天才あれこれ |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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このところ、レコードの棚の整理をしていて、昼間はこの

流浪の民ばかり聞いていた。
これがシューマンの曲だということも知らずに・・・。
映画を見た後に、シューマンの記事を少し調べていたら、このクリップが出てきて、驚く。


シューマンは子供のための曲も多かったが、このシネマで、8人の子供の父親であることを知りなるほどなあと感じる。
子供の情景と言えばすぐに吉行淳之介の作品群を連想し自分で書いた記事も懐かしく思い出す。
題名は子供の領分=ドヴィッシーではあるが、なんとなく似たイメージを持つのは私だけかな。

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吉行淳之介はよく「惚れられる作家」と言われた。
彼は「闇のなかの祝祭」が三島由紀夫氏によって絶賛されたことを宮城真理子氏とともに、喜んだことをエッセイの中で書いている。独特の味の小説の物語の中、彼の視点の独自さが残る。


吉行淳之介について 女
吉行淳之介「斜面の少年」 
吉行淳之介「暗い半分」  
吉行淳之介  「童謡」
吉行淳之介「窓の中」
吉行淳之介 「崖下の家」    
吉行淳之介「夏の休暇」
吉行淳之介  「驟雨」
吉行淳之介  「悪い夏」
吉行淳之介 「子供の領分」  

吉行淳之介  立原正秋    「対談浮き世草子」
不平がでるようになれば愛はおしまい    マリーネ・ディトリッヒ   吉行淳之介 暴力
吉行淳之介  小林よしのり  目玉  飛蚊症
吉行淳之介 宮城まり子  オーネット・コールマン
クレー  吉行淳之介  子供の領分  全くの自由は必然的に頽廃(たいはい)を意味する。  ハーバート・リード
吉行淳之介  百の唇
吉行淳之介 「娼婦の部屋」   川端康成 三島由紀夫 立原正秋   





シューマンはショパンを絶賛し、自分の後継者としてブラームスを世に紹介するなどして、たしかに、
このシネマでも描かれているように過去の梅毒の影響による精神病にてクララの胸で死んだとしても幸福な人生だったと思う。
正宗白鳥氏と小林秀雄氏の、有名なる対談があるが、生活を犠牲にしないような芸術家などいるわけがない。もちろん犠牲にあえてするのではなく、無我夢中で作品づくりに没頭するあまり、気がつくと自分の周りのいわゆる生活はゴミのようになっているということだと思う。
確か、生活? そんなものは召使いに任せておきたまえと書いたリラダン先生ではないが、生活をただするだけならば、芸術は生まれるはずもない。
この世。
必死に生きてただ生き抜くだけであれば、芸術など必要はないはず。
人は贅沢な生き物なので、生活が安定してくると美なるものを欲しがるのだろうと思う。
そして、美に没頭するあまりに、生活は散々たるものになってしまう。

それにしても、ベートーベンの耳が聞こえなくなったのも確か梅毒。
梅毒とは恐ろしい病気だ。


元気のない時には、斉藤孝のこの本もヒントになる。
とにかく、天才とは膨大な量の何かをなしとげる人間とも言える。
量は飽和状態になるとそのままで質に転換するのだと思う。



天才の読み方―究極の元気術/齋藤 孝

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