~Morbid Angel(モービッド・エンジェル)~命を削って聴けっ! | 雑音にしか聴こえない音楽~命を削って聴け!~デス、グラインド、ノイズ、スラッシュ~

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一般ぴーぷるが絶対に聴かないだろう音楽を数々紹介。日の目を見ない音楽に光を当てるべく旧譜から新譜まで幅広く分析します。

テーマ:

Morbid Angel

Morbid Angel ヘレティック

アーティスト : Morbid Angel (※1)

アルバムタイトル : Heretic (※2)

V系殲滅度     : ★★★★★(五つで満点)

超速ドラム    : ★★★★★★★★★★

一般ウケ度     : 無し。

ジャンル : 神話系デスメタル(勝手に分類します)。

備考    : Gt.のトレイ・アザトース(※3)はアニメオタクでセーラームーンとらんま1/2が

   好き(゜Д゜)マジッスカ?

使用用途 : 泣き叫ぶV系バンドの化粧を力ずくで落とすときのテーマ(゜Д゜)マジッスカ?


こんばんはケルベロスでございます|(-_-)|


今回なんちゃってV系バンドにヤリ逃げされたパープリン女子高生の魂を鎮めるべく、神話系デスメタルをご紹介いたしますm(__)m


このアルバムの全体の評価としては終始重々しく、そして荘厳な感じがして非常に良かった(*´∀`)ノ表ジャケ女性の姿をした神様(クトゥルフ神話(※4)の旧支配者の一人か?パズズ(※5)にも見えるが・・・。)裏ジャケはメンバーのスナップとなっている(とりわけGt.のトレイ・アザトースは邪神か?と見まごうほどの黒い光りを放っている(゜Д゜)マジッスカ?)。全曲紹介したいが特筆すべき曲の紹介だけにとどめる(;-_-+


1曲目「Cleansed In Pestilence(Blade Of Elohim)」(4:35)「疫病(エロイムの刃)で浄化される」正確無比なブラスト(※6)超速ツーバス(※7)で始まる。さすがっ!「よっ!スピードデーモン!」と呼び声高いDr.のピート・サンドヴァル。私の師と崇めるに相応しい漢(おとこ)です(゜Д゜)マジッスカ?。ここのVo.はよく変わるが、前々作でVo.&Ba.のスティーブ・タッカーが暗黒咆哮型の吐き捨てで今作から復活。ん~、Ba.で低音を出しながら声でさらに重低音・・・、Morbid Angelらしい音でございます。途中の歌詞の訳「このエロイム(※8)の刃で、愚者どもの中から命を吐き出させ、人間の肉体から魂を解き放て!」。この一文からもわかるように彼らは神話信仰に傾倒している(アッ!違った!アザトースだけだった(゜Д゜)マジッスカ?)。


2曲目「Enshrined By Grace」(4:27)「美の女神たちにより祭られる」重厚なミドルテンポから始まる、と思ったらブラストっっっ!ミドルテンポとブラストで絶妙に交錯するこの楽曲は間違いなく名曲に分類される。一発目から「でぼでぇ~、れすとれいのあおぷしょん」訳「略奪せよっ!監禁して自由を奪えっ!」この辺はなんとか聴き取れる。でもって、タタミカケルようなアザトースのGt.ソロ(どこがエドワード・ヴァンヘイレンに影響を受けているのか未だに理解できない)は聴くものを神話の世界に力ずくで引きずり込む(゜Д゜)マジッスカ?。


13曲目「Drum Check」(2:51)「ドラムチェック」まさに超絶ぅぅぅうううぉぉぉおおお~~~(゜Д゜)マジッスカ?(゜Д゜)マジッスカ?ってな感じで(Dr.ピート・サンドヴァル)が叩きまくってます。「ドラマチック」とも読めるなぁ(*´∀`)ノ。


<もしものコーナー>

もしもMorbid Angelが「Janne Da Arc」とミュージックステーションで共演したら、覆面ならぬ、素顔公開ショーを強行!情けなく泣かせながらVo.のYASUBa.のKA-YUつんく♂似のブサイク顔を公開。特にKA-YUの血液型(B型→A型ってナンヤネン!オメェはアレo(`ω´*)o?。Key.のKIYOはもともとブサイクなブタだから今さら公開することも無いな。Dr.のSHUJIラウドネスが大好きみたいだから許す。今日からお前は朋友だっ(*´∀`)ノ。Gt.のYOUは素顔もカッコ良さそうだからあえてイジらずに放置プレイ舞台の袖で正座でもしとれっ( ̄~ ̄)ξ!。


<バンドうんちく>

1984年アメリカのデスメタルの聖地フロリダで結成された。Gt.のトレイ・アザトースという名前からもわかるように、クトゥルフ神話の世界を作り出したラヴクラフト(※9)を崇拝している宗教色の強いグループ。歌詞はホラー要素を含んでおり独特の世界を創りだしている。何度も言うようだが、Dr.のピート・サンドヴァル神懸り的なタムワークとバスドラムの速さは「何か」を超えた人間の証拠であり、彼は超人以外の何者でもない。

出品されるアルバムタイトルには規則性がある。1作目「Alters of Madness」、2作目「Blessed Are The Sick」、3作目「Covenant」、4作目「Domination」、5作目「Entangled in Chaos]、6作目「Formulas Fatal To The Flesh」、7作目「Gateways To Annihilation」、8作目「Heretic」となっている。賢明な読者の方々ならお気づきでしょうが、アルバムタイトルの頭文字が「A」~アルファベット順になってます。君たちはトンチボーヤか(・∀・;)?

あと、上記で少し触れたがGt.のトレイ・アザトースは大のアニメ好きであり、特にセーラームーン、らんま1/2が好きとのこと。日本公演のラストでらんま1/2の主題歌を流し、かなりご満悦だったという(゜Д゜)マジッスカ?


※1:「病的な天使」という意味。


※2:「異教徒」という意味。


※3:「アザトース」はクトゥルフ神話にでてくる一柱(神)にして、邪神の総師とされる。


※4:「クトゥルフ神話」とはラヴクラフトの描いた小説世界をもとに、後の多くの作家たちのよって作り上げられた架空の神話体系である。太古に地球を支配していたが現在は地上から姿を消している強大な力を持つ恐るべき異形のものども(旧支配者)が現代に蘇るというモチーフを主体とする。


※5:「パズズ」はシュメール神話アッカド神話に出てくる邪神


※6:ドラムのリズムパターンの一種。デス系、グラインド系でよく使用される。まずバスドラムとハイハットを同時打ち、その次にスネアドラムを打つ。これを高速で繰り返すと「スタスタスタスタ・・・・・・」となり、音がつながって聴こえる。


※7:ドラムのフットワークの一種。Bass Drumを両足で音を出す奏法。「どどどどどどどどどど」と低音でリズムを刻むことが、デス系、グラインド系ではスタンダードである。


※8:「エロイム」とは「エロヒム」のこと。キリスト教における新約聖書、福音書の中のギリシア語の「神の霊」をさす単語プネウマの翻訳語。漢字では「御霊」または「聖霊」とされる。


※9:「ラヴクラフト」(1890~1937)はアメリカの小説家、詩人。ロードアイランド州生まれ。「コズミック・ホラー」などと呼ばれるSF的なホラー小説で有名であり、クトゥルフ神話の創始者としても知られる。


サンプル音源: 下記URLを開いて下のほうを見ていくとサンプルがありますが、曲名と収録されている曲が違ってます。「ドラムチェック」は収録されていない模様。とにかく、美旋律ですのでメロディーを重視されている方は「メロディックパワーメタラー必聴盤」ですので是非お金を出して買ってください(゜Д゜)マジッスカ?

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