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新生日本代表13人発表

新生日本代表オシムジャパン、初の試合である

日本代表 vs トリニダード・トバゴ代表
のメンバー発表が行われた。


メンバー


GK 川口 能活/ジュビロ磐田
GK 山岸 範宏/浦和レッズ
DF 三都主アレサンドロ/浦和レッズ
DF 坪井 慶介/浦和レッズ
DF 田中 隼磨/横浜F・マリノス
DF 田中 マルクス闘莉王/浦和レッズ
DF 駒野 友一/サンフレッチェ広島
MF 今野 泰幸/FC東京
MF 長谷部 誠/浦和レッズ
MF 小林 大悟/大宮アルディージャ
FW 我那覇 和樹/川崎フロンターレ
FW 佐藤 寿人/サンフレッチェ広島
FW 田中 達也/浦和レッズ

後日、追加メンバーが発表されるだろうが

まずはこの13名が選ばれた。

ジーコジャパン時代の選手で選ばれたのは

川口・三都主・坪井・駒野の4名のみ。

今回はガンバとジェフは試合のバッティングのため

召集不可能だったためオシムの懐刀である

巻は今回の召集は見送られた。

巻はJリーグで活躍しているため

次のイエメン戦での召集は確実ではないかと思う。


残りのメンバーには誰が選ばれるかは分からないが

個人的にはベテランの域に達する

小野や中澤なども加えてほしい。

若手もいいがチームをまとめられる選手も必要

なのではないかと考えるからだ。

両者に処分下る

FIFAは現地時間20日

2006年W杯決勝でフランス代表MFジネディーヌ・ジダンが

イタリア代表DFマルコ・マテラッツィに対して

頭突きを見舞った件に関して、両者に処分を科すと発表。

一方で、噂されていたジダンのW杯MVPはく奪

という処分は下されなかった。

侮辱的な発言を受けたとして

暴力行為に及んだジダンに対しては

7500スイスフラン(約70万円)の罰金と

国際試合3試合の出場停止処分が下されることに。

ジダンに対して挑発する言動を投げかけた

マテラッツィには5000スイスフラン(約47万円)と

国際試合2試合の出場停止処分が科されることとなった。

なお、ジダンはW杯後の現役引退を

すでに表明しているため

FIFAのプログラムのもとで3日間の

社会奉仕活動を行なうことになる。

また、マテラッツィが人種差別的な発言をしたとして

様々な憶測を呼んだが、そのような事実はなかった模様。

14日に事情聴取を受けたマテラッツィが主張するように

この日FIFAから事情聴取を受けたジダンも

人種差別を受けたことを否定した。

ジダン、頭突きの真相

サッカーワールドカップ決勝で相手の

イタリア選手に頭突きし、退場処分となった

フランス代表主将のジネディーヌ・ジダン選手(34)は

12日夜の仏テレビで

「私の行為は許されないもので子供たちに謝りたい」と語り

「母や姉を傷つけるひどい言葉を繰り返され、耐えきれなかった」

と釈明した。

「ひどい言葉」の中身について自らは明らかにしなかった。

ジダン選手が自身の行為について語ったのは初めてだった。

頭突きの原因となったマルコ・マテラッツィ選手(32)の

「挑発」について、ジダン選手は

「とても個人的なことだ。母と姉を傷つけるひどい言葉を繰り返された。

1度や2度ならともかく、3度となると我慢できなかった」

「言葉はしばしば(暴力)行為よりきつい。

それは、私を最も深く傷つける言葉だった」と述べた。

どんな言葉だったのかについて、同選手は「とても口には出せない」

と伏せた。

英紙がマテラッツィ選手の挑発として報じた

「テロリスト売春婦の息子」

との発言の真偽を問われると「まあそうだ」と答えた。

ジダン選手はまた

「20億、30億人が見守る中での私の行為は許されないもので

特にテレビを見ていた子供たちに謝りたい。

やっていいこと、悪いことを子どもに教えようとしていた人にも謝る」

と語った。

一方で「後悔はしていない。

後悔すれば彼の言葉を認めることになるから」とも述べた。

同選手はFIFAの調査に協力するとしたうえで

「挑発した側も罰せられるべきだ」と審判の判断に注文。

「ワールドカップ決勝の

しかもサッカー人生の終了10分前に面白半分に

あんなことをすると思いますか」と、自らの怒りに理解を求めた。


フランス国内では、国民的ヒーローの引退試合を本人が

汚したことへの失望が尾を引くが、同情的な反応が優勢のよう。


自分も許せる程度だと思った。

マテラッツィーはあれだけの選手を

怒らせる発言を言い放ったということだから。

家族を大切にするジダンにはどうしても

堪えられなかったのだろう。

2006年ドイツ大会:受賞者・受賞チーム一覧

2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会の各賞受賞者


FIFAフェアプレー賞-ブラジル・スペイン

優勝トロフィーを掲げる夢は早い段階でついえてしまったが

ブラジルとスペインは手ぶらでは帰らなかった。

2006年ドイツ大会で見せた健全なスポーツマンシップと

品位あふれる行動が評価され、選手1人1人がメダルを手にした。

この賞は、FIFA倫理&フェアプレー委員会の定めた

ポイントシステムを基準に

FIFAテクニカル・スタディー・グループ(TSG)が決定。

1000ポイント中合わせて886ポイントを獲得したパレイラ監督率いる

ブラジルとルイス・アラゴネス監督率いるスペインの同時受賞となった。


アディダスゴールデンボール賞-ジネディーヌ・ジダン(フランス)

ワールドカップ最高の個人賞である最優秀選手賞は

この10年間に最も活躍した選手に贈られた。

また、僅差で

シルバーボール賞-ファビオ・カンナバーロ

ブロンズボール賞-アンドレア・ピルロ

が獲得した。

決勝でレッドカードを受けたにせよ、ジネディーヌ・ジダンが

2006年ドイツ大会で数々の記憶に残る名場面を

生んだことは間違いない。

それがFIFAワールドカップ決勝で

投票に参加した各国のメディア代表者に評価された。


アディダスゴールデンシュー賞-ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)

いわゆる得点王に贈られる賞だ。

1962年チリ大会に次ぐ低得点での得点王となった。

だが、エルナン・クレスポ、ロナウド、ティエリ・アンリを

2点上回る5得点を挙げ

FIFAワールドカップ本大会通算得点でドイツ歴代3位に

浮上したクローゼは、間違いなく受賞に値する。


ジレットベストヤングプレーヤー賞-ルーカス・ポドルスキ(ドイツ)

今大会から創設されたジレットベストヤングプレーヤー賞の

第1回受賞者は、ルーカス・ポドルスキに決まった。

通算3得点と無尽のスタミナでドイツの快進撃に貢献したことが

TSGに評価され、40人の有力候補者の中から選ばれた。

21歳のポドルスキは表彰式で

「今回の受賞はキャリアを向上させる上で励みになる。

4年後のワールドカップではもっといいプレーをしたい」と話した。


レフ・ヤシン賞-ジャンルイジ・ブッフォン(イタリア)

最優秀ゴールキーパー賞の選考結果に驚きはない。

ジャンルイジ・ブッフォンは、通算2失点という

人間技とは思えない活躍で、ほぼ完璧に大会を終えた。

その2失点も、クリスチャン・ザッカルドの不運なオウンゴールと

決勝でジダンに許したPKによるもの。

ブッフォンは大会を通じてミスがなく

FIFAのTSGメンバーが結論を出すのに時間はかからなかった。


Yahoo!ベスト・エンターテイニング・チーム賞-ポルトガル

この特別賞の受賞チームはFIFAworldcup.comの

見識あるユーザー投票によって決まった。

その結果、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督率いるポルトガルが

今大会で最も興奮させてくれたチームに選ばれた。


マスターカード・オールスターチーム

イタリアのチーム全体および個人のプレーの質の高さが評価され

マスターカード・オールスターチーム23人に

アズーリ(イタリア代表)から最多の7人が選ばれた。

フランス、ドイツ、ポルトガルからはそれぞれ4人が入った。

イタリアvsフランス

7月9日、ベルリンで行われた

2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会の決勝

イタリアvsフランス


ついに今大会もこの試合で終わり・・・

寂しいですが、その分思いっきり楽しめた試合でした。


では、試合詳細へ。



前半

6分、開始1分にティエリ・アンリが頭を強打して

長めの中断があったあと、思わぬ先制ゴールが生まれる。

フローラン・マルーダがペナルティーエリアに侵入。

これを止めたマルコ・マテラッツイがファウルを宣告される。

このペナルティーキックは

アディダスゴールデンボール賞候補者2人の対決となり

勝ったのはジネディーヌ・ジダン

大胆にもチップキックでふわりと上げ

ジャンルイジ・ブッフォンの逆を突く。

ボールはバーの下を叩き、わずかにゴールラインの中に落ちた。

フランスが先制。


9分、フランスの先制点の原因となってしまった

マテラッツイは動揺していたのかもしれない。

あわやフランス代表に2点差をつけられる場面を演出する。

ウィリー・サニョールのクロスをクリアしたボールは

哀れにもゴール方向へ。

あわててブッフォンが飛び出すが、ゴール脇にそれた。

14分、アンドレア・ピルロのセットプレーが

いつも通りの危険さを見せる。

コーナーキックからアウトにカーブがかかったボールを放つが

リリアン・テュラムが果敢にダイビングヘッドでクリア。

オウンゴールになってもおかしくない場面だった。


19分、イタリアがピルロの完璧なセットプレーと

マテラッツィの空中戦の強さの

絶妙のコンビネーションから同点に追いつく。

ピルロのコーナーキックから

マテラッツイがフランスのディフェンダーに競り勝って

ヘディングシュート。

なすすべもないファビアン・バルテスを破り

先制点につながったミスの汚名を返上した。


35分: アズーリがフランスのペナルティーエリア端で

ワンタッチプレーを巧みにつなぎ

ルカ・トニにこの試合初めての好機が訪れる。

しかし、テュラムが思い切りのよいスライディングタックルをし

危ういところでクリア。

続くコーナーキックで、レイモン・ドメニク監督率いる

フランスの守備陣は再びイタリアの高さとパワーに苦しむ。

しかし、ピルロからのピンポイントのクロスに

トニが頭で合わせるが、バーを叩いてしまう。



後半

47分、後半立ち上がりからアンリがゴールに襲い掛かる。

だが、イタリアのエリア内に突破して放ったシュートは

ブッフォンを煩わせることができなかった。


49分: 前半同様、イタリアがコーナーからゴールに近づく。

トッティがカンナバーロの頭に合わせたが

シュートはディフェンダーに阻まれる。

フランスは胸をなで下ろした。


50分、アンリが見事なバランス感覚でボールを運び

ディフェンダー3人をかわす。

だが、ゴール前に低く入れたボールに

フランスの選手は誰も合わせられず、ザンブロッタにクリアされた。


58分、ハムストリング筋を痛めたと見られるパトリック・ビエラが

アルー・ディアラと交代するアクシデントはあったものの

フランスが引き続き試合を支配する。

これに対しリッピ監督は、デロッシとイアキンタを投入。

フランチェスコ・トッティとシモーネ・ペロッタがベンチに下がった。


62分、ピルロのフリーキックに合わせたトニのヘディングシュートが

バルテスを破り、フランスはヒヤリとさせられるが

線審の旗が上がっていた。

その直後、今度はイタリアのゴール前で

アンリがカンナバーロのプレッシャーを受けながらも

スペースを見つけてシュート。

だが、ブッフォンに阻まれた。


72分、トニがエリア端でターンして蹴り込み

バルテスに低いセーブを強いるが

その前にトニは腕を使ってボールをコントロールしていた。


78分、残り時間が少なくなるにつれ

両チームともボールを保持できなくなり

徐々にまとまりのない展開に。

ゴール前約23メートルの位置から

ピルロがカーブをかけて直接狙ったフリーキックは

惜しくもバルテスの右手ポスト脇に抜けていった。


90分、試合終盤、イタリアはアレッサンドロ・デルピエロを

投入しながらも押し込まれる。

だがフランスは、どうしてもアズーリの守備陣を

破ることができなかった。



延長

100分、リベリーが延長で初めてのチャンスを作りだし

思い切ってシュートを放つ。

イタリアのペナルティーエリアの端で

マルーダからボールを受け取り

エリアに走り込んでシュートを放つが

ゴールポストの横を大きく外れる


104分、フランスがボールを支配し

ジダンが2回目のゴールを試みるも

ブッフォンの好セーブにより防がれる。

背番号10番はサニョールにボールをパスした後

クロスに合わせて強烈なヘディングシュートを放ったが

ブッフォンによってはじかれた。




111分、この決勝に予想外の展開が訪れる。

オラシオ・エリゾンド主審が試合を中断し

ピッチの反対側へ赴き副審と協議を行った結果

マテラッテイに対する頭突きによりジダンを退場処分にした。

フランスのキャプテンが

栄光のキャリアを終える方法としては悲しい。

しかし、鮮烈に印象は残したように思う。



PK戦

アズーリはピルロ、マテラッツイ、デ・ロッシ、デルピエロが

ペナルティシュートを決めた。

フランスもヴィルトール、アビダル、サニョールが

ゴールネットを揺らしたが、トレゼゲがPKを外したため

グロッソのゴールがリッピ監督のチームを優勝に導いた。



結果は

イタリア 1-1 フランス

延長 0-0 

PK戦 0-0

ということで

優勝は

イタリア



これ以上ない接戦でフランスを下したイタリアは

世界チャンピオンにふさわしいチームだった。

これで、1994年アメリカ大会の決勝戦で

ブラジル相手にPK戦で敗れた悪夢を

ようやく葬り去ることができた。

その反面、フランスは今後何年も

この不運とジダンの退場に思いを巡らすに違いない。

ドイツvsイタリア

7月4日、ドルトムントで行われた準決勝1回戦

ドイツvsイタリア


開催国のドイツはここまで快進撃を続けてきた。

現在、得点王であるクローゼや皇帝バラックが

中心のチーム。

弱点であると言われていたDF陣を

見事修正してきたのも快進撃に繋がっているようだ。


イタリアはここまでの失点はオウンゴールの1点のみと

自慢のカテナチオと呼ばれる守備力を余すことなく

見せつけてきている。

さらにトニやジラルディーノ、デルピエロなどの攻撃陣も

かなり調子を上げてきている。

怪我が心配されていたトッティも好調だ。


どちらが決勝へ駒を進めるのか。


前半


前半5分、テンポが早く、激しい展開となった立ち上がり。

最初に枠内シュートを放ったのはイタリアだった。

ゴールまで30ヤードの位置から

フランチェスコ・トッティがフリーキック。

これが壁に当たってドイツゴールを襲うが

ボールはイェンス・レーマンの腕の中に収まった。


前半8分、ミロスラフ・クローゼの見事な足元での

ボールコントロールから、ドイツにこの試合最初の

チャンスが生まれる。

クローゼからボールをもらったポドルスキは

ミヒャエル・バラックにパス。

バラックは右足でシュートを放つが

これは右側のポストの横へ外れた。


前半12分、興奮に包まれたドルトムント。

ドイツの鋭い攻撃でサポーターたちはさらに沸き立つ。

しかし、ポドルスキの力強いシュートは

イタリア守備陣の要、ファビオ・カンナバーロが

しっかりとブロックした。


前半16分、試合開始からの15分間

ボールをキープしながらもなかなかチャンスを

作れなかったイタリアに初めての

大きなチャンスが生まれる。

ローマ所属のMFトッティのスルーパスで

ペロッタがゴール前に抜け出したが

パスが強すぎたためにレーマンが素早く飛び出して

走り込んできたペロッタの足元でボールを抑えた。




前半29分、イタリアが再びゴールに迫る。

今度はカモラネージの巧みなフリーキックから

トッティが右足でシュート。

ボールは枠内へ飛んだが

ゴール前を固めたドイツ守備陣にはね返された。


前半34分、ホスト国ドイツに絶好の得点機。

クローゼのスルーパスから

フリーでペナルティーエリア右端に飛び込んできた

好調シュナイダーがシュートを放った。

このミッドフィルダーのシュートは威力も十分だったが

クロスバーを越える。

この惜しいシュートにドイツサポーターの声援は

さらに大きくなった。


前半41分、ドイツの猛攻をしのいだイタリアが

チャンスらしきものを作り始める。

中でもピルロのカーブをかけたフリーキックに

カモラネージが頭で合わせた場面は惜しかったが

ボールはわずかにゴールの上へ外れた。



後半

後半5分、ドイツは後半立ち上がり、素晴しいテンポで攻める。

いつもどおりの躍動感を見せるクローゼが

積極的に仕掛け、イタリアのディフェンスの中央を

強引に突破。

しかし、ブッフォンが果敢に飛び出し

クローゼの足元でセーブ。


後半6分、すぐさまイタリアがドイツ陣内にボールを持ちこむ。

深いところから駆け上がってきたグロッソが

ペロッタからの鋭いパスを受け

ドイツのオフサイドトラップを抜け出す。

しかし、ペロッタは慣れない場所のためか迷いを見せる。

ゴールを目の前にしながらシュートを打つのが遅れ

レーマンが余裕を持って前へ出て抑えた。


後半16分、ポドルスキが思いがけないチャンスを作った。

マテラッツイをかわして反転しながら

ゴール前8ヤードからシュート。

クリーンヒットしたものの

ブッフォンが今大会何度も見せている素晴しい反応でセーブ。

イタリアを救う。

こぼれ球をフリードリヒがシュートしたものの

バーの上を越え、またしても絶好のチャンスを逃した。


後半28分、ドイツは後半、試合を支配しながら

あきらかにゴール前でのアイデアに欠けていた。

ユルゲン・クリンスマン監督はボロウスキを下げ

より攻撃的なシュバインシュタイガーを入れ

左サイドを前の試合までの形に戻した。


後半33分、しばらく両ゴールキーパーとも動きがなかったが

レーマンに出番が訪れた。

レーマンはピルロの危険なロングシュートを自信を持って処理した。




後半37分、バラックは絶好の位置からのフリーキックを無駄にした。

ポドルスキがファビオ・カンナバーロからファウルをもらったが

ペナルティーエリア手前から放ったカーブのかかったボールは

大きく外れる。

その数分後、クリンスマン監督は攻撃にスピードを加えるため

シュナイダーに代えて快足のオドンコールを投入。


後半40分、ペロッタが完璧なタイミングの飛び出しで

ドイツのディフェンスを破ったかに見えた。

しかし、レーマンが目ざとく飛び出し

ボールを確実にパンチングしてクリア。



こうして決定機を欠き試合終了の笛。延長戦へともつれ込んだ。


延長戦


前半1分、延長戦開始から1分以内にジラルディーノが

この試合ここまで最大のチャンスを迎える。

右サイドから突破し、ゴールラインまで進んでから

左足に切り返してシュート。

ボールはレーマンの横を抜けるが

ニアポストの内側に当たって跳ね返る。

ドイツは安堵のため息。


前半2分、それから1分も過ぎないうちに

イタリアはコーナーキック。

クリアが失敗に終わるとボールは1分間で2度目に枠に当たる。

ザンブロッタは20メートルから強烈なシュートを放つが

クロスバーに激突してしまう。


前半15分、延長戦前半最後のプレーでポドルスキは

絶好のチャンスを逃してしまう。

オドンコールのクロスをゴール前10メートルという

絶好の位置でフリーの状態で受けるが

ヘディングシュートは横に逸れてしまう。


後半3分、両チームともPK戦になる前に

決着をつけようと奮闘する。

途中出場のイアキンタは前線に突破するがゴールを逃し

ピッチの反対側ではラームが20メートルから惜しくもシュートを外す。


後半6分、非常に緊迫した場面が

まるでスローモーションのように過ぎていく。

イタリアから途中出場したデルピエロは

レーマンと1対1になるがゴールを決める角度がない。


後半7分:、ドイツはすぐさま反撃し

ポドルスキはペナルティエリアの左側から

力強いシュートを放つがブッフォンが

片手で弾いて見事なセーブを決める。


後半9分、この試合ここまで最大の盛り上がりが続く中

ドイツのペナルティエリア周辺でイタリアが巧みな連携を見せ

最後はデルピエロが20メートルから右足を放つ!!

・・・が横に大きく外れてしまう。


後半11分、PK戦が迫る中、オドンコールが

前線に押し上げて右足でロングシュートを試みるが

ボールはブッフォンの左ポストから大きく逸れていく。


後半13分、ピルロが右サイドから流れ込み

25メートルから左足で強烈なシュートを放つが

レーマンがスーパーセーブを決める。


後半14分、延長の後半・・・

誰もがこのままPK戦にもつれ込むと思った瞬間!

終了間際に試合が動いた!!

レーマンが見せたそのスーパーセーブはコーナーキックになり

ピルロはペナルティエリアの端でボールを受ける。

パスを出し、グロッソがワンタッチで左足のシュートを曲げ

ファーポスト間際にゴールを決める。


後半16分(ロスタイム)、開催国ドイツが

何とか同点ゴールを決めようと押し上げるが

イタリアは鋭いカウンターを仕掛ける。

ジラルディーノが圧巻のリバースパスを

デルピエロにつなげる。

ユベントス所属のデルピエロは完璧なシュートを放ち

ボールは曲がる弾道でゴール右上の角に決まる!!

イタリア決勝進出決定の瞬間である。


よって、結果は

ドイツ 0-0 イタリア

延長(0-2)


ドルトムントで行われた熱戦は両チームとも

互角の闘いを繰り広げ

最後はイタリアの2本のスーパーゴールで

ようやく決着がついた。

マルチェロ・リッピ監督率いるイタリア代表は

この試合でも見事なディフェンスを披露し

ブッフォンは2006年ドイツ大会でいまだに

相手選手にはゴールを許していない。

(オウンゴールはあり)

決勝進出を果たしたのはアズーリ(イタリア代表)だが

今夜初めてドルトムントで敗れたドイツは

ここまでFIFAワールドカップで見せた

パフォーマンスについて胸を張っていいだろう。

彼らは大会を通して闘争心をあらわし

卓越した技能を披露し続けた。


準決勝で残念ながら開催国ドイツはここで姿を消した・・・

中田英寿、衝撃の引退・・・

サッカー日本代表MFの中田英寿選手(29)=イングランド・ボルトン=が3日、現役引退を表明した。自身の公式ホームページ(HP)上で明らかにした。中田選手は「何か特別な出来事があったからではない。その理由もひとつではない」としつつ、「プロサッカーという旅から卒業し“新たな自分”探しの旅に出たい」と、引退理由について語った。

HPによると、中田選手は「半年ほど前からこのドイツワールドカップを最後に約10年間過ごしたプロサッカー界から引退しようと決めていた」と、日本代表が1次リーグで敗退したワールドカップ(W杯)ドイツ大会を最後に第一線から退く決意を固めていたという。中田選手の所属事務所・サニーサイドアップ(東京都渋谷区)は、W杯での日本代表敗退後に話し合って慰留したが、中田選手の意思は変わらなかった。

中田選手は「俺(おれ)の気持ちを分かってくれている“みんな”が、きっと次の代表、Jリーグ、そして日本サッカーの将来を支えてくれると信じている。だから俺は安心して旅立つことができる」と、サッカー関係者やファンへのメッセージをつづっている。

中田選手は山梨県出身。95年、韮崎高からベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)入り。98年W杯フランス大会後、イタリア1部・セリエAのペルージャに移籍。イタリア、イングランドで8季、6クラブでプレーした。W杯は98年大会から3大会連続出場。国際Aマッチ77試合で11ゴールを挙げている。

 


◇中田英選手のホームページから

 “人生とは旅であり、旅とは人生である”
  2006・7・3
~1985年12月1日-2006年6月22日~
 俺(おれ)が「サッカー」という旅に出てからおよそ20年の月日が経った。8歳の冬、寒空のもと山梨のとある小学校の校庭の片隅からその旅は始まった。
 あの頃(ころ)はボールを蹴ることに夢中になり、必死でゴールを決めることだけを目指した。そして、ひたすらゲームを楽しんだ。サッカーボールは常に傍(かたわ)らにあった。
 この旅がこんなに長くなるとは俺自身思いも寄らなかった。山梨の県選抜から関東選抜、U-15、U-17、ユース、そしてJリーグの一員へ。その後、自分のサッカー人生の大半を占める欧州へ渡った。
 五輪代表、日本代表へも招聘(へい)され世界中のあらゆる場所でいくつものゲームを戦った。
サッカーはどんなときも俺の心の中心にあった。サッカーは本当に多くのものを授けてくれた。喜び、悲しみ、友、そして試練を与えてくれた。
 もちろん平穏で楽しいことだけだったわけではない。それ故に、与えられたことすべてが俺にとって素晴らしい“経験”となり、“糧”となり、自分を成長させてくれた。
 半年ほど前からこのドイツワールドカップを最後に約10年間過ごしたプロサッカー界から引退しようと決めていた。
 何か特別な出来事があったからではない。その理由もひとつではない。今言えることは、プロサッカーという旅から卒業し“新たな自分”探しの旅に出たい。そう思ったからだった。
 サッカーは世界で最大のスポーツ。それだけに、多くのファンがいて、また多くのジャーナリストがいる。選手は多くの期待や注目を集め、そして勝利の為(ため)の責任を負う。時には、自分には何でも出来ると錯覚するほどの賞賛を浴び、時には、自分の存在価値を全て否定させられるような批判に苛(さいな)まれる。
 プロになって以来、「サッカー、好きですか?」と問われても「好きだよ」とは素直に言えない自分がいた。責任を負って戦うことの尊さに、大きな感動を覚えながらも子供のころに持っていたボールに対する瑞々(みずみず)しい感情は失われていった。
 けれど、プロとして最後のゲームになった6月22日のブラジル戦の後、サッカーを愛して止まない自分が確かにいることが分かった。自分でも予想していなかったほどに、心の底からこみ上げてきた大きな感情。
 それは、傷つけないようにと胸の奥に押し込めてきたサッカーへの思い。厚い壁を築くようにして守ってきた気持ちだった。
 これまでは、周りのいろんな状況からそれを守る為、ある時はまるで感情が無いかのように無機的に、またある時には敢えて無愛想に振る舞った。しかし最後の最後、俺の心に存在した壁は崩れすべてが一気に溢(あふ)れ出した。
 ブラジル戦の後、最後の芝生の感触を心に刻みつつ込み上げてきた気持ちを落ち着かせたのだが、最後にスタンドのサポーターへ挨拶(あいさつ)をした時、もう一度その感情が噴き上がってきた。
 そして、思った。
 どこの国のどんなスタジアムにもやってきて声を嗄(か)らし全身全霊で応援してくれたファン--。世界各国のどのピッチにいても聞こえてきた「NAKATA」の声援--。本当にみんながいたからこそ、10年もの長い旅を続けてこられたんだ、と……。
 サッカーという旅のなかでも「日本代表」は、俺にとって特別な場所だった。
 最後となるドイツでの戦いの中では、選手たち、スタッフ、そしてファンのみんなに「俺は一体何を伝えられることが出来るのだろうか」、それだけを考えてプレーしてきた。
 俺は今大会、日本代表の可能性はかなり大きいものと感じていた。今の日本代表選手個人の技術レベルは本当に高く、その上スピードもある。ただひとつ残念だったのは、自分たちの実力を100%出す術(すべ)を知らなかったこと。それにどうにか気づいてもらおうと俺なりに4年間やってきた。時には励まし、時には怒鳴り、時には相手を怒らせてしまったこともあった。だが、メンバーには最後まで上手に伝えることは出来なかった。
 ワールドカップがこのような結果に終わってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。俺がこれまでサッカーを通じてみんなに何を見せられたのか、何を感じさせられたのか、この大会の後にいろいろと考えた。正直、俺が少しでも何かを伝えることが出来たのか……ちょっと自信がなかった。
 けれどみんなからのmail(メール)をすべて読んで、俺が伝えたかった何か、日本代表に必要だと思った何か、それをたくさんの人が理解してくれたんだと知った。それが分かった今、プロになってからの俺の“姿勢”は間違っていなかったと自信を持って言える。
 何も伝えられないまま代表そしてサッカーから離れる、というのはとても辛いことだと感じていた。しかし、俺の気持ちを分かってくれている“みんな”がきっと次の代表、Jリーグ、そして日本サッカーの将来を支えてくれると信じている。
 だから今、俺は、安心して旅立つことができる。
 最後にこれだけは伝えたい。
 これまで抱き続けてきた“誇り”は、これからも俺の人生の基盤になるだろうし、自信になると思う。でもこれは、みんなからの“声”があったからこそ守ることが出来たものだと思う。
 みんなの声を胸に、誇りを失わずに生きていく。
 そう思えればこそ、この先の新たな旅でどんな困難なことがあろうと乗り越えていけると信じられる。
 新しい旅はこれから始まる。
 今後、プロの選手としてピッチに立つことはないけれどサッカーをやめることは絶対にないだろう。旅先の路地で、草むらで、小さなグラウンドで、誰かと言葉を交わす代わりにボールを蹴るだろう。子供の頃の瑞々しい気持ちを持って--。
 これまで一緒にプレーしてきたすべての選手、関わってきてくれたすべての人々、そして最後まで信じ応援し続けてきてくれたみんなに、心の底から一言を。
“ありがとう”
ひで
(ホームページから原文のまま)

フランスvsブラジル

2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会の準々決勝

フランスvsブラジル

が7月1日にフランクフルトで行われた。


前半

前半1分、立ち上がり、ジネディーヌ・ジダンが

見事なフットワークを見せた。

黄金のシューズを履いたジダンは

体をターンさせてブラジルのミッドフィルダーの寄せをかわす。

しかし、ティエリ・アンリを狙ったパスはアンリのはるか先に飛ぶ。

前半4分、ブラジルはロナウジーニョがリベリーにファウルされ

危険な位置でフリーキックのチャンスを得る。

これをジュニーニョ・ペルナンブカーノが蹴るが

ビエラの頭にあたってゴールラインを割り

コーナーキックとなった。


前半14分、フランスがプレッシャーを連続してかけ

コーナーキックを得る。

ブラジルのGKジダはクロスをうまくキャッチできなかったが

パンチングで危険を逃れた。


前半15分、すぐさま攻守が入れ替わり

相手陣内に持ち込んだブラジルは

得点の絶好のチャンスを得る。

ロナウドは見事なクロスを上げるが

カカの足はわずかに届かず

バルテスの守るゴールは割れなかった。


前半26分、ブラジルのルシオがアンリのかかとを蹴り

今大会初のファウルを取られる。

このフリーキックをジダンが蹴るが、バーを越えてしまう。


前半33分、フランク・リベリーはジウベルト・シルバの

チャージを受け、フリーキックを得る。

テュラムがペナルティーエリアに走りこみ

ジダンのフリーキックに頭で合わせた。

しかし、このボールを正面で受けたファンにクリアされる。


前半44分、再びジダンが攻撃の中心となり

フランスに好機をもたらす。

ボールを奪って向き直ると、ビエラにパス。

ビエラはブラジルの4バックを抜きにかかるが

ファンにペナルティエリア手前で倒され

ファンがイエローカードをもらう。



後半

後半1分、フランスは後半開始から攻める。

後半開始1分、ビエラがジダンのフリーキックに

頭で合わせるがボールは枠から逸れていく。


後半3分、ロナウジーニョは華麗なタッチを披露し

豊富な足技で観衆を魅了したジダンを彷彿とさせた。

右サイドで卓越したボールコントロールを見せ

コーナーキックを獲得。

ブラジルは数分間プレッシャーをかけ

ゼ・ロベルトはクロスとシュートの中間のようなボールを蹴る。

しかし、バルテスがすぐに反応してボールを止める。


後半9分、ビエラのパスに合わせてアンリが

ゴールネットを揺らすが、副審の判定はオフサイド。


後半12分、ノーゴールの判定を受けたわずか3分後

アンリがついに均衡を破った!!アシストしたのはジダン

ジダンの蹴ったフリーキックがペナルティエリア内に上がり

フリーにされたアーセナル所属ストライカーは

右足のボレーシュートでゴールネットを揺らす!!!

なんと、先制点はフランス。

このままブラジルは喰われてしまうのか・・・

後半16分、リベリーがコーナーフラッグ付近で

ルシオを抜き去り、ジダンへのパスを試みる。

しかし、ボールはファンに当たって

ファーポストをわずかに逸れていく。


後半25分、フランスは速攻をかけ

リベリーのゴールが確実に見えたがジーダが角度を殺し

ペナルティエリアの端でシュートを止める。


後半36分、途中出場のロビーニョは

ペナルティエリア内で良い位置に入り

ブラジル最大のチャンスを迎える。

しかし、ロビーニョのシュートはゴールから逸れていく。




後半43分、ロナウドがペナルティエリアの端で

テュラムのファールを受け、ロナウジーニョがフリーキック!

フランス中が息を飲んで見守る中

FIFA年間世界最優秀選手でありバロンドール賞をも手にした

世界No1選手ロナウジーニョのシュートは

クロスバーのわずか数センチ上を越してしまう・・・

レイモン・ドメニク監督率いるフランス代表のサポーターは安堵する。

ロナウジーニョは頭を抱え、涙ぐむ・・・

ブラジルの選手たちは明らかにあせっていた・・・。

こんなにブラジルが掻き乱されたところを

見るのは初めてかもしれない。


後半46分、途中出場のルイ・サハはジダンのパスを受け

強烈なシュートを放つがジーダが好セーブ。

ジダは大きなクリアでフランスを攻めるチャンスを作る。

ロナウドはシュートを放つがバルテスは見事なセーブ。

アドリアーノがこぼれ球を狙うが、ガラスが一瞬早くクリア。


そしてここで無常の笛の音が鳴り響いた・・・


結果は

フランス 1-0 ブラジル

となった。


ブラジルを応援していた自分がひいき目に見ても

フランスが勝利にふさわしいチームだったことは間違いない・・・

また、バドワイザー・マン・オブ・ザ・マッチに

ふさわしい選手は見事なプレーを見せたジダンだった。

34歳のジダンは素晴らしい活躍をした。

正確無比なパスでアンリのゴールを演出し

90分間を通してパスや個人技など見事なプレーを披露し続けた。

これでフランスが勝っても負けても三位決定戦があるため

彼の活躍がまだ2試合見られます。


しかし・・・ブラジルが負けたのはまだ実感がわかない。

試合が始まる前にはフランス戦に勝ち

次の試合でもカルテットマジコの活躍が

見られると思い込んでいた・・・

しかし、負けた。

ブラジルのサッカーをまったくさせてもらえずに・・・だ。

始まった瞬間からフランスに攻められる場面が多かった。

自分の心臓はバクバクといつもより大きく打っていた。

今に点を取られるんではないかと心配だった。

そしてアンリに点を取られ、何も出来ずに敗れた。

ロナウジーニョもカカ様もあまり活躍の場がなかった。

史上最強との呼び声高かったブラジルの挑戦は

ベスト8でおわった。


ポルトガルvsイングランド

7月1日土曜日、ゲルゼンキルヘンで行われた

2006年ドイツ大会の準々決勝のカードは

ポルトガルvsイングランド

やはり、準々決勝ともなると全試合カードが優勝候補同士。

どちらが勝ってもおかしくはない。



前半


前半2分、立ち上がり早々、ルーニーがカルバーリョの

ミスを突いてボールを奪い、ゴールを狙う。

だが、シュートをブロックされる。


前半7分、ポルトガルはデイビッド・ベッカムのFKをクリアしきれず

こぼれ球をスティーブン・ジェラードに拾われる。

ペナルティエリアの右端にボールを持ち込んだ

ジェラードはクロスを上げるが正確性を欠き

ファーで待っていた選手は誰も合わせらなかった。


前半9分、ともに積極的な立ち上がりを見せる両チーム。

2004年欧州選手権(ユーロ2004)準々決勝での

対決をほうふつとさせる。

イングランドは、ルーニーが約20メートルのハーフボレーで

GKリカルドの守るポルトガルゴールを襲うが、決まらず。

逆のエンドでは、ジョン・テリーの中途半端なパスを拾った

クリスチアーノ・ロナウドが、同じような距離から

グラウンダーのドライブシュートを打ったが

イングランドGKロビンソンに阻まれた。


前半13分、ルイス・フィーゴのFK。

誰も触れずにゴール前に流れたが

ティアゴの反応が一瞬遅れ、ゴールに押し込めなかった。

その直後、マニシェがシュートに持ち込むが

イングランドDFに阻止された。


前半17分、イングランドが押す時間帯が続く。

ペナルティエリア内でルーニーとジェラードが息の合った

コンビプレーを見せようとするが、パスはミゲルに足で止められた。


前半19分、イングランドゴール前で

C・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドの同僚

ギャリー・ネビルをドリブルでかわし

シュートに持ち込むが、バーの上にふかしてしまう。


前半29分、息つく間もない展開の後

両チームともに試合ペースを落とし

パスを回して前に出る機会をうかがった。

イングランドDFジョン・テリーが

出場停止のデコに代わって先発したティアゴと

ハイボールを競り合って接触、イエローカードを受ける。

これで、イングランドが勝ち上がった場合

テリーは累積警告で次戦に出場停止となる。


前半39分、左サイドからドリブルで中に切り込んだフィーゴが

ランパードをかわし、カーブをかけたシュートを放つが

ファーポストの外側に外れる。



前半44分、ペチートがベッカムの得意な位置でFKを与える。

ジョー・コールに対するタックルで警告を受け

準決勝に勝ち上がった場合は累積で出場停止となった。

イングランド主将ベッカムは直接狙ったが、FKは壁に当たる。

ハーフタイム直前にはランパードが強烈なシュートを見舞うが

GKリカルドにキャッチされた。



後半


後半7分、ポルトガル陣内でベッカムの蹴ったボールが

バレンテの手に当たるが、主審はプレー続行を指示。

負傷したベッカムはこの後アーロン・レノンと交代・・・

後半8分、後半最初のチャンスがランパードに訪れる。

ジェラードの絶好のコーナーキックからランパードが

放ったシュートは地面を叩き、ゴールの上へ大きく越えていった。


後半14分、交代選手のレノンはバレンテとカルバーリョを抜き

ルーニーへパス。

ルーニーはキックをミスし、ジョー・コールが

こぼれ球をシュートするがバーの上へ飛ぶ。


後半17分、ユーロ2004の時と同様

ルーニーの準々決勝での役割は早く終わりを告げた。

前回は負傷による退場だったが

今回はボールの奪い合いで不用意にリカルド・カルバーリョの

足を引っかけてしまい、なんとレッドカードで一発退場!!


後半23分、ここでポルトガルはイングランドのゴールを脅かし始める。

マニシェのシュートはブロックされ

リバウンドをフィーゴが深い角度から狙うがゴールをオーバーする。


後半33分、ポルトガルはイングランド陣内で辛抱強く

プレーを組み立て、ミゲルがフィーゴにお膳立てをするが

シュートはロビンソンがダイビングでセーブ。


後半37分、両チームのゴールキーパーに試練が訪れる。

交代選手のヴィアナの低いシュートをロビンソンがセーブ。

リカルドはランパードのフリーキックをかわし

レノンのフォローアップもパワーを欠く。


後半45分、イングランドの10人はポルトガルの

ディフェンスを脅かすが、テリーのシュートは惜しくもゴールの上へ。



延長




前半9分、イングランドの攻撃。

ジェラードがペナルティエリア内に侵入し

途中出場のクラウチを目指してクロスを出すが

ミゲルが直前にヘディングでクリア。

ピッチの反対側でシモンがシュートを放つが

ロビンソンが指で弾いてセーブする。


後半2分、レノンがペナルティエリア内に攻めて入り

バレンテのタックルで倒される。

しかし、エリゾンド主審はプレーオンを指示。

その直後、ポスティガがヘディングでボールを

ゴールに入れるが判定はオフサイド。


後半15分、終盤になりポルトガルが決勝点を狙う。

ミゲルがマイナスのパスでマニシェにつなげるが

シュートはクロスバーを大きく越えてしまう。



PK戦

リカルドがランパード、ジェラード、ジェイミー・キャラガーの

シュートをセーブし、ポルトガルの英雄となる。

最後はロナウドのシュートで勝利が決まった。


結果は

ポルトガル 0-0 イングランド

延長

(0-0)

PK戦
(3-1)



勇敢な闘いを披露したイングランドは再びPK戦に敗れて

今大会を敗退。

ルーニーがレッドカードを受けた・・・

このときに試合は決まっていたのかも知れない。

前回大会のベッカムと同じように

また一人の愚か者が試合を壊した・・・。

歴史は繰り返されるとはこのことだ。


ルーニーがいなくなってから

ポルトガルは数的有利ではあったものの

得点できず数的優位を活かせなかった。

しかし、ポルトガルはユーロ2004同様に

PK戦で勝利を飾った。

ドイツvsアルゼンチン

2006年6月30日金曜日、準々決勝

ドイツvsアルゼンチン

の一戦がベルリンで行われた。


前半
前半7分、試合開始からルボス・ミシェル主審の鋭い笛の音が

定期的に鳴り響く、緊迫した展開の中

最初のチャンスが開催国ドイツに訪れる。

ゴール前25メートルの位置で得たフリーキックを

ポドルスキが直接狙ったが、アルゼンチンのGKアボンダンシエリは

一瞬ボールを取りこぼしたものの、なんとか2度目にキャッチした。


前半16分、ミヒャエル・バラックがドイツ先制の絶好機を逃す。

バラックは、シュナイダーからの絶妙なクロスに

完ぺきに合わせて走り込み、ゴール前16メートルの位置から

ヘディングで狙ったものの、右ポスト脇に外してしまった。

前半19分、一方のアルゼンチンは

今大会2度目の先発となったテベスが活発な動きでチームに貢献。

前半唯一のハーフチャンスの起点となり

突破してきた左サイドバックのソリンに股抜きでパスを通す。

ソリンは前線のクレスポにボールを送ろうとしたが

タイミングよくカットに入ったメルテザッカーに阻止された。

前半45分、前半は熱い攻防ながら精度に欠けたプレーが多く

両チームとも相手キーパーの手を

ほとんど煩わすことなくハーフタイムに突入。

前半終了のホイッスルが鳴った際の、ファンは静かな反応を示した。




後半

後半4分、前半は両チーム無失点のまま終わったが

後半開始直後に均衡が破れる。

リケルメが右からコーナーキックを入れ

アジャラがクローゼの前に飛び出てヘディングシュート!!!

ボールはダイブするイェンス・レーマンと

ニアポストに立つフィリップ・ラームの間を抜けてゴールに決まる。


後半19分、ドイツが立て続けにコーナーキックを2本獲得。

2本目はアボンダンシエリがボールを逃し

ミヒャエル・バラックが絶好の得点チャンスを迎える。

バラックのシュートはブロックされ

このドイツ代表のキャプテンは跳ね返ったところを

再びヘディングでゴールを狙うがゴールキーパーがキャッチする。


後半26分、アルゼンチンのGKアボンダンシエリが

フランコと交代する。この7分前、アボンダンシエリは

クローゼのひじを腰に受けて負傷。

アルゼンチン側の医療スタッフが懸命に治療を行うが

交代を余儀なくされる。


後半28分、アルゼンチンが惜しくも2点目を逃す。

ラームのパスミスをテベスが奪う。

この小柄なフォワードはドリブルでドイツのディフェンスを突破し

マキシ・ロドリゲスにパスを出す。

しかし、ロドリゲスのシュートはサイドネットへ。

後半35分、アルゼンチンが1対0のまま

ここで勝利するかのように見えたが、ドイツが同点に並ぶ。

バラックが左からボールを上げたボールを

ボロウスキが頭で合わせ、クローゼが今大会5得点目を決める。

 

後半44分、アルゼンチンのチャンス。

ルイス・ゴンザレスがヘディングシュートでゴールの右角を狙う。

しかし、レーマンが体を伸ばしきって片手でファンセーブを決める。

ただし、もしゴールが入っていてもノーゴールとなっていた。

こぼれ球を狙って前に出ていたテベスがオフサイドの判定を受けていた。

延長
前半15分、延長前半の最後のワンプレー。

ゴンザレスがボレーシュートを打つが、枠をわずかに外れた。

両チームとも15分間、枠内シュートは1本もなかった。


後半1分、延長後半開始直後、テベスがロングシュートを放つ。

だが、ボールはGKレーマンがしっかりと抑えた。


後半8分、今度はDFコロッチーニが遠目からシュート。

だが、ドイツゴールを脅かすにはいたらなかった。

その2分後、コロッチーニが再びゴールを狙う。

しかし、右足で放ったシュートは

クロスバーに当たってゴール上へ外れた。


PK戦
レーマンはアジャラとカンビアッソのシュートを止め

ドイツ代表を準決勝進出に導いてドイツの英雄となった。

開催国のドイツはPK戦で100パーセントの成功率を収めた。

ノイビル、バラック、ポドルスキ、パロウスキ

蹴った選手全員がペナルティシュートを決めた。



結果は

ドイツ 1-1 アルゼンチン

延長

(0-0)

PK

(4-2)

でドイツに軍配があがりました。




クリンスマン監督が今回のFIFAワールドカップで

レーマンを正ゴールキーパーに選んだ決断は

今日の試合だけで正解と言われるだろう。

レーマンはペナルティシュートを2本止め

ドイツを準決勝に導いた。


次に対戦するのはイタリア対ウクライナ戦の勝者。

今日の試合で先制し

大会の序盤では素晴らしい

パフォーマンスを披露したアルゼンチンにとって

母国への帰路は非常に長く感じられるものとなるだろう。

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