お立ちよりいただき、有難うございます🌿
先日振袖着付けの試験を受けてまいりました。
15分で振袖をお着せする実技試験です。
実は、この試験一度不合格になっています。
私はどちらかというと、物事をそつなくこなす方で、日頃から着物にも慣れ親しんでいます。
そのため、「まぁできるだろう」という気持ちがどこかにあったのかもしれません。
ところが、本番の仕上がりは、自分でも驚くほど酷いものでした。
その時、心に決めたことがあります。
「次は、一度落ちて良かったと思える受験にしよう。」
そう誓い、着物の構造を一から見直しました。
小柄な方、背の高い方、ふくよかな方、痩せ型さん…。
どんな体型の方がお相手でも対応できるよう、何度も練習を重ね、自分なりに万全の準備をして当日に臨みました。
一度目の試験では、ただ緊張に飲まれていましたが、二度目は違いました。
「やるべきことは、すべてやった。」
そんな自信と、それでも落ちるかもしれないという緊張感。
そして、自分の今の力を試してみたいという気持ちでした。
結果は、これまでで一番早く着付けを終え、時間に余裕を持って最終確認まで行うことができ、無事に合格することができました![]()
この学びは、着付け師になるためではありません。
もちろん他装もとても奥深く、学ぶこと自体は本当に楽しいものです。ピシッと布目の通る心地よさもあります。
ですが私が目指しているのは、ご自身の力で着物を纏える方を一人でも増やすこと。
茶を始められた方が、着物着たいけどどこで習ったら良いのかわからないというお困り事を無くすこと。
着物を纏いお茶の稽古へこれる方を増やす事です。
それだけで日常と切り離すことができます
そのためには、十分学んできた自装に加えて、着物の構造そのものを深く理解しておきたいと思いました。
実際に学んでみると、その経験は想像以上に価値のあるものでした。
他装で学んだ知識や視点は、自装をお伝えする際にも大切なことばかり。
「なぜそうするのか」が分かると、着物はもっと心地よく、もっと美しく纏えるようになります。
遠回りのように思えた学びが、結果として、自分の伝えたいことをより深く支えてくれている。
そんなことを改めて感じた試験でした。
その道に入らんと思う心こそ
我が身ながらの師匠なりけり
色々大変ではありましたが、数年前に学ぼうと思った過去の自分にお礼を言いたいです。
そんな風に歳月はあっという間に過ぎてしまうから、始めようと思った時がその人にとっての最善のときですね。
そして、もう一つ
試験までに第一線でご活躍の先生が徹底的にお付き合いくださいました。
大変お忙しい方なのですが、不安がる私の為に担当の先生ではないのに多くの時間を割いてくださいました。感謝してもしきれません。
懐大きくお優しく責任感の強い、そんな憧れの女性に出会えたことが何より嬉しかったです。
自分自身もそういう指導者でありたいと深く思います。
こころざし、深き人にはいくたびも
あわれみぶかく 奥ぞ教うる
利休百首
本日もお読みいただき有難うございます。
お茶のカケラが届きますように🌱
公式ラインでは、WSなどお知らせ優先的にご案内させて頂きます。



