お立ちよりいただき、有難うございます🌿

 
 

 

 

 突然ですがまずは、

こちらの記事是非読んで頂きたいです⇩

生徒さんのブログなのですが

海外の方が日本で過ごす時のご苦労、想像できて。



 

https://changicookie.official.ec/blog/2024/06/18/131947


 

 

 

 

この記事を読んでいて思い出した事があります。

 

 



学生の頃、JAICAのボランティアで

ドイツに滞在したことがあります。

 



 

世界中から集まった15人くらいで

3週間ボランティア活動をしたり

ディベートをしたりして過ごしました。

(英語ができていた当時のコトデス)

 

 



 

ヨーロッパ人、アラブ人、アフリカ人、アメリカ人、日本人、シエラレオネという内紛のあった国から難民として参加している人も。

 

 



 

統率する人を除くと

大体20歳前後の者達で世代も近く

わちゃわちゃと過ごしていました。

 

 


 

NYテロ(9.11)はまさにその時に起こりました。

驚きを通り越して状況がつかめずにいた記憶です。

 

 

 

 

とはいえ何も出来ることもないので

その後、皆で宗教だったのか、政治だったのか、

自国の事についてだったのか忘れましたが、

ディベートトークをしました。

 

 

 




 


国も宗教も政治体制も違う国々から来ている集まりなので議論は白熱します。

話し合いに不慣れな日本人の学生からすると

(これは本当に課題ですね)

喧嘩してないよね?と思う程

興奮している人も。






自分の信じる宗教はこれで、こうだから、こうでなくちゃとか





いや、でも私はこういう風に神を信じていてーとか

終わりのない議論を永遠にしているかのように。

(フランス人とアフリカ人、アメリカ人・・・様子が想像できるかと笑)

 

 

 

 

 

日本人は私ともう一人、一つ上の男の子でした。

とてもおだやかで、おちゃらけでお笑い担当の男子です。

 

 

 

 

二人とも黙って聞いていたからか

日本はどうなの?と振られて

未熟な当時のわたしは、引き出しが少なくて恥ずかしながら応えられませんでした。

その男の子が、少しの間をおいて

 

  



 

『日本は古くから八百万の神がいるんだよ。

沢山の色々なものに宿る神様を信じ敬って生きてきた。

だから、僕からすると


あなたの神もいいね。

あなたの信じるものも素敵だね。

みんな有難いよね。

そう思えてならない。

全て受け入れ争う必要がない。

全て尊いものに思えるよ。』

 


 

と20そこそこの男の子が穏やかに話していました。

 

 

 

 

それを聞いた外国勢が、まさかの

 しーーーーん。

難攻不落の城を落とした瞬間です。

そして、日本不思議だけどすごい・・と質問ラッシュになった記憶です。


 

 

 





神道と仏教の間で

日本は歴史を刻んできたわけですし

仏教間での対立争いも多くありました。

 

  


 

けど、それを置いておいても

全てを認めるっていう感覚は珍しく

世界に誇れるものです。

 

 


 

少し話がずれますが、

遠藤周作「沈黙」 にて

 


宣教師の話があって、

「この国の者達が信じたものは、我々の神ではない。

彼らの神々だった。

それを私たちは長い間知らずに

日本人がキリスト教徒になったと思い込んでいた。

この国は沼地だ』



これは、外国から入ってきたものを

全て吸収して自国のものにしてしまう、

それが日本だと言っているわけですが


 


そんな日本の柔軟さは、

八百万の神様がいたおかげかもしれませんね。



 


 

本日もお読みいただき有難うございます🤍

お茶のカケラが届きますように🌱

 

 

 

 

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