目の前を蚊が飛んでいる   飛蚊症 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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 昨夜は、結局john coltrane のレコードを、なんとか、壊れたと思われていた古いほうのプレーヤーを治して、聞けました。新しい方は今日ベルトをとりにいく予定。

 札幌にて本のチェックをしてくる。
 昔、小林さんに教えてもらった、読書法である。


 乱読は大切。手当たり次第読む。読んで読んで、あたりをつけていく。
 ぴーんとくる作家に出会うことができればいいですネ。
 するとそこから芋づる式に好きな作家がどんどん出てきます。そうすると至福の瞬間です。

 ただ、「読む」という忍耐の行為はやはり若い時が一番いいと思います。
 目もやられていないですし、細かい字も問題なく読み進められますし、辞書もぱっと引けますからね。

 私は42歳の時に、毎日、買ったばかりのパソコンを必死にやっていたら、ある時、目の前に黒い蚊のようなものが飛んでいました。
 あれっと思い、目をこすっても、眼球を左右に動かしても、その「蚊のような黒い紐」はとれません。

 驚いて、次の日に眼科にいったのですが、たんなる飛蚊症かなと思いきや、「網膜がはがれておりますナ。はやく手術しないと失明しますゾ」と脅かされ、その日にレーザー手術。

 その手術自体は5分ほど。待つ方が大変だったです。


 それ以来、目を酷使しないように気をつけておりますが、なんせ私みたいな人間にとって目は命。
 休み休み、本を楽しみ、絵を描き、近くの山や川をみながら目をいたわっております。


 この目のことについて書いた傑作と言えばこの二冊でしょう。

小林よしのり 目の玉日記/小林 よしのり

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 ●目の手術が終わり、なんとこれまでこのすごい本の山の中で仕事をしてきたんだろうか。と驚き、あまりのこの世の美しさに感動してここが天国だったんだ!!!と宗教的な発言まで出てくる。
著者のひとつの山を超えた印象の作品。

●もうひとつは、画像がないのですが、<探しきれず、あとでアップします>吉行淳之介さんの「目玉」
この人ほど、病気と仲良くしてきた人はいないと思われる。その最後の最後で目をやられ、白内障の手術をするのだが、彼独特のクールでユーモアのある文体は、ひかれますね。