介護の現場で出会った心の支え
私が介護士になりたての頃
ALSという難病を患う
高山さん(男性70才)
いつも笑顔を絶やさない
心優しい方と
ALSという難病を患う
高山さん(男性70才)
いつも笑顔を絶やさない
心優しい方と
特に
ALSという病気については
知識も経験もなく
高山さんを
どのようにサポートすればいいのか
日々悩みを抱えていたんです
高山さんを
どのようにサポートすればいいのか
日々悩みを抱えていたんです
体格の大きな男性職員でさえ
高山さんの移乗介助に苦労する中
高山さんの移乗介助に苦労する中
体が小さい
力もない私は
どうすれば良いの・・・
途方に暮れていました
どうすれば良いの・・・
途方に暮れていました
高山さんの
食事介助
排泄介助
体位変換など
すべての介助が
私に大きな負担でした
特に、移乗介助は
私にとって最大の課題でした
食事介助
排泄介助
体位変換など
すべての介助が
私に大きな負担でした
特に、移乗介助は
私にとって最大の課題でした
何度も試行錯誤を
繰り返しましたが
なかなかスムーズに
なかなかスムーズに
いくことができず
高山さんに
申し訳ない気持ちでいっぱいでした
看護師の陰口や
若い介護職員の
看護師の陰口や
若い介護職員の
心無い言葉に
傷つき
傷つき
私には無理だよ
介護の仕事
私には向いてないのかな
介護の仕事
私には向いてないのかな
ある日
私が上手く移乗ができずに
困っていると
私が上手く移乗ができずに
困っていると
高山さん
大丈夫だよ!
焦らないで
一緒にゆっくりやろう
一緒にゆっくりやろう
優しく声を掛けてくれました
その時私は
その時私は
YouTubeでみた
「力のいらない介護技術」の事を
話しました
すると
すると
高山さん
その介助方法
僕のカラダで練習してみなさい
いつでも実験台に
その介助方法
僕のカラダで練習してみなさい
いつでも実験台に
なってあげるから
今考えたら
今考えたら
利用者様の身体を
練習に使わせていただくなんて
本当に恐ろしい事を
したものです
高山さんは
私の至らぬ点にも
私の至らぬ点にも
ニコニコ笑いながら
お付き合いして
くれたのです
高山さん
僕はねー
ひーちんさんの顔を見ると
安心するんだよ
安心するんだよ
だから辞めないでください
僕の最期を
見守ってほしいんです
高山さんの言葉を受け止め
高山さんの温かい言葉に励まされ
再び頑張ろうという気持ちを
この時
取り戻すことができました
高山さんから
介護は
技術だけでなく
心で人と向き合うこと
教わりました
心で人と向き合うこと
教わりました
病気と闘いながらも
前向きに生きる姿
そして人を思いやる心
前向きに生きる姿
そして人を思いやる心
高山さんは
かけがえのない
かけがえのない
存在になりました🫶
高山さんとの出会いを経て
介護の仕事に対する考え方が
大きく変わりました
介護の仕事に対する考え方が
大きく変わりました
それまでは
忙しさに追われ
身体的なお世話をすることで
精一杯でした
けれども
高山さんとの経験を通して
介護は
介護は
一人ひとりの患者さんと向き合い
その人らしい最期までを支える
とても尊い仕事であることを
実感したんです
高山さんが最期を迎える
一週間前
一週間前
ご本人にとって
非常に辛い時期でもありました
そんな大事な時
私は別の施設へ
異動となってしまい
高山さんの最期を
看取ることができなかったのです
看取ることができなかったのです
心の中に
大きな後悔が残りました
大きな後悔が残りました
どんな最期を迎えたのだろう
寂しくなかっただろうか
穏やかに過ごせていたのかな
私はまた
やる気を失ってしまいました
高山さんが亡くなられ
1カ月を過ぎた頃
1カ月を過ぎた頃
高山さんの夢を
見ました🫧🫧🫧
若々しくお元気な高山さん
夢の中で高山さんは
優しい眼差しで
夢の中で高山さんは
優しい眼差しで
微笑んでいました
落ち込んでる
場合じゃない!
高山さんが
高山さんが
見ててくれている
私は再び
介護の仕事に対する
モチベーションを
高山さんと出会ったことで
介護の仕事に対する
私の考え方が
介護の仕事に対する
私の考え方が
根本から変わりました
高山さんの
その笑顔の裏には
病との闘い
そして
介護されることの孤独が
高山さんの
その笑顔の裏には
病との闘い
そして
介護されることの孤独が
隠されていたと思います
介護の仕事は
決して楽な仕事ではありませんが
高山さんの想いを胸に
彼の言葉の一つ一つを
思い返しながら
仕事を続けています
介護の仕事は
決して楽な仕事ではありませんが
高山さんの想いを胸に
彼の言葉の一つ一つを
思い返しながら
仕事を続けています
7年前の今頃
高山さんは
旅立たれました🕊️🕊️🕊️
この時期になると
高山さんの事を
思い出します
高山さん
いつもありがとうございます🫶
最期までお読みいただき
ありがとうございます
ご訪問いただきありがとうございます
地元浜松!押しの一品