アジアはひとつ!
今、大阪で日本とアジアの作家たちによるアートフェアが開催されています。UNKNOWN ASIA 2018(アンノウンアジア2018)。実は、雑誌「美術屋・百兵衛」がメディアパートナーになっていることもあり、(看板の下、真ん中あたりに小さくロゴが載っています)昨日、そして今日と、会場に行ってきました。昨日はレビューなどがあり、関係者や招待客のみが参加、一般公開は今日と明日です。参加アーティストは若手中心で、来場者も若い方が多かったようです。かつて岡倉天心が提唱した「アジアはひとつ」。今回のUNKNOWN ASIAにはタイ、マレーシア、インドネシア、中国、台湾、韓国など、アジア諸国からもアーティストが参加し、まさに天心の言葉を実践しているようでした。私も片言の英語で、インドネシアから来たアーティストと話してみました。亡くなったお父さんをモティーフにした写真作品です。作品っだけを見ていてもなんとなく面白くはあったのですが、作者(ワンシトさん)から話を聞く事で、より作品のことを理解できたような気がします。他にもバラエティに富んだ作品があり、観ていてとても楽しいものでした。例えば、レシートを使ったこんな作品。レシートは感熱紙でできているので、熱を加えると黒く変化する。それをうまく使って絵画的な表現をしていました。レシートも個人の記憶や情報のようなものが詰まっていて、考えさせられます。今日は今展の受賞者の表彰式も行われました。7組のグランプリノミネートからグランプリに選ばれたのは、写真家の木村華子さん。今回が初出展だったようですが、多くの方がこの方に票を入れていたようです。彼女のブースを埋め尽くしていたのは、青空と白い看板の写真にブルーライトを組み合わせた作品。日本はもちろん、海外からやってきた審査員からも評価が高く、このUNKNOWN ASIAという舞台をきっかけに、アジア、そして世界へと飛び立って行かれるのではないでしょうか?このアートフェアは明日まで開催されているので、ぜひみなさんも足を運んでみてください。■UNKNOWN ASIA 2018■開催概要日時/9月15日(土)10:00~20:00 9月16日(日)10:00~19:00(入場締切 18:00)会場/ハービスホール(大ホール、小ホール)住所/大阪市北区梅田2-5-25 ハービスOSAKA B2F料金/1DAY:1,000円 2DAYS:1,800円 ※高校生以下無料URL/https://unknownasia.net/