お立ちよりいただき、有難うございます🌿

 

こんにちは


先日、お茶のお稽古に伺った際、
中立の炭の話になりました。


そのとき、大先生ほどの方でも
難しく感じる瞬間があるのだと知りました。



私は深井龍之介さんが大好きで、
『COTEN RADIO(古典ラジオ)』を始められる前から
その活動を追いかけているのですが、


以前、彼が語っていた
「身体的知性」という言葉を思い出しました。



身体的知性とは、
経験を重ねるなかで身についた知恵や感覚によって、
状況に応じた判断や対応ができること。


たとえば、蕎麦職人が
その日の温度や湿度に合わせて配合を調整し、
おいしい蕎麦を打つ。


知識だけでは補いきれない、
経験によって培われた感覚です。



茶も、同じではないでしょうか。

その日の空気、気温、湿度によって
炭の気配は変わります。


お迎えするお客様によって
場の空気も、交わされる言葉も変わる。


決まった型を身につけるだけでは
応じきれないことが、たくさんあります。


そうしたさまざまな要素を受けとめ、
その場にふさわしい対応ができるようになること。

それもまた、茶人としての歩みなのかもしれません。



茶には型があるからこそ、
一見すると唯一解があるように思えます。

けれど、実際にはそうではない。

探究すればするほど、その先がある。



だからこそ面白く、
飽きることなく続けられるのだと思います。

私にとってこれほど刺激的なものはないんです。







目標や目的ばかりを追い求めるのではなく、
日々のなかにある小さな発見や、
心が動く瞬間を楽しむこと。

茶は日常茶飯です。




先日、お弟子さんたちにもこの話をしたところ、
意外にも、昔は飽きっぽかったという方が
何人もいらっしゃいました。(私も)



興味の幅が広く、
ひとつのことにとどまるのが苦手だった人も、
茶の奥深さには飽きることがない。


大人になってから茶を楽しめる理由は、
そんなところにもあるのかもしれません。




そして何より
その面白さや楽しみを一緒に味わえる仲間が
茶室にいるということ。

着物、器、禅、菓子、建築、

好きなもの得意なものもそれぞれで、

そんなお仲間作りの場を作れていることが

本当にうれしく思うこの頃です。





本日もお読みいただき有難うございます。

お茶のカケラが届きますように🌱

 

 


 

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