表題はそっくりそのまま。

 

そんなものを理解して何になるのかっていうよりも、

スポーツ科学において明確に区別されてきた概念が、

そのままゲームにも流用された、ってほうが正しいかな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

STR・POW

 

STRength、POWer、いわゆる「力」のこと。

ストレングス、パワー。

より正しく言うと筋力のこと。

重いものを持ち上げる強さ、体重を支え移動させる強さ。

 

よくある誤解なのだが・・・

 

「女が男よりも弱い理由」は、STRが低いから。

「女のほうが男よりも走るのが遅い」なんて言うまでもないことだが、

走る速さ、スピードを発揮させるのは筋力であり、すなわちSTRである。

 

だから本来なら、非力な女が屈強な男よりも敏捷であるわけがない。

そんな理不尽は物理学とスポーツ医学が許さない。

まあ結果or現実ベースでみるなら知力も男>女なんだけどさ・・・

 

女キャラのほうが男キャラよりスピード型、なんて絶対にありえない。

あくまでもゲームバランス的な話であって、

「マッチョじゃないとスピードは出せない」。

 

かのウサイン・ボルトは細身に見えるだろうが、

こいつ身長190ある大男だからな。

もし目の前にいたら筋肉の塊みたいなムキムキマッチョだぜ、彼は。

 

 

日本人は未だに筋力を過小評価してる人が多いけど、

大半のゲームでは、力が高いほど物理攻撃力も上がる。

格闘技をやるまでもない、男女の差で理解できる話だから覚えておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

VIT

 

VITality、いわゆる「体力」のこと。

バイタリティ。活力。

より正しく言うと「筋持久力」「心肺機能」のこと。

長時間連続して行動し続ける能力、いわゆるタフさ。なにっ

 

これが高いほど防御力が上がるとされているゲームがとても多いけど、

実際には「スタミナがある」ことと、

格闘技的な「打たれ強さ」はあんまり関係がない。

 

そもそも打たれ強さを鍛えることはできない。

だから格闘技が成立するし、一発KOってのが話題になるわけでね。

 

格闘技における腹筋を鍛える作業や首の筋肉を鍛える作業は、

あくまでも「無理やり我慢する許容値」を増やす努力でしかない。

そしてその場合は、VITではなくSTRの強化をやってることになる。

 

じゃあこのVITってのは防御力に関してみるなら無価値なのかっていうと、

STRが互角、後述するSPDやTECも互角、装備も互角、スキルも互角!

・・・となったときに、最後に勝負を決めるのが、このVITの差になる。

 

だから「老人は若者に勝てない」。

「運動不足な若者よりは弛まず鍛えているオッサンのほうが強い」。

「子供よりは大人のほうが普通は強い」。

 

だからこのVITは「防御力」というよりは、

「極限状態で生き残るための資質」という意味に近い。

それを便宜的に防御力と呼んでいるにすぎない。

 

現実の格闘技や武道における防御力は、VITよりSTRのほうが大事です。

だから「女のほうが弱い」。

「女の柔肌」って表現は、決してVITが低いわけじゃないだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SPD・AGI・QUI(※全て異なる概念)

 

SPeeD、AGIlity、QUIckness。

それぞれ「速力」「敏捷性」「俊敏性」と翻訳される。

スピード、アジリティ、クイックネス。

 

アジリティ=敏捷性(びんしょうせい)

クイックネス=俊敏性(しゅんびんせい)

 

それぞれ似ているようで全く異なる概念なので、

きちんと理解しておきたい。

 

SPDは、いわゆる「走る速さ」「パンチの速さ」。

自動車の速さ、新幹線の速さ、銃弾の速さ。

単位時間あたりの位置の変化量のこと。

 

電磁力なり筋力なり、

何らかの力によって物体の運動の様子を変えた結果生じるもの。

だから「非力な女は走るのが遅い」。

 

それゆえに本来ならSTRがないとSPDも発揮できないのだが、

SPDやSTRを鍛えてるわけじゃないボディビルダーを見て、

非力だのノロマだの使えない筋肉だのとほざくアホが未だに減らない。

 

ボディビルダーは筋肉そのものを「大きくしている」のであって、

STR、VIT、SPDおよびTECを鍛えているわけじゃない。

 

彼らは筋トレ理論の開発者にして実践者なので、どちらかといえば学者に近い。

なのでボディビルダーには超高学歴や医者や科学者がとても多い。

 

なのでSTRを鍛えているのは重量挙げ、ウエイトリフティングの選手。

SPDを鍛えているのは短距離走者、VITを鍛えているのはマラソンランナー。

きちんと区別するのは、とても大切なことだ。

 

そう考えたとき、

ボディビルダーは基礎ステータスの上限値を増やす方法を模索してる、

レベル上限突破の方法を探している、とでも表現するべきか。

 

まあ、それはいいか。

 

AGIは、特定の動作を再現するまでの早さ。敏捷性。

簡単に言うなら「空手の型」、演武のスピード感。

有名なのは女子の宇佐美里香さんだろうかね。

 

 

世界中にファンがいるイケメン。

この人を見てカッコいいと感じる原因が「AGIの高さ」

 

SPDを高めた先にあるものは、

特定の用途に活用するためだから、

AGIを高めるためにSPDを高めている、ということになる。

 

そしてもちろんスポーツに限ったことではないから、

料理人の手さばきのカッコよさも、

AGIが高いから感じられるものだといえる

 

 

シュバッ! と音がするような動作の機敏さ、

キビキビとして正確な動作は、AGIとTECとDEXの合わせ技。

 

まあどっちみち筋力が要る芸当なので、

AGI勝負も、男がやってるのを見るのが一番カッコいい

 

QUIは、いわゆる反射神経、反応する速度のこと。俊敏性。

スポーツ選手でいうなら「イチローの盗塁」は、

実はQUIではなくDEXの高さによるものなんだが・・・説明が難しいな。

 

まあ簡単に言うと、モグラ叩きがうまい奴は、QUIが高い

漫画『アイシールド21』でいう金剛阿含のことだな。

 

AGIとの違いは、

自分でやろうと思ったタイミングでしか発揮できないのがAGIで、

要求されてからより迅速に実行できるのがQUI。

 

ただしSPDとAGIがないと、QUIだけあっても意味がない。

頭や目では理解できていても体が動かないのと同じ。

 

アクションゲームやFPSが強い人は、

指先限定かもしれないが、QUIとAGIが同水準で高いからだといえる。

 

ドラえもんでいう「のび太の宇宙一の射撃センス」は、

実はQUIで最強というだけではなく、

それを支えるAGIとSPDの高さがあってこそ。

 

・・・ちなみにもしQUIだけやたら高い人がいたら、

「周囲の誰よりも先にビビる」ことになるだろう。

 

QUIで反応し、AGIで対処し、SPDで即座に片付ける。

そんなイメージだな。

 

 

 

 

 

 

TEC・DEX

 

TECnique、DEXterity。いわゆる「器用さ」と「狡猾さ」。

テクニック、デクステリティ。

似ているようで若干意味が違う。

 

TECは純粋な器用さ、手先の器用さ、精密動作のこと。

体のブレを防ぐにも筋力が必要だから、やはり女は不利になりやすい。

スタープラチナと空条承太郎。

 

それに対してDEXは、TECを含んだ総合的な「巧さ」のこと。

経験やセンス、直感を含めて、上手にやってのけること。

ジョセフ・ジョースター。

 

時にSTRで片付け、時にAGIで片付け、時にTECで片付ける、

そういう器用貧乏・器用万能タイプな人は、DEXが高いといえる。

 

人生の先輩、頼れる人、指導者、リーダー、

そういう人はDEXが高い・・・と、いえなくもないだろう。

 

ただしあくまでもTECに近い意味なので、

「TECが低いけどDEXが高い」ことには、あまりならない。

 

逆にSTRやAGIが極端に高い人は、

それだけでTECやDEXの不足を補えてしまうこともある。

 

もしTECやDEXだけが極端に高い奴がいたら・・・

「若くして亡くなった天才職人」?

 

ちなみに野球でいうなら「イチローの盗塁」は、

QUIではなくDEXの産物であるといえる。

 

彼は走るSPD自体は決して高くないしQUIが突出してるわけでもないけど、

SPDの最大値に到達するまでの時間がとても短い。

つまり「初速が高い」。

 

スロー映像から解析された事実だが、これはAGIが高いのではなく、

通常ならばつま先だけに重心を預けて加速するところを、

極限まで脱力して足の裏全体で摩擦を発生させて加速した結果である。

 

これは武道の達人が「ベタ足」を嫌いつつも、

剣道のトップ選手が皆、極意として「ベタ足」になっているのと同じである。

 

そもそも踵を浮かせておく無駄な筋力なんて、

重心操作の方法さえ体得できれば、入れておくだけ無駄だろ?

 

中国拳法のキテレツな構えなんて、

あのまま10分廊下に立たせておくだけでバテてしまうわけだからな。

 

脱力の先にある極意と、

素人が合理的な注力すらできずにやってるダメな動作は、

似ているようで全く違う

 

そもそも武道の極意でいう脱力とは、適切な注力のことだからな。

 

イチローの盗塁における初速の高め方のこと。

 

DEXは武道の極意に関する物理学的・スポーツ生理学的なコツのことで、

TECは野球でいう変化球のエゲツないキレのこと。

 

・・・って、考えてもいいかもしれないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

INT・MEN・PIE

 

INTelligence、MENtality、PIEty。

いわゆる「知力」「精神力」「信仰心」のこと。

インテリジェンス、メンタリティ、パイエティ。

 

INTは「知識が多い」「IQが高い」タイプの頭のよさ

 

・・・だと思われがちだが、

実際には知略に優れる、即決の正答率の高さ、教養深さなど、

多種多様な頭のよさ全般を指すものである。

 

直球表現でいうなら、INTが高い水準になればなるほど、女の比率が下がる。

学歴社会の常識だからね、レベルが上がるほど女の割合が下がるのは。

 

結局のところ、集中力だって男性ホルモンに支配されているわけだから、

男であるというだけで圧倒的に有利、そういうことになる。

 

だからINTはDEXやQUIにもある程度影響されるし、

INTが高い人はだいたいTECも高い。

 

ヒトは前足=手と指を器用に使うことで進化してきた動物から、

むしろINTがないとTECが育たないとさえいえる。

 

よく魔法攻撃力がINT相当だとされているけど、

魔法そのものはアブラハムの宗教では禁じられた技能に相当するから、

「INTが高くなるほど魔法は苦手になる」というほうが、厳密には正しい。

 

まあでも、ムキムキマッチョな蛮族と、

物知りで紳士的なご老人とでは、

後者のほうが魔法が上手であってほしいよな。願望の問題で。

 

MEN(メンタリティ)は、心情や知能という意味も併せ持つので、

気合・根性・精神力というよりは「価値観」といったほうがいいかもしれない。

 

こちらはよく魔法防御力に利用される要素だが、あまり間違ってはいない。

 

理論武装をすることで生半可な宗教者に騙されないようにするのは、

ユダヤ人が聖書の独自解釈を語らって、

聖書解釈マウンティング(!)をやって遊ぶのと似ている。

 

MENとINTの片方だけが高いってことはないだろうし、

STRやSPDを鍛え続けるだけの意志の強さは、

やはりMENが高いからこそできるものだといえる。

 

意志薄弱な奴は負けん気もないから、

ただでさえ苦手な運動がもっと苦手になっていく。

だからMENが低いとSTRも低くなりやすい。

 

・・・別に、画面の前のキミのことだとは言っていないぞ?

 

PIEはまあ、そっくりそのまま。

 

欧米人はアブラハムの宗教(ユダヤ、キリスト、イスラム)に支配されており、

信仰熱心であることは美徳だとされている。

 

まあそのせいで日本にきてお地蔵様をブッ壊すような、

ゲロカスキチガイカルト宗教テロリストが生産されるわけだから、

オウム真理教にしろ創価学会にしろ統一教会にしろ、

宗教はクソだと思ってる人も多かろう。

 

クソなのは他者を尊重できず法も守れないクズであって、

宗教そのものではないはずなんだけどね・・・

 

ただそれでも、

犯罪に走らず、価値観を強制しにもこない、常識的距離感で付き合ってる人が、

とても熱心に神社や寺に通ってお参りしているなら、それは好印象だろ?

 

信仰心そのものは宗教に限定されないので、

「女キャラは貧乳じゃなきゃヤダ!」

「男キャラはワンコ系じゃなきゃダメ!」も、広義のPIEだといえる。

 

おねショタにおけるPIEは大小を問わない、それもまたPIEである。

 

何かを一生懸命に続けられる原動力が、

個人のMENなのか、他者と共有しやすいPIEなのかという問題

 

僕個人の場合はINTとMENとVITの合わせ技だけど、

世界標準であればMENとPIEの合わせ技だということになるだろう。

 

 

 

 

 

 

LUCはそのままLUCk、運のよさ、ラック。

 

CHAはCHAracteristic、魅力、キャラクタリスティック、特性、個性。

charmだと女専用みたいな、ある程度恋愛的・性的なほうの意味になる。

 

PSYはPSYckic、サイキック、超能力があるさま、霊感。

ファンタスティックフォーとかXメンとかアベンジャーズとか。

 

WILはWILlpower、意志力、意志の強さ。自制心。

MENが心の動的な制御能力を指すなら、

WILは心の静的な制御能力・・・な、そんな印象は受けるかな。

 

 

 

 

このへんはあまり意味が割れようがない気がする。