。






私はミュージカル座の役者で大学の後輩である深沢美貴子さんに誘ってもらってミュージカルを観るようになりました。




ということで、前二回の公演では「深沢美貴子ありき」「深沢美貴子さんのシーンは全て見逃さず。その上で作品を観る」というスタンスでした。




それが今回、深沢さんは出演していません。深沢さん含めて私の中では特に印象に残ったキャストは全てその二回の時に演じた役者さん。




栗原あけみ役・・・深沢美貴子さん。




鮎川瞳役・・・青島凛さん。




早見よし子役・・・山本英美さん。




早見木の葉役・・・鈴奈けいさん。




田辺一星役・・・菊池まさはるさん。




玉木太郎役・・・中本吉成さん。






この6人はもう鉄板です。






今回、私の観た組には3人がいない。全体的に見ても知っている役者さんが少ない。ということは知らない役者さんが多数出ているわけだし「特定の人を追っかけて見る観劇の仕方をしない」ので純粋に楽しめた部分もありまして。




ということで新たなる発見、印象に残った役者さんと出会えました。






池田千絵さん(栗原あけみ役)。




とても良かった!前述の通り深沢さんが私の中では鉄板。しかもほとんど動きを覚えている役。でもその上でかなり良かった。これは私の中ではかなりすごいこと。言葉にするとこの程度にしかなりませんが、新たな栗原あけみ像が出来ましたよ。




小松春佳さん(鮎川瞳役)。




同じく青島凛さんが鉄板で、他の人が演じても青島さんの姿がオーバーラップするくらいなのに今回初めて「どちらが好みか」までになりました。それでも青島さんの鮎川瞳が好きですが、小松さんも良かったなあ。これまた私の中ではかなりすごいことでした。




その他の印象に残った役者さん。




山本英美さんの早見よし子(早見木の葉のお母さん)はやっぱり素晴らしいね!最高!これが観たくて観劇を決意した期待に応えてくれました。




鈴奈けいさんの早見木の葉も同じく期待通り。マッチ売りの少女のシーンは相変わらず素晴らしい。しかしまあ、女子高生役に違和感が全く無いのは凄すぎるね(笑)




主演の菊池まさはるさんは期待通り。この人が田辺一星を演じない公演がいつか上演されるのでしょうが果たしてそれを観に行くかどうかは今回よりはるかに悩みそうです。




会川彩子さん。「きったねえババア」役をやっていました。この人、こういうきったねえ役やるとうまいんですよね、きったねえ役が。汚れ役って言う意味ね。普通におばさんキャラもかなりいいんだけど「このババアが!」と言いたくなるキャラクーや、顔を塗りたくって誰だかわかんないくらいにしちゃった時のヒカリ具合は相当凄い。でもとてもキレイな人だからやはりキレイな役、明るくはじけた役とかが好き。私はそういう会川さんが見たい。しっとりした役もうまいんだけど・・・ってオールマイティーだわね。






まあとにかく行って良かったです。




本当は日曜日の夜に別組も行きたかったくらい。予定あったし、終わるのが遅いから行くのはあきらめましたが。