お立ちよりいただき、有難うございます🌿

 
 

 

 

 はじめられたばかりの

生徒さんとお喋りさせて頂きました。





茶の稽古初めはどうしても型を学ぶ必要があります。

型を習得しないと茶を点てる事はできないので

とても大切なこと。


   



いつもしない動作だから

頭もかなり使うし、

何事も習い始めは疲れることでしょう

自分の初期の頃を思い出しがんばれー!って応援したくなります

 




でもね、型って実は表層的な部分に過ぎません。






背景にある見えない部分の方が

よほど大切な核であり広い面積を占めていると思うんです。

 




人と人との繋がりとか

おもてなしの心とか

礼の心とか



茶の代表的な言葉で言うならば




和敬清寂

わけいせいじゃく



和を持って

互いを敬い

清らかな心持ちで

何があっても動じずにいる





心の曇りを持ってたら、そこから逃げたくなるし目を背けた方が楽だけど

それと向き合ってどうにか清めようとする思いが、心の平和に繋がって

やがてはどっしりとしたその人らしい落ちつきとなる






そうすれば

どんな時も明日の為に前向きな姿勢を保てるんじゃないかな。

そういう人は、和も大切にできるし

人を敬う事もできるから、

その人の周りはきっと笑顔で満ちていると思いませんか?






恥ずかしくなる程の沢山の失敗をしながら

漸くそんなような事が分かるようになってきました。




今年の梅仕事には末っ子も加わりました





感覚だけで生きていると振り回されてしまうから、

欲望をコントロールできる豊かな心を培いたいです。





新たに入られた生徒さんが




『茶をしてみて分かったのが

”己”がいなくなるんです。

 


“己”とは日々の自分時間の事で、

その時間をすっかり忘れられる。

忘れる事で、その日同じ時を過ごす他の人と繋がれるんです。

 

(その方は)コーヒーは自分の為にいれるけど

茶は相手の為に点てていて

自分が飲めなくても別に不満はなくて

点て終わった時に

ふっと美味しい茶が点てられたか

お相手はその茶をどう思ったか

そんな事に幸せを感じました』




と、感想をくださいました。



 


茶を点てるだけに今この瞬間に集中するって

なかなか贅沢な時間の使い方だな、って改めて思いました。

前向きに生きようとする揺るぎない信念のようなものも底の方で加わって、随分と幸せな時間です🍵







 お読みいただき、ありがとうございます🤍

お茶のカケラが届きますように🌱

 




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