5月13日(金)、豊島副都心開発調査特別委員会が行われました

調査案件は
1.池袋駅西口地区のまちづくりについて
2.南池袋二丁目C地区のまちづくりについて
3.西巣鴨橋の架け替えに伴う都市計画道路の幅員の一部変更について
4.委員会の1年間のまとめ

【1.池袋駅西口地区のまちづくりについて】
池袋駅西口の再開発について、27年12月の再開発準備組合設立に続いて、28年1月に事業協力者選定、同4月に事業協力者・総合コンサルタントの承認がありました。

準備組合の事業協力者:三菱地所株式会社、三菱地所レジデンス株式会社
総合コンサルタント:株式会社佐藤不動産鑑定コンサルティング、株式会社上野計画事務所、株式会社梓設計

対象地域の面積 約5.3ha
・宅地面積(鉄道用地0.5ha含む) 約2.7ha
・道路面積 約2.3ha
・公園面積 約0.3ha
西口1

基本構想案
西口2

イメージ図(みずき通り側からのイメージ)
※27年11月事業協力者選定段階でのイメージで、今後協議により変更する
西口3

今後のスケジュール案は、
30年度末 都市計画決定
32年度  組合設立認可
33年度末 権利変換計画認可
35年度~ 工事

【2.南池袋二丁目C地区のまちづくりについて】
南池袋の再開発についての報告がありました。
南池袋二丁目A地区は、豊島区新庁舎のエリアですでに完了しています。
B地区は新庁舎から東通り側ですが、こちらはまだ話が進んでいません。
今回の報告は、新庁舎から環状5の1号線(予定地)を挟んで反対側のC地区についてです。

27年10月に3つの再開発準備組合・まちづくり協議会が合流し、C地区まちづくり協議会が発足しました。
28年3月末に同まちづくり協議会が解散し、再開発準備組合へと移行しました。

準備組合の事業推進パートナーは以下の通り
・住友不動産株式会社
・野村不動産株式会社
・独立行政法人都市再生機構

事業コンサルタントは以下の通り
・INA新建築研究所
・ポリテック・エイディディ共同企業体

対象地域の面積は、15,470㎡です。
南池袋C地区

3つの上位計画に基づき、まちづくり方針を協議会が策定します。
上位計画は以下の通り
・特定都市再生緊急整備地域(27年7月・国)
・東京のしゃれた街並みづくり推進条例(16年12月・東京都)
・豊島区都市づくりビジョン(27年3月・豊島区)

まちづくりの方針は以下の通り
・賑わい・交流(副都心や豊島区庁舎などとの連携)
・住み良い環境(緑のネットワークの形成、交通利便性を活かす、ゆとりを持った空間)
・安心(3世代が安心して暮らせる住環境整備。子育て施設、高齢者施設の導入を検討。)
・防災(逃げずに住み続けられる街。災害対応設備、情報発信設備の設置考慮など。)

目標スケジュール案は、
29年度末に都市計画決定
組合設立認可後、31年度末に権利変換計画認可
32年度から工事

【3.西巣鴨橋の架け替えに伴う都市計画道路の幅員の一部変更について】
西巣鴨橋の架け替えについての報告がありました。


27年3月に行われた地元説明会時からの変更点を記載します。
(27年3月の地元説明会の内容は過去blogをご覧ください
 ⇒27年3/26西巣鴨橋の架け替え(H29~33年度末) 西巣鴨橋架け替え計画説明会

◆変更点
①~③はいずれも地元から要望のあった内容です
④は修正設計の作業でずれこんだためです。

①階段の設置
当初設計では階段を設けていませんでしたが、伸和町会側、東二町会側にそれぞれ階段を設置します。

②歩道部に立ち止まれる場所を作った
スカイツリーや清掃局などが橋梁からだとよく見えるため、橋梁の中腹に膨らみを持たせて、見学ができるようにした。

③横断通路部(ボックスカルバート)の位置の変更と幅の拡幅
現状の西巣鴨橋のたもとを横断できるようにボックスカルバートによる通路部があります。
線路よりの盛り土などを掘削して場所を確保します。
より高さを保つために、現状よりも少し線路よりに開口部は移動しますが、幅は拡がります。

④事業スケジュールの変更
29年3月に事業認可取得を行い、工事についてJR東日本と協定締結予定
28年度から工事に入れる予定でしたが、ずれこみました。
29年度より工事に入り、4~5年の工事期間となる見込みです。

その後、平成33年冬ごろから、無電柱化工事に着手する予定です。
これも4~5年の工事期間の見込みです。
(工事ヤードが狭いために、両方の工事を並行することができません)

◆検討事項
・町会からの要望のある防災倉庫の設置

工事が決まったら、工事説明会が行われます。
続報が入りましたら、ご報告させていただきます。

【4.委員会の1年間のまとめ】
1年間の審議のまとめがありました。
今回で1年間の特別委員会が終了です。
5月25日に行われる臨時議会にて、新たな正副委員長および小委員が決まる見込みです。
(豊島副都心開発調査特別委員会は全議員が所属する委員会なので、委員会構成は変わりません)
H27.6/11 特定都市再生緊急整備地域についてなど
H27.7/15 東西デッキ整備基本構想、板橋駅工事続報など 
H27.9/15 旧庁舎跡地及び周辺整備についてなど
H27.11/12 特定整備路線沿道の地区計画等の説明会を実施
H27.12/15 旧庁舎跡地整備の説明会報告など
H28.1/13 都市計画道路の優先整備路線についてなど
H28.4/15 グリーン大通りの活用についてなど