Ableton Liveでの音源送出を考える(4) | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

 

今回は単純にMIDI CPUを1枚使ってMIDI信号を送出するだけのコストを抑えたコントローラの作成です。

 

 

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Highly LiquidのDIY MIDI Controller MIDI CPU。本記事はこれの普及を目指しています。
※日本にユーザを増やしたい

 

 

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筐体はタカチ CF22-11B、スイッチはNKKスイッチズ(旧:日本開閉器工業) UB-15NBKS1Nを使用しようと設計。頭の中で何度もシミュレーションし、ベストなボタン配置と現実を見据えた内部の配置を考えます。

 

 

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こちらはレーザカットされたステンレスパネルのヘアライン仕上げ。コマ抜きでは得られないパリっとしたエッジが良いですね。※下写真は別コントローラのもの

 

 

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スイッチUB-15NBKS1Nは超短胴形と言うだけあって、このようにコンパクトです。
IDECのスイッチは押すとカキンっというマイクロリレーが閉じる様な音がしますが、こちらはポチッという印象です。

 

 

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組み上げ途中。ファストン端子はスペースの都合上使わず、半田で仕上げました。

 

 

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完成。以前、作成したコントローラと並べてみます。※新規に1台作成したものです。

 

 

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今回の設計のポイントはドラテやビニテを貼れるスペースを設けたことです。
※ボタンに文字を仕込むことが出来ない
これにより、パネル上へのインジケータの配置は諦めました。

 

 

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ステータス・インジケータは前面に持ってきました。

 

 

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卓へのドン突き使用を考えて、ケーブルや電源を横から出す方式にしました。
※MIDI CPUはマージする機能が元々あるので、自作コントローラをカスケード接続(Sys-ExポートがMIDI IN)することができます。その際、親となるステータスインジケータは子のMIDIデータ表示を引き継ぎます。

 

 

MIDIノートの割り当てはデフォルトから順番に進めた状態にしてあります。オマケとして下記リンクに書き込んだMIDI Sys-Exコマンドをアップしておきます。

 

■MIDI CPU用のデフォルトリセット用Sys-Exと一覧■
http://www.holycater.sakura.ne.jp/zip/MIDI_CPU.zip

 

書き込みの詳細はMIDI CPUを使ったLive用MIDIコントローラの作成の(3)を参照してください。

 

 

前回のMIDIコントローラの記事への反響がごく一部であったため、今回も取り上げてみました。
普段からこのようなものを作っているわけではありませんので、至らない点が沢山ありますが、もし質問などありましたら、コメントお願いいたします。