Mac派の自分はWi-FiルーターはずっとAirMac Extreme(第5世代) ME918J/Aを愛用してきましたが、さすがに古くなってきたのとIPv4 over IPv6などの日本独自の高速通信を体験したくて、あえてBelkinなどのApple storeで売られている外国製Wi-Fiルーターではなく国産のWi-Fiルーターを購入しようと計画しました。AirMac Extremeもそうですが、IPv6 IPoE対応とうたわれていても日本で採用されている通信サービスに対応していないものもあり、国産ルーターに乗り換えようと決めたのですが、Buffaloは過去に購入してあまり良い印象が無かったので、今回はNECにしてみました。いつも商品を購入する前に価格ドットコムを参考にするのですが、評価No.1のNECのPA-WX5400HPを購入してみました。
その結果、AirMac Extremeでは滅多に出なかった200Mbps以上の速度が常に出るようになりました。とても印象が良かったのでもう1台買い増ししてメッシュネットワークを構築して楽しんでいました。そして、まったく問題なく1年が過ぎたのですが、2023年7月にM1 Macbook Proに乗り換えてから、何故かWi-Fiの回線が切断されてしまうエラーが頻発し始めました。
最初はM1/M2 MacbookのAWDLの不具合の関係かと思い、AirDropを無効にしてみましたが、エラーはまた起きてしまいました。
次にルーターを再起動すると復旧していたので、ルーターを疑い、「Aterm Wi-Fi 切断」で検索したら、とてもたくさんの情報を見つけることができました。
Aterm病対策の設定、TWTをオフにする、オクタチャンネル機能をオフにするetc
それを全部試してみましたが、症状は改善されませんでした。
その時に、ふと、考えたのが回線が切断された時に出ていた画面に「DNSが見つかりません」という表示が出ていて、PCにPublic DNSを設定したら回復したことに気づき、検索ワードを「Aterm DNS エラー」に変えてもう一度ネットを検索してみました。そうしたら、これはビンゴかもという情報にアクセスできました。
対応としては、以下があるようです。
・処理能力の高い (DoS にならない) Wi-Fi ルーターに変更する。
・DNS query が Aterm に向かないように設定する (クライアント PC で 8.8.8.8 を指定するなど)。参照: Atermの一部の機種においてルータモードで使用時に特定ブラウザでインターネット接続ができなくなる現象について (Aterm)。確認機種として「WG1200HS、WG1200HS2、WG1200HP、WG1200HP2、WG1900HP、WG1800HP3、W500P、W300P、WF300HP2、WF800HP、WR8165N」が挙げられています。
・Chrome / Edge で「セキュア DNS を使用する」オプションを無効に設定する。