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松岡和子さん-その1

2018年5月16日

早稲田大学小野記念講堂にて

 

早稲田大学演劇博物館

2018年度シェイクスピア祭演劇講座

『シェイクスピア劇の翻訳-ページからステージへ』

講師 松岡和子さん

 

FacebookかTwitterか、どちらかだったと思いますが、たまたま見かけました。

 

正直、まだ芝居のことをよく分かっていないし、シェイクスピアもほとんど読んだことがないし、

すごく有名な方だけど、話難しかったらどうしようかな…という思いがありました。

 

でも、有難いことに今回の参加費は無料!

無料の講演会って、ド素人の私にはとっても有難いのです。

 

もちろん、金銭的なものはあるんだけど、それ以上に…

例えば、4,000円の講演会があったとすると、そこには主催者の

「この講演会に4,000円の価値があると分かる人が集まってほしい。

分からない人がお金払って来ても良いけど、専門的な話もするからね。」

っていうメッセージが見えなくもない。気がする。

 

少なくとも、私が主催者だったら、そういう意図も持って金額設定するかな。

 

逆に、無料になると

「誰でも来ていいよ」っていうメッセージを感じる。

 

今回も、(主催した方々にその意図があったかは分からないけど)

私はそういうOPENな会だと感じて、参加させてもらうことにしました。

 

 

(相変わらず前置きが非常に長くなりましたが)

 

結論から言いますと、参加して大正解だった!!!

 

すごくいろんなお話を伺うことができました。

私の現在の知識量からいったら、松岡さんがお話になった内容の全ては

理解することが出来なかったのかもしれないけれど、

今の私でも十分、染み入ってくるお話がたくさんありました。

 

そして、お話されている松岡さんから滲み出てくる温かさと情熱。

直接お話したわけではないけれど、「あぁ、この方すてきな方なんだな」っていうのが

ステージ上から伝わってきました。

 

 

あーあ。

内容書く前に、行くに至った経緯だけでいっぱい書いちゃったので、

続きは次に回しますw

 

 

蛇足。

こないだ友だちと話していて、その友だちは脚本書くこともある、って言ってた。

私は日記も書くしブログも書くけど、自分が脚本を書くイメージは全然湧かない。

きっと、随筆的な文章や批評の方が自分に合ってるんだと思う。

 

同じ「文字を並べる」作業でも、いろんなベクトルがあるんだなぁ…と思いました。

 

うん。

だって、脚本や随筆や批評は文系的だけど、

工学や生物、医学や自然科学も、それを誰かに伝えようとしたら

論文や書籍にするんだもんね。

それだって「文字を並べる」作業だ。

 

あー、おもしろい笑

 

『ノートルダムの鐘』…後編(笑)

前編に引き続きまして。


NHKテキストの冒頭。

鹿島さんに「原作は読みにくい!」とハッキリ仰って頂きました。
良かった、きっと手に取ったけど挫折したのは私だけじゃないはずww

そして、ストーリー解説もなんとも分かりやすい。
ものすごく分かりやすい。
←大事なことなので2回言いました。そのくらい原作が分かりにくいのですww


これを読んでから四季版を観たおかげで、心の中にスッと物語が入ってきました。
それは、ストーリーを理解していた、という意味じゃなくて、この物語が持っているもの、人々に受け継がれてきたものが多少なりとも理解できたから。


ひとつは、この本が「神話的小説」だということ。

神的に素晴らしい!…っていうんじゃなくて、昔話のように
"みんなが大まかなストーリーを知っている/原作はよく知らない人も多い/アレンジを加えられながら語り継がれている"
…要約するとこんな感じ?

神話も、原文は知らなくても、そのストーリーを聞いたことがあって、アレンジ作品を見たことのある人も多い。

その点で本作も、ストーリーやキャラクターに多少のアレンジが加えられてリメイク作品が多いけれども、そのリメイクに耐えうる根本がある作品、とのこと。

なるほど。

ディズニー作品観た時にモヤっとしてしまったけれど、神話的小説である素晴らしさが分かっていると「子供向けにアレンジしてあって、これを入り口として本作を知るきっかけになるのもいいかも」と思える。


もうひとつは…うーん、うまく言えない(←今さら!?)
この作品のテーマとなるのは「光と闇」。

フロロの光と闇、カジモドの光と闇、エスメラルダの光と闇、この物語の光と闇、この世界の光と闇。

いろいろな形で光と闇が描かれていて、でも必ず"光"がどこかにある。


ディズニー版はエンディングに『Someday』という曲がある。ディズニー版のDVD観た時に「なんていい曲なんだ」と思ったら、四季版では劇中歌になってた。

アラジンの『Proud of your boy』的な?そういう曲、経緯も含めて好きだわ、私。

その曲にもあるように。


*****
いつか 夢はかなう
祈ろう 世界は変わると
いつか
*****

ユゴーが生きた時代に、彼が何を言わんとしていたか、直接は分からない。

でも、人間が根本に持つ気持ち…愛情とか、喜びとか、苦しみとか、悩みとか…そういうものは、もししたらそう大きく変わらないのかもしれない。


そして、平和を祈る気持ちも。


いろいろなことを考えさせてくれるこの作品。

これが"神話的小説"たる所以なのかな。
そして、見事にはまっちゃった私なのでした。


おしまい。

『ノートルダムの鐘』…前編(笑)

※微々たるネタバレ、あります。


『ノートルダムの鐘』

この作品には、めちゃめちゃ個人的ですが、思い入れと言うか、運命の巡り合わせと言うか、そういうものを(勝手に)感じているのです。


事の発端は、私が「教会音楽"的なもの"」を探してYouTubeを漁っていたら『God Help』を見つけたこと。

なんてキレイなメロディとステキな歌詞!
と感激して、一瞬でこの歌が好きになりました。

ところが、その『ノートルダムの鐘』なる物語、その時の私は題名こそ聞いたことがあっても、中身はほとんど知りませんでした。


そこで、「God Help歌えるようになりたいけど、これがどんな物語の中で歌われる曲なのか知りたい!」と思って、ディズニーのDVDを借りに行きました。

ところが…
ステキな曲が満載で絵もキレイだったんだけど、なんだかストーリーが納得いかない。
原作知らないけど、レミゼを書いたユゴーが、こんなエンディングにするはずない…っていう"コレじゃない"感が私の中でもわっと漂う。


ちょうどその頃、劇団四季が『ノートルダムの鐘』を日本で演ることが発表されて、「ディズニー版と原作と四季版、どう違うのか!?」っていう興味がむくむく。


で、原作本を入手しようと思ったら、文庫本にしてはやけにお高い。
どーしよっかな…と迷いながら、普段行かない図書館に足を運んだら。。。

あった!

しかも、新着本!!

これは借りるしかないっしょ、ってことで、まずは上巻をレンタル。


とーこーろーが。

難解すぎる。
分けわからん。

さすがにギブアップ…と思ってるところに返却期限来ちゃったので、一端返す。
ごめん、ユゴーさんww


すると!
どなた様かがFacebookで『NHKテキスト 100分で名著 ノートル=ダム・ド・パリ』を「これは分かりやすい」と紹介してくださっていたので、本屋に走ったら。。。

あった!


……なんだか想い溢れて長くなりそうなので、NHKテキストGETしたところから後半に続けますm(_ _)m

『ノートルダムの鐘』の前の余談

先日、横浜で用事がありました。


その前日にどーーーしても気になってた『ノートルダムの鐘』の当日券をチェック。

…劇団四季は、前日の19時に翌日の当日券情報が出て、ネット予約できるのです…

で、見たら用事ある日のソワレが数枚出てるじゃないですか!!
1枚はクリックしたら「他の人が予約しました」になっちゃったんだけど、諦めずもう1枚クリックしたら…


予約完了(≧▽≦)!!!

めちゃくちゃ嬉しかったです。


さて当日。

用事が終わってから開演までかなり時間あったけど、帰るのも微妙(主には交通費節約のためだけど)なので、いろいろ時間潰し。笑

まずはスタバでこの本を読み切る。



これ、読んでから観劇してめちゃくちゃ正解でした。
ものすごく読みやすかったし、分かりやすかった。

…内容について書き始めると長くなりそうだから次に回そう。


読んでたスタバから人だかりが見えたので散歩してみたら、ハマスタが目の前でした笑

なんか、アイドル達がいろいろ踊ってたので見ちゃいました(^^)



「今日もみんなで心を込めて応援しましょう!いってらっしゃーーい!!!」
と締め括られて、みんなと逆方向に歩き出すワタクシ。
ごめんね、用事あるのよ。
でも、いつかプロ野球見てみたいな♪
誰か、わたしを野球場に連れてって♡笑


そんでもって、まだ時間があったので、横浜港でお散歩。



豪華客船が2隻も停泊してました。
圧巻☆

そこから海に目を移すと…



うん、海。
何回か見たことある景色だけど、なんとなくこの日は「あれ?これ海だっけ?」って思った。

なんでかなー?と考えたら、「私の"海"の原風景がコレじゃないからだ!」って思い当たった。

私の海の原風景って、コレ。



小田原の海。相模湾。
彼方に見えるのは水平線。太平洋。人智を超えた自然。

横浜の海は、人工的に整備されていたから違和感を持ったんだろうな。

どちらも「海」

でも、全然違う顔を持っているんだな、と改めて感じて、そう感じたことが面白かった。


さて、やっとこさ観劇の時間に。
って、前置きが長くなっちゃったので感想は次に回そう(^_^;)


ついでに、観劇後の写真を1枚。



ほんと、横浜って見どころいっぱいのステキな街です。

花と誕生日

2018.04.05




両親と小田原フラワーガーデンへ。
ヒスイカズラが綺麗だって聞いてたのでそれ目当てに行ったんですが、植物大好きの我々家族。

「これ、どうやって受粉するんだろう?」
「この中に雌しべと雄しべがあるみたいだよ?(落ちてる花を解剖…)」
「オオコウモリが蜜を吸うって書いてあるから、重さでここがこーなって…」
「ブーゲンビリアってどーやって伸びてる?ツル植物?」
「これって木じゃなくて草の仲間だよね?」
「バナナの花のがく見つけた!」
云々かんぬん…

元々口数の少ない家庭だけど、自然のことになると饒舌になり、そんなに広くない温室ドームをゆっくりのんびり散策して参りました。

それから、私が父の誕生日プレゼントを自宅に忘れてきてしまったので、父の運転する車で取りに帰り…(^_^;)
でも喜んでくれたので良しとしよう。笑

夜は、父と私の誕生祝いを兼ねてディナーへ。

久しぶりにのんびり過ごしてきました。
たまにはゆっくりする時間も大事だよね、ってことで。