カナダ:オンタリオ州で100人以上の若者がワクチン関連の心臓疾患で入院
2021年9月28日(火) by: Cassie B.

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カナダの最近の報告によると、ワクチンに関連した心臓疾患を経験する人が多く、その大半が若者であることが明らかになりました。

オンタリオ州公衆衛生局ひっそりと発表した報告書によると、8月7日現在、オンタリオ州の25歳以下の人々に106件の心膜炎および心筋炎が発生しており、これはオンタリオ州における心臓の炎症による入院患者数の半分強に相当します。

 

このうち31件は12歳から17歳の人に、75件は18歳から24歳の人に見られました。

 

また、全体の80%が男性で、約70%が2回目の注射後に発症していました。

 


報告書によると、イスラエルや米国で同様の副作用が報告された後、オンタリオ州の公衆衛生部門は、この副作用に対する監視を強化するよう指示されました。

 

オンタリオ州公衆衛生局では、6月からワクチン接種後の心筋炎および心膜炎の同日報告を義務付けています。

 

この症状は、早ければワクチン接種後数分で現れ、3ヵ月後くらいまで続くことがあります。

報告書にはこう書かれています。

 

「心筋炎・心膜炎の報告率は」

「2回目のmRNAワクチン接種後の方が1回目の接種後よりも高く」

特に2回目にModernaワクチンを接種した人

「(1回目に接種した製品は問わない)で高かった」

オンタリオ州公衆衛生局によると、18歳から24歳の人の心臓の炎症の報告率は、Modernaワクチンを接種した人の方がPfizerを接種した人よりも7倍高かったそうです。

 

ファイザーのワクチンは、12歳から17歳の人にのみ提供されているので、それより若い人での比較はできません。

全体として、ワクチン接種後に心臓の問題で救急室を訪れたのは、全ての年齢層で202人で、その内146人が入院に至り、3人がICUへの入院を必要としました。

高齢者では、25歳から39歳までの54人40歳以上の44人が全体のカウントに含まれていました。

 


COVID-19の接種後に見られる2つの心臓病は、心筋の炎症である心筋炎と、心臓の内膜の炎症である心膜炎です。

 

これらの症状には、息切れ、心臓の拍動やドキドキ感、胸の痛み、倦怠感などがあります。


オンタリオ州の知見を裏付ける追加研究

 

COVID-19ワクチン接種後の心筋炎の問題が世界中で見られ、特に若い男性に多く見られています。

 

現在、世界で最も多くのワクチンが接種されている国の一つであるイスラエルでは、ファイザー社のCOVID-19ワクチンと心筋炎との間に、主に16歳から30歳までの男子を対象とした確たる関連性が確立されています。

同国の研究者によると、COVID-19を接種した16歳から24歳までの若い男性の内、3,000人から5,000人に1人がこの症状に悩まされる可能性があるという。

 

2回目以降は害が大きくなるため、国は10代の若者を心臓のリスクから守るために1回だけ注射することを検討しています。

一方、カリフォルニア大学の研究者が実施した、アメリカの子供たちのCOVID-19ワクチンの副反応を分析した研究によると、12歳から15歳の健康な少年達がワクチン接種後に心臓の炎症で入院する確率は、COVID-19そのもので入院する確率よりも4〜6倍高いことがわかっています。