シトロエンC5/C6/プジョー407 V6 3.0に搭載されているES9/L7Xエンジンはカムカバーからのオイル漏れが有名ですが、それ以上に怖いのがカムシャフトハウジング(カムホルダー)からのオイル漏れです。カムシャフトハウジングとはカムシャフトが収まる下部部分でシリンダーヘッドと接合される部分です。カムシャフトハウジングとシリンダーヘッドの接合部のガスケットがダメになり、そこからオイルが漏れることがあります。カムカバーからのオイル漏れだと思っていたら、実はその更に下のカムシャフトハウジングからのオイル漏れも起きていたなどのケースもあります。先ずは、カムカバーのガスケットを交換して、それでもオイル漏れが止まらない場合はカムシャフトハウジングのガスケットも交換します。

 

実はこのパーツにはcam housing(カムハウジング)やcam holder(カムホルダー)という言い方もありますが、海外では一般的にcam carrier(カムキャリアー)と呼ばれていますので、海外情報を入手しようと思ったら、cam carrierで検索するのが多くヒットするコツです。

 

これは初代MZ11ソアラの2.8L 5M-GEU直6エンジンのカムシャフトハウジングの図解図です。ツインカムなのでカムシャフトハウジングが2つあります。この図を見るとカムカバーとカムシャフトハウジングの関係が分かりやすいと思います。

さて、実際の修理作業の様子ですが、埼玉のMPIメサイアパーツインク様のブログ記事から引用させていただきます。貴重な資料となります。こちらは、カムシャフトハウジングを外したシリンダーヘッド部分の画像です。吸排気のバルブキャップが見えています。

こちらが外したカムシャフトハウジングの画像です。

某ディーラーの話ではこのガスケット交換の工賃は20万円オーバーとのこと。たまったものではありません。しかし、この故障は結構ES9/L7Xでは定番ですので、始末に負えません。

うちのC6はバルブカバーガスケットの交換のみで、今のところは大丈夫ですが、何かオーバーホールが必要な時がきたら、このガスケットを交換しておきたいところです。

 

2026年5月、Facebookを見ていて、中国製のシトロエンC5/C6のサスペンションシリンダーの社外品の評判に関する投稿を見つけました。数年前まではeBayなどに純正品は潤沢に見られ、さすがにC6 V6 3.0L用のAMVAR付きのサスペンションシリンダーは見なくなっていましたが、他のタイプは結構多く出品されていたように思います。しかし、昨今、これらを検索するとmade in Chinaの社外品ばかりです。

 

https://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=citroen+c6+suspension&_sacat=0&_from=R40&_trksid=m570.l1313

 

Euroreparのスフィアは純正品の供給が終了してもまだ供給されていますが、サスペンションシリンダーは今のところEuropeparでの供給はないようなので、いずれC5/C6などのハイドロシトロエンユーザーはこういった社外品を使わざるを得なくなるかもしれません。これらはAliexpressでも下のリンクのように多数売られています。

 

https://ja.aliexpress.com/w/wholesale-%E3%82%B7%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%A8%E3%83%B3c6-%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3.html?spm=a2g0o.best.search.0

 

これらの評判・インプレッションについて、みなさん興味があると思います。

 

Facebookなどで、いくつか投稿がありますが、肯定的な評価としては

「Here is my 2 cents worth ....try the brand called SACH they are very close to the original ones. I bought those in the past for some of my Citroens it was recommended by another Citroen maniac 😆 so I tried and yes very good .(SACHというブランドを試してみてください。彼らはオリジナルのものにとても近いものです。 私は過去に自分のシトロエンのために買いました。他のシトロエンマニアに勧められたので😆試してみたけれど、とても良かったです。)」という評価がありました。

 

後はほとんどが否定的な評価でした。

「never buy struts without the KYB logo.(KYBのロゴが付いていないサスペンションシリンダーは絶対買わないでください。)」

「China parts can be good but Citroën suspension is patented. It will be completely off form oem struts. But they are hard to come by. Stellantis is abandoning Citroën.(中国の部品は良いけれど、シトロエンサスペンションは特許で保護されている。 それは完全に純正品のサスペンションシリンダーの形から外れるだろう。 でも、それら純正品は入手するのが難しい。 ステランティスはシトロエンを見捨てている。)」

「That is rubbish, keep your money.(それはゴミだ、それにお金を使わないでください。)」

などです。実際に買ってみたらしい評価はむしろ肯定的な評価だったので、SACHというブランドは使えるかもしれません。

 

Facebookの実際の投稿はこちらです。

 

https://www.facebook.com/groups/1035620679822178/posts/27130942516529971/

 

こちらは中国製社外品とKYBヨーロパ製の純正品との見分け方の画像です。

KYBの特許でこのサスペンションシリンダーは守られていると思うのですが、前にも他のブログ記事で触れたように、一方でEUではスペアパーツに関する意匠権の保護除外承認という動きもあるので、これらが違法かどうかは微妙なところだと思います。EUでは違法ではない可能性もかなり高いと思います。

詳しくは下のリンク先の記事をご覧ください。

 

https://www.bakermckenzie.co.jp/wp/wp-content/uploads/20250215_IP-Tech_JPN_EU.pdf

 

 
前にも述べたように、私的にはステランティスがサブブランドのEuroreparチャンネルでジェネリックパーツを供給してくれることに期待したいと思います。そうすれば特許など何の問題もありません。また、これらの中国製社外品のサスペンションシリンダーはC5X7の4気筒モデルとV6モデルとC64気筒モデルなど非AMVARモデルには対応しますが、V6のAMVAR付きのものはないので注意してください。

 

引用:eBay、Facebook/Igor Mateskiさんの投稿

 

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2026年4月車のダッシュボードのスイッチやボタンなどのかすれた白文字の修復を得意とするスペシャルショップを見つけました。例えば、欧州車特有のプロテイン塗装されたスイッチの加水分解によるべたつきを無水アルコールなどで除去すると白文字塗装も一緒に消えてしまうことも少なくありません。そんなときに大きな助けになるでしょう。

 

実際に車種によっては、べたつき除去時に消えた白文字を補修するデカールが売られている場合があります。

 

https://item.rakuten.co.jp/hsp-parts/masesw-02/

 

上のリンクはマセラティ・クアトロポルテ用のデカールですが、こういった物がすべての車種用にあるわけではありません。そこで、件のショップです。

スペインのお店です。HPはすべてスペイン語です。一応、英語・フランス語の表示もできるようになっていますが、フランス語は上手く表示されましたが、英語は私の場合は上手く表示されませんでした。そこで、フランス語のページを覗いてみました。

ちなみに、Facebookのページはこちらです。

 

https://www.facebook.com/restauramosbotones

 

特にFacebookページには色々な修理事例が投稿されているので、ご覧ください。シトロエンの修理事例だと以下の画像がありました。多分、C4ピカソだと思います。

また、以下の画像のようなレストアもするそうです。凄い技術力だと思います。

塗装の剥げたリモコンキーもこの通りの修復技術です。

日本にこういったショップがあるかどうか私には分かりませんが、トータルリペアさんの系列のショップなら対応可能かもしれません。

ダッシュボードやセンターコンソールやオーディオやパワーウインドーのスイッチなどのかすれた白文字のレストアを考えておられる方の参考になると思います。連絡を取ってみる価値はあると思います。

 

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2026-05-09 12:00:00

2026年5月ステランティスグループがPureTech 1.2LエンジンをフィアットのFireFlyエンジンに交代させるというニュースを検索していて、あるブログの記事が目に留まりました。

 

 

上記リンクの記事を一部抜粋させていただきます。

 

EVからハイブリッド式内燃機関への(とりあえずの)回帰に伴って、イタリア車のエンジンが再評価され…
多くのフランス、ドイツのブランドで汎用されることになるのは、ステランティス自身も想定外のことだったようです。
さらにエンジンだけではなく、新しいeDCTトランスミッションについても、フィアット、アルファロメオのものが広く採用される方向で検討されているとのことです。
PSA(プジョー・シトロエングループ)とFCA(フィアット・クライスラーグループ)が合併した際…
当初、自動車関係者の多くが、フランスのメーカーの技術が、どちらかというと、グループ内で支配的になると考えていたようです。
ところがここへ来てそれが完全に逆転しているわけです。
フランスの自動車ジャーナリスト、アレクサンドル・フィルソーはこう書いています。
「イタリアで培われた機械工業の伝統の成果である、堅牢で長寿命なエンジンとトランスミッションを使用して、ステランティスは欧州における内燃機関の最後の10年間を乗り切ることになるだろう」
どうですか?
これが欧州の自動車業界で今起きているファクト=事実です。
日本と米国の自動車関係者とユーザーの間に流布している、ナラティブ=物語…というか、都市伝説に近いものとの、この乖離はどうでしょう。
でも人はいったん頭に刻みつけた「固定観念」にしがみついてなかなか離れないものです。
政治・社会の現象を見渡しても、多くの人は「事実」を見ることよりも、それぞれが信じたい「物語」の方を好むようですし。
なので、今後も日米では「イタリア車は壊れる」とか「アルファロメオは世界一壊れる車」という「伝説」は人々に支持されて行くことでしょう。
残念!

 

車という商品は実はイメージ商品です。日本車=「燃費が良くて壊れない」、ドイツ車=「高品質」、フランス車=「おしゃれ」、アメリカ車=「ガスイーター、燃費悪い」こんな感じでしょうか。

 

また、こちらの記事ではさらにこのイメージと販売不振の現状を分析されています。

 

 

 
以下に一部抜粋いたします。

 

そもそも日本のユーザーは、輸入車に関して、そのブランドの母国に関する「イメージ」「好き嫌い」に大きく左右されるところが大きいと思います。
韓国のヒョンデ(現代自動車グループ)は、世界では730万台の売り上げを誇り、トヨタ、フォルクスワーゲンに次ぐ世界第3位のメーカーです。しかし日本では正規のディーラーさえ確立できず、わずか約700台の販売台数です。
中国のBYDは販売台数427万台を超え(海外市場での割合も50%に近づいています)ホンダや日産を抜いて、世界第6位のメーカーになりましたが…
日本での販売は2223台。国内シェアはわずか0.99%です。
このふたつのメーカーに関しては、日本人の中国敵視と、嫌韓の影響を無視するわけにはいかないでしょう。
自動車ブランドの所属する国(作られた国ではない)のイメージが、日本人にウケない車は、日本では売れない。そしてそのイメージは一朝一夕に変わるものではないです。
そう考えると、たとえステランティスが日本市場に向いた「いい車」を作って売っても、イタリアの(イタリア車の)悪いイメージが払しょくされない限り、販売が伸びることはないと思います。
その辺はステランティスでもちゃんとマーケティングの結果わかっていて、それでたとえば、いまやアルファの「稼ぎ頭」となった、ジュニアの日本導入を見送っているのでしょう。

 

また、ドイツ車は日本人が想像するほど故障しにくい車ではないという記事もあり、これは私の主治医様も主張されるところです。かつてのスイス時計のように日本人の頭の中に輸入車といえば、ドイツ車であり、ドイツ車=「高品質、故障しにくい」というイメージが刷り込まれているように思います。まあ、それもかつてのヤナセなど日本のインポーターのPDI(Pre-Delivery Inspection=出荷前点検)や日本市場に合わせるためのドイツ本社との交渉力などの力によるところも大きいとは思いますが…。かつては、ベンツなど輸入してからPDIで全塗装していたという話もあるほどですし、コマーシャルによるイメージ戦略や顧客対応の素晴らしさなどインポーターの努力あっての今のドイツ車の日本における位置づけだと私は勝手に思っています。その後、BMWの日本法人設立からの販売戦略大成功によって、ドイツ車メーカーはこぞって日本法人を設立して、輸入・販売を手掛けて成功していきますが、その土台を作ったのは間違いなくヤナセだと私は信じています。

 

 
日本車なども未だにヨーロッパなどでは格下に見られているようですが、こういったマイナスイメージを払しょくするためにレースなどに積極的に参戦して好成績を上げるなど「レジェンド(伝説)」を作り上げていくイメージ戦略などかつてのホンダなどはさすがだと思います。
 
私は今後も日本ではイタフラ車はメジャーにはならないと思っていますが、そのマイナーなものを好む層もいるので、それはそれで歓迎ですが、ビジネスとして成り立たずに日本撤退されるのは困るので、頑張ってほしいと思いますし、全くの微力ですが応援していきたいと思っています。
 
私の意見としてはイタリア・フランス車はドイツ車と同じくらい壊れないと言うよりも、ドイツ車もイタリア・フランス車と同じくらい壊れる、つまり、ドイツ車と比べて壊れる頻度に差がないというのが真実だと思っています。
 
引用:32cars.ru、alfaromeoandyui.hatenablog.com

2026年4月、Facebookのある投稿が目に留まりました。本当に身につまされる投稿で、胸が痛みました。投稿主様はお立場あるお方らしく、感情に流されない自制心に満ちた淡々とした文章でしたが、無念さが胸に迫り、とてもつらい気持ちになりました。以下、一部抜粋・引用させていただきます。

 

https://www.facebook.com/yukiyoshi.nobuhito/posts/pfbid022myiaWP7ehafNrQ3RoVzNibSeUZcRxaJGPtEEhAd21nhRmEHBBGcysc2QTrh4tWPl?locale=ja_JP

 

昨年末から何度も入退院を繰り返してきたジャガーの修理ですが、本日最後の退院を迎えました。
完治して戻って来られる日が来ることを願っておりましたが、残念ながら修理断念という結果となりました。とは言え車検も通っており、乗れない状態という訳では無いのですが。
症状は、エンジンのアイドリング不調で、回転数が高めになる症状でした。ずっと軽くアクセルを踏んでいる状態になっている訳で、渋滞の中や、交差点の赤信号への進入でもエンジンブレーキがかからず軽く加速している状態でした。またエンジン始動後にはエンストも時々発生するなど、制御が出来ていない状況でした。
工場の主治医の診立ては、スロットルボディという部品のアクセルに応じて空気の量を調整するバルブが汚れていたり、フラップのバネがヘタりきちんと密閉が出来ない状況なのではとのことでした。バルブが完全に閉じないと空気の量が多く送られて、それに合わせてガソリンがたくさん送り込まれる状態になります。この修理は、よくあるトラブルの1つであり、費用も安価で簡単に直るので、この機会に合わせて他の部分も色々とリフレッシュをしましょうということになりました。
知り合いの方が信頼出来る工場とのことで、そこまで言われるならと、気が付けば重整備のメニューになっていました。パーツを純正パーツですと非常に高額になりますので、消耗品はリプロパーツを中心に個人で手配しましたが、点数が多く、それなりの費用となりました。
そのリフレッシュだけは、パーツ交換でどんどんと進みました。幸いなことにいずれのパーツにも問題はありませんでした。
ですが、肝心のアイドリング不調は、スロットルボディを洗浄したり、バネを強化などを試しましたが、ちっとも効果はありませんでした。
エアーの吸込みとなる原因となる他の場所のヒビも見つけられず、ここからは一つずつ疑わしい順で取り組みやすいところを確認してゆくと言われました。
そして、ここからが悪夢の始まりでした。水温センサー、エアフローセンサー、ステッパーモーター、イグニッションコイル、スロットルボディ等を次々と交換してゆきました。ひとつひとつ部品を取寄せて交換してゆきましたが、毎回良くなったとのことで引取りに行く度に、良くなったのは主治医が整備した直後だけで、私が引き取って帰宅する途中にはもう症状が再発しました。そのまま工場に引き返し、直らないのでまた代車のスケジュールや、部品入手のスケジュールを合わせて再入院、ということを繰り返しました。
そして遂にもうやることが思い付かなくなり、これはお手上げに近いとのことで、整備士仲間に聞いてみることも何度か頂いたようですが、先週に整備士仲間が見に来て下さったと思われる日にお電話を頂きました。
ECUのケースに錆があり、目視でも、駄目だろう、これが原因だろう、と分かる程の状態だから、きっと中の基盤も浮いていたりするだろうから、これが絶対原因だと思われるが、もう私からの対応依頼には応えられないので、引き取って頂き、終わりにすると言われ、驚きました。
目視でも分かるレベルが放置されていたと平然と言われたことにも啞然としましたが、そのケースの写真すら頂けませんでした。
ECUが原因であることはこれまでの経験では無かったので見なかったと開き直られ、他方で私が、センサー交換でも直らないなら、ハーネスかECUに原因がある可能性があるか、と聞いた時には、それはまず無いだろうと二つ返事で否定されていたにも関わらず、その会話は覚えていないとのことでした。
また、ECUが原因であることを特定出来たのかという質問への回答には、最後まで返答はありませんでした。
その状況を以て、私もこの工場にこれ以上診て頂くのを止める判断をしました。
今回の整備を通じて、部品レベルでの確認まではされていないにも関わらず、怪しいと経験上思われたことを原因特定と判断されていた、と認識しました。それがたまたま当たったのか、ハズレたかという違いで、今回はハズレが連発し、残念ながら当たりが出なかったということだったのかもしれません。
ECUの基盤の接点不良という説明は、症状が一次的に良くなったり不良になる理由としては、確かにそれらしく聞こえますが、ECU不調の警告が一切点灯していないことから、そうでは無い可能性も十分にあります。
またECUは、同じHWであっても、地域や年式に合わせて書き込むSWが異なるため、plug and playで済む訳では無いので、そのSWを書き込むシステムが無ければ、対応は相当な手間になります。ディーラーでは無く、独立された工場がこれまで如何にジャガーを中心に対応されてきたとしても、設備が無ければ出来る範囲には限界があるのかもしれません。
改めて鑑みるに、技術者であっても、メカ系と電気系の技術者は全く専門領域が異なりますから、昔からのメカ系を中心に技術を磨かれた方が、電気系の専門家でもあることは稀なことです。ましてやソフト系ともなれば、それはお手上げに近い領域であったも不思議なことではありません。
またそれが当て嵌まるのは、あくまでも設計者としての技術者のことで、修理対応の役割では、共通の対応をし易いメカ系と違い、個別の対応となる電気やソフトだとすると、専用のテスター機能を持ったシステムが無ければ、お手上げであることも、当然のことだと思います。
昔、知り合いの体験談としてお伺いした話を思い出しました。ベントレーのTURBO RというSZ系のモデル、それもコンピューターの導入が始まり、不良ばかり起こすという悪名高い時代のモデルのオーナーだった方の話です。
エンストなどのトラブルの度にコーンズの工場に入庫していたとのことですが、行くと応接室に通され、整備しておきますとお茶を出されるのだそうです。しばらくすると直りましたと言われ、確かに直ったので帰ると、また再発するので、また入庫すると同じことが繰り返されると。不思議なことに修理したパーツの話は教えてもらえなかったそうです。
鶴の恩返しのように余りにも不思議に思い、問い質してみたところ、ソフトハンマーでエンジンルーム内を症状が改善するまで、軽く叩き回っていただけだったとのこと。
当時の電装部品の品質の低さが根底の原因なのですが、分かる方法が他になかったので、ソフトハンマーで衝撃を与えて、電気の接点が一次的に回復したことで、修理としていたとしていたのかもしれません。
ちなみに、その方はその話を聞いて、直ぐにそのベントレーを売却されたとのことでした。
今回、工場の主治医が、容易く簡単に直ると言われたことは不用意な発言であったと思いますし、ご本人が直せなかったことへの理由の説明も無く、パーツレベルでの動作確認もせず絶対ECUだと思う、だけど自分はもう交換も作業もしない、という私には無責任に聞こえた発言もありましたことは、その方個人として残念でした。
ですが、依頼をした判断は私ですし、また環境が主治医の方をそうさせていたと言うべきなのだと思います。その方でなくても他の方でも同じ環境で同じ対応をされた事例には、私自身も過去に同じ様な自動車整備業者に、遭遇しました。
そして、それ以外の重整備となったメカ系の整備は、きちんとして頂けました。
さて、現状ですが、本日引取りの帰途では、症状は出たり出なかったりを繰り返しておりました。入院の途中では、症状が出続けていた時もありましたので、そこよりは良いものの、不定愁訴は、修理開始前の状態がそうだったので、結局のところ、何も進展しませんでした。
今後ですが、ECUを修理するかは、非常に悩ましい限りです。やってみて直れば儲け物くらいの様にも見えますし、約半分くらいの確率で発生しているこの症状ですが、走れない訳ではないということ、また足としている車は別にあるので、致命的なまでに困ることも無いが、放置も気持ち悪く、それでいて有効打となる策が見出せていないという、微妙な状況です。
久しぶりに、来月にジャガーのドライバーズ倶楽部に顔を出して、情報収集や、他のメンバーからのアドバイスや見解を聞いて参考にしてみようと思います。

 

同じ輸入車オーナーとして身につまされる胸が痛くなる投稿でした。いわゆる修理地獄です。ありとあらゆる部品を交換してダメでしたで済まされるものなのかと感じます。確かにこの文章はお客さん側の言い分のみなので、お店側にはお店側の言い分があるでしょう。しかし、こういった類のお話はフランス車修理でもよく聞く話です。

やはりお店選びは重要です。自分はたまたま良いお店に出会えて本当にラッキーでした。整備工場を変えてから、本当にお金がかからなくなり助かっています。

 

前にも当ブログに書きましたが、私の考える「主治医」の選び方は

 

基本、正規ディーラーで購入すれば、整備はそのディーラでお世話になる権利が生じるのですが、ディーラーだけではなく、セカンドオピニオン、サードオピニオンの整備工場も確保しましょう。ディーラーだけでは不安です。ディーラーでの修理は部品取り寄せ・交換修理が主体となります。それだと修理はASSY交換でやたら高価になったり、パーツが出なくなると修理不能となったり、故障の源流対策がないために同じような故障が頻発したりということが起きえます。そこで、特にセカンド・サードのお店では

 

①単なる部品交換だけでなく、故障原因分析・再発対策ができるお店で、かつ、

②ECUや基盤修理やコーディングなどの電子系の修理・施工知識があるお店を選びましょう。

 

名人ぶった一見さんお断り的な高飛車なお店は自分には…です。本当に力のあるショップオーナーさんはどんなことからも学ぼうという「研究熱心で謙虚な物静かな方」が多いです。また、前述のように、そのお店が「部品交換だけ」のアッセンブリー屋さんなのか、それとも、故障の原因を究明して「部品交換だけでなく再発対策までしてくれる」のかどうかの視点は技術力の高い良いお店の見分け方の1つです。私的にはドイツ車などメジャーな輸入車の専門店で技術力が高くて有名なお店をお勧めします。最悪の選択が車種違いのディーラーに修理をお願いすることです。例えば、シトロエンの修理を車の購入もしていないプジョーディーラーにお願いするなどです。同じフランス車だからという発想だと思うのですが、あくまでも私見ですが、ディーラーは車を売ってなんぼの所です。ディーラーにとって修理業はあくまでも売った車への付帯サービスの範疇だと考えるべきだと思います。

 

自動車整備のような緻密で探求心が必要な業種は都会の効率第一主義の方々にはあまり向いていないような気がします。都会の好立地のお店では車の回転を上げていかなければ賃貸料もペイできなかったり、色々な難しさがあるだろうことは容易に想像できます。1台の車に効率を犠牲にしてじっくりと向き合うことは中々難しいと思います。修理というよりもパーツ交換が主体になってしまわざるを得ないでしょう。そういった意味で地方にこそ、自動車修理の名店が多いように感じます。新潟などは越後人特有のねばりと執念で探求心をもって車の故障と向き合ってくれる良い業者さんが少なくありません。そういった土地柄です。こだわりや執念が必要な仕事である多くの漫画家やシステムエンジニアを輩出しています。私は新潟在住でとてもラッキーでした。名店に恵まれた地だと思っています。

 

引用:Facebook.com/N.Y様のページ

 

2026年5月、とあるFacebookグループの投稿を見ていてある写真が目に留まりました。まっさらな新車状態に見えるナンバーステーもきれいで錆びていないシトロエン2CVの画像です。

新潟県加茂市内のある自動車整備工場の販売車両の展示コーナーの画像です。その整備工場はオートライフ川口さんといいますが、平成初期には川口自動車整備工場といい、加茂市の隣の南蒲原郡田上町にありました。平成元年くらいに西武自動車販売のAXショップというサブディーラーとしての位置づけのお店でした。西武自動車販売とは1960年代半ばから 1995年まで活動していた西武百貨店・セゾ ングループに属する自動車輸入販売会社で 主にシトロエン、プジョーのフランス車や スウェーデンのサーブ車を輸入販売してい ました。社長は作家辻井喬のペンネームも持つ当代一流の文化人でもあった堤清二氏で「知性あるモーターライフ」がキャッチコピーの文化的な会社でした。 創業当初は横浜市内に本社がありました が、その後、東京都内に移転、1980年代に はシトロエンBXやサーブ900がヒットし、 輸入車販売業界で確固たる地位を固めたか に見えました。 しかし、バブル経済崩壊後の販売不振など で経営不振に陥り、1995年に米国・クライ スラー社の日本法人に吸収合併、クライス ラー全額出資による「クライスラージャ パンセールス」となり、事実上、消滅しま した。 その後、シトロエン車の輸入、販売を行 う 「新西武自動車販売」が設立されました が、2002年にシトロエン車の輸入、販売 から撤退し、会社も解散しました。 ちなみに西武自販の親会社だったセゾング ループはその後、解体され、サーブもその 後、破産して、ブランドも消滅しました。

平成元年当時は新潟県には既にナカノという西武自動車販売の正規代理店がありましたが、物品税廃止、消費税導入、そして、バブル到来という好景気で輸入車がメジャーになる兆しを察知した西武自販が正規代理店以外にもサブディーラー(販売協力店)としてAXショップという販売チャンネルを募集した時に川口さんも手を挙げられたようです。東京は荏原のJAVELさんも元々は西武自販のAXショップだったと聞いています。私はちょうどその頃、長岡市の17号線沿線のカーディーラーや中古車販売店がひしめいているエリアで西武物のシトロエンBX19TRSの中古を購入して楽しんでいました。当時の勤務先が三条市内でしたので、故障時の整備関係は川口さんのお店にお世話になっていました。そんな縁もあり、サーブ900も購入して楽しんでいた覚えがあります。川口さんもバブルの波に乗り大きな利益を上げたと聞いています。しかし、好事魔多しで、ある日突然、会社が好調ではなくなったというお話をお聞きしました。あくまでも噂の範疇ですが、本業の車販売は好調だったものの、マンションやらアパート建設やらに投資したのが原因ではという噂でした。

その後は、私は県内柏崎市の西武の正規代理店のナカノさんのお世話になり、BXGTI、エグザンティアI、XM、エグザンティアIIブレーク、BX19TRIと乗り継ぎましたが、ナカノさんも凄腕整備士の野本さんがお辞めになり、社長がお亡くなりになり、2000年頃に正規代理店を返上して、正規代理店が新潟市のセントラルモータース(現アレーゼ新潟・シトロエン新潟)になりましたが、今でも熱心なリピーターさんたちに支えられて営業を続けられているようです。私がお世話になっていた頃のナカノさんはもっともっと華やかでした。以前は柏崎市の半田に大きなショールームがあり、輸入車のデパートのようで、とても華がありました。昔の地方の輸入車ショップはどこもそんな感じでした。ポルシェやベンツからワーゲンやルノーやシトロエンもプジョーもサーブ売られていました。

現在のナカノさんですが、往時をしのばせるようにポルシェやサーブやシトロエンの看板が見えます。今でも覚えていますが、ナカノの社長にボルボとサーブとシトロエンの解体車がヤードにあるのを指さされて、同じ解体車でもサーブやシトロエンと違ってボルボの解体車には錆一つないだろう。やはり、ボルボのボディーの防錆処理は一頭地抜けていると教えていただいたのが、とても印象に残っています。

 

実は、こうして実際のお店の名前をお出しして、ブログ記事としてアップさせていただいたのも、こういった情報が風化してしまうのがもったいないと思ったからです。往時を知る人も段々少なくなり、記憶の彼方に消えてしまうのは本当にもったいない話です。先ほどの新車状態の2CVの話ではないですが、オートライフ川口さんにはお宝状態の旧車のサーブやシトロエンやプジョーが眠っているというお話も聞きます。私もかつてナカノの専務さんから電話をいただいて、まっさらの新車状態でほとんど未走行のシトロエン2CVが入荷したので買わないかというオファーをいただいたことがあります。それはとても面白い話で、柏崎市の地元の祭りであるえんま市の折に、お酒が入ったお爺ちゃんがナカノさんのショールームに立ち寄って、お孫さんが大きくなったら、運転させたいというお話でワーゲンビートルとシトロエン2CVを購入されたそうです。その後、お孫さんが成長されて結局ワーゲンビートルには乗りましたが、シトロエン2CVには見向きもしなかったため、ナカノさんに引き取られたというお話でした。当時は他の車も所有していたので、せっかくのオファーを丁重にお断りしましたが、どこかの好事家が購入されたというお話を後で聞いて、随分残念な気持ちになったものです。

 

https://www.facebook.com/groups/847348112272448/posts/2262090874131491

 
実際に鹿児島県姶良市(あいらし)にも旧西武自販の代理店でそういったお宝級の旧車が眠っているお店があるという話をFacebookの投稿で見たことがあります。こういったお話は結構あるものだと感心しました。
 
 
他の業界同様、この輸入車業界も栄枯盛衰が激しく、永遠に続くお店はないという当たり前のことを感じた一件でした。
 
引用:facebook.com/西武/新西武自動車愛好会(仮称)、FB版日本シトロエンクラブ、Mercari、Google マップ

2026年4月、友人のKさんにお願いされてパーツ探索を始めました。Kさんご所望のパーツは5270RNと4014EHです。

 

こちらが5270RNです。4014EHはちょっと画像が見つかりませんでした。

どちらもパイプ&ホースパーツです。そこで、これらのパイプ&ホースパーツのリプロで有名なこちらのショップに問い合わせてみました。

 

結果は「在庫あり」でお返事がきましたが、値段が送料抜きで日本円で約300,000円とのこと、Kさんは乗り気でしたが、その後のメールレスポンスの悪さは致命的です。2週間たっても話が進展しません。そこで、一旦、話を打ち切って、ポーランドの友人とオランダの行きつけのお店に打診してみました。

 

オランダの行きつけのお店に5027RNがあったのですが、パーツの値段が350ユーロ、そして、送料が650ユーロとのこと、送料がやたら高いので驚いたら、ホルムズショックの影響とのこと、まさか、世界情勢が我が家を直撃するなんて…。

 

事の始まりは2022年に始まったウクライナクライシスです。西側の飛行機がロシア上空を飛べなくなったため、迂回ルートが航空ルートとして採用されるようになりました。

欧州発では欧州からいったん南下し中東や中国上空を経て日本に至る「南回りルート」で飛ぶのがスタンダードとなりました。

 

なのに、今回の中東の戦争状態です。イランとアメリカ・イスラエルが交戦中のため、ホルムズ海峡が閉鎖され、西側の船などが攻撃を受けるホルムズショックが起きています。航空機も当然、中東空域を飛ぶのは危険ですが、この空域しかありませんので、そのような危険のために保険料上昇+航空燃料高騰でこのような異常な航空運賃になってしまうそうです。

 

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-03-12/TBRQ8XKJH6V500#gsc.tab=0

 

上のリンク先の記事によると、多くの航空会社は2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、ロシア領空を回避してきましたが、中東での戦争によりイランや湾岸地域など広範な空域がさらに閉鎖されました。その結果、ジョージアとアゼルバイジャン上空の細い空域へと、航路が集中しているそうです。 一時はアゼルバイジャンも、国内の一部空域を閉鎖し、航空機が通過できるのは約50マイル(約80キロ)の狭さになったそうです。

 

まさか、トランプさんの決断がこのような形で我が家を直撃するとは思いませんでした。元々、最近の異常な円安傾向で外国に親戚がある我が家は海外送金など苦労していたのに、さらに、欧州からの航空運賃の高騰でダブルパンチです。

 

 

もちろん、人道上の問題こそ最大の問題ですが、今回の紛争が世界経済に与える影響も多岐に渡っていることが実感できた一件でした。

 

また、自動車整備業界では下記のように今回の紛争の影響で整備用の油脂類の不足の問題も起きているようです。

 

引用:mainichi.jp、bloomberg.com

 

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2026-05-02 12:00:00

2026年4月、ネットサーフィンをしていて英国の老舗シトロエン専門店のChevronic CentreのClassic Parts Shopコーナーを見ていて、シトロエンC5/C6/プジョー407 V6のラジエター(ヒーター)ホースリターンパイプのブリードタンク(通称マカロン)のリプロ品を発売したことを知りました。

https://www.facebook.com/Chevronics

 

Chevronic Centreではこのパーツを1351KVとして販売していますが、このキーワードで検索すると、こちらのホースユニットになります。

これらはヨーロッパ仕様ではあるらしいのですが、シトロエンC6の日本仕様ではこちらのホースユニットの方がお馴染みだと思います。

さて、こちらがChevronic Centreが発売開始した6466Y1 1351KVのリンクです。

1個で55ポンド(2026年4月18日のレートで約11,800円)です。

5個セットもあります。こちらは1セット5個で243.35ポンド(2026年4月18日のレートで約52,160円)です。

私はこれらは実はChevronic Centreが自らリプロダクトしたものではなく、中国から輸入調達したものではないかと推測しています。

例えば、AliExpressなら6466Y1は単品ならショップにもよりますが、最安で約4,623円です。

 

https://ja.aliexpress.com/item/1005009893550429.html

 

これが、プロ向けのAlibaba.comなら、最低発注数20個のものだと単価1,013円となります。

Chevronic Centreが5個セットを大量に在庫しているのも、その裏付けのような気がします。実はこれらのmade in Chinaパーツを買った友人がいるのですが、彼いわく「よく壊れる」そうです。でも、彼はAlibaba.comで大量に購入した(20ピース)ので、すぐに交換するのでOKだそうです。昨今はmade in China製品の品質も向上してきましたが、こういった古典的な例もあります。やはり、どこが製造元なのか確認し、信頼できるサプライヤーから購入するのがよろしいかと思います。
 

さて、自分はというと、このようなステンレス製の6466Y1のリプロ品を東欧の友人に作ってもらいました。下の2つの画像の商品です。これだと金属でしかもステンレス製なのでプラスチック製品のように崩壊する可能性はありません。半永久的に使用できます。そういった意味では最強の商品です。

 

友人の工夫で、取付ボルトが通るステーも付いていますし、差込口には滑り止めの細かい溝も彫ってありますので、パイプを固定するクランプ金具も不要です。壊れた6466Y1を取り外し、ポン付け可能な優れものです。そういった意味では上記フランス製のものよりアドバンテージがある品です。価格は本来はヨーロッパにおける純正部品の6466Y1大体と同じ値段の1万円台後半なのですが、日本に入れると送料や海外送金手数料が入るのと昨今の円安のせいで大体2万円台半ばくらいです。(2026年4月現在)ただし、今ものすごい勢いで円安が進行しているので、今後、もっと高価になる可能性もありますが…。(10年前は1ユーロが120円台だったのが、今や180円台です)興味がある方にはご紹介できますので、上記フォームよりご連絡ください。ただし、当方はプロではありませんし、仕事の合間に対応していますので、返答にお時間をいただくかもしれません。また、あくまでも「困ったときはお互い様」というお友だち対応の一環とご理解いただければと思います。

 

また、以下のリプロダクション製品や絶版部品もお世話できます。詳細は以下のリンクをご覧ください。

 

 

 

以下の2つはもう無いかもしれませんが、探してみる努力はできます。欧州や中国でのリプロ製作・販売に期待しています。

 
★こちらについてはChevronic CentreのClassic parts Shopコーナーにリプロ製作予定と書かれていたので期待できると思います。
 
後日談となりますが、2026年1月に実際にオーダーされた方から、上記ステンレス製の6466Y1を取り付けた画像を送っていただきました。今後はメンテナンスフリーとのことです。喜んでいただけて幸いです。
こちらが拡大画像です。画像左側がステンレス製の6466Y1です。

 

引用:facebook.com/Chevronics、eurofrance24.com、AUTOCAR JAPAN

 

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2026-04-25 12:00:00

2026年4月YouTubeで大好きなミリタリー系の動画を見ていて、フランスのミリタリー系YouTubeチャンネルMaître Lugerを見ていて、ふと、maître(英:master=主人、達人)の意味をど忘れして、YouTubeで検索して、偶然ヒットしたのが、Maître Gimsの歌です。

メートル・ギムス(Maître Gims)は、本名ガンジー・ジュナ(Gandhi Djuna)といい、1986年5月6日に コンゴ民主共和国 キンシャサ に生まれのフランス国籍のコンゴ人ラッパーです。2002年にフランスのラップグループ、セクシオン・ダソに加入し、2013年に初のソロアルバム『サブリミナル』をリリースし、2015年にはアルバム『モン・クール・アヴェ・レゾン』をリリースしました。2022年にはカタールワールドカップ公式ソング『ドーハへようこそ!』(アルボ)に参加して歌い、同年、アルバム『モーツァルトの最後の願い』をリリースしました。

 

彼の主な経歴は以下のとおりです。
Maître Gimsの本名はガンジー・ジュナ(Gandhi Djuna)で、1986年5月6日にコンゴ民主共和国キンシャサで生まれ、2歳の時にフランス・ パリ に移住しました。2002年にフランスのラップグループ、セクシオン・ダソに加入。2005年、3eプロトタイプと共に初のミックステープ『ラ・テール・デュ・ミリュー』をリリース。2006年、パリのアンダーグラウンド・バトル大会「12インチ・オールスター」に出場。2008年、3eプロトタイプが初のストリート・アルバム『ル・ルヌヴォ』をリリースしました。2010年3月、セクシオン・ダソとしてアルバム『レコール・デ・ポワン・ヴィトー』をリリースし、広く知られるようになります。2012年3月、セクシオン・ダソとしてアルバム『ラポジェ』をリリースし、フランスのラップシーンにおける地位を確固たるものにしました。2013年1月、セクシオン・ダソとしてNRJ音楽賞で「年間最優秀フランス語グループ/アンサンブル」賞を受賞し、楽曲『アヴァン・ケル・パルト』が「年間最優秀楽曲」賞を受賞しました。2013年5月、初のソロ・アルバム『サブリミナル』(別名『サブリミナル (La face cachée)』)をリリース。アルバムはダイヤモンド認定を獲得し、『ベラ』、『ワンショット』、『シャンジェ』などの楽曲を収録。2014年、フランス音楽大賞の「都市音楽」部門にノミネートされました。2015年4月28日、2枚目のソロ・アルバム『モン・クール・アヴェ・レゾン』(略称M.C.A.R.)を発表し、8月28日にリリース。『ブリゼ (ピリュル・ブルー)』、『エストゥ・ク・トゥ・メーム?』などの楽曲を収録。2016年、シングル『サペ・コム・ジャメ』がフランス音楽大賞「最優秀オリジナル楽曲」賞を受賞。アルバム『モン・クール・アヴェ・レゾン』はフランスでダイヤモンド認定を獲得。2017年、『ザ・ヴォイス』の次シーズンの審査員を務めることを発表。2018年、アルバム『ラ・サントゥール・ノワール』をリリースし、セールスチャートで首位を獲得。リル・ウェイン、オレルサン、MHDなどがフィーチャリング・アーティストとして参加しました。2020年、アルバム『フレオ』およびシングル『イモルテル』をリリース。 Netflix で彼の個人ドキュメンタリーが配信され、NRJ音楽賞で名誉賞を受賞。2021年、スリマネ、ダジュ、ジュル、SCHらと協力し、『GJS』などのシングルをリリース。2022年、カーラ・ブルーニ、スールキングらをフィーチャーしたアルバム『モーツァルトの最後の願い』(略称LDVM)をリリース。2022年8月26日、オズナと共にカタールワールドカップ公式サウンドトラックシングル『ドーハへようこそ!』(アルボ)を歌唱し、ワールドカップソングに参加した初のフランス人アーティストとなりました。2024年、ディスティンクトと協力しシングル『スパイダー』をリリース。2025年、グルジアの伝統歌にインスパイアされたシングル『ニナオ』、および『アペル・タ・コピーヌ』、『コメート』などのシングルをリリース。2025年12月19日から22日にかけて、 パリ のラ・デファンス・アレナで「ラスト・ウィンター・ツアー」を開始。さらに2026年12月16日と17日に同会場で「地獄の旅」ツアーの開催を計画しています。
 

主な社会活動としては
Maître Gimsは、2026年の「黄色い一角」慈善イベントやガラ・デ・ピエス・ジョーヌ 2026などの慈善活動に参加し、ブールジュ春祭り、カバレ・ヴェール 2026 音楽祭、レ・フランコフォリー・ド・ラ・ロシェル 2026 音楽祭、そして2025年のパリ・ソリデイズ音楽祭などの音楽祭に出演し、また、2025年のNRJ音楽賞でパフォーマンスを行いました。

 

私の一番好きな歌は「Est-ce que tu m'aimes?(エスクチュメーム=あなたは私を愛しているの?)」です。

 

こちらは「Est-ce que tu m'aimes?」の歌い比べです。これもとても面白い動画です。ドイツ人、マレーシア人、ロシア人の方々です。

 

この「Laissez passer(レセパッセ=行かせてあげて)」も良い歌です。

 

この歌「SOIS PAS TIMID(ソワパティミド=恥ずかしがらないで)もお勧めです。

 

そして、2025年9月フランスのヒットチャート2位になったのが、「PARISIENNE(パリズィエンヌ)」です。

 

アフリカンな音楽でもアフリカンアメリカンラップとは異なるテイストが魅力です。

 

こちらがMaître GimsのYouTubeチャンネルです。

 

 

引用:Baidu wiki、Wikipedia

 

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2026-04-18 12:00:00

EBエンジンは、フランス機械製造会社(Française de mécanique)が製造する自動車用ガソリンエンジンです。2013年の発表時には、PSAグループのミッドレンジの車に「PureTech」という名で搭載されました。
もともとは自然吸気のVTIとターボチャージャー付きeTHPバージョンで提供されていたEBエンジンは、TUエンジンおよびEPエンジンの自然吸気バージョン1.4(EP3)および1.6(EP6)のEPエンジンの代替を目的とした小排気量3気筒ガソリンエンジンです。

「EB」の意味は「本質(essence )」のEと「Bセグメント」のBから来ています。PSAはこの新エンジンの開発に2億8,000万ユーロ(約392億円[1ユーロ140円換算])を投資したといわれています。自然吸気バージョンは2012年にプジョー208(2013年モデル)に搭載され、2014年9月に適用されるユーロ6.1排出基準をクリアしていました。「eTHP」と呼ばれるターボ仕様は、2014年3月にプジョー308 IIとシトロエンC4 IIに初搭載されました。ベンチテストは25,000時間にわたり実施され、160万キロメートル以上を走行しました。2015年にシュトゥットガルトで開催されたエンジンエキスポで、1.2 PureTechは1.0から1.4のカテゴリーで年間最優秀エンジン賞を受賞し、全カテゴリーで3位に入賞しました。このエンジンは2016年、2017年、2018年に同カテゴリーでエンジン・オブ・ザ・イヤー賞を再び受賞しました。

 

自然吸気モデルはまずフランスのトレメリーのPSAの工場で生産され、スーパーチャージャー付きバージョンはドゥヴラン工場でEPエンジンと並んで生産されました。地元市場のニーズに応じて、生産の一部は中国でも行われました。2012年12月に生産が開始され、プジョー208とシトロエンC3の2013年モデルに搭載された1.0Lモデル(EB0)Gen0は2016年7月末に生産を終了し、68馬力の1.2(EB2)Gen1エンジンに切り替わりました。2017年中頃には、2014年にフランスのドゥブラン工場と中国の襄陽汽車(Xiangyang Automobile Bearing Co.Ltd.)で、1.2ピュアテックターボが85万台以上生産され、2017年末にはトレメリー工場でも生産が開始されました。2019年までに年間生産量は100万台を超えました。PSAによるオペル買収後、2018年にポーランドのティヒーとハンガリーのセントゴットハルドでもエンジンの生産が決定されました。

このエンジン(第1世代と第2世代)は、数年間にわたりいくつかの大きな問題に悩まされています。タイミングベルトの破損やその破片のオイルポンプ吸い込み口への固着によるオイルの深刻な過剰消費により、最悪のケースではエンジンの載せ替えが必要でした。このエンジンによって被害を受けた数千人の被害者で構成される団体「Victimes du PureTech(ピュアテックエンジンの被害者たち)」の主導により、ステランティスを相手取った集団訴訟が2023年10月に提起される事態となりました。

 

こちらは溶解したタイミングベルトの動画です。

 

https://www.facebook.com/carhaxx/videos/this-12-puretech-engine-didnt-stand-a-chance-the-wet-timing-belt-broke-into-piec/1226425572361743/

 

下のリンク先の記事にもありますが、上の画像のようにエンジンオイルフィラーキャップを開けると目視でタイミングベルトの状態を点検できるようになっていますので、状態を常に確認しつつ推奨は4万km走行もしくは3年ごとにタイミングベルトを交換することです。

 

 

 

 

このガソリンエンジンは、水冷式直列3気筒4ストローク構造を採用しています。アルミ製12バルブシリンダーヘッドを備え、湿式タイミングベルト(第1・第2世代のみ)で駆動されるOHCと、4ベアリングクランクシャフトを搭載しています。2023年にエンジンが改良され、1.2 PureTech EB Gen 3(第3世代)という名称でタイミングチェーンを採用しました。この新世代モデルでは、ミラーサイクルや可変ターボの追加など、その他多くの改良も施されています。2024年、ステランティスグループのフランス技術センターにおけるエンジン開発責任者によると、このエンジンの第3世代では部品の70%が刷新されたとのことです。

このエンジンは2つの排気量バリエーションがあります:

「EB0」バージョン(999 cc)Gen0
「EB2」バージョン(1199 cc)Gen1、Gen2
「EB2」バージョンには、3世代がありますGen3

EB2には3世代のモデルがあります。

Gen1 第1世代(湿式タイミングベルト採用):2014年から2018年
Gen 2 第2世代(湿式タイミングベルト採用):2018年から2023年(この世代を搭載した全車両の販売は2025年末に終了)
Gen3 第3世代(タイミングチェーン採用):2023年以降燃焼室の内部空力特性に関する改良が行われ、エキゾーストマニホールドはシリンダーヘッドに統合されています。999 ccのEB0バージョンを除き、振動を低減するためにバランスシャフトが搭載されています。2025年、1.2 PureTech Gen 3という名称は廃止され、T-Gen 3(第3世代1.2ターボ)となりました。これでやっと悪名高い湿式タイミングベルトの問題から解放されました。ピュアテックエンジンの車を買うなら、この2023年以降のGen3エンジン搭載モデルがお勧めです。

 

このエンジンは121件の特許に基づいており、鋳造部品、スチール製クランクシャフト、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングといった最先端の製造技術を採用しています。シリンダーブロックのボア加工は、アルミニウムの塊から一体成型されています。ターボモデルには、最大24万回転/分という高回転型ターボチャージャーが搭載されています。現在、このシリーズで最も出力の高いEBエンジンは、155馬力(ADTX)の1.2 PureTechです。

 

このエンジンの搭載車種は以下のとおりです。(欧州仕様ベースの記述です)

・プジョー:108、208 I、II、2008 I、II、301、308 II、III、408 II、欧州仕様408、508 II、3008 I、II、III、5008 I、II、III、パートナー(パルトネル) II、III、リフター
・シトロエン:C1 II、C3 II、III、IV、C3ピカソ、エアクロス、C3エアクロス II、シトロエン C3(CC21)、シトロエン C3エアクロス(CC24)、C-エリゼ II、C4カクタス、C4 II、III、C4X、C4ピカソ II、C5X、C5エアクロス、ベルリンゴ II、III
・DSオートモビル:3、3 II、4、4II、4S、5LS、7
・オペル:アストラ L、コンボ D、コルサ F、クロスランド、フロンテラ C、グランドランド A、グランドランド B、モッカ II
・フィアット:600、ドブロ III、グランデ・パンダ
・トヨタ:プロエースシティ
・ジープ:アベンジャー
・ランチア:イプシロン III
・アルファロメオ:ジュニア
・MPMモーターズ エレリス

 

EBエンジンはGen 3に刷新されましたが、DV5エンジンの問題もあり、結局、信頼は回復されず、フィアットのファイアフライ(GSE)エンジンの採用に動きそうです。

 

 

 

引用:Wikipedia、mf-topper.jp、sts.parts

 

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2026-04-11 12:00:00