清水です。

 

 

ちょっと地元の昔話になりますが、香住には

かつて「三姉妹船長」として知られていた遊覧船

が運航していました。「鎧の袖」など海岸沿いの

名所を、女性の船長がガイドしてくださる人気の

観光メニューだったのですが、2019年に操業終了。

 

その頃には、それまで「景勝地」だった山陰海岸が

「日本海形成に関わる重要な地形・地質を有する」

として、ユネスコ世界ジオパークのひとつに認定。

山陰海岸ジオパークと呼ばれ始めます。

 

それからしばらくして、地元のおっちゃんらが

「そんなええところがあるのに海側から見る手段が

ないのはあかん」(←と言われたかは定かではありませんが)

 

と、小型船で巡る観光漁船を始めました。

それが、かすみ海上GEO TAXI

 

 

 

 

ひょうごフィールドパビリオンに認定されました

ので、今回、映像を撮ってきました。

 

 

 

 

先にお詫びしておきますと、運航期間が4月末くらい

から9月末までですので、今シーズンの運航は終了し

ています。

 

というのも、この期間以外は波が高いから。

シーズン中も、風が出て波が高かったり悪天候だっ

たりすると船は出ないので、運航率は4割、良くて

5割だそうです。

 

なので、ロケを組んだものの、当日までは

「出るかなぁ」とドキドキでした。

 

 

見慣れた香住の船着き場。この辺りは、西港の

近くで、小学生の頃、写生の授業で絵を描きに来

たこともあります。

 

 

ちなみに、この時描いた絵は、授業の時間が終わ

っても自分の納得のいくものに仕上がらず、ひとり

居残りして黙々と描いて仕上げたら、二科展で入賞

しました。

 

話は逸れました。

 

 

乗船した庄屋丸と西本船長です。

 

 

西本船長は、なんと地元の同級生のお父さんだと

いうことがすぐに判明し、しばらく地元トーク

なんかしちゃったり。

 

 

乗船するまで、船酔いしないかどうか心配だった

のですが、スピードが出ている時もゆらゆら停泊し

ている時も大丈夫でした。

 

今回は、3つあるメニューの中で最長の90分コース

をお願いしました。

 

ちなみに、料金はこのような感じです。

 

30分コース:大人4,000円 小人3,000円 

60分コース:大人5,500円 小人3,500円

90分コース:大人7,000円 小人4,000円

 

船は数人しか乗れないこともあり、いいお値段。

 

 

映像内にはありませんが、船長は香住高校の漁業

実習船「但州丸」の話、漁業の安全を祈願する無人島

内の神社の話、何かの形に見える岩の話、最近

ビーチクリーンをした話などいろいろな解説をして

くださいます。

 

 

名所、鎧の袖に到着。

 

 
 
この迫力は地元民の私でもおぉ~
多角形の柱が連なる柱状節理も見事でした。
 
 
今回、小型船ならではだなぁと思ったのが
船長との近さ、水面との近さ、そして洞門(洞窟)
の中にまで入れるということ!!!
 
 
なので、「えっ!そこに入るの!?」
という洞窟に入っていきます。
 
 
 
 
洞門も1つではなく、いくつも入っていきます。
洞窟というと無条件にワクワクしてしまいます。
 
 
なかには、東洋一の大きさとも言われる洞門が
あり…
 
 
 
なんと、入り口(出口)がふたつあるではないですか。
 
この日は、けっこうな曇天でしたが、それでも抜群
の透明度とピーコックグリーンの海でした。
 
 
ドローンもたくさん飛ばして、なかなかの迫力の
映像になっていますので、ぜひ動画をチェックして
くださいね。
 

【海はグリーン】「かすみ海上GEOTAXI」で地球のダイナミズムを感じる

 

 
 
ここからは、こぼれ話を。
 
街中の撮影をしていたら、なんともレトロな外観
の商店を発見。何度も車で通ったことのある道沿い
の店なのに、歩いてみると新発見があります。
 
 
 
映像内には出てきませんが、夕日を狙いに
「大引きの鼻」という展望スポットへ。
 

 

撮影メンバーのみなさん↑

 

今子浦の海水浴場から徒歩10分ほどで着けます。

ここ、香住の私のおすすめスポットのひとつで

「海は広いな大きいな」と歌いたくなる雄大な海岸

ラインを眺める絶景スポットです。

 

撮影メンバーのみなさん、「あ、ここだったわ」と

何かを悔やまれていました。

 
 
 
それくらいの超絶スポットです。
 
ということで、香住へ行かれた際には、観光プロ
グラムのひとつに、ジオタクシーいかがでしょうか。

 

 

兵庫県広報専門員