ロンドン・ビジネススクールで開発されたリーダーシッププログラム(6)
フォロワーが、あなた自身を本当のリーダーであると認めてくれる重要な要素として、"Know and Show yourself"があります。
以前にも書いたように、
Know and Show yourself:あなた自身の強みや、弱みをよく理解し、許容できる範囲で他者と共有すること。大切なのは常に「あなたらしくあること」であり、ある優れたリーダーの真似をしたからといって、「優れたリーダー」になれるというわけではない。
ということなのですが、もう少し掘り下げて考えて見ましょう。
皆さんにとって、あるいは私にとって、強みというのは具体的にどこから出てくるのでしょうか?
最初、私は自分の強みというのを漠然と考えていました。つまり、論理的思考が強いとかリーダーシップがあるとか・・という話です。ところが、GoffeeとJonesによればそれは、もっと私たち自身の生い立ちの中で培われたものや、ほかの人達があまり経験したことがないようなことで、自然と身についた能力を上手く生かすということなのです。
例えば、私の例で説明すると、私は父が公務員だったせいで小学生のときに2回転校し、高校のときに1回転校をしました。普通、転校というと、新しい環境になかなかなじめなかったり、友達ができなかったり、あるいはその地方の方言がいえないためにいじめられたりと様々なことがストレスとしてかかります。
ところが私の場合は -といって私が特に意識したわけでもなく- 転向した初日から友達ができてしまい、その地方の方言も早速家の中で使うような溶け込み方でした。これは明らかの私自身が変化に対して適応力が高いことを示しています。
この本を読んで初めて、自分のこういった過去の体験は、実は自分の優れた能力なんだと理解することができました。私自身が本物のリーダーになってゆくにはこういった適応力を存分に意識的に発揮させて、多くのネットワークを作ることなんだと改めて知ることができました。
私たちは研修の中でも自分の強みや弱みの分析を、ビジネスのスキルという点からおこなったりします。もちろんこれはこれで良いのですが、一度自分自身の生い立ちや、両親からの教えでしっかり守り続けていること、あるいは、ビジネスやプライベートで、とんでもない修羅場を潜り抜けたこと、などを思い返して、なぜ自分はうまくやってこれたのか、そういった過去の経験から自分は何を学んできたのかを整理してみると良いと思います。
自分の強みが良くわかったなら、次をそれをどのように表現してフォロワーに伝えるかというコミュニケーションの問題です。
以前にも書いたように、
Know and Show yourself:あなた自身の強みや、弱みをよく理解し、許容できる範囲で他者と共有すること。大切なのは常に「あなたらしくあること」であり、ある優れたリーダーの真似をしたからといって、「優れたリーダー」になれるというわけではない。
ということなのですが、もう少し掘り下げて考えて見ましょう。
皆さんにとって、あるいは私にとって、強みというのは具体的にどこから出てくるのでしょうか?
最初、私は自分の強みというのを漠然と考えていました。つまり、論理的思考が強いとかリーダーシップがあるとか・・という話です。ところが、GoffeeとJonesによればそれは、もっと私たち自身の生い立ちの中で培われたものや、ほかの人達があまり経験したことがないようなことで、自然と身についた能力を上手く生かすということなのです。
例えば、私の例で説明すると、私は父が公務員だったせいで小学生のときに2回転校し、高校のときに1回転校をしました。普通、転校というと、新しい環境になかなかなじめなかったり、友達ができなかったり、あるいはその地方の方言がいえないためにいじめられたりと様々なことがストレスとしてかかります。
ところが私の場合は -といって私が特に意識したわけでもなく- 転向した初日から友達ができてしまい、その地方の方言も早速家の中で使うような溶け込み方でした。これは明らかの私自身が変化に対して適応力が高いことを示しています。
この本を読んで初めて、自分のこういった過去の体験は、実は自分の優れた能力なんだと理解することができました。私自身が本物のリーダーになってゆくにはこういった適応力を存分に意識的に発揮させて、多くのネットワークを作ることなんだと改めて知ることができました。
私たちは研修の中でも自分の強みや弱みの分析を、ビジネスのスキルという点からおこなったりします。もちろんこれはこれで良いのですが、一度自分自身の生い立ちや、両親からの教えでしっかり守り続けていること、あるいは、ビジネスやプライベートで、とんでもない修羅場を潜り抜けたこと、などを思い返して、なぜ自分はうまくやってこれたのか、そういった過去の経験から自分は何を学んできたのかを整理してみると良いと思います。
自分の強みが良くわかったなら、次をそれをどのように表現してフォロワーに伝えるかというコミュニケーションの問題です。
ロンドン・ビジネススクールで開発されたリーダーシッププログラム(5)
先週、Blessing Whit社のアジアの責任者であり、「Why should anyone・・・・・」というプログラムのマスタートレーナーであるKen Simperが日本に来ました。ここで少しBlessingWhite社と「Why should anyone・・・・・」という本との関係性を説明しておく必要がありますね。
BlessingWhite社というのはアメリカに本社を置く、人材育成のコンサルティング会社で世界中にネットワークを持つグローバル企業です。企業文化を変えることが企業の継続的な成長に大きく寄与するということを標榜する中で、有名な「Xモデル、(パートナーモデル)」を開発した会社です。
つまり、組織は個人から「最大の貢献」を必要とし、個人は組織から「最大の満足度」を必要とします。この関係が最高に達している時、「人は組織にエンゲージしている」という状態です。このエンゲージされた状態にするために様々なプログラムが開発されました。
「Why should anyone・・・・・」を書いた2人のロンドンビジネススクールの教授がこの本の内容を研修プログラムとして開発する際に、BlessingWhite社の考えている事が、自分たちの本の内容に近かったため、「Why should anyone・・・・・」のプログラムの作成をBlessingWhite社に依頼したのです。そのため現在はBlessingWhiteがこの本の内容を研修プログラムにしているのです。
今回彼が日本に来た目的は、あるグローバル企業で、この「Why should anyone・・・・・」のプログラムを日本にいるグローバルマネジャーにも展開するためでした。私自身もこのプログラムの認定トレーナーですが、彼の知識と経験から学ぶことは多く、今回もいろいろなことを確認しました。
例えば優れたリーダーであるためには "Become a Situational Sensor" という説明がありますが、これは単に状況を察知するという意味だけではないのです。
最初私は、リーダーというのは様々な状況を理解することが大切なんだと思っていたのですが、ここで意味している事はさらに進んで、「状況を観察して理解する」そして次に「なぜそのような状況になっているのかを理解する」そして最後にその状況を「変える」ことだとわかりました。
こう言うと、極めて当たり前のことのように聞こえますが、実際には私たちは「状況を正しく観察する」事すらなかなかできていない事に気づかされます。それは例えば、過去の成功体験のような事が、正しく観察することを邪魔するからなのです。
優れたリーダーは状況に応じて、この環境下では何が必要なのかに合わせて自分の行動をとることができるのですね。詳しくは日本語訳が出ているので一度本を読んでみてください。新しい気付きがあるかもしれません。
BlessingWhite社というのはアメリカに本社を置く、人材育成のコンサルティング会社で世界中にネットワークを持つグローバル企業です。企業文化を変えることが企業の継続的な成長に大きく寄与するということを標榜する中で、有名な「Xモデル、(パートナーモデル)」を開発した会社です。
つまり、組織は個人から「最大の貢献」を必要とし、個人は組織から「最大の満足度」を必要とします。この関係が最高に達している時、「人は組織にエンゲージしている」という状態です。このエンゲージされた状態にするために様々なプログラムが開発されました。
「Why should anyone・・・・・」を書いた2人のロンドンビジネススクールの教授がこの本の内容を研修プログラムとして開発する際に、BlessingWhite社の考えている事が、自分たちの本の内容に近かったため、「Why should anyone・・・・・」のプログラムの作成をBlessingWhite社に依頼したのです。そのため現在はBlessingWhiteがこの本の内容を研修プログラムにしているのです。
今回彼が日本に来た目的は、あるグローバル企業で、この「Why should anyone・・・・・」のプログラムを日本にいるグローバルマネジャーにも展開するためでした。私自身もこのプログラムの認定トレーナーですが、彼の知識と経験から学ぶことは多く、今回もいろいろなことを確認しました。
例えば優れたリーダーであるためには "Become a Situational Sensor" という説明がありますが、これは単に状況を察知するという意味だけではないのです。
最初私は、リーダーというのは様々な状況を理解することが大切なんだと思っていたのですが、ここで意味している事はさらに進んで、「状況を観察して理解する」そして次に「なぜそのような状況になっているのかを理解する」そして最後にその状況を「変える」ことだとわかりました。
こう言うと、極めて当たり前のことのように聞こえますが、実際には私たちは「状況を正しく観察する」事すらなかなかできていない事に気づかされます。それは例えば、過去の成功体験のような事が、正しく観察することを邪魔するからなのです。
優れたリーダーは状況に応じて、この環境下では何が必要なのかに合わせて自分の行動をとることができるのですね。詳しくは日本語訳が出ているので一度本を読んでみてください。新しい気付きがあるかもしれません。
ロンドン・ビジネススクールで開発されたリーダーシッププログラム(4)
上の図を見てください。これはフォロワーがなぜリーダーをリーダーとして認めているのか、そして、そのためにはリーダーは具体的にどのようなことをしなければならないのか?ということを簡単に示したものです。
前回まで、フォロワーが必用としているのは、「Community」「Authenticity」「Significance」そして「Excitement」の4つであることは説明してきましたし、それの具体的な意味も紹介してきました。したがって、リーダーが取るべき行動というものは何らかの形で、こういった4つのニーズに合致していることが望ましいということになります。ではどういった行動が望ましいのかというと、それは代表的な3つの観点を踏まえた行動であると指摘されています。
Know and Show yourself
あなた自身の強みや、弱みをよく理解し、許容できる範囲で他者と共有すること。大切なのは常に「あなたらしくあること」であり、ある優れたリーダーの真似をしたからといって、「優れたリーダー」になれるというわけではない。
Become a Situational Sensor
リーダーは常に状況を観察し、理解して、そこで何が求められているかを判断することが要求されている。したがって、リーダーは「こうすればOK」という決まりきった行動ではなく、常に状況が求める行動をしなければならない。
Communicate with Care
あなたの考えやビジョンを注意深く周りの関係者に伝えることが大切である。現代においては、伝える手段は様々であるし、人それぞれの強みを生かした「伝え方」を学んでおくべきである。
10月27日に、BlessingWhite社のアジアのMaster TrainerであるKen Shimperという方が来日されます。この本のポイントをより深く理解して皆さんに次回報告いたします