ジダン、頭突きの真相 | GOAL!!

ジダン、頭突きの真相

サッカーワールドカップ決勝で相手の

イタリア選手に頭突きし、退場処分となった

フランス代表主将のジネディーヌ・ジダン選手(34)は

12日夜の仏テレビで

「私の行為は許されないもので子供たちに謝りたい」と語り

「母や姉を傷つけるひどい言葉を繰り返され、耐えきれなかった」

と釈明した。

「ひどい言葉」の中身について自らは明らかにしなかった。

ジダン選手が自身の行為について語ったのは初めてだった。

頭突きの原因となったマルコ・マテラッツィ選手(32)の

「挑発」について、ジダン選手は

「とても個人的なことだ。母と姉を傷つけるひどい言葉を繰り返された。

1度や2度ならともかく、3度となると我慢できなかった」

「言葉はしばしば(暴力)行為よりきつい。

それは、私を最も深く傷つける言葉だった」と述べた。

どんな言葉だったのかについて、同選手は「とても口には出せない」

と伏せた。

英紙がマテラッツィ選手の挑発として報じた

「テロリスト売春婦の息子」

との発言の真偽を問われると「まあそうだ」と答えた。

ジダン選手はまた

「20億、30億人が見守る中での私の行為は許されないもので

特にテレビを見ていた子供たちに謝りたい。

やっていいこと、悪いことを子どもに教えようとしていた人にも謝る」

と語った。

一方で「後悔はしていない。

後悔すれば彼の言葉を認めることになるから」とも述べた。

同選手はFIFAの調査に協力するとしたうえで

「挑発した側も罰せられるべきだ」と審判の判断に注文。

「ワールドカップ決勝の

しかもサッカー人生の終了10分前に面白半分に

あんなことをすると思いますか」と、自らの怒りに理解を求めた。


フランス国内では、国民的ヒーローの引退試合を本人が

汚したことへの失望が尾を引くが、同情的な反応が優勢のよう。


自分も許せる程度だと思った。

マテラッツィーはあれだけの選手を

怒らせる発言を言い放ったということだから。

家族を大切にするジダンにはどうしても

堪えられなかったのだろう。