花が大好きだった故國田かなゑさんが、55年ほど前、譲り受けた1株を自宅の裏に植えてから少しずつ増やしてきた。2002年にかなゑさんが亡くなった後も、娘夫婦の家族や友人、地元住民らでつくる「國田家の芝桜を愛する会」が手入れし、現在は約4千平方mに広げていっている。芝桜の手入れは雑草との闘いで、加えて株分け作業もあり人手がいる。防草シートを設置してからは、草取りの手間が1/10に減り、株分け後、3年もすると防草シートがみえなくなるほどに育つという。(郡上地域みっちゃく生活情報紙GUJOによる)
今年は、例年より10日ほど早く見頃を迎え、現在八分咲き。5月の連休明けまで楽しめそうだという。
せせらぎ街道(国道472号線)にある國田家の芝桜の案内幟旗と看板。中型車・大型車は通行不可で一方通行になっている。

駐車場から花畑に向かい最初に目にする素晴らしい光景。「おばあちゃんのお花畑」と呼ばれ親しまれる花畑を見下ろす。

國田かなゑさんの花畑を紹介する看板。2002年にかなゑさんが亡くなった後は、家族や友人、地元住民らが「國田家の芝桜を愛する会」をつくり、かなゑさんの思いを引き継いでいる。この看板も岐阜経済大学・地域お助け隊の協力で設置したという。

郡上市商工観光部のポスターと花を愛した國田かなゑおばあちゃん。

水田に映った芝桜が美しい里山の風景。水田に花が映り込む水面借景が楽しめるようにするなど創意を凝らし、ライトアップも行っているという。

大工が本業という國田家の主人が製作した休憩所のテーブルや椅子、水車越しに、明宝に春の到来を告げる花畑を眺める。

八分咲きの花畑を斜め上から眺める。よく手入れされた約4千平方mにわたるきれいな芝桜は、ゴールデンウイーク明けまで楽しめそうだという。

山あいの斜面を染める芝桜の絨毯。

ピンクや赤、白の花が一面に広がり、甘い香りを漂わせている。

芝桜とサクラの中では遅く開花する白いろの八重ザクラの競演。

売店の土産物は桜餅、芝桜のクッキーなどピンク色ずくめ。

帰路、せせらぎ街道(国道472号線)から川の対岸に広がる鮮やかなピンク色の花畑を遠望する。

「春を告げるおばあちゃんの花畑 國田家の芝桜」のビデオ
國田家の芝桜のMAP 岐阜県郡上市明宝奥住