アイスクライミングの支点構築の方法

 

支点構築の方法は氷の状況等を見極めて行う必要がありますので実際に山行するリーダーの方・ガイドの方にアドバイスを受けることを強くおすすめします。

こちらは一般的な支点構築の方法についてのページです。

※固定分散・流動分散・クワッドアンカーシステム・アンカーチェーンなど

 

 

 

アイスクライミングの支点構築はアイススクリューを使用します。

 

 

 
 

 

アンカーチェーン・PASを使用した支点構築

 

 

 

一般的に多く知られている方法ではありませんが私個人的にはメトリウスのアンカーチェーンを使用しています。

 

メリット・・・長さ調整が楽なので素早く支点構築することが可能なので同行者を待たせる時間を少なくすることが出来る。。グローブをしたままでもやりやすい。結び目を作る必要がない(結び目を解く必要もない)。

 

デメリット・・・少しかさばる。

 

 

 

 

 

 
 
こちらはPASとスリングを併用した支点構築

 

 

メトリウスのPAS

 

 

 

 

マムート コンタクトスリング120cm

 

 

 

 

 

 

クワッドアンカーシステム

 

強度的にも人気のある支点構築の方法。

 

メリット・・・240cmスリングをするので汎用性が高い。

 

デメリット・・・締め込んでしまうとダイニーマ製のスリングの場合は結び目を解くのが困難。ケブラーも人気ですが結び目が解けやすい。

※ダイニーマ・ケブラー・ナイロン共に素材の特性を理解した上での使用をおすすめします。

 

 

マムート コンタクトスリング240cm

 

 

 

 

 

 

氷が薄くてアイススクリューが入らない場合

 

氷が薄くてアイススクリューが最後まで入らないということも多々あります。その場合はスクリューを他の場所に入れ直すか「ガースヒッチ」などで対応します。

 

 

 

 

 

V字スレッド(アバラコフ)

 

氷に穴をあけ細引きを通して支点構築をする方法 

※終了点や懸垂下降の支点など

 

 

 

 

 

 

氷柱スリング巻き

 

こちらは小氷柱にロープスリングを巻いて懸垂下降をした時の実例です。

※ロープスリングは6mm 長さ2mを使用

※この方法は非常に危険です。氷柱スリング巻きのみでは危険なため保険で下にアイススクリューを打ってあります。

 

 

 

 

立木で支点構築する方法

 

終了点に支点構築に適した氷が無いというケースも多くあるためスリング等で支点構築します。

 

 

 

 

ヨッホ アイスクライミング