「これからアイスクライミングを始めたいけど必要な装備が分からない・・・」という方は多いのではないでしょうか?

今回は私が使用している装備の写真などをUPさせて頂きますのでこれからアイスクライミングを始めようと検討されている方にとって少しでも有益な情報となれば幸いです。

※あくまでも私個人のおすすめですので正解ではありません。実際のご購入にはご一緒に山行するリーダーの方・ガイドさんなどのアドバイスを受けるとより確実だと思いますのであくまでも参考としてご覧ください。

※アイスクライミングは「雪山登山」と「クライミング」の両方の経験と道具が必要です。また、山行される際はベテランの経験者やガイドさんと同行されることを強くおすすめいたします。

 

 

ヨッホ アイスクライミング

 

 

【アイスクライミングに必要な個人装備】

アイスクライミングに必要な個人装備は「一般的な雪山登山装備」と「クライミング装備」の他にアイスクライミング用のアイゼンとアイスアックス2本が必要です。

 

【一般的な雪山登山装備】

雪山対応のアンダーウェア・インナーウェア・アウターウェア(ゴアテックス系のハードシェル)・グローブ・サングラス(またはゴーグル)

 

【クライミング装備】

ハーネス・セルフビレイコード(コネクトアジャスト・PAS等)・カラビナ・ヌンチャク・スリング・ヘルメット等

 

 

【アイスクライミング用アイゼン】

 

 

 

一般的な雪山登山のアイゼンはこのように前爪が平らなタイプ(平爪・横爪)が多いと思います。

※このタイプでも沢・ルンゼの傾斜の緩い氷瀑は登攀可能です。

 

 

アイスクライミング用アイゼンの場合は前爪が「縦爪」になっているものを使用します。

写真はモノポイント(1本爪)ですがデュアルポイント(2本爪)に変更したり長さを変えたりすることも可能。

※アイスクライミング用アイゼンの多くは付属品や別売品で前爪やパーツを交換出来るようになっています。

 

 

【アイスアックス】

アイスアックスは2本1組で使用します。デザイン・その他、好みが大きく出るところでもあります。ご一緒に山行する方と相談して購入することをおすすめします。

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ペツル「クォーク」

アイスクライミングだけでなくミックスルートや雪山登山まで応用範囲が広い。知名度・使用率共に高く人気のあるアイスアックス。※ハンマーとアッズの2種類あるので購入する場合は各1本が良いと思います。

 

 

 

 

 

 
ペツル「ノミック」

垂壁(ヴァーチカル)・ハングでの登りやすさを始め信頼度も高い人気のアイスアックス・ドライツーリングでも人気。

 
カシン(CAMP)の「Xドリームアルパイン」

垂壁(ヴァーチカル)・ハングでの登りやすさを始め信頼度も高い人気のアイスアックス・ドライツーリングでも人気。

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【ペツル キャリツールエボ】

ペツルの「キャリツールエボ」のようにアイスアックスやアイススクリューを取り付け出来るものが必要です。

懸垂下降の時には必携です。

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【リーシュコード】

アックスの落下防止のために専用のリーシュコードを使用した方が良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

【フィフィ】

リードクライミング での登攀中にアックステンションをかけて休む時などに重宝します。長さは実際に使いながら使いやすい長さに調整する必要があります。

 

 

 

 

 

【アイススクリュー】

アイススクリューは共同装備として位置付けされることが多いですが共同装備とは別で個人装備として数本は持っていた方が良いと個人的には思います。

(例)

 13cm・・・一般的な支点用として1本か2本

 21cm・・・V字スレッド(アバラコフ)の作成用として1本

 

 

 

 

【マルチフック】

V字スレッド(アバラコフ)を作成する時に使用するフック