世界観ブログ
第30話
前回のお話で、
コンビニのアルバイトをしていた私ですが、
私の通う高校ではアルバイトは禁止
片道2時間かかる遠い高校だったので、
どうせバレないとタカを括っていました
ある日、夜10時前アルバイトが
終わる直前に1人の女性が入店します
その時レジに立って仕事していたのですが、
その女性と顔が合ってギョッとします
何と生物担当の先生が立っているではありませんか~
「停学だ~~~」(心の叫び)
アルバイト禁止の高校だったので、
バイトがバレたら停学処分に
なっている生徒を何人か見たことがあって、
もう心臓はバクバク
何を言われるか、
真っ白になりながらレジにただ突っ立っていました
当の先生はというと、
普通にお買い物~
私が立つレジに商品を持ってきて、
いよいよ何か言われる
と覚悟していたのですが、
先生はそのままお会計を済ませて帰ろうとします
もちろん私が誰か先生は分かってますよ~
あれと拍子抜けの私
思わず声をかけてしまいました
「先生良いんですがバイトしてるのに」
先生は、
「私はバイトすることが悪いとは思ってないから」
そう答えが返ってきました
なんて良い先生
感動の瞬間でした
そういう大人もいるんですね~
生物の先生が大好きになりましたよ~単純
本当は学校的には良くないのだとは思いますが、
本当に先生には感謝
私が通う高校は親族で経営している私立の高校で、
個性的な先生がたくさんいました
その中でもひと際目立っていたのが、
校長先生の奥様で英語教諭のT先生
いつもキンキンのお声を発していて、
お年は若くないのに元気いっぱい
よく、朝の駅前で待ち伏せして、
遅刻しそうな生徒たちを
スクーターで後ろから追いかけて、
キンキンのお声で
「あなたたち、早く行きなさい!!」
って言ってたのを思い出します
あれは名物でしたね~
私も追いかけられました~
情報担当の先生は、
商業科が主だったのですが、
普通科に通っていた私が
商業科の検定を受けるために
良くお世話してくれました
だけど、めんどくさいのか、
いつも不機嫌で、
卒業して同窓会に参加したときも
変わっていませんでしたね~
しつこく私が聞くものだから、
逃げてたこともあったな~先生
同じ高校の先生と結婚していた時は
ビックリでした
相手の先生を心配してしまいましたよ~
この先生で良いのか(かなり失礼)
でも先生のおかげで検定がとれたので、
本当に感謝です
そしてトリは、
やっぱり定番のヅラ疑惑の社会のO先生
(ほんと失礼)
あきらかに不自然
まじめな性格の先生で、
きっちりした授業をされるのですが、
それが眠い眠い(ほんと失礼)
先生は本当にまじめなので、
教科書をほぼ丸々移して
それらしく書いて課題を提出したら、
いつも点数良かったので、
そういうところは要領良かったですね~
かなり個性的な先生でしたが、
私は結構好きでしたね~
先生らして
その後、社会人になって同窓会に参加したときに、
O先生を見てビックリ
髪が、髪がありません
2度見、3度見してしまいました
他の先生から聞いたのですが、
ある日突然、
髪がない状態で学校に来たそうです
突然のカミングアウト
先生も生徒もさぞや
ビックリだったでしょうね~
高校の先生たちは本当に個性的な先生ばかりで、
でも生徒思いの素敵な先生たちでした
先生たちのおかげで
高校生活は本当に楽しかった
感謝
続きは次回