ドイツ:2022年の収穫の半分が、干ばつで不作になる見込み。
2022年8月25日(木) by:イーサン・ハフTags: Climate, Collapse, crop failures, crops, Drought, environment, famine, food scarcity, food shortage, food supply, Germany, green tyranny, harvest, hunger, scarcity, starvation, supply chain, water, world agriculture
ドイツの一部地域では、秋になると農家が全作物の半分を失うと予想される程、干ばつが深刻な状況になっています。
ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州は、雨不足だけでなく、エネルギーや肥料の不足もあり、特に大きな打撃を受けている。
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ウラジーミル・プーチンがウクライナに侵攻し、ディープ・ステートの作戦を混乱させなければ、ドイツは今頃ユートピアの楽園になっていただろうからだ、といつものように我々は言われている。
秋が来る迄に、ドイツのトウモロコシ、テンサイ、ジャガイモ、大豆の、50%以上が不作になる可能性があり、ドイツと、その輸出先の両方にとって壊滅的な打撃となるであろう。
「近い将来、大雨が降らなければ」「殆ど全ての作物で最大50%相当な」
「収穫減が予想されます」
と、州農民会長のヨアヒム・ルクヴィートは言う。
牧草が乾き、畜産農家は乏しい冬場の飼料を与えなければならなくなった
作物農家だけでなく、畜産農家も苦しんでいる。
通常であれば、ドイツ中の家畜は、この時期に草を食べている筈だが、旱魃(かんばつ)の為、至る処で草が枯れてしまっているのだ。
その結果、農家は冬に保存する為の穀物を家畜に与えなければならず、サプライチェーンの問題から、ただでさえ少ない供給量が枯渇しているのです。
ドイツが依存する、飼料用穀物の多くはウクライナかロシア産である為、戦争と西側諸国の対ロシア制裁によって、ドイツや、他の欧州諸国は、必要なものを調達する事が増々困難になっています。
農家は肥料を手に入れる事ができても、インフレの為に法外な値段で買わなければならず、これも世界的な問題で、いつまでたっても収まる気配がない。
ヨーロッパの多くが「グリーン」化した為、エネルギーや肥料を自前で生産する能力はもうない。
この様な愚かなグリーン政策は、ドイツや他の国々を破滅に追いやる事になるだろう。
ブライトバート・ニュースの、ピーター・カドルは、
「化石燃料よりも」
「所謂グリーン・エネルギーの能力を」
「拡大する事に執着してきた欧州連合は」
「現在、肥料生産はおろか」
「一般家庭の暖房の為に」
「このガスを調達するのにも苦労しており」
「多くの農家を窮地に陥れています」
「肥料の様な」
「より効率の悪い代替物の使用が」
「現在、EU全域の多くの人々によって」
「検討されている一方で」
「ドイツの農家にとっては、この危機は」
「最終的には」
「ガス不足の寒い冬に向かっている」
「彼らの問題の内の少なくとも一つかも知れず」
「その間、多くの人々が」
「家を暖める余裕がなくなるかもしれません」
と、解説している。
ドイツ人は、政府がこの破綻した国民国家に間もなく起こる事について、より多くのヒントを投下している事から、この全ての壁への書き込みを見始めている。
冬が来る頃には、電力も暖房も、そして最終的には食料も無くなるだろう。
ドイツ国民は、政治家に裏切られ、売られたのだと思い知らされ、市民不安が広がるだろう。
この事は、ここ米国でも、同じである事が判明している。
ブライトバートのコメント欄には、
「ドイツ人は」
「どうやって難民を養う積りなのか」
「難民は、これを嫌がるだろう」
「直ぐに厄介な事になるかも知れない」
と、冗談交じりに書かれていた。