シナの食人習慣 | 人差し指のブログ

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本を読んで面白かったところを紹介します

 

 

「 徹底解明 ! ここまで違う日本と中国   中華思想の誤解が日本を亡ぼす 

石平 / 加瀬英明

株式会社自由社 平成22年7月10日

 

 

 

石平    魯迅は、処女作の 『狂人日記』 で、中国を人を食う歴史だと

       書いたわけですが、それは庶民が唯一、喜びとか幸せを感じら

       れるのは、今日は腹一杯食えたという、どうしようもない実感が

       もとにあるんです。

 

 

       鄧小平の改革が成功したのも、そのためですよ。

 

 

       理想主義の毛沢東とは違って、鄧小平は、庶民を食わせること

      に政策の重点を置いて、中国を治めることに成功したんです。

 

 

加瀬    挨拶のなかにも 「食」 が出てくるんですよね。

 

 

石平    「あなた食うたか?」 (略) という挨拶。

 

 

加瀬    日本の 「おはよう」 とか、「こんにちは」 「こんばんは」 じゃ

       なくて・・・。

 

 

石平    ようするに 「食うた」 ことで庶民は完結するんです。

       それが、中国の歴史の不幸です。

 

      (略)

 

石平    『狂人日記』 の人を食うという、あってはならない話は、

       中国史には頻繁(ひんぱん)にあらわれます。

 

 

       『春秋左子伝』 にも、たがいの子を交換して、餓死をふせぐ話

       があります。

 

     (略)

 

加瀬    ぼくが、三国志を初めて読んだのは、高校一年か二年の時で

       したが、えっ!て思ったのは、主人公の劉備玄徳(りゅうびげん

       とく)が地方で戦闘に負けて、さまよってると、若い猟師が一

       晩、家に泊めてくれるんですよね。

 

 

石平    うん、そういう一節があります。

 

 

加瀬    そうして、大変な歓待をしてくれるわけですが、翌朝、出発しよ

       うと思って、ちょっと隣の部屋を覗いて見ると、彼の若い愛妻が

       ですね、バラバラになって、殺されて、死んでるんですね。

 

 

       問い詰めると、「実は、先生を歓待申し上げるために、愛妻を殺

      して、その肉を差し上げました」 といって、涙を流す。

 

 

       すると劉備が感動して     と、三国志は述べている。

 

 

      そして、劉備がいったい、なんて言うかっていうとね、

      「それは、感心なことじゃ、私が天下を取ったら、たずねてきなさ

      い。取り立ててやろう」 と。

 

 

      ぼくは、吉川英治の 『三国志』 を読んだんですが、この場面の

      すぐあとに、かなり長い注釈を書いているんです。

 

 

      この話をいれようか、いれまいか、迷ったけれど、もとの本にある

      から、仕方ない。

 

 

     そして、「漢民族を知る参考になる」 と書いていました。

 

 

 

                                                             

 

 

 

2016年2月5日に 「中国と中国人」 と題して 岡田英弘の文章を紹介しましたが、その中でも中国人が 「昔は食べ物が無かった」 と言っています。↓

https://ameblo.jp/hitosasiyubidesu/entry-12122429506.html

 

 

 

2017年3月29日に 『「三国志」と人肉食』 と題して渡部昇一の文章を紹介しました。コチラです。

https://ameblo.jp/hitosasiyubidesu/entry-12241666520.html

 

 

 

文化大革命のときには多くの人が死んだのに墓がない 「食べたんでしょう?」 と中国人に聞いたら 「よくわかりましたね」 2017年5月10日に「文化大革命と人肉食(中国)」 と題して日下公人の文章を紹介しました。 コチラです。↓

https://ameblo.jp/hitosasiyubidesu/entry-12271881035.html

 

 

 

2018年9月21日に 『 「シナの食人習慣」と「孔子の教え」 』 と題して加瀬英明の文章を紹介しました。コチラです。  ↓

https://ameblo.jp/hitosasiyubidesu/entry-12404182209.html

 

 

 

 

10月6日 朝霞図書館前(埼玉)にて撮影