ご訪問ありがとうございます。
以下、公開のご了承をいただきました。
帰国生入試のお手伝いをしました。
2022年12月 北海道大学工学部合格
近江牛でお祝いしました
私にご依頼するきっかけは、英語プロコーチ門田直樹先生のご紹介です。
既に英語の指導を受けていましたが、数学の先生を探しておられました。
帰国生入試は実施内容や、そもそも実施するか否かが年々変化します。
過去問も一般には流通していません。
何を目指して対策するのか見えにくい、という難しさがあります。
あとは、試験の期間が8月末から始まると、2週間ぐらいの間隔で次々に試験を受けるので、一つの大学にかけられるエネルギーが限られています。
それでも、S君の結果を見ると、堅実な学力があればふさわしいところに落ち着くのだなという印象を受けました。
のほほんっていいですね。阿佐ヶ谷姉妹のようです(何それ)
私は熱血講師やカリスマ講師のような人間ではありません。
当初、S君は「解説を聞くとわかるけど解けない」状態でした。
数学ⅠAⅡB全般を通して穴がありました。
「わかったつもり」を「わかった」に変えるべく、数学ⅠAからやり直しました。
教科書で解説して黄チャートで問題演習です。
毎回ノートを添削しました。
最初は雑で読みにくいノートでしたが、段々改善して、最後は実に見やすくなりました。
数学Ⅲに入ってからの進歩は目覚ましく、予備校の講義と相まってどんどん実力をつけました。
それでも、入試に間に合わせるためにかなり飛ばしました。
途中何度か三者面談を行って、全体のうちどれぐらい進捗したか、確認しました。
現地の高校はクラブ活動や行事が日本に比べて簡素で、学校も家から徒歩距離なのが有利でした。
かなり勉強に打ち込めます。遠慮なく大量の宿題を出しました。
よくついてきました。
S君は中学受験の経験者です。
当時から算数は好きで得意だったようです。
いつまでも続く演習の道を淡々と歩むことができました。
これはかなり強みです。量が質に転換します。
よくがんばりました。ご縁に感謝します。