アイスクライミング用アイゼンの選び方

 

 

 

 

【一般雪山用のアイゼンの場合】

一般雪山用アイゼンの場合は「平爪」の12本爪が主流。アイスクライミングでも傾斜の緩いルートでしたらこのタイプのアイゼンでも登攀は可能です。

 

 

【アイスクライミング用のアイゼンとは】

アイスクライミングでは「縦爪」でパーツ交換が可能なアイスクライミング 専用品を使用します。

 

 

アイスクライミング用のアイゼンは下記の写真のようなタイプのアイゼンを使用します。

一般雪山用と異なるのは基本的には下記の点です。

 ①縦爪

 ②爪の交換が可能

※爪は一本爪(モノポイント)と2本爪(デュアルポイント)があります。ペツルのリンクスなどは爪の付け替えが可能

 

 

 

人気のアイスクライミング用アイゼン

 

下記の写真はアイスクライミング用アイゼンとして人気の3つのアイゼンです。

特にペツルのダートは八ヶ岳エリアではかなりの確率で見かけるほど人気のアイゼンです。

 ①ペツル ダート

 ②ペツル リンクス

 ③グリベル G20プラス

左から「ペツル ダート」「ペツル リンクス」「グリベル G20プラス」

※「ペツル ダート」と「ペツル リンクス」は1本刃と2本刃を簡単に交換出来ます。

 

 

 

 

アイゼン購入前に登山靴の種類を確認

 

まずはアイゼンを購入する前に登山靴の種類を確認します。

 

 ①ワンタッチ式

 ②セミワンタッチ式

 ③ベルト式

 

①ワンタッチ式・・・前コバ(つま先)と後コバ(かかと)の両方にコバがある登山靴

 

②セミワンタッチ式・・・後コバ(かかと)のみの登山靴

 

③ベルト式・・・コバがない登山靴

 

 

 

 

 

 

 

ペツル ダート

 

メーカー・・・ペツル

製品名・・・ダート(DART)

アイゼンの種類・・・ワンタッチ式

※爪が減ってきたらフロントブロック(オレンジ色の部分)ごと新しく交換することが可能。その他のパーツもバラ売りしているので破損してもご自身で簡単に交換することが出来るのも人気の理由だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ペツル リンクス

メーカー・・・ペツル

製品名・・・リンクス(LYNX)

アイゼンの種類・・・ワンタッチ式、セミワンタッチ式、ベルト式

※パーツを交換することによってワンタッチ式、セミワンタッチ式、ベルト式に対応可能。フロントブロックを交換することによってダートと同じ仕様にすることが出来ます。その他のパーツもバラ売りしているので破損してもご自身で簡単に交換することが出来るのも人気の理由だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

グリベル G20プラス

メーカー・・・グリベル

製品名・・・G20プラス

アイゼンの種類・・・ワンタッチ式

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペツル リンクスは登山靴の種類を問わず装着可能

 

 
ワンタッチ式 ※付属品のフィルに交換することによってワンタッチ式アイゼン対応になります。

 

 

セミワンタッチ式 ※私が購入した時(開封時)はセミワンタッチ式の状態でした。

 

 

ベルト式 ※別売品を購入することによってコバの無い登山靴に取り付けることも可能となります。

 

 

 

 

ペツルのダートとリンクスは爪の本数を簡単に替えることが可能

 

ペツルの「ダート」と「リンクス」は爪の本数をモノポイント(1本)とデュアルポイント(2本)に簡単に交換することが可能です。

また、ポイント(爪)の長さを変えることも可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

クルコノギ製の爪も取付可能

 

こちらペツルのダートにドライツーリング向け(室内クライミングジム向け)の爪を取り付けた例です。
※Mさん、写真撮影のご協力ありがとうございます!