仕事は楽しいかね?

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ディル・ドーテン氏の心に響く言葉より…

 

 

5月のある日、季節外れのひどい雪が空港に降り積もり、空港は閉鎖された。

 

乗客はすべて空港に一晩足止めされた。

 

そんなとき、70歳前後の老人が自分に話しかけてきて、語り明かした奇跡のような一晩の物語だ。

 

その老人は、色々質問したあと最後にこう言った。

 

「仕事は楽しいかね?」

 

 

老人は実は発明家で、起業家として巨万の富を築いていたことを後で知る。

 

老人は、ビジネスについて、創造性やアイデアのつくり方について、生き方についての珠玉の言葉を次々に教えてくれた。

 

 

■(成功者は)みんな、人生のある時点で仕事に対する目標を変えた人たちだ。

 

目標設定ではなく、偶然をいかし、いかにチャンスをものにするか。

 

 

 

■(ただ一つの目標は)明日は今日と違う自分になる

 

最初に陸にあがった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うか?

 

アップル・コンピュータの第一号を作った、スティーヴ・ウォズニアックは世界を変えたかったわけでもなく、大企業のトップになりたかったわけでもなかった。

 

大きな目標なんかない。

 

ただ自慢げに仲間に見せたかっただけ。

 

そのコンピュータを売るというアイデアさえ、スティーブ・ジョブズが考えたものだった。

 

 

■遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る

 

薬局を経営していたジョン・ペンバートンは、店の奥の部屋に行くと、二人の従業員が、彼が新しく作ったシロップ状の頭痛薬を水で割って飲んでいた。

 

別に頭が痛かったわけでもないのに。

 

ペンバートンは興味をそそられ、水で割った頭痛薬を飲んでみると、悪くない。

 

ソーダ水で割ったらもっといい味になるかもと、試してみた。

 

コカ・コーラの誕生だ。

 

 

■“思いつき”と“偶然の出来事”は異母兄弟。注意さえ払い始めたら、目にできるあらゆるところに偶然が転がっているのがわかる。

 

必要は発明の母かもしれないが、偶然は発明の父なんだ。

 

 

■“適切な時”とか“完璧な機会”なんてものはないということ。

 

これは「この場で」「ただちに」始めるということ。

 

試してみることに失敗はないからだ。

 

 

■実験で学ぶべきことは、あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること、なんだ。

 

 

■覚えておいて欲しい。“試すことは簡単だが、変えるのは難しい”ということを。

 

 

■新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。

 

 

■多くの人はアイデアは持っていない。でも、考えは持っているんだよ。

 

 

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

 

 

 

 

 

 

この「仕事は楽しいかね?」は2001年に出版された不朽の名作だ。

 

現在でもまったく色あせていない。

 

アイデアを求めている人、ヒントを探している人、起業を考えている人には是非読んでもらいたい本だ。

 

 

ビジネスや人生の成功において大事なのは、「おもいつき」と「偶然」を大事にすること。

 

しかし、なにもしないでぼんやりと待っているだけでは、良き偶然を手に入れることはできない。

 

それは、思いついたことや、発見したアイデアをすぐに実行し、何回も試してみた人だけに与えられた特権だからだ。

 

 

そういうことを、遊び感覚で繰り返していくと、仕事は楽しくなる。

 

「おもいつき」と「偶然」を大事にして…

 

片っぱしから、何でも試してみる人でありたい。

 

 

 

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

 

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