先回記事末部より
天は高く貴いものであり、たとえ先有条件として地が先にあったとしても、地が天よりも貴いものではないという事を伝えながら、女が先に構想されたのだが、貴いのは女ではなく男なのだと語られているのです。
それを理解した上で、「精神的創造は女を神様が先にしておいて、男は不足品の創造物だと言うのだ。」というみ言の真意が浮かび上がるのです。
なぜ、男は「不足品」なのでしょうか。それは対象を愛することに覚醒した夜の神様が、自己中心的だった神様自身に「不足」なものを感じ取ったからです。その不足なものとは、神様の自己愛を求める情念を刺激して来た、「包容感」「包括感」であり、その感覚が自己愛の情を刺激して、「真の愛」を求める心情の神様となられたのです。
ですから、神様が自分に「不足」だと感じ取ったものは「真の愛」という事になります。その「不足」なものを男性アダムを通して得ようとしたのです。その不足な真の愛を体恤するためにエバを創造し、エバの母性が成長するとともに心情一体となり、エバの母性を相続しながら四大心情圏を成就していくように構想したのです。
そして、アダムとエバの初夜の時に、アダムは四大心情圏を成就し、真の愛を体恤し、不足なものを満たした一人でも真の父母となるのです。
その真意を知った上で、次に進んで行きます。
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難しい難解な記事が続いているので、たまには息抜きをしましょう。
**著:雑学総研「人類なら知っておきたい地球の雑学」(KADOKAWA)引用開始**
人間は体も脳も"初期設定"は女性だった!
聖書では、男性のアダムの肋骨から女性のイヴがつくられたことになっているが、現代の科学によると、人間の"初期設定"は女性なのだという。人間の性別は受精した瞬間に決まり、それを決定するのは「X」と「Y」の性染色体である。卵子がY精子と受精すると「XY」で男の子に、X精子と受精すると「XX」で女の子になる。X染色体は女性の染色体ではなく、男女共通の基本の染色体である。
妊娠2カ月頃までの胎児は、体も脳も男女の違いはなく、いわば共通の基本形である。そして「XY」の染色体を持つ胎児も、男性になれという指示がないかぎり、体も脳も女性になっていく。つまり、人間の初期設定は女性なのである。
男女の違いが生まれるのは、Y染色体を持つ胎児がテストステロンという男性ホルモンのシャワーを浴びてから。このホルモンの働きで、女性の生殖器の代わりに男性の生殖器がつくられ、脳も女の子と同じ脳から"男性脳"になっていく。
脳の構造も、その脳の使い方も、男の子と女の子では異なっている。
ホルモンシャワーによって、男の子の左脳の発達は抑制されるが、そのぶん右脳は発達して大きくなる。右脳は、空間認識や図形処理をつかさどるとされ、男性はこの右脳を使って地図を読んだり、とことん考えたりする傾向にある。一方、女性の脳は、左右の脳をつなぐ脳漿(のうしょう)が太く、ひんぱんに情報を行き来させて、左右の脳をバランスよく使うことが多い。
初期設定が女性だった胎児も、生まれて成長するにしたがって、行動パターンや興味の対象などに男女の違いが出てくるのである。
**引用終了**
最初の性分化は、受精の時にすでに分かれていますが、男性の肉体も生殖器も、女性の形状を基本形にして胎内に孕まれ、6週目から8週目にかけて男性として成長するようになります。
また、女性の胎児は、母胎に生命が育まれている間に、最大数の卵子(原始卵胞)を持つようになっています。
これに対して、男性の精子は思春期に作られるようになります。つまり、創造世界において、もっとも長い期間をかけ、長い歳月に愛を注ぎ、神様が出現を待ったものこそ、アダムの精子であり、神様の精子だったのです。
エバの卵子は、136億年の創造期間に天宙を流れてきた生素が結実して作られますが、アダムの精子は天宙を流れてきた生素に、親の愛とエバの愛が注がれたうえで、初めて地上に形成されるのです。
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