【認知症母】②今後の話のその後。

８3歳の母が2022年の秋に、アルツハイマー型認知症と診断されたました。

隣の家に住む娘の私と母の日常。

５０歳の私の思う事などを、楽しんで書いていきます。

いつも見に来てくれて、ありがとうございます。

つづきです・・・

お義母さんが

「kaminちゃんのお母さんも、この施設に来たらいいんだわ。

　一緒に色々出来るから、楽しいよ」

と、いつも気にかけてくれている話を、

最近、母によくしていて、

母の今後の話を毎日のようにしている中で、

ある時、

母が、私の想像をはるかに超える反応をしてきて

かなりの衝撃を受ける事となりました。

義両親の施設での暮らし。

２４時間施設内にサポートしてくれる人がいて

見守られている事。

食事は食べた時だけ、支払いが発生するから

小食の母も無理して食べる必要もないし、

断る手間もない事。

共有スペースがあるから、

強制されるのではなく、

自分のタイミングで人に会えばいいし

何よりも、

義両親がいる事が安心であるという事。

母は、一人でいる事は好きだし、

出かけたいわけではないけど、

孤独を感じてもいるようでした。

「昔は友達付き合いはあったけど、

　今は会いたいお友達がいるわけでもないし、

　多少の孤独は感じるけど、デイサービスとかに

　行きたいわけではない。」

「ここにいても、したい事もないし、

　会いたい人もいないから、

　ここにいる必要はないんだよね。

　あんたが簡単に会える場所にいてくれたら、

　ここの家じゃなくても、いいの。」

「お義母さん、

　そんな風に私を呼んでくれているの？

　嬉しいわ。

　楽しそうね。嬉しいね。」

このように話す、

少し、目を潤ませた母から、

衝撃的な言葉が発せられました！！

「ワクワクするね～」

母から、こんな言葉を聞いたのは初めてです。

目を潤ませて、嬉しそうにしていて。

楽しみに感じている事が、手に取るようにわかりました。

こんな母を見たのは初めてです。

「母親の施設入居」を

どちらかと言うと、勝手にネガティブなイメージだった私は

実は

「ここにいても、何もない」と母は感じていて、

かといって、

デイサービスとかに行きたいとは思えなくて。

だけど、ほんの少し孤独も感じていて。

kaminがいてくれたら、それでいい、

と言う気持ちと、

それだけでは、

埋まらない何かがあるのだという事を

初めて知りました。

こんなにじっくり、

母の気持ちを聞いたのは初めてです。

話しているそばから会話の内容を忘れて、

何度も同じことを聞いてくるのは当たり前の母。

数分前の会話を覚えていないのが通常の母。

一通り、この会話を終えて、一度自宅へ戻った私。

１５分後くらいに母宅へ戻ると

「さっきの話だけど、

　ワクワクするね～」

と、嬉しそうな様子で、また言ってきました。

１５分前の事を覚えていられるくらい、

ワクワクしているなんて、

なんだか、私も嬉しくなっちゃって。

母の施設入居をポジティブにとらえて、

今後の事、

色々な事を、前向きに考えるようになりました。

涙が出てくるほど、私は母の様子が嬉しくて、

義両親の存在に、改めて感謝です。

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掲載の新しい順です

『帰省した夫が【認知症母】を見て一言。』

『最近の認知症母の様子。』

『ショックだったお隣さんの変化と私の気持ち。』

『認知症母の、初めての失敗。』

『お隣さんは認知症の先輩。』

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