Ableton Liveでの音源送出を考える(2) | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

 

 

novation LaunchPad miniが(USB MIDI to DIN変換で)DIN端子出力が出来ず、バックアップを同期で走らせるには不適合なので断念した前回ですが、これは裏を返せば、DIN端子でのMIDI出力が可能なMIDIパッドを探せば良いという至極単純な結論に至りました。

 

なんだ、簡単な話じゃないか・・・(検索)

 

 

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SEXY-SYNTHESIZERさんがライブで使っていたMIDI Fighter!!これだ!(使っていたのはボタンが光らない初期DIYモデルだと思います)
→USB MIDI・・・ぐ、それにボタンが軽すぎそうだ
※ゲーム筐体用の、スト2認定ボタンが使われています。

 

 

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Livid instruments BASE
→USB MIDI・・・やはり

 

 

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KORG NanoKey 2
→USB MIDI・・・またか

 

 

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Arturia BeatStep sequencer
→USB MIDI or 3.5mmステレオミニプラグから変換でDIN MIDI。お、変換か。というかこれ、シーケンサですね。

 

 

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KORG padKONTROL
→DIN MIDI!当たった!え、これしかない!?

 

・・・ない・・・DIN端子出力が可能なMIDIコントローラが全然ない!そう、世間ではDIN端子でMIDIのやり取りなんて絶滅の一途を辿っているのです。

 

話を元に戻しますと、なぜMIDIコントローラなのか?ですが、Ableton Liveでは各シーンやクリップ、フェーダやエフェクトなどの機能をMIDI信号に関連付け、それらの機能を外部からコントロールするという事が可能なのです。つまり、MIDIコントローラからポン出し(ボタンを叩いてすぐに音を出す)が実現できるというわけです。

 

 

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シーンにノートナンバを割り当てている例

 

 

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MIDIのフィジカルコントローラにLiveのトラックのフェーダを割り当て、送出音量を変えるなんてことも可能です。

 

 

ちなみに、文字を打つ方のキーボードにも割り当てが可能ですので、PCベースのPOSが普及している昨今、キー配列をユーザが自由に決められるプログラマブルキーボードというものがありまして、(今回の用途には当てはまりませんが)場合によっては選択できる手段だと思います。

 

 

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シーンにキーボードを割り当てている例

 

 

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例:株式会社エフケイシステム PKB-020 プログラマブルキーボード
※停止位置から再生を再開の「Shift + Space」の様なコマンドもワンボタンで設定できます。

 

参考リンク:株式会社エフケイシステム POSプログラマブルキーボード商品紹介ページ
https://www.fksystem.com/shop/cate01/04.htm

 

・・・というか、そもそも、根本的な問題として、パッドを押したら光る、のではなくて、音源が再生したらボタンが光る、という当初、novation LaunchPad miniで考えていた仕組みがないと現場では意味を成さないのではないのか?というそもそも論に行き着き、結局MIDIコントローラ探しを白紙に戻すことにしました。

 

残された道はただひとつ、MIDIコントローラの自作です。

 

ArduinoとMIDIシールドで作成か?専用MIDIボードで作成か・・・色々悩んで、Ableton Liveでの音源送出を考える(3)に続きます。