6/11(木)、豊島区副都心開発調査特別委員会(以下、副都心委員会)が行われました。

副都心委員会<案件>
(1)調査項目
(2)特定都市再生緊急整備地域について
(3)景観計画について
(4)木密地域不燃化10年プロジェクトについて
(5)造幣局地区まちづくりについて

(1)調査項目
特別委員会は、初回に委員会で扱う調査項目について決定をします。
今期は以下の調査項目に決まりました。

1 都市環境整備に関する諸課題
2 交通環境整備に関する諸課題
3 旧庁舎跡地活用に関する諸課題
4 JR関連の諸課題
5 その他関連事項

(2)特定都市再生緊急整備地域について
5/25の議員協議会の時にも説明のあった「特定都市再生緊急整備地域」についてでした。
支援メニューや、地域整備方針等が示されました。
基本はこれまで区が進めてきたまちづくりの方向で進めていきます。

都内の特定都市再生緊急整備地域等の指定状況について


池袋駅周辺地域のまちづくり動向について


※参考 過去Blog 5/25 特定都市再生緊急整備地域の指定申入れについてなど 議員協議会

(3)景観計画について
かねてより進めていた、景観計画策定についての報告がありました。
今回はパブリックコメントの内容と回答について、それを受けての豊島区景観計画(素案)の報告。

豊島区はこれまで「豊島区アメニティ形成条例」で環境と空間の質を高める取り組みをしてきましたが、景観行政団体へ移行するために景観計画及び景観条例を作る方向で動いています。
移行するために約半年間の"つなぎ"条例が必要になります。
今後は、つなぎ条例を7月に作り、10月から来年4月まで、都の条例内容を準用します。
10月には景観行政団体へ移行。
景観計画の策定及び景観条例の制定は来年3月の見込みです。

(4)木密地域不燃化10年プロジェクトについて
木密地域不燃化10年プロジェクトの概要、これまでの経緯、新たな防火規制について、沿道まちづくりルールについて、今後の予定についてなどの報告がありました。

補助26号線(千早、南長崎地区)は先行して動いていて、都市計画決定まで進み、沿道まちづくりにおいて、今後新たな建築ルールを定めていきます。

補助73・82、172、81号線沿道まちづくりに関しては、都市計画の手続きを進めていく段階。


(5)造幣局地区まちづくりについて
地区計画、都市計画公園の再構築などの現状報告がありました。
防災公園地区、市街地地区(文化交流機能ゾーン(研究施設等の誘致など)、賑わい機能ゾーン)、それぞれの壁面位置などが示されました。

都市計画公園の再構築は、今後の公共施設の再構築を見据えた措置を取っています。

今後の予定です。
造幣局東京支局移転(想定)…平成28年半ば頃
防災公園工事完了…平成31年度中
市街地地区工事完了…平成32年度以降

◆その他
副都心委員会冒頭にて、共産党議員から発言がありました。
副都心委員会は36名の議員全員が所属する非常に大事な委員会ですが、1名の議員が欠席していました。
欠席理由は、海外視察…区の公式の視察ではありません。
政策研究のためとは言え、公務ではない以上は私的な外出です。忌引きや事故があった場合などであればやむを得ませんが、よほどの事がない限りは公務を優先すべきです。
ましてや豊島区議会において、委員会出席は本会議出席に次ぐ大事な公務だと私は考えております。