2010年頃にもあったよね、
「今後10年でAIが人間から仕事を奪う!」みたいな話題が、
なぜか突然降って湧いたように頻発してた時期が。
「ドライバーや接客はAIにとってかわられる!」と豪語してたけど、
それはあくまで100年先に叶ってたらいいなっていう夢の話。
たった10年でそこまで進歩するわけねえだろってのが普通の感覚。
もちろん、ドライバーや接客が「AIに」奪われたという話は聞かない。
「電子化・自動化」が進んだという話ならあるけどね。
そもそもまともな知性のある人だったら、
2010年の時点で、
「小型化・軽量化」の進歩スピードが落ちてたことに気づいてたはず。
「物理限界」という単語は不正確だが、慣用的に使われることもある。
物理学的な限界、物性的な限界。
「理論上これ以上○○できない」というもの。
人類は既に、
「これ以上小さく加工すると別の問題が生じてしまう」という、
小ささの限界にブチ当たって久しい。
だからスマホの小型化ブームも終焉を迎え、
逆に大型化することで視認性やバッテリー容量の向上を追求し始めた。
iPhone4sくらいかね、一番小さかったのは。
まあ要するに、
技術力の進歩が目に見えて手で触れた時期は、とうの昔に終わってるのさ。
今はどうやって効率化するかのほうがメインだから、
素人目にはわからないような違いを競う状況になってる。
だからこそトーシロを騙すために、
「技術の進歩が停滞している!」というデマを流すアホも急増したんだけど。
技術が進歩した結果、ひとつの到達点を迎えただけだ。
それが物理的限界、
これ以上単純に小型化するとかえって無駄が増えてしまう状況。
小型化はできるけど安全に使えない、バッテリーがもたない、
故障が増える、熱がやばい、マトモな価格で提供できなくなる、
その他まあそういう話だ。
で、最近の話。
なんか美少女絵というか二次元絵というか萌え絵というか、
あれらがAIにとってかわられる!みたいな話が、ここ最近いきなり増え始めた。
そもそも絵を再現するAIが劇的に進歩したって話題も、
だいぶ前(それこそもう10年以上前)に盛り上がったことがあったんだけど、
結局は元絵以上の品質にはなりゃしない。
それは今でも変わらない。
なのに「AIが全て!人間はいらない!」みたいな、
それこそネット世論工作でもやってそうな、
具体性も根拠もない寝言が急激に増えてる。
Q:ネット世論工作なんて陰謀論だろw
A:ピットクルーも知らずにネット語ってんの? そんなんじゃ甘いよ(棒読み)
しかも美少女絵なんて無価値だ、低俗だ、
萌え絵なんて誰も見向きもしなくなる、という論調でいるくせに、
そういう話題をまとめたスレやまとめブログ記事にシュバってくる。
本当に興味がなくて低俗だと思ってるなら、律儀に湧くはずがないよね。
まるで手描き萌え絵の価値を誹謗中傷でいったん毀損させて、
日本人が見向きもしなくなったところで、
手描き絵の価値を再発見()して私物化・主導しようとしているかのようだ(直喩)
そもそもの話、
萌え絵がくだらない、
美少女絵が低俗だと思っているなら、
なんでそんな低俗なものを代替するべく
わざわざAIなんて作るんだ?
本当は低俗だと思ってないから、無価値だと思ってないから、
「価値のあるものを人力ではなく全自動で再現できる」
AIが素晴らしい、って話をしてるんだろ?
まあこの時点で矛盾してるからね。
悪意のある連中は、本当に低俗だと思ってるなら話題にしない。
矛盾する意思を隠そうともしない。
女はよく言うだろ? 「チンコの大きさなんかどうでもいい!」って。
でも本当にどうでもいいことだったら話題にクビを突っ込まないんだよ、女は。
だから政治や経済や外交や軍事の話はしないし、物理学や工業の話もしない。
それこそ僕個人が軽音楽やロックバンドに一切の興味がないから、
話題にすることもないように。
それを話題にしている時点で、
好きか嫌いかはわからないけど、興味か目的かはあるはずなんだよ。
最後にもういっこ。
そもそもAIは、
「完全な無」から何かを生み出すことは
できない。
しかし人間は、「完全な無」から絵を生み出すことができる。
だから、
人間が手描きで絵を生み出している今であればこそ、
AIの学習材料が供給されているにすぎない。
もしAIが真に万能で、
二次元絵、美少女絵、萌え絵を、
人間よりもうまく再現できるようになったとして。
そしたら人間は描くのをやめる。
AIの学習材料がなくなり、AIの進歩や成長は終わる。
そしたらいつもソックリなAIの絵を見飽きた人が当然出てきて、
そうじゃない絵の模索を始める。
かつて工業化に伴い
画材や絵の具が大量生産され、
かつカメラ・写真が
登場したことで、
「写実主義的な絵画」
=「キリスト教的芸術家」
という文化が
丸ごと死滅した結果、
印象派だの、
野獣派だの、
シュールレアリスムだの、
キュービズムだの、
現代アート(笑)だのという、
現実味をあえて殺した方向の
絵(?)が流行(大嘘)したのと
全く同じ。
写実主義的絵画が写真でよくなったら、写実的でない絵が模索される。
それは人類史が既に証明している。
AIの学習材料を提供しているのが人間で、
人間は無から有を生み出せるが、
AIは無から有を生み出せない。
AIを作るのも人間、AIを管理するのも人間、
AIが動作する機械を作るのも人間、
その機械に電力を供給するのも人間。
↑上記構造がある限り、AIが人間に先んじることはない。
全て同時にAIによる完全自動化が実行されたらどうなるかはわからんが、
ロボット三原則だの人体実験の禁止だの、
倫理面に関する考証は既に散々行われていて、中学生でも知っている。
そんな時代になって久しいのに、
本当にAIが人間を駆逐するようなことを、
まともな人類が許すはずがない。
つまりAI万能論者ってのは、
上記理屈を知らないガチバカか、
知っててなおデマ垂れ流して煽ってる悪党か、になる。
いつものキムチ臭い連中とか、
ぱよぱよちーんしてそうな連中とか、
図体だけはでかい自称先進国↓とか?
まあ、そういう連中が書き込んでるんだろうね。
カクサン部とか、五毛とか、VANKとか。
「時代はAI!(大嘘)」
真面目にAI研究してる人なら絶対に言わないよ。
「可能性」とか「展望」とか「最終目標」とか、
必ずそういう表現をとるはず。
少なくとも2023年現在、
「夢のような」コンピューターないしAIは作れない。
技術的にも、理論的にも。
なぜかやたら騒がれるようになったら、
電通、KADOKAWA、サイゲームス(サイバーエージェント・エイベックス)、
あるいは中国政府、韓国政府、日本共産党カクサン部その他を疑ったほうがいい。
もちろん疑いたくなんかないけど、それくらい奴らの論調は妙に統一されてる。
具体的根拠や数値は絶対に引っ張ってこないし、
やたら学会や権威に媚を売るくせに科学的教養が欠落しており、
具体的反論ができなくなったらすぐ人格攻撃に逃げる。
まあ最大の特徴は、長い目で、悪意的に考えると、
日本と日本人の利益を損ねるか奪い取るかができるかどうか、
という点では絶対にブレないことだからね。
ちょっと見てると結構わかるよ。